[本編] 雨宮 椿 編
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【竹尾】
「……まだいたのか」
【葛貫】
「先に帰りなさいと言ったでしょう!」
【亘】
「そんなこと言われたって!」
【雨宮】
「……あんたがこうなってるって知るすべがなかったんだから、仕方ないだろ」
敬語の抜けた雨宮も……かなり驚いているみたいだ。
葛貫会長から話を聞いたときは、イマイチ実感がわかなかったけれど……
こうやって目の前の竹尾先生を見ると、犯人だったんだと実感が沸いてくる。
【亘】
(本当に……竹尾先生だったんて……)
【亘】
(信じたくなかった……)
【竹尾】
「面白い面子だな。菊崎に、……フフッ、雨宮か」
【雨宮】
「くっ……」
竹尾先生はオレ達を一瞥すると鼻で笑った。
【亘】
(……オレたちを馬鹿にしたいのか?)
―それとも、見つかっても余裕があるということは何かあるのか。
【葛貫】
「通信機が壊されてしまって連絡できなかったんです……」
そんなものまで仕込んでいたらしい。
しかしこうなっては意味もない。
会長も苦笑するのみだ。
【葛貫】
「彼らに手を出すのだけはやめてください、竹尾先生」
【竹尾】
「……」
【葛貫】
「私だけいれば十分でしょう!? 私を脅せば、学園も脅せるんですよ?」
【竹尾】
「……そんなものに興味はない」
【葛貫】
「……あなたって人は……!」
会長の表情に怒りが浮かぶ。
竹尾先生が一歩一歩、オレたちに近寄ってきた。
【亘】
「先生……本当に……!?」
【雨宮】
「なんでこんなことにっ……」
葛貫会長を人質にとられているため、下手なことはできない。
オレたちは少しずつ後ずさることしかできなかった。
【亘】
(どうすれば……!)
【葛貫】
「亘くん、椿ちゃんっ!」
【竹尾】
「っ……!」
先生が離れたことでわずかに自由になった葛貫会長が、竹尾先生に体当たりする。
【竹尾】
「……何をやっているんだ」
【葛貫】
「ふたりに手は出さないと言ってください!」
【竹尾】
「その約束はできない」
【葛貫】
「なっ……ぅぐっ!」
【亘】
「会長!」
【雨宮】
「……!」
葛貫会長は先生に鳩尾を殴られて気絶してしまった。
【葛貫】
「……」
【亘】
「会長!」
【雨宮】
「竹尾先生……!」
【竹尾】
「うるさいのがようやく黙ったな」
そう言って先生はドアに歩み寄り、鍵をかける。
【雨宮】
「鍵……!」
【亘】
「閉じ込められたっ……」
【竹尾】
「さて、お楽しみはこれからだな」
【竹尾】
「雨宮もいることだしな」
【雨宮】
「くっ……」
【亘】
(えっ……なんで先生はそんな言い方を……?)
【竹尾】
「また欲しくなったのか? この甘い飴が」
【雨宮】
「竹尾っ……」
【亘】
「……!」
【亘】
(どういうことだっ……)
【雨宮】
「……」
じっと雨宮を見ていると、何時の間にか竹尾先生が背後に回っていた―。
【竹尾】
「……所詮、子どもだな」
【亘】
「竹尾先せ……なっ!?」
オレはあっという間に腕を取られて、後ろでくくられてしまう。
雨宮も同じ体勢にさせられて、床に転がされてしまった。
【竹尾】
「……しかし、まさか菊崎とはな」
【亘】
「どういう、意味ですかっ……」
【竹尾】
「雨宮が言っていた、aドロップを調査しているヤツがいると言っていたが」
【亘】
「なっ……どうして雨宮と……」
【竹尾】
「あぁそうか、雨宮はお前たちに嘘の協力をしていたんだったな」
【雨宮】
「ぐっ……」
【亘】
「嘘の協力って、どういう……!?」
【竹尾】
「教えてやろう。aドロップを学園内に流通させていたのは私だ」
【竹尾】
「本来だったら顔は見せずに販売していたんだが……」
【竹尾】
「雨宮は私とは別のところでaドロップを知り、オレに売ってくれとやってきた」
【竹尾】
「なんで入学したての一年がこんなものを知っているのかと問い詰めれば」
【竹尾】
「aドロップを調査しているやつに舐めさせられたという」
【亘】
(アラさんにもらった最初の一粒のことを言っているのか……)
【亘】
(ってことは、あれ以来雨宮はaドロップを竹尾先生から買っていた……!?)
【亘】
(じゃあ拾ったっていうのはやっぱり……!)
【竹尾】
「おかげで早いうちから対策が打てて良かったけどな」
【竹尾】
「まあ私が密売人だと気付かれたのは少々詰めが甘かった」
【竹尾】
「捜査をかく乱してやるから代わりにaドロップを寄越せだなんて」
【竹尾】
「しょうもない取引まで持ちかけてくるしな」
【亘】
「取引……」
一体、雨宮は何を考えてるんだ!?オレは、混乱し過ぎて酷く頭が痛くなった───
「……まだいたのか」
【葛貫】
「先に帰りなさいと言ったでしょう!」
【亘】
「そんなこと言われたって!」
【雨宮】
「……あんたがこうなってるって知るすべがなかったんだから、仕方ないだろ」
敬語の抜けた雨宮も……かなり驚いているみたいだ。
葛貫会長から話を聞いたときは、イマイチ実感がわかなかったけれど……
こうやって目の前の竹尾先生を見ると、犯人だったんだと実感が沸いてくる。
【亘】
(本当に……竹尾先生だったんて……)
【亘】
(信じたくなかった……)
【竹尾】
「面白い面子だな。菊崎に、……フフッ、雨宮か」
【雨宮】
「くっ……」
竹尾先生はオレ達を一瞥すると鼻で笑った。
【亘】
(……オレたちを馬鹿にしたいのか?)
―それとも、見つかっても余裕があるということは何かあるのか。
【葛貫】
「通信機が壊されてしまって連絡できなかったんです……」
そんなものまで仕込んでいたらしい。
しかしこうなっては意味もない。
会長も苦笑するのみだ。
【葛貫】
「彼らに手を出すのだけはやめてください、竹尾先生」
【竹尾】
「……」
【葛貫】
「私だけいれば十分でしょう!? 私を脅せば、学園も脅せるんですよ?」
【竹尾】
「……そんなものに興味はない」
【葛貫】
「……あなたって人は……!」
会長の表情に怒りが浮かぶ。
竹尾先生が一歩一歩、オレたちに近寄ってきた。
【亘】
「先生……本当に……!?」
【雨宮】
「なんでこんなことにっ……」
葛貫会長を人質にとられているため、下手なことはできない。
オレたちは少しずつ後ずさることしかできなかった。
【亘】
(どうすれば……!)
【葛貫】
「亘くん、椿ちゃんっ!」
【竹尾】
「っ……!」
先生が離れたことでわずかに自由になった葛貫会長が、竹尾先生に体当たりする。
【竹尾】
「……何をやっているんだ」
【葛貫】
「ふたりに手は出さないと言ってください!」
【竹尾】
「その約束はできない」
【葛貫】
「なっ……ぅぐっ!」
【亘】
「会長!」
【雨宮】
「……!」
葛貫会長は先生に鳩尾を殴られて気絶してしまった。
【葛貫】
「……」
【亘】
「会長!」
【雨宮】
「竹尾先生……!」
【竹尾】
「うるさいのがようやく黙ったな」
そう言って先生はドアに歩み寄り、鍵をかける。
【雨宮】
「鍵……!」
【亘】
「閉じ込められたっ……」
【竹尾】
「さて、お楽しみはこれからだな」
【竹尾】
「雨宮もいることだしな」
【雨宮】
「くっ……」
【亘】
(えっ……なんで先生はそんな言い方を……?)
【竹尾】
「また欲しくなったのか? この甘い飴が」
【雨宮】
「竹尾っ……」
【亘】
「……!」
【亘】
(どういうことだっ……)
【雨宮】
「……」
じっと雨宮を見ていると、何時の間にか竹尾先生が背後に回っていた―。
【竹尾】
「……所詮、子どもだな」
【亘】
「竹尾先せ……なっ!?」
オレはあっという間に腕を取られて、後ろでくくられてしまう。
雨宮も同じ体勢にさせられて、床に転がされてしまった。
【竹尾】
「……しかし、まさか菊崎とはな」
【亘】
「どういう、意味ですかっ……」
【竹尾】
「雨宮が言っていた、aドロップを調査しているヤツがいると言っていたが」
【亘】
「なっ……どうして雨宮と……」
【竹尾】
「あぁそうか、雨宮はお前たちに嘘の協力をしていたんだったな」
【雨宮】
「ぐっ……」
【亘】
「嘘の協力って、どういう……!?」
【竹尾】
「教えてやろう。aドロップを学園内に流通させていたのは私だ」
【竹尾】
「本来だったら顔は見せずに販売していたんだが……」
【竹尾】
「雨宮は私とは別のところでaドロップを知り、オレに売ってくれとやってきた」
【竹尾】
「なんで入学したての一年がこんなものを知っているのかと問い詰めれば」
【竹尾】
「aドロップを調査しているやつに舐めさせられたという」
【亘】
(アラさんにもらった最初の一粒のことを言っているのか……)
【亘】
(ってことは、あれ以来雨宮はaドロップを竹尾先生から買っていた……!?)
【亘】
(じゃあ拾ったっていうのはやっぱり……!)
【竹尾】
「おかげで早いうちから対策が打てて良かったけどな」
【竹尾】
「まあ私が密売人だと気付かれたのは少々詰めが甘かった」
【竹尾】
「捜査をかく乱してやるから代わりにaドロップを寄越せだなんて」
【竹尾】
「しょうもない取引まで持ちかけてくるしな」
【亘】
「取引……」
一体、雨宮は何を考えてるんだ!?オレは、混乱し過ぎて酷く頭が痛くなった───
