[本編] 雨宮 椿 編
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【雨宮】
「……ごめんなさい……」
【亘】
「や、いいけど、別に……」
妙な飴のせいで変な展開になっちまったじゃねーかっ!
【亘】
「っつーかアラさんはどこに……」
【アラさん】
「おーいっ!」
【雨宮】
「あ、さっきの……」
【亘】
「あっ、アラさん!」
ドンドンとドアを叩く音がして、開けてみるとそこには息切れしたアラさんがいた。
【亘】
「どこ行ってたんだよっ!」
【アラさん】
「お前こそっ……俺をっ……置いてくんじゃ、ねぇっ……!」
【アラさん】
「……ぜーはー……っげほっっ!」
【亘】
「置いてくもなにもポケットに入って一緒に走ってっただろ?」
【アラさん】
「そのポケットから落ちたんだっ! 気付けっ!」
【亘】
「あ、それはごめん……全然気付かなかった」
【雨宮】
「……あの……そのアライグマは……」
【亘】
「あっ、そうだった……」
【亘】
「ごめん、全然説明してなかったから驚いたよな……?」
【雨宮】
「菊崎くんのペットか何かですか? でも喋る……」
【亘】
「それが……」
【アラさん】
「よし、ちょうどいい! 亘をもう一回説得がてらきっちり説明してやるっ!」
【亘】
「はっ……?」
【アラさん】
「お前らが食べたのはaドロップ」
【アラさん】
「この学園内に裏流通していて、俺が今亘に密売人を捜してもらってる!」
【亘】
「……オイ、まだやるとは言ってない!」
【アラさん】
「それでだ、このaドロップは食べて気づいたと思うがミミとシッポが生える!」
【亘】
「スルー!?」
【亘】
「てか、なんだよそれ……。なんでオレはハムスターで雨宮は狐なんだよ」
【アラさん】
「体内の遺伝子情報から変化する動物は決められるから俺にもわからん」
【亘】
「なっ……そんなぁ」
【アラさん】
「それでだ、このドロップのすごいところは何もけも耳スタイルになれるところじゃねーんだ」
【アラさん】
「さっき実感しただろ? 足がめちゃくちゃ速くなってたこと」
【亘】
「あぁ、うん……たしかに……」
現実的にはありえないほど足が速くなっていた気がする。
追ってきてたやつらも足が速かった。
【アラさん】
「しかもそれだけじゃない」
【亘】
「え?」
【アラさん】
「aドロップの内面的効果は2~3時間と言われてるんだが……よし、まだいけるな」
【アラさん】
「これ、やってみろ」
そう言ってアラさんがひょいと見せたのは……国内最難関と言われているT大学の入試問題、しかも数学。
【亘】
「こんなの突然やれと言われても無理だって」
【アラさん】
「そう言うなって。ちゃんと見て、解いてみろ」
【亘】
「そんな、高校入学したばっかのオレにこんな……あれ?」
【亘】
(あれっ……あれ? あれっ……?)
みるみるうちに暗算で解けてしまって、あっという間に答えが出てくる。
【亘】
「この答え……」
おそるおそるその答えを書き込むと、アラさんはにっこり笑った。
【アラさん】
「正解だ」
【亘】
「えぇっ!?」
【雨宮】
「すごい……菊崎くん、数学得意なんですか?」
【亘】
「いや、全然っ……」
【アラさん】
「aドロップのおかげだよ」
【雨宮】
「そんな効果が?」
【アラさん】
「ありとあらゆる身体能力が一気に向上するからな」
【亘】
「でもこのミミとシッポも生えた上での話だろ?」
【アラさん】
「ミミとシッポは2~30分で取れる」
【アラさん】
「逆に言えば、30分ガマンすれば身体能力マックスの身体が2~3時間手に入るってわけだ」
【亘】
「何それ……便利!」
【アラさん】
「テストやスポーツの結果がめちゃくちゃになるだろーが」
【亘】
「あ、そっか……」
【アラさん】
「だいたいそんなの認められるわけないだろ」
【アラさん】
「人間として生まれてきたのに種族を無視して違う動物になるなんてよ」
【アラさん】
「そうやって能力がアニマライズされちまうなんて、そんな秩序を乱すモノを神様が許すわけない」
【アラさん】
「なんでも、神様曰く『人間は、他の動物より優れた知恵を持っている』」
【アラさん】
「『そして動物はそれぞれ人間より優れた身体能力を持っている』」
【アラさん】
「『何らかの種が、両方を兼ね備えるのは命の理に反する』ってことらしいぜ」
【亘】
「まぁ……たしかにいろんなルールぶっちぎっちゃいそうだもんな」
【アラさん】
「俺はこう見えて天界からの遣いなんだが、ぶっちゃけ神様がめっちゃ怒ってるってわけなんだよ」
【雨宮】
「天界から来たから喋るんですか?」
【アラさん】
「おうよ。まぁこれもいろいろと事情があるんだけどな」
【亘】
(そっかー…!て納得できるかっ)
「……ごめんなさい……」
【亘】
「や、いいけど、別に……」
妙な飴のせいで変な展開になっちまったじゃねーかっ!
【亘】
「っつーかアラさんはどこに……」
【アラさん】
「おーいっ!」
【雨宮】
「あ、さっきの……」
【亘】
「あっ、アラさん!」
ドンドンとドアを叩く音がして、開けてみるとそこには息切れしたアラさんがいた。
【亘】
「どこ行ってたんだよっ!」
【アラさん】
「お前こそっ……俺をっ……置いてくんじゃ、ねぇっ……!」
【アラさん】
「……ぜーはー……っげほっっ!」
【亘】
「置いてくもなにもポケットに入って一緒に走ってっただろ?」
【アラさん】
「そのポケットから落ちたんだっ! 気付けっ!」
【亘】
「あ、それはごめん……全然気付かなかった」
【雨宮】
「……あの……そのアライグマは……」
【亘】
「あっ、そうだった……」
【亘】
「ごめん、全然説明してなかったから驚いたよな……?」
【雨宮】
「菊崎くんのペットか何かですか? でも喋る……」
【亘】
「それが……」
【アラさん】
「よし、ちょうどいい! 亘をもう一回説得がてらきっちり説明してやるっ!」
【亘】
「はっ……?」
【アラさん】
「お前らが食べたのはaドロップ」
【アラさん】
「この学園内に裏流通していて、俺が今亘に密売人を捜してもらってる!」
【亘】
「……オイ、まだやるとは言ってない!」
【アラさん】
「それでだ、このaドロップは食べて気づいたと思うがミミとシッポが生える!」
【亘】
「スルー!?」
【亘】
「てか、なんだよそれ……。なんでオレはハムスターで雨宮は狐なんだよ」
【アラさん】
「体内の遺伝子情報から変化する動物は決められるから俺にもわからん」
【亘】
「なっ……そんなぁ」
【アラさん】
「それでだ、このドロップのすごいところは何もけも耳スタイルになれるところじゃねーんだ」
【アラさん】
「さっき実感しただろ? 足がめちゃくちゃ速くなってたこと」
【亘】
「あぁ、うん……たしかに……」
現実的にはありえないほど足が速くなっていた気がする。
追ってきてたやつらも足が速かった。
【アラさん】
「しかもそれだけじゃない」
【亘】
「え?」
【アラさん】
「aドロップの内面的効果は2~3時間と言われてるんだが……よし、まだいけるな」
【アラさん】
「これ、やってみろ」
そう言ってアラさんがひょいと見せたのは……国内最難関と言われているT大学の入試問題、しかも数学。
【亘】
「こんなの突然やれと言われても無理だって」
【アラさん】
「そう言うなって。ちゃんと見て、解いてみろ」
【亘】
「そんな、高校入学したばっかのオレにこんな……あれ?」
【亘】
(あれっ……あれ? あれっ……?)
みるみるうちに暗算で解けてしまって、あっという間に答えが出てくる。
【亘】
「この答え……」
おそるおそるその答えを書き込むと、アラさんはにっこり笑った。
【アラさん】
「正解だ」
【亘】
「えぇっ!?」
【雨宮】
「すごい……菊崎くん、数学得意なんですか?」
【亘】
「いや、全然っ……」
【アラさん】
「aドロップのおかげだよ」
【雨宮】
「そんな効果が?」
【アラさん】
「ありとあらゆる身体能力が一気に向上するからな」
【亘】
「でもこのミミとシッポも生えた上での話だろ?」
【アラさん】
「ミミとシッポは2~30分で取れる」
【アラさん】
「逆に言えば、30分ガマンすれば身体能力マックスの身体が2~3時間手に入るってわけだ」
【亘】
「何それ……便利!」
【アラさん】
「テストやスポーツの結果がめちゃくちゃになるだろーが」
【亘】
「あ、そっか……」
【アラさん】
「だいたいそんなの認められるわけないだろ」
【アラさん】
「人間として生まれてきたのに種族を無視して違う動物になるなんてよ」
【アラさん】
「そうやって能力がアニマライズされちまうなんて、そんな秩序を乱すモノを神様が許すわけない」
【アラさん】
「なんでも、神様曰く『人間は、他の動物より優れた知恵を持っている』」
【アラさん】
「『そして動物はそれぞれ人間より優れた身体能力を持っている』」
【アラさん】
「『何らかの種が、両方を兼ね備えるのは命の理に反する』ってことらしいぜ」
【亘】
「まぁ……たしかにいろんなルールぶっちぎっちゃいそうだもんな」
【アラさん】
「俺はこう見えて天界からの遣いなんだが、ぶっちゃけ神様がめっちゃ怒ってるってわけなんだよ」
【雨宮】
「天界から来たから喋るんですか?」
【アラさん】
「おうよ。まぁこれもいろいろと事情があるんだけどな」
【亘】
(そっかー…!て納得できるかっ)
