[本編] 雨宮 椿 編
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【雨宮】
「……」
雨宮は気まずそうにしている。
勝ち誇った顔の竹尾先生と、唇をかむ雨宮の顔をオレは交互に見た。
【亘】
(だから葛貫会長を犯人に仕立て上げて……)
ずっと会長のことを追っていたのは、雨宮のかく乱作戦だったのか。
いまさらにそんな思惑に気付かされる。
確かに……不自然に会長に責任を押し付けようとしていた。
【亘】
(もしかして、葛貫会長の机にあったaドロップも……)
【亘】
(雨宮が仕込んだものだったのか……!?)
そう考えると確かに説明がつく。
【竹尾】
「さすが、人間は汚いな」
【竹尾】
「この歳で汚れているなんてもうDNAが汚れているとしか思えない!」
【亘】
「竹尾先生……!?」
【竹尾】
「やはり動物の方が心も綺麗で優れている!」
竹尾先生は思いの丈を込めて叫んだ。
【雨宮】
「くっ……筋金入りの変態が……!」
【亘】
「どういうこと……!?」
【雨宮】
「……あいつが作ったんだよ、aドロップは」
【亘】
「そうなのか……!?」
【雨宮】
「理由を聞いたら驚く」
【亘】
「えっ……」
【竹尾】
「フフッ、私がaドロップをつくった高尚な理由を教えてやろうか!?」
【亘】
「高尚な理由……?」
【竹尾】
「aドロップは人間を動物化させるために作ったのだ」
【竹尾】
「研究の副産物として出来上がった中途半端なシロモノだが」
【竹尾】
「aドロップの成功を見れば、人間を獣にすることももう私にはたやすい!」
【亘】
「人間を獣にって……」
【亘】
「竹尾先生だって人間じゃないですか!」
【亘】
「どうしてそんなものを……」
【竹尾】
「……私の前職を知っているか?」
【亘】
「いえ……」
【竹尾】
「私がaドロップを開発できたのは、前職……研究者としての実績があったからだ」
【亘】
「そうだったんですか……!」
【亘】
「でもじゃあなんで、学校の先生に……?」
【竹尾】
「そう……私は元来人嫌いで神経質……学校の教員になど向いている人間ではない」
【竹尾】
「だが……同僚の研究者の逆恨み……それもその原因はただの嫉妬!」
【竹尾】
「そのせいで論文を盗まれたあげく盗作の濡れ衣を着せられて研究室を追い出されたのだ!」
【亘】
「先生にそんな過去が……!?」
【竹尾】
「それで私は考えた。人間など滅びるべきだ」
【竹尾】
「世の人類は全て動物……獣に進化するべきだと」
【亘】
「そんな……!」
【竹尾】
「私はまず学園を実験の舞台にし生徒アニマル化を打ち立てた!」
【亘】
「なに言って……!?」
【雨宮】
「言っただろう、こいつは想像以上にヤバいぞ」
【雨宮】
「多分、思考が憎悪で支配されてまともな考えができなくなってる」
【雨宮】
「マッドサイエンティストってこいつみたいな奴を言うんだろうね」
【亘】
(竹尾先生がそんなことを考えていたなんて……!)
確かに、自分の計画を話す先生の目は瞳孔が開ききっているようにも見えた。
【竹尾】
「しかし私もそのときはただの人だった」
【竹尾】
「研究室もなければ研究資金もない」
【竹尾】
「だったらこの無駄に金持ちのこの学園で教員として勤め」
【竹尾】
「研究設備を手に入れ、足りない資金をまかなうのと実験を兼ねて」
【竹尾】
「生徒にaドロップを売っていたというわけだ」
【竹尾】
「優秀な生徒が集まっていると聞いたが、闇ルートでの販売も案外うまく行った」
【竹尾】
「エリート学校の生徒も、結局は金で何でも解決しようとするクズばかりだったからな!」
【亘】
「なっ……!」
【竹尾】
「陰で私のことを暗いだの怖いだのと馬鹿にするくせに」
【竹尾】
「aドロップのこととなれば見えないしっぽを振ってすり寄ってくる」
【竹尾】
「実に愚かで滑稽だった!」
【亘】
「竹尾先生……」
【亘】
「なんでそんな……アニマルって……」
【亘】
「そんなものに手を出さなくたって、方法はいろいろ……」
【雨宮】
「いろいろ?」
オレの言葉に引っかかったのは、雨宮の方だった。
【亘】
「雨宮……?」
【雨宮】
「お前のような人間にはわからないんだよ!」
雨宮が吐き捨てるように声を荒げる。
【亘】
「えっ」
【雨宮】
「僕はずっと身体が弱いことが嫌だった」
【亘】
「雨宮……」
【雨宮】
「みじめなんだ、すごく。君みたいな人間にはわからないだろうけど!」
「……」
雨宮は気まずそうにしている。
勝ち誇った顔の竹尾先生と、唇をかむ雨宮の顔をオレは交互に見た。
【亘】
(だから葛貫会長を犯人に仕立て上げて……)
ずっと会長のことを追っていたのは、雨宮のかく乱作戦だったのか。
いまさらにそんな思惑に気付かされる。
確かに……不自然に会長に責任を押し付けようとしていた。
【亘】
(もしかして、葛貫会長の机にあったaドロップも……)
【亘】
(雨宮が仕込んだものだったのか……!?)
そう考えると確かに説明がつく。
【竹尾】
「さすが、人間は汚いな」
【竹尾】
「この歳で汚れているなんてもうDNAが汚れているとしか思えない!」
【亘】
「竹尾先生……!?」
【竹尾】
「やはり動物の方が心も綺麗で優れている!」
竹尾先生は思いの丈を込めて叫んだ。
【雨宮】
「くっ……筋金入りの変態が……!」
【亘】
「どういうこと……!?」
【雨宮】
「……あいつが作ったんだよ、aドロップは」
【亘】
「そうなのか……!?」
【雨宮】
「理由を聞いたら驚く」
【亘】
「えっ……」
【竹尾】
「フフッ、私がaドロップをつくった高尚な理由を教えてやろうか!?」
【亘】
「高尚な理由……?」
【竹尾】
「aドロップは人間を動物化させるために作ったのだ」
【竹尾】
「研究の副産物として出来上がった中途半端なシロモノだが」
【竹尾】
「aドロップの成功を見れば、人間を獣にすることももう私にはたやすい!」
【亘】
「人間を獣にって……」
【亘】
「竹尾先生だって人間じゃないですか!」
【亘】
「どうしてそんなものを……」
【竹尾】
「……私の前職を知っているか?」
【亘】
「いえ……」
【竹尾】
「私がaドロップを開発できたのは、前職……研究者としての実績があったからだ」
【亘】
「そうだったんですか……!」
【亘】
「でもじゃあなんで、学校の先生に……?」
【竹尾】
「そう……私は元来人嫌いで神経質……学校の教員になど向いている人間ではない」
【竹尾】
「だが……同僚の研究者の逆恨み……それもその原因はただの嫉妬!」
【竹尾】
「そのせいで論文を盗まれたあげく盗作の濡れ衣を着せられて研究室を追い出されたのだ!」
【亘】
「先生にそんな過去が……!?」
【竹尾】
「それで私は考えた。人間など滅びるべきだ」
【竹尾】
「世の人類は全て動物……獣に進化するべきだと」
【亘】
「そんな……!」
【竹尾】
「私はまず学園を実験の舞台にし生徒アニマル化を打ち立てた!」
【亘】
「なに言って……!?」
【雨宮】
「言っただろう、こいつは想像以上にヤバいぞ」
【雨宮】
「多分、思考が憎悪で支配されてまともな考えができなくなってる」
【雨宮】
「マッドサイエンティストってこいつみたいな奴を言うんだろうね」
【亘】
(竹尾先生がそんなことを考えていたなんて……!)
確かに、自分の計画を話す先生の目は瞳孔が開ききっているようにも見えた。
【竹尾】
「しかし私もそのときはただの人だった」
【竹尾】
「研究室もなければ研究資金もない」
【竹尾】
「だったらこの無駄に金持ちのこの学園で教員として勤め」
【竹尾】
「研究設備を手に入れ、足りない資金をまかなうのと実験を兼ねて」
【竹尾】
「生徒にaドロップを売っていたというわけだ」
【竹尾】
「優秀な生徒が集まっていると聞いたが、闇ルートでの販売も案外うまく行った」
【竹尾】
「エリート学校の生徒も、結局は金で何でも解決しようとするクズばかりだったからな!」
【亘】
「なっ……!」
【竹尾】
「陰で私のことを暗いだの怖いだのと馬鹿にするくせに」
【竹尾】
「aドロップのこととなれば見えないしっぽを振ってすり寄ってくる」
【竹尾】
「実に愚かで滑稽だった!」
【亘】
「竹尾先生……」
【亘】
「なんでそんな……アニマルって……」
【亘】
「そんなものに手を出さなくたって、方法はいろいろ……」
【雨宮】
「いろいろ?」
オレの言葉に引っかかったのは、雨宮の方だった。
【亘】
「雨宮……?」
【雨宮】
「お前のような人間にはわからないんだよ!」
雨宮が吐き捨てるように声を荒げる。
【亘】
「えっ」
【雨宮】
「僕はずっと身体が弱いことが嫌だった」
【亘】
「雨宮……」
【雨宮】
「みじめなんだ、すごく。君みたいな人間にはわからないだろうけど!」
