[本編] 雨宮 椿 編
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【雨宮】
「……」
【亘】
「ふらっと来て、って……」
【亘】
(生徒会は信頼があるからやっぱり違うのかな……)
オレたちの前では厳しい竹尾先生だけど、信頼している生徒の前ではそんな態度なのだろうか。
葛貫会長が、竹尾先生がついてくるというのにのんきで驚いた。
オレだったらもう、竹尾先生に何をチェックされて叱られるのかばかり考えて、
荷物をつめるのもハラハラしてしまう。
【葛貫】
「それではみなさん、合宿楽しみにしていてくださいね!」
【亘】
「はーい」
【雨宮】
「……」
―――そして迎えた、夏合宿当日。
【葛貫】
「午前中は学生らしく夏休みの宿題タイムにしまーす」
【葛貫】
「小さな机に膝を付き合わせて勉強、これぞ学生ですね♪」
【亘】
「っていうかこの合宿って何もやることな……」
【雨宮】
「菊崎くん」
ぴしゃりと雨宮に言葉を止められる。
【雨宮】
「君はそうやってまたあの会長の思いつきを増やしたいんですか」
【亘】
「いや、それは……」
【雨宮】
「じゃあおとなしく宿題をやってください」
【亘】
「それもそうだな……」
雨宮の言うことも一理あるとオレはおとなしく宿題に向かう。
【葛貫】
「一年生諸君には私が専属家庭教師として教えてあげましょう!」
すると、集中していたらしていたで、オレたちを見つけた葛貫会長が目ざとく近づいてきた。
【葛貫】
「わからないところはないですか?」
【雨宮】
「……」
【葛貫】
「……椿ちゃん、わからないところは?」
【雨宮】
「そんなもの、あるわけないでしょう」
葛貫会長を一瞥して、雨宮はすらすらと問題を解いていく。
一度もペンを動かす手が止まらない。
【亘】
「あっ、オレここわかんな……」
【葛貫】
「では私が!」
【亘】
「あっ、すみません……ありがとうございます」
すかさず会長がオレのところに教えに来てくれる。
【葛貫】
「ここはですね、この値をこちらに代入して……」
【雨宮】
「そんなめんどくさい方法を取るより、こっちの公式使った方が速いです」
【亘】
「あっ、ほんとだ……解けた!」
会長の教え方よりも、雨宮の方が簡単なやり方を教えてくれたりして、意外だ。
雨宮の方を見ると得意げな表情を浮かべていた。
【亘】
(ぷっ……あんな得意げになって……)
【亘】
(雨宮って思ったよりも……)
【亘】
(なんかかわいいな……)
【亘】
(意外な一面見たかも)
それから、こんな風にも思った。
【亘】
(もしかしたら……今までこんな風に勉強を教えあうってこともなかったのかもな)
そうだとしたら、雨宮にとっては新鮮なんだろう。
【葛貫】
「もう……! 椿ちゃんはさすがですね」
【葛貫】
「……ふふ」
【亘】
(もしかして、会長今のわざと……?)
そんな場面がありながらもわいわいと宿題を終え、午後は夏休み明けにある学園祭の打ち合わせになった。
【葛貫】
「ここの警備はどうしますか」
【葛貫】
「なるほど、そのようにお願いします」
【葛貫】
「衛生面も抜かりなく、業者を入れてしっかりチェックするつもりです」
【亘】
(もっと何もしないと思ったけど、意外とちゃんとしてるんだな)
会長はあらゆる面のフォローアップをこなしていた。
全てが頭に入っているみたいに。
出し物や警備の配置など、意外としっかり話し合っている生徒会に驚きつつ……。
打ち合わせは夜まで続いたのだった。そして――
【葛貫】
「さあっ夜はカレーを作りますからね!」
【亘】
「おお、カレー! キャンプっぽい」
コテージの外に出てきて、食事は自分たちで作ることになった。
普段みんなお坊ちゃまだから他の生徒会メンバーも料理はあまり経験が無いらしく。
手がおぼつかなかったりして、いい社会勉強になってるみたいだった。
【亘】
(本当に、林間学校みたいになってるなぁ……)
【雨宮】
「あの……僕胃に障るものは……」
【葛貫】
「大丈夫ですよ、椿ちゃんの身体のためにあまり辛いのは作りません」
【葛貫】
「甘口にしますからねっ!」
【雨宮】
「……それだと僕が辛いもの苦手みたいじゃないですか」
【雨宮】
「別に、辛い物ぐらい食べられます……」
雨宮が拗ねて言う。
【亘】
(雨宮が言い訳してる。なんかかわいい)
【葛貫】
「……と、色々からかってしまいましたが」
【葛貫】
「主治医の方にお伺いしているので安心して食べてくださいね」
【葛貫】
「さて、作るのは分担しますよ!」
【葛貫】
「皆で作るからこそおいしいカレーができますからね!」
【葛貫】
「亘くんは、野菜の下ごしらえをしてもらえますか?」
【亘】
「はい、わかりました」
オレはひたすら野菜の皮むきをすることになった。
【葛貫】
「では椿ちゃんはたまねぎを切ってください」
【雨宮】
「えっ……」
「……」
【亘】
「ふらっと来て、って……」
【亘】
(生徒会は信頼があるからやっぱり違うのかな……)
オレたちの前では厳しい竹尾先生だけど、信頼している生徒の前ではそんな態度なのだろうか。
葛貫会長が、竹尾先生がついてくるというのにのんきで驚いた。
オレだったらもう、竹尾先生に何をチェックされて叱られるのかばかり考えて、
荷物をつめるのもハラハラしてしまう。
【葛貫】
「それではみなさん、合宿楽しみにしていてくださいね!」
【亘】
「はーい」
【雨宮】
「……」
―――そして迎えた、夏合宿当日。
【葛貫】
「午前中は学生らしく夏休みの宿題タイムにしまーす」
【葛貫】
「小さな机に膝を付き合わせて勉強、これぞ学生ですね♪」
【亘】
「っていうかこの合宿って何もやることな……」
【雨宮】
「菊崎くん」
ぴしゃりと雨宮に言葉を止められる。
【雨宮】
「君はそうやってまたあの会長の思いつきを増やしたいんですか」
【亘】
「いや、それは……」
【雨宮】
「じゃあおとなしく宿題をやってください」
【亘】
「それもそうだな……」
雨宮の言うことも一理あるとオレはおとなしく宿題に向かう。
【葛貫】
「一年生諸君には私が専属家庭教師として教えてあげましょう!」
すると、集中していたらしていたで、オレたちを見つけた葛貫会長が目ざとく近づいてきた。
【葛貫】
「わからないところはないですか?」
【雨宮】
「……」
【葛貫】
「……椿ちゃん、わからないところは?」
【雨宮】
「そんなもの、あるわけないでしょう」
葛貫会長を一瞥して、雨宮はすらすらと問題を解いていく。
一度もペンを動かす手が止まらない。
【亘】
「あっ、オレここわかんな……」
【葛貫】
「では私が!」
【亘】
「あっ、すみません……ありがとうございます」
すかさず会長がオレのところに教えに来てくれる。
【葛貫】
「ここはですね、この値をこちらに代入して……」
【雨宮】
「そんなめんどくさい方法を取るより、こっちの公式使った方が速いです」
【亘】
「あっ、ほんとだ……解けた!」
会長の教え方よりも、雨宮の方が簡単なやり方を教えてくれたりして、意外だ。
雨宮の方を見ると得意げな表情を浮かべていた。
【亘】
(ぷっ……あんな得意げになって……)
【亘】
(雨宮って思ったよりも……)
【亘】
(なんかかわいいな……)
【亘】
(意外な一面見たかも)
それから、こんな風にも思った。
【亘】
(もしかしたら……今までこんな風に勉強を教えあうってこともなかったのかもな)
そうだとしたら、雨宮にとっては新鮮なんだろう。
【葛貫】
「もう……! 椿ちゃんはさすがですね」
【葛貫】
「……ふふ」
【亘】
(もしかして、会長今のわざと……?)
そんな場面がありながらもわいわいと宿題を終え、午後は夏休み明けにある学園祭の打ち合わせになった。
【葛貫】
「ここの警備はどうしますか」
【葛貫】
「なるほど、そのようにお願いします」
【葛貫】
「衛生面も抜かりなく、業者を入れてしっかりチェックするつもりです」
【亘】
(もっと何もしないと思ったけど、意外とちゃんとしてるんだな)
会長はあらゆる面のフォローアップをこなしていた。
全てが頭に入っているみたいに。
出し物や警備の配置など、意外としっかり話し合っている生徒会に驚きつつ……。
打ち合わせは夜まで続いたのだった。そして――
【葛貫】
「さあっ夜はカレーを作りますからね!」
【亘】
「おお、カレー! キャンプっぽい」
コテージの外に出てきて、食事は自分たちで作ることになった。
普段みんなお坊ちゃまだから他の生徒会メンバーも料理はあまり経験が無いらしく。
手がおぼつかなかったりして、いい社会勉強になってるみたいだった。
【亘】
(本当に、林間学校みたいになってるなぁ……)
【雨宮】
「あの……僕胃に障るものは……」
【葛貫】
「大丈夫ですよ、椿ちゃんの身体のためにあまり辛いのは作りません」
【葛貫】
「甘口にしますからねっ!」
【雨宮】
「……それだと僕が辛いもの苦手みたいじゃないですか」
【雨宮】
「別に、辛い物ぐらい食べられます……」
雨宮が拗ねて言う。
【亘】
(雨宮が言い訳してる。なんかかわいい)
【葛貫】
「……と、色々からかってしまいましたが」
【葛貫】
「主治医の方にお伺いしているので安心して食べてくださいね」
【葛貫】
「さて、作るのは分担しますよ!」
【葛貫】
「皆で作るからこそおいしいカレーができますからね!」
【葛貫】
「亘くんは、野菜の下ごしらえをしてもらえますか?」
【亘】
「はい、わかりました」
オレはひたすら野菜の皮むきをすることになった。
【葛貫】
「では椿ちゃんはたまねぎを切ってください」
【雨宮】
「えっ……」
