[本編] 雨宮 椿 編
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【亘】
「どうして葛貫会長の机にaドロップが……!?」
【亘】
「しかもこんなにたくさんあるって……どういうことだよっ……!?」
オレたちは生徒会室で“まさか”のものを見つけてしまい、驚いていた―――。
【雨宮】
「……物的証拠、でしょうね」
【雨宮】
「それにしてもこんなところに置いておくなんて、ずいぶん油断していますね」
【雨宮】
「……“aドロップ”……」
雨宮が飴を持ち上げて言った。
それはまごうことなき……アラさんにもらったのと同じ、aドロップだ。
【亘】
「なんで……どうしてこれが、ここに、こんなに……」
疑いたくはない。
けれど……導き出される結論はひとつ。
【雨宮】
「会長なんじゃないですか? aドロップの密売人」
【亘】
「で、でもっ……!」
【雨宮】
「よく考えてみてください。会長が犯人なら納得いくことも多くありませんか?」
【亘】
「納得いくことってなんだよっ……」
オレは信じたくなくて雨宮に反論してしまう。
確かに会長はめちゃくちゃな人だけど……
こんなものを密売しているような人じゃないと思いたかった。
【雨宮】
「例えば合宿所に無理やり連れて行かれたこととか」
【亘】
「でもそれはっ……」
【雨宮】
「あと体育祭ではaドロップユーザーにすれ違いましたけど」
【雨宮】
「文化祭ではすれ違いませんでしたよね?」
雨宮は珍しく饒舌に続ける。
……こんなによくしゃべる雨宮は初めて見たかもしれない。
【雨宮】
「体育祭では密売する暇があったけれど、文化祭ではなかった」
【雨宮】
「しかも体育祭の放課後、僕たちは生徒会長とも校舎内で会っている」
【雨宮】
「文化祭は生徒会主催の劇に奔走していたことを考えるとつじつまが合いませんか?」
【亘】
「でもそれはっ……文化祭期間に忙しいヤツなんてほかにいくらでもいただろ?」
【雨宮】
「でも……会長の机にはaドロップがあるんですよ?」
【亘】
「っ……」
雨宮にそう言われて……オレはもう、何も言えなくなってしまった。
【亘】
(そう考えてみると……会長には怪しいところがいっぱいあったように思えてくる……!)
強引に振り回すところも、思い付きで行動を起こすところも怪しいと言えば怪しい。
それで、オレたちの捜査の目を逸らしていたのかもしれない。
【亘】
(会長が……密売人なのか……!?)
―――すると。
【アラさん】
「よーっ。こんなとこにいたのか、亘と椿は」
【亘】
「アラさん!」
生徒会室のドアを開けて現れたのはアラさんだった。
【アラさん】
「お前たちに聞きたいことがちょっとあってよー……って!」
【アラさん】
「なんだそれは!?」
アラさんも床に散らばる大量のaドロップに気付いて、大声を上げた。
【亘】
「これ……生徒会長の机の小箱を倒したら、たくさん入ってて」
【アラさん】
「何だとっ!? そんな……かなりの量があるじゃねーかっ……」
【雨宮】
「今、密売の犯人は会長なんじゃないか、って言ってたところです」
【アラさん】
「……」
アラさんは雨宮の顔をじっと見ていた。
【雨宮】
「まぁ、ほぼ確定ですよね。でなければこんなところに大量にこの飴があるわけありませんから」
雨宮はきっぱりと言い切る。
【アラさん】
「……そうとも言い切れないだろ。偶然ここにあっただけかもしれんし」
【アラさん】
「……実際にヤツが売っているところをおさえたわけじゃないからな……」
【アラさん】
「なんとも言えん!」
アラさんはすぐに会長を疑うようなことはしなかったが
ずっと困り顔で、散らばったaドロップを見つめている。
【アラさん】
「この飴……どうするか……」
【雨宮】
「待ってください、じゃあ会長が戻ってきたところで問いただせばいいじゃないですか?」
【亘】
「雨宮?」
【雨宮】
「ここに動かぬ証拠があるんですよ」
雨宮はaドロップの入っていた小箱をアラさんに見せる。
【アラさん】
「それもそうだな……」
それを見せられてしまうと、アラさんはぐうの音も出ない。
【雨宮】
「会長は帰りに必ず生徒会室に寄ります。今日は後夜祭もありますし……」
【雨宮】
「少し前に抜け出せば、待ち伏せするのも簡単だと思います」
【アラさん】
「……事情を聞いてみるのはアリだな……」
【亘】
「じゃあ会長を待ち伏せするのか?」
【アラさん】
「そうだな……犯人か、そうじゃなくとも手掛かりが手に入れられるかもしれん」
【亘】
「そっか……」
【亘】
(でも待ち伏せして問い詰めるなんて……)
まるで葛貫会長が犯罪者みたいだ。
たしかにaドロップの密売は悪いことだけど……。
【亘】
(……オレには葛貫会長がそんなことをするとは思えないんだよなぁ……)
オレは気乗りしないまま、床に散らばったaドロップをかき集めて小箱に戻した。
【アラさん】
「とりあえずは第一容疑者ってところだな」
【亘】
「……」
【亘】
(そんなの……信じられない……)
【亘】
(なんだか腑に落ちないな)
生徒会長を疑いたくないという気持ちと、これだけの証拠が揃っている現状。
不安をカ抱えたまま、文化祭の日は過ぎていく。
そして……
「どうして葛貫会長の机にaドロップが……!?」
【亘】
「しかもこんなにたくさんあるって……どういうことだよっ……!?」
オレたちは生徒会室で“まさか”のものを見つけてしまい、驚いていた―――。
【雨宮】
「……物的証拠、でしょうね」
【雨宮】
「それにしてもこんなところに置いておくなんて、ずいぶん油断していますね」
【雨宮】
「……“aドロップ”……」
雨宮が飴を持ち上げて言った。
それはまごうことなき……アラさんにもらったのと同じ、aドロップだ。
【亘】
「なんで……どうしてこれが、ここに、こんなに……」
疑いたくはない。
けれど……導き出される結論はひとつ。
【雨宮】
「会長なんじゃないですか? aドロップの密売人」
【亘】
「で、でもっ……!」
【雨宮】
「よく考えてみてください。会長が犯人なら納得いくことも多くありませんか?」
【亘】
「納得いくことってなんだよっ……」
オレは信じたくなくて雨宮に反論してしまう。
確かに会長はめちゃくちゃな人だけど……
こんなものを密売しているような人じゃないと思いたかった。
【雨宮】
「例えば合宿所に無理やり連れて行かれたこととか」
【亘】
「でもそれはっ……」
【雨宮】
「あと体育祭ではaドロップユーザーにすれ違いましたけど」
【雨宮】
「文化祭ではすれ違いませんでしたよね?」
雨宮は珍しく饒舌に続ける。
……こんなによくしゃべる雨宮は初めて見たかもしれない。
【雨宮】
「体育祭では密売する暇があったけれど、文化祭ではなかった」
【雨宮】
「しかも体育祭の放課後、僕たちは生徒会長とも校舎内で会っている」
【雨宮】
「文化祭は生徒会主催の劇に奔走していたことを考えるとつじつまが合いませんか?」
【亘】
「でもそれはっ……文化祭期間に忙しいヤツなんてほかにいくらでもいただろ?」
【雨宮】
「でも……会長の机にはaドロップがあるんですよ?」
【亘】
「っ……」
雨宮にそう言われて……オレはもう、何も言えなくなってしまった。
【亘】
(そう考えてみると……会長には怪しいところがいっぱいあったように思えてくる……!)
強引に振り回すところも、思い付きで行動を起こすところも怪しいと言えば怪しい。
それで、オレたちの捜査の目を逸らしていたのかもしれない。
【亘】
(会長が……密売人なのか……!?)
―――すると。
【アラさん】
「よーっ。こんなとこにいたのか、亘と椿は」
【亘】
「アラさん!」
生徒会室のドアを開けて現れたのはアラさんだった。
【アラさん】
「お前たちに聞きたいことがちょっとあってよー……って!」
【アラさん】
「なんだそれは!?」
アラさんも床に散らばる大量のaドロップに気付いて、大声を上げた。
【亘】
「これ……生徒会長の机の小箱を倒したら、たくさん入ってて」
【アラさん】
「何だとっ!? そんな……かなりの量があるじゃねーかっ……」
【雨宮】
「今、密売の犯人は会長なんじゃないか、って言ってたところです」
【アラさん】
「……」
アラさんは雨宮の顔をじっと見ていた。
【雨宮】
「まぁ、ほぼ確定ですよね。でなければこんなところに大量にこの飴があるわけありませんから」
雨宮はきっぱりと言い切る。
【アラさん】
「……そうとも言い切れないだろ。偶然ここにあっただけかもしれんし」
【アラさん】
「……実際にヤツが売っているところをおさえたわけじゃないからな……」
【アラさん】
「なんとも言えん!」
アラさんはすぐに会長を疑うようなことはしなかったが
ずっと困り顔で、散らばったaドロップを見つめている。
【アラさん】
「この飴……どうするか……」
【雨宮】
「待ってください、じゃあ会長が戻ってきたところで問いただせばいいじゃないですか?」
【亘】
「雨宮?」
【雨宮】
「ここに動かぬ証拠があるんですよ」
雨宮はaドロップの入っていた小箱をアラさんに見せる。
【アラさん】
「それもそうだな……」
それを見せられてしまうと、アラさんはぐうの音も出ない。
【雨宮】
「会長は帰りに必ず生徒会室に寄ります。今日は後夜祭もありますし……」
【雨宮】
「少し前に抜け出せば、待ち伏せするのも簡単だと思います」
【アラさん】
「……事情を聞いてみるのはアリだな……」
【亘】
「じゃあ会長を待ち伏せするのか?」
【アラさん】
「そうだな……犯人か、そうじゃなくとも手掛かりが手に入れられるかもしれん」
【亘】
「そっか……」
【亘】
(でも待ち伏せして問い詰めるなんて……)
まるで葛貫会長が犯罪者みたいだ。
たしかにaドロップの密売は悪いことだけど……。
【亘】
(……オレには葛貫会長がそんなことをするとは思えないんだよなぁ……)
オレは気乗りしないまま、床に散らばったaドロップをかき集めて小箱に戻した。
【アラさん】
「とりあえずは第一容疑者ってところだな」
【亘】
「……」
【亘】
(そんなの……信じられない……)
【亘】
(なんだか腑に落ちないな)
生徒会長を疑いたくないという気持ちと、これだけの証拠が揃っている現状。
不安をカ抱えたまま、文化祭の日は過ぎていく。
そして……
