[本編] 雨宮 椿 編
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【葛貫】
「わかったんですよ、ついに」
【葛貫】
「aドロップを密売している犯人が……」
【雨宮】
「……」
【亘】
「犯人が……?」
目を逸らす雨宮。
自信を持っている葛貫会長の顔を見ようとしない。
【亘】
「誰なんですか!?」
【葛貫】
「教室の使用許可の履歴や、素行調査を行った結果……」
【雨宮】
「……」
【亘】
「結果……」
【葛貫】
「君たちの担任である、竹尾先生が怪しいという結論に辿り着きました」
【亘】
「えぇっ!?」
【雨宮】
「……!」
【亘】
(あの真面目を絵に描いたような竹尾先生が、aドロップの密売……!?)
【雨宮】
「そんなの嘘に決まってますよ」
【雨宮】
「あんなに規則にうるさい堅物ですよ、竹尾先生という人は」
【雨宮】
「あの人が……密売なんかするはずありません」
【亘】
「そうですよ!」
とは言ったものの……
【亘】
(でも……考えてみると一理あるかも……)
竹尾先生は生徒会の顧問だから、生徒会とのつながりでオレたちの行動をある程度読むことができる。
それだけじゃない。
学校全体の管理をしている生徒会に携わっていたからこそ、得られる情報がたくさんあったはずだ。
【亘】
(そういえば何かと利用者の周りに竹尾先生がいた気もする……)
【亘】
(案外そうなのかも……!?)
考えていくと、辻褄が合っていき確信が持てた。
【亘】
「葛貫会長」
【葛貫】
「はい」
【亘】
「真犯人じゃなくても竹尾先生を調べてみる価値はあると思います」
【亘】
「調査……しましょう」
【雨宮】
「っ……」
【葛貫】
「そうですね、私も亘くんの考えに賛成です」
こうしてオレたちは……竹尾先生を調査することになった―――。
―――それから、会長たちと深夜の校舎に張り込みを始めて数日のことだった。
【雨宮】
「……なんでこんなこと……」
【亘】
「あっ!」
深夜、校舎の中に入って行く竹尾先生を目撃する。
【葛貫】
「……追いましょう」
オレたちは竹尾先生の後を追う。
―――すると、竹尾先生は実験室に入って行った。
【葛貫】
「私が先に入って話をします」
【葛貫】
「君たちは退路を確保してください」
【葛貫】
「私が帰ってこなかったときや危なそうな時は逃げてくださいね」
葛貫会長はそう言ってひとりで実験室に入って行った―――。
【亘】
「どうしよう、会長ひとりで、もし何かあったら……!」
わたわたしているオレに対し、雨宮は妙に冷静だった。
【雨宮】
「ひとりで行くって決めたのは会長なんですから放っておきましょう」
【雨宮】
「……好きにやらせておけばいいんです」
言う言葉は投げやりで、呆れ気味だ。
……けれど、少し表情は緊張していた。
【亘】
(雨宮……?)
オレは雨宮とふたりで、会長が戻ってくるのを待っていた。
……待っていた、が。
【雨宮】
「……遅いですね」
【亘】
「いくらなんでも遅すぎる!」
時計がないから正確な時間はわからないが、会長が実験室に入ってもうだいぶ時間が過ぎている。
【雨宮】
「……」
【亘】
「オレ、やっぱり心配だよ」
【亘】
「会長のこと、このまま放っておけないし……」
【亘】
「一旦中に入ってみた方が……」
そう考えていた、そのときだった。
【葛貫】
「やめっ……何を!」
【亘】
「……!」
【雨宮】
「……!」
会長のただならぬ声が廊下に響いてきた。
【亘】
「これはっ……!」
【雨宮】
「まずい……かもですね」
【亘】
「中に!」
【雨宮】
「待って!」
オレは雨宮の制止も聞かず、実験室のドアを開けた―――!
【雨宮】
「……!」
【亘】
「なっ……!?」
実験室には竹尾先生の姿と
……人質にとられている会長の姿があった。
【雨宮】
「まさか……!」
【亘】
「会長!」
【葛貫】
「君たち!」
葛貫会長は、竹尾先生の手によって後ろから羽交い絞めにされている。
竹尾先生は煩わしそうに言った。
「わかったんですよ、ついに」
【葛貫】
「aドロップを密売している犯人が……」
【雨宮】
「……」
【亘】
「犯人が……?」
目を逸らす雨宮。
自信を持っている葛貫会長の顔を見ようとしない。
【亘】
「誰なんですか!?」
【葛貫】
「教室の使用許可の履歴や、素行調査を行った結果……」
【雨宮】
「……」
【亘】
「結果……」
【葛貫】
「君たちの担任である、竹尾先生が怪しいという結論に辿り着きました」
【亘】
「えぇっ!?」
【雨宮】
「……!」
【亘】
(あの真面目を絵に描いたような竹尾先生が、aドロップの密売……!?)
【雨宮】
「そんなの嘘に決まってますよ」
【雨宮】
「あんなに規則にうるさい堅物ですよ、竹尾先生という人は」
【雨宮】
「あの人が……密売なんかするはずありません」
【亘】
「そうですよ!」
とは言ったものの……
【亘】
(でも……考えてみると一理あるかも……)
竹尾先生は生徒会の顧問だから、生徒会とのつながりでオレたちの行動をある程度読むことができる。
それだけじゃない。
学校全体の管理をしている生徒会に携わっていたからこそ、得られる情報がたくさんあったはずだ。
【亘】
(そういえば何かと利用者の周りに竹尾先生がいた気もする……)
【亘】
(案外そうなのかも……!?)
考えていくと、辻褄が合っていき確信が持てた。
【亘】
「葛貫会長」
【葛貫】
「はい」
【亘】
「真犯人じゃなくても竹尾先生を調べてみる価値はあると思います」
【亘】
「調査……しましょう」
【雨宮】
「っ……」
【葛貫】
「そうですね、私も亘くんの考えに賛成です」
こうしてオレたちは……竹尾先生を調査することになった―――。
―――それから、会長たちと深夜の校舎に張り込みを始めて数日のことだった。
【雨宮】
「……なんでこんなこと……」
【亘】
「あっ!」
深夜、校舎の中に入って行く竹尾先生を目撃する。
【葛貫】
「……追いましょう」
オレたちは竹尾先生の後を追う。
―――すると、竹尾先生は実験室に入って行った。
【葛貫】
「私が先に入って話をします」
【葛貫】
「君たちは退路を確保してください」
【葛貫】
「私が帰ってこなかったときや危なそうな時は逃げてくださいね」
葛貫会長はそう言ってひとりで実験室に入って行った―――。
【亘】
「どうしよう、会長ひとりで、もし何かあったら……!」
わたわたしているオレに対し、雨宮は妙に冷静だった。
【雨宮】
「ひとりで行くって決めたのは会長なんですから放っておきましょう」
【雨宮】
「……好きにやらせておけばいいんです」
言う言葉は投げやりで、呆れ気味だ。
……けれど、少し表情は緊張していた。
【亘】
(雨宮……?)
オレは雨宮とふたりで、会長が戻ってくるのを待っていた。
……待っていた、が。
【雨宮】
「……遅いですね」
【亘】
「いくらなんでも遅すぎる!」
時計がないから正確な時間はわからないが、会長が実験室に入ってもうだいぶ時間が過ぎている。
【雨宮】
「……」
【亘】
「オレ、やっぱり心配だよ」
【亘】
「会長のこと、このまま放っておけないし……」
【亘】
「一旦中に入ってみた方が……」
そう考えていた、そのときだった。
【葛貫】
「やめっ……何を!」
【亘】
「……!」
【雨宮】
「……!」
会長のただならぬ声が廊下に響いてきた。
【亘】
「これはっ……!」
【雨宮】
「まずい……かもですね」
【亘】
「中に!」
【雨宮】
「待って!」
オレは雨宮の制止も聞かず、実験室のドアを開けた―――!
【雨宮】
「……!」
【亘】
「なっ……!?」
実験室には竹尾先生の姿と
……人質にとられている会長の姿があった。
【雨宮】
「まさか……!」
【亘】
「会長!」
【葛貫】
「君たち!」
葛貫会長は、竹尾先生の手によって後ろから羽交い絞めにされている。
竹尾先生は煩わしそうに言った。
