[本編] 雨宮 椿 編
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【雨宮】
「菊崎くん……?」
オレは詰問する雨宮を止める。
【亘】
「会長は……これがaドロップだってことは知っているんですよね?」
【葛貫】
「はい……」
【亘】
「……これがどんなものかも?」
【葛貫】
「もちろん知っています」
【亘】
「これが……葛貫会長の机の上に、大量に置いてありました」
【葛貫】
「はい……って、えぇ!?」
会長がいつも以上に素っ頓狂な声を上げる。
【葛貫】
「私はaドロップなんて持っていませんよ!?」
【雨宮】
「でも、会長の机の上にあったんです」
【雨宮】
「aドロップがたくさん入った小箱が……」
【葛貫】
「小箱……?」
【葛貫】
「私は小箱なんて机の上に置いていませんよ……?」
【亘】
「えっ……」
【葛貫】
「そのaドロップも、aドロップの入っていた箱も、私のものではありません」
【亘】
「えぇっ!?」
想定していなかった返事で、オレはそれ以外何も言えなくなってしまう。
【亘】
「じゃあ……会長はaドロップの密売人じゃ、ないんですか?」
満を持して尋ねると、会長は首を縦に振った。
【葛貫】
「私は密売なんかしていません」
【雨宮】
「じゃ、じゃあなんでaドロップのことを知ってたんですか!」
慌てた様子の雨宮が会長を問い詰める。
【葛貫】
「私も探しているんです。そのような危険な飴を、学園内に流通させた人物を」
【亘】
「会長も……!?」
【葛貫】
「だからaドロップも形状は知っていました。でも、口にしたことなどありません」
【葛貫】
「ましてや我が愛する生徒に流すなど……ありえません!」
【葛貫】
「そもそもaドロップも持っていませんしね」
【亘】
「なあんだ……」
【葛貫】
「私もaドロップが少し前から学園内で流行し、裏ルートで売買されていることは知っていました」
【葛貫】
「ですので個人で犯人探しをしていたまでです」
【亘】
「そうだったんですか……」
少しホッとする。
【亘】
(会長は悪い人じゃなかったんだ……)
【亘】
(でも犯人を見つけたと思ったのに違ったっていうのはちょっと凹むなぁ……)
そう思いながら雨宮の顔を見る。
【雨宮】
「っ……」
雨宮の表情はかげっていた。
それを見たら声をかけてしまった。
【亘】
「落ち込んでるのか?」
【雨宮】
「別に悪くありません」
【雨宮】
「っ、どうもありませんよ」
【雨宮】
「ハッ、そんなわけありません」
すると、会長が口を開く。
【葛貫】
「傷つきますねぇ、その表情」
【雨宮】
「……何ですか?」
【葛貫】
「椿ちゃんは私を疑っていたんですか?」
【雨宮】
「……そんなの、疑うに決まってるでしょう」
【葛貫】
「心の底からがっかりしたような顔をしないでください、椿ちゃん」
【葛貫】
「私がそんな悪事に手を染めるわけがないじゃないですか」
【葛貫】
「こんな、良心のかたまりのような人間ですよ?」
【雨宮】
「それ……自分で言いますか?」
【葛貫】
「良い人であることには自信があるもので」
【雨宮】
「……ふうん」
そう言ったきり、雨宮は黙り込んでしまった。
【亘】
「……でも、これで密売人探しは振り出しに戻っちゃったよ」
【亘】
「葛貫会長は何か手がかりとかあるんですか?」
【葛貫】
「いえ……aドロップを使用している生徒には何人か接触できたのですが」
【葛貫】
「皆aドロップを買えなくなっては困るからと口を割ってくれないのです」
【亘】
「そんなに中毒性の高い飴なんですね……」
【葛貫】
「身体・頭脳共に能力がアップするだけでなく、……その」
【亘】
「その?」
会長が言いづらそうに口ごもる。
【雨宮】
「……本能が動物並になるから、でしょう?」
【葛貫】
「そうです……その部分の中毒性が高いみたいで」
【亘】
「そうなんですか?」
【雨宮】
「菊崎くんも見たでしょう? 裏庭の草むらでまで盛っている生徒が出る始末ですよ」
【亘】
「あっ……!」
【雨宮】
「動物並にそういうことができたら……それは気持ちいいでしょう」
【葛貫】
「そうなんです……厄介なことに」
【亘】
「そっか……」
【葛貫】
「それ以上に許せないのはケモミミを乱用していることですけどね!」
「菊崎くん……?」
オレは詰問する雨宮を止める。
【亘】
「会長は……これがaドロップだってことは知っているんですよね?」
【葛貫】
「はい……」
【亘】
「……これがどんなものかも?」
【葛貫】
「もちろん知っています」
【亘】
「これが……葛貫会長の机の上に、大量に置いてありました」
【葛貫】
「はい……って、えぇ!?」
会長がいつも以上に素っ頓狂な声を上げる。
【葛貫】
「私はaドロップなんて持っていませんよ!?」
【雨宮】
「でも、会長の机の上にあったんです」
【雨宮】
「aドロップがたくさん入った小箱が……」
【葛貫】
「小箱……?」
【葛貫】
「私は小箱なんて机の上に置いていませんよ……?」
【亘】
「えっ……」
【葛貫】
「そのaドロップも、aドロップの入っていた箱も、私のものではありません」
【亘】
「えぇっ!?」
想定していなかった返事で、オレはそれ以外何も言えなくなってしまう。
【亘】
「じゃあ……会長はaドロップの密売人じゃ、ないんですか?」
満を持して尋ねると、会長は首を縦に振った。
【葛貫】
「私は密売なんかしていません」
【雨宮】
「じゃ、じゃあなんでaドロップのことを知ってたんですか!」
慌てた様子の雨宮が会長を問い詰める。
【葛貫】
「私も探しているんです。そのような危険な飴を、学園内に流通させた人物を」
【亘】
「会長も……!?」
【葛貫】
「だからaドロップも形状は知っていました。でも、口にしたことなどありません」
【葛貫】
「ましてや我が愛する生徒に流すなど……ありえません!」
【葛貫】
「そもそもaドロップも持っていませんしね」
【亘】
「なあんだ……」
【葛貫】
「私もaドロップが少し前から学園内で流行し、裏ルートで売買されていることは知っていました」
【葛貫】
「ですので個人で犯人探しをしていたまでです」
【亘】
「そうだったんですか……」
少しホッとする。
【亘】
(会長は悪い人じゃなかったんだ……)
【亘】
(でも犯人を見つけたと思ったのに違ったっていうのはちょっと凹むなぁ……)
そう思いながら雨宮の顔を見る。
【雨宮】
「っ……」
雨宮の表情はかげっていた。
それを見たら声をかけてしまった。
【亘】
「落ち込んでるのか?」
【雨宮】
「別に悪くありません」
【雨宮】
「っ、どうもありませんよ」
【雨宮】
「ハッ、そんなわけありません」
すると、会長が口を開く。
【葛貫】
「傷つきますねぇ、その表情」
【雨宮】
「……何ですか?」
【葛貫】
「椿ちゃんは私を疑っていたんですか?」
【雨宮】
「……そんなの、疑うに決まってるでしょう」
【葛貫】
「心の底からがっかりしたような顔をしないでください、椿ちゃん」
【葛貫】
「私がそんな悪事に手を染めるわけがないじゃないですか」
【葛貫】
「こんな、良心のかたまりのような人間ですよ?」
【雨宮】
「それ……自分で言いますか?」
【葛貫】
「良い人であることには自信があるもので」
【雨宮】
「……ふうん」
そう言ったきり、雨宮は黙り込んでしまった。
【亘】
「……でも、これで密売人探しは振り出しに戻っちゃったよ」
【亘】
「葛貫会長は何か手がかりとかあるんですか?」
【葛貫】
「いえ……aドロップを使用している生徒には何人か接触できたのですが」
【葛貫】
「皆aドロップを買えなくなっては困るからと口を割ってくれないのです」
【亘】
「そんなに中毒性の高い飴なんですね……」
【葛貫】
「身体・頭脳共に能力がアップするだけでなく、……その」
【亘】
「その?」
会長が言いづらそうに口ごもる。
【雨宮】
「……本能が動物並になるから、でしょう?」
【葛貫】
「そうです……その部分の中毒性が高いみたいで」
【亘】
「そうなんですか?」
【雨宮】
「菊崎くんも見たでしょう? 裏庭の草むらでまで盛っている生徒が出る始末ですよ」
【亘】
「あっ……!」
【雨宮】
「動物並にそういうことができたら……それは気持ちいいでしょう」
【葛貫】
「そうなんです……厄介なことに」
【亘】
「そっか……」
【葛貫】
「それ以上に許せないのはケモミミを乱用していることですけどね!」
