[本編] 柊木 郁哉 編
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【亘】
「さて……あ、今日は体育があるんだ」
【アラさん】
「亘! 体育着はこっちに干してあるぞー」
【亘】
「あっ、ありがとう。アラさん投げて」
【アラさん】
「ほいよー」
【アラさん】
「……って! 亘! ちっがーーーう!!
【亘】
「どうしたの急に。大きな声出して」
アラさんに投げてもらった体育着を丁寧に畳んでバッグに詰めながら、アラさんのご機嫌取り。
【アラさん】
「ありがとう、じゃねーよ!」
【アラさん】
「俺は亘の便利屋か!? はたまた愛らしいペットちゃんか何かか!?」
【亘】
「そんなに怒るなよ。体育着取らせたぐらいで」
【アラさん】
「そのことで怒ってるんじゃねえ!」
【亘】
「じゃあ何?」
【アラさん】
「ちっとも密売人のやつ姿を現さねえじゃねえか!」
【亘】
「あっ……そういえばそうだねえ」
もう高等部に入学してはや1ヶ月が経とうとしている。
だが確かにアラさんの言うとおり、オレは密売人どころかaドロップ所持者のしっぽすらつかめていない状況だ。
【亘】
「本当はaドロップなんて持ってるヤツいなかったんじゃないか?」
【アラさん】
「いーや! そんなことはない!」
【亘】
「そんなこと言われても、オレ噂すら聞かないし……」
いや、そもそもこの間通りすがりに叱られた竹尾先生に言われた通り、予習復習をして授業についていくだけで精いっぱいだったりする。
aドロップのことばかり気にかけていられないのも現実……。
【アラさん】
「ひっど! うーっわひっど! 亘は人間マタタビ体質治したくないのか!?」
【亘】
「治したいけど……あ」
【アラさん】
「どうした? 何か思い出したか?」
【亘】
「ううん。でもオレのクラス、今日から体育祭の練習なんだよね」
【アラさん】
「なーんだ、そんなことかよぉ……」
【亘】
「でもさ、体育祭ってことは少なくとも高等部の生徒と関係者が一堂に会する大イベントじゃん」
【アラさん】
「ムムっ!」
【亘】
「ってことは、その場に犯人がいる確率もかなり高いよ?」
【アラさん】
「ムムムムムムっ!」
【アラさん】
「てことは体育祭の練習期間は絶好の犯人探しのチャンスってことだな!」
【亘】
「オレも気を付けて探してみるよ」
【アラさん】
「そうしてくれっ」
【亘】
「じゃ、行ってくる」
【アラさん】
「おう、頑張れよ!」
どうにかアラさんのご機嫌をとり、オレは寮の部屋を出て学校に向かった。
【亘】
(で、体育祭の練習か……)
本日はジャブ程度に、ということでまずは綱引きの練習ということになった。
【柊木】
「高校に入ってまで綱引きの練習とかないな」
【亘】
「綱の引き方知らないやつとか?」
【柊木】
「いないだろ、さすがに」
郁哉と話しながら所定の位置につき、いざ練習試合……と、思いきや。
―――ばんっ!
【亘】
「!?」
【先輩】
「わりー、ボールとんでっちった!」
【柊木】
「なっ……亘!?」
【亘】
「なんか……クラクラ……」
ついてないことはあるものだ。
綱引きするから生徒は一列に並んでわんさかいるのに、なぜかオレの頭めがけて先輩の蹴ったサッカーボールがとんできて、みごとにヒット。
なんだこの不運系男子。
【亘】
「郁……哉……」
【柊木】
「亘っ!?」
これが脳震盪ってやつか。
なんて妙にリアルな思考はあった。
それはその場に倒れ込み、意識を失い―――かけたが失えなかった!
【亘】
「ちょっ郁哉!?」
【柊木】
「今保健室に連れて行くから」
【亘】
「えっ!?」
【柊木】
「大声を出すな。ケガに障るぞ」
【亘】
「で、でもっ……」
【亘】
(郁哉にこんなことされるなんて……)
【柊木】
「…俺だからダメなのか?」
【亘】
「そういうことじゃなくって!」
お母さん、お父さん、ゴメンナサイ。
オレはバージンを奪われてしまいました。
相手は昔なじみのクラスメイト郁哉です。
お母さんたちも知っているでしょう?
何のバージンかって?
【亘】
「お、お、お姫様抱っこはやめろぉおぉお!」
【柊木】
「黙ってろ、どっか打ってたらどうするんだ」
【亘】
「だからそういう問題じゃなくて!」
クラスメイト達の視線を一斉に浴びながら、お姫様抱っこで保健室に運ばれていくオレ。
in 郁哉の腕の中。
【亘】
「は、恥ずかしいから!」
【柊木】
「だからそれどころじゃないんだって」
【亘】
「郁哉!」
絶叫もむなしく、オレは保健室に連れていかれるしかなかった……。
誰かお姫様抱っこされ中の抵抗方法を教えてくれ……。
【柊木】
「失礼します」
「さて……あ、今日は体育があるんだ」
【アラさん】
「亘! 体育着はこっちに干してあるぞー」
【亘】
「あっ、ありがとう。アラさん投げて」
【アラさん】
「ほいよー」
【アラさん】
「……って! 亘! ちっがーーーう!!
【亘】
「どうしたの急に。大きな声出して」
アラさんに投げてもらった体育着を丁寧に畳んでバッグに詰めながら、アラさんのご機嫌取り。
【アラさん】
「ありがとう、じゃねーよ!」
【アラさん】
「俺は亘の便利屋か!? はたまた愛らしいペットちゃんか何かか!?」
【亘】
「そんなに怒るなよ。体育着取らせたぐらいで」
【アラさん】
「そのことで怒ってるんじゃねえ!」
【亘】
「じゃあ何?」
【アラさん】
「ちっとも密売人のやつ姿を現さねえじゃねえか!」
【亘】
「あっ……そういえばそうだねえ」
もう高等部に入学してはや1ヶ月が経とうとしている。
だが確かにアラさんの言うとおり、オレは密売人どころかaドロップ所持者のしっぽすらつかめていない状況だ。
【亘】
「本当はaドロップなんて持ってるヤツいなかったんじゃないか?」
【アラさん】
「いーや! そんなことはない!」
【亘】
「そんなこと言われても、オレ噂すら聞かないし……」
いや、そもそもこの間通りすがりに叱られた竹尾先生に言われた通り、予習復習をして授業についていくだけで精いっぱいだったりする。
aドロップのことばかり気にかけていられないのも現実……。
【アラさん】
「ひっど! うーっわひっど! 亘は人間マタタビ体質治したくないのか!?」
【亘】
「治したいけど……あ」
【アラさん】
「どうした? 何か思い出したか?」
【亘】
「ううん。でもオレのクラス、今日から体育祭の練習なんだよね」
【アラさん】
「なーんだ、そんなことかよぉ……」
【亘】
「でもさ、体育祭ってことは少なくとも高等部の生徒と関係者が一堂に会する大イベントじゃん」
【アラさん】
「ムムっ!」
【亘】
「ってことは、その場に犯人がいる確率もかなり高いよ?」
【アラさん】
「ムムムムムムっ!」
【アラさん】
「てことは体育祭の練習期間は絶好の犯人探しのチャンスってことだな!」
【亘】
「オレも気を付けて探してみるよ」
【アラさん】
「そうしてくれっ」
【亘】
「じゃ、行ってくる」
【アラさん】
「おう、頑張れよ!」
どうにかアラさんのご機嫌をとり、オレは寮の部屋を出て学校に向かった。
【亘】
(で、体育祭の練習か……)
本日はジャブ程度に、ということでまずは綱引きの練習ということになった。
【柊木】
「高校に入ってまで綱引きの練習とかないな」
【亘】
「綱の引き方知らないやつとか?」
【柊木】
「いないだろ、さすがに」
郁哉と話しながら所定の位置につき、いざ練習試合……と、思いきや。
―――ばんっ!
【亘】
「!?」
【先輩】
「わりー、ボールとんでっちった!」
【柊木】
「なっ……亘!?」
【亘】
「なんか……クラクラ……」
ついてないことはあるものだ。
綱引きするから生徒は一列に並んでわんさかいるのに、なぜかオレの頭めがけて先輩の蹴ったサッカーボールがとんできて、みごとにヒット。
なんだこの不運系男子。
【亘】
「郁……哉……」
【柊木】
「亘っ!?」
これが脳震盪ってやつか。
なんて妙にリアルな思考はあった。
それはその場に倒れ込み、意識を失い―――かけたが失えなかった!
【亘】
「ちょっ郁哉!?」
【柊木】
「今保健室に連れて行くから」
【亘】
「えっ!?」
【柊木】
「大声を出すな。ケガに障るぞ」
【亘】
「で、でもっ……」
【亘】
(郁哉にこんなことされるなんて……)
【柊木】
「…俺だからダメなのか?」
【亘】
「そういうことじゃなくって!」
お母さん、お父さん、ゴメンナサイ。
オレはバージンを奪われてしまいました。
相手は昔なじみのクラスメイト郁哉です。
お母さんたちも知っているでしょう?
何のバージンかって?
【亘】
「お、お、お姫様抱っこはやめろぉおぉお!」
【柊木】
「黙ってろ、どっか打ってたらどうするんだ」
【亘】
「だからそういう問題じゃなくて!」
クラスメイト達の視線を一斉に浴びながら、お姫様抱っこで保健室に運ばれていくオレ。
in 郁哉の腕の中。
【亘】
「は、恥ずかしいから!」
【柊木】
「だからそれどころじゃないんだって」
【亘】
「郁哉!」
絶叫もむなしく、オレは保健室に連れていかれるしかなかった……。
誰かお姫様抱っこされ中の抵抗方法を教えてくれ……。
【柊木】
「失礼します」
