夏目と交際一年目
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【夏目】
「宮沢、ロシアのシンクロは
どうだった?」
【宮沢】
「もう本当にすごいの一言です!さすがシンクロ先進国は違いますね!」
サンクトペテルブルクにあるシンクロ施設の見学を終えた俺たちは、市内のホテルに帰っているところだった
【宮沢】
(2人で旅行とは言われたけど、まさ
か日本を出るとは思わなかったよ……)
夏目さんに誘われた旅行先は、なんとロシアだったのだ
ロシアは男子シンクロの盛んな街で、最先端の設備が整っているのでその視察も兼ねて……という名目らしい
【夏目】
「あれはロシアでも有数の施設だからな。海外の選手も、強化合宿などで訪れるそうだ」
【宮沢】
「確かに、音響や照明も最新技術が使われていましたし……」
【宮沢】
「あそこで練習したくなるのもわかります」
夏目さんの言葉に納得しながら、さすがシンクロ大国ロシアだと頷く
水中スピーカーや高速度ビデオ撮影用照明に加え、地下を含めた全方向にカメラが設置してあったのだ
「ああ、うちのクラブでもいくつか取り入れられないか検討しているところだ」
【宮沢】
「本当ですか!あんな設備が使えるかもしれないなんて、夢みたいです!」
多方向からのフォーム分析や技術開発が容易になることで、もっと演技の幅が広がるだろう
俺は、チームのみんなのことを思い出して、期待に胸を膨らませる
【夏目】
「2人きりの旅行といいながら、仕事
に付き合わせて悪いな宮沢」
【宮沢】
「いいえ!連れてきていただいてありがとうございます」
【夏目】
「これで今日の予定は消化したから、ここから朝までは正真正銘のプライベートだ」
俺が慌てて首を振ると、夏目さんはそう言って笑った
【夏目】
「それでな。ディナーをとったあと、宮沢と行きたいところがある
のだが」
【夏目】
「付き合って貰えるか?」
【宮沢】
「はい、勿論です!」
途端に恋人の顔になった夏目さんに囁かれ、俺は赤くなりながら頷いたのだった
【宮沢】
「うわぁ……すごく綺麗ですね!」
俺たちは、目の前に続く並木道のイルミネーションを見上げていた
【夏目】
「ちょうど白夜祭の時期と重なっていたのでな、宮沢と見たいと思
ったんだ」
【夏目】
「ロシアはこれから7月まで白夜の季
節だからな」
【夏目】
「特にここ、サンクトペテルブルクでは様々な芸術にまつわる行事が行われるんだ」
夏目さんが詳細を説明してくれる
【宮沢】
「街中がキラキラして、すごく綺麗です!日本とは全然違うんですね…!!」
「明日は男子シンクロの舞台もある。これは仕事での招待だが、お前にも参考になるだろう」
【宮沢】
「すごい…!本当に夢みたいです!!」
【宮沢】
「ありがとうございます、惣一さ……ックシュ!」
初夏とはいえロシアの夜はまだまだ寒く、腕を抱えて身震いした
―ふわり
途端に、夏目さんのコートがすっぽりと俺を覆った
グッと近くなった夏目さんとの距離に、一気に体温が上昇する
【夏目】
「こうすれば、少しは寒さも紛れるだろう」
【宮沢】
「は、はい……すごく暖かいです」
【宮沢】
(それに……。すごく…幸せだし、ドキドキする……)
微笑む夏目さんに、バクバクと鳴る心臓の音が聞こえてしまいそうになって
俺は気を紛らわすようにイルミネーションへと意識を戻した
【宮沢】
「そ、それにしても……白と青の光が、まるで星みたいですよね」
【夏目】
「そうだな。宮沢と一緒に、
星空の中にいるみたいだ」
夏目さんは、俺の目をまっすぐ見て微笑んだ
イルミネーションのせいか、夏目さんの瞳がいつもよりキラキラと輝いていて、俺は目が逸らせなくなってしまう
【夏目】
「そんな瞳で見つめるな。今すぐ押し倒したくなってしまう」
【宮沢】
「わ…。あ、あの…俺、そんな気持ちで見ていた訳では…」
【宮沢】
「だ、だけど決してしたくない訳でも…!あ、ええと…違うんです!」
途端にパニックに陥って、肯定と否定を支離滅裂に繰り返す
【夏目】
「そこまで可愛い反応を見せられては、冗談などと流せなくなるな」
そう言って、夏目さんは俺の頬に唇を寄せる
【宮沢】
「そ、惣一さん……っん」
【夏目】
「赤く染まった耳も、輝く瞳も白い肌も、全身で誘っているように見えてくる」
――チュッ……チュッ……チュッ
一つ一つ慈しむように、夏目さんは俺の顔じゅうに口づけを降らす
夏目さんの触れたところが、熱を帯びたように熱く感じる
【夏目】
「それに、この唇も……」
【宮沢】
「ぅむっ……ん、ふっ……」
最後に、夏目さんは唇に深く深くキスをした
【宮沢】
「あっ……んぅ……ふぁっ」
甘い痺れが舌先から伝わってくるようで、俺は夢中になって夏目さんにしがみついた
【夏目】
「……っは……宮沢」
【宮沢】
「惣一さん……俺、もう……っ」
はしたないと思われるかもしれないが、久しぶりの夏目さんの温もりに、俺の身体は疼き始めていた
【夏目】
「景色は名残惜しいが、今すぐお前を部屋まで連れ帰りたい」
夏目さんは切なそうに耳元で囁くので、俺も応えるように頷く
【宮沢】
「俺も、惣一さんと一緒になりたい……」
―第5話―
【宮沢】
「惣一さん……ぁ……んっ」
ホテルに帰って早々、夏目さんは俺を抱きかかえてベッドルームへ移動した
【宮沢】
「んむっ……ぁっ……ふっ」
優しいようで少し強引な口づけに、俺はいつもよりも感じてしまう
早急な手つきでコートを脱がされ、
ベッドの上に押し倒された
【夏目】
「宮沢、今夜はあまり余裕が
ない。少々手荒になるかもしれない」
夏目さんは、匂い立つような色香を含ませながら熱っぽい視線を送ってくる
俺はその表情にゴクリと喉を鳴らしながら、夏目さんに抱き付いた
「宮沢、ロシアのシンクロは
どうだった?」
【宮沢】
「もう本当にすごいの一言です!さすがシンクロ先進国は違いますね!」
サンクトペテルブルクにあるシンクロ施設の見学を終えた俺たちは、市内のホテルに帰っているところだった
【宮沢】
(2人で旅行とは言われたけど、まさ
か日本を出るとは思わなかったよ……)
夏目さんに誘われた旅行先は、なんとロシアだったのだ
ロシアは男子シンクロの盛んな街で、最先端の設備が整っているのでその視察も兼ねて……という名目らしい
【夏目】
「あれはロシアでも有数の施設だからな。海外の選手も、強化合宿などで訪れるそうだ」
【宮沢】
「確かに、音響や照明も最新技術が使われていましたし……」
【宮沢】
「あそこで練習したくなるのもわかります」
夏目さんの言葉に納得しながら、さすがシンクロ大国ロシアだと頷く
水中スピーカーや高速度ビデオ撮影用照明に加え、地下を含めた全方向にカメラが設置してあったのだ
「ああ、うちのクラブでもいくつか取り入れられないか検討しているところだ」
【宮沢】
「本当ですか!あんな設備が使えるかもしれないなんて、夢みたいです!」
多方向からのフォーム分析や技術開発が容易になることで、もっと演技の幅が広がるだろう
俺は、チームのみんなのことを思い出して、期待に胸を膨らませる
【夏目】
「2人きりの旅行といいながら、仕事
に付き合わせて悪いな宮沢」
【宮沢】
「いいえ!連れてきていただいてありがとうございます」
【夏目】
「これで今日の予定は消化したから、ここから朝までは正真正銘のプライベートだ」
俺が慌てて首を振ると、夏目さんはそう言って笑った
【夏目】
「それでな。ディナーをとったあと、宮沢と行きたいところがある
のだが」
【夏目】
「付き合って貰えるか?」
【宮沢】
「はい、勿論です!」
途端に恋人の顔になった夏目さんに囁かれ、俺は赤くなりながら頷いたのだった
【宮沢】
「うわぁ……すごく綺麗ですね!」
俺たちは、目の前に続く並木道のイルミネーションを見上げていた
【夏目】
「ちょうど白夜祭の時期と重なっていたのでな、宮沢と見たいと思
ったんだ」
【夏目】
「ロシアはこれから7月まで白夜の季
節だからな」
【夏目】
「特にここ、サンクトペテルブルクでは様々な芸術にまつわる行事が行われるんだ」
夏目さんが詳細を説明してくれる
【宮沢】
「街中がキラキラして、すごく綺麗です!日本とは全然違うんですね…!!」
「明日は男子シンクロの舞台もある。これは仕事での招待だが、お前にも参考になるだろう」
【宮沢】
「すごい…!本当に夢みたいです!!」
【宮沢】
「ありがとうございます、惣一さ……ックシュ!」
初夏とはいえロシアの夜はまだまだ寒く、腕を抱えて身震いした
―ふわり
途端に、夏目さんのコートがすっぽりと俺を覆った
グッと近くなった夏目さんとの距離に、一気に体温が上昇する
【夏目】
「こうすれば、少しは寒さも紛れるだろう」
【宮沢】
「は、はい……すごく暖かいです」
【宮沢】
(それに……。すごく…幸せだし、ドキドキする……)
微笑む夏目さんに、バクバクと鳴る心臓の音が聞こえてしまいそうになって
俺は気を紛らわすようにイルミネーションへと意識を戻した
【宮沢】
「そ、それにしても……白と青の光が、まるで星みたいですよね」
【夏目】
「そうだな。宮沢と一緒に、
星空の中にいるみたいだ」
夏目さんは、俺の目をまっすぐ見て微笑んだ
イルミネーションのせいか、夏目さんの瞳がいつもよりキラキラと輝いていて、俺は目が逸らせなくなってしまう
【夏目】
「そんな瞳で見つめるな。今すぐ押し倒したくなってしまう」
【宮沢】
「わ…。あ、あの…俺、そんな気持ちで見ていた訳では…」
【宮沢】
「だ、だけど決してしたくない訳でも…!あ、ええと…違うんです!」
途端にパニックに陥って、肯定と否定を支離滅裂に繰り返す
【夏目】
「そこまで可愛い反応を見せられては、冗談などと流せなくなるな」
そう言って、夏目さんは俺の頬に唇を寄せる
【宮沢】
「そ、惣一さん……っん」
【夏目】
「赤く染まった耳も、輝く瞳も白い肌も、全身で誘っているように見えてくる」
――チュッ……チュッ……チュッ
一つ一つ慈しむように、夏目さんは俺の顔じゅうに口づけを降らす
夏目さんの触れたところが、熱を帯びたように熱く感じる
【夏目】
「それに、この唇も……」
【宮沢】
「ぅむっ……ん、ふっ……」
最後に、夏目さんは唇に深く深くキスをした
【宮沢】
「あっ……んぅ……ふぁっ」
甘い痺れが舌先から伝わってくるようで、俺は夢中になって夏目さんにしがみついた
【夏目】
「……っは……宮沢」
【宮沢】
「惣一さん……俺、もう……っ」
はしたないと思われるかもしれないが、久しぶりの夏目さんの温もりに、俺の身体は疼き始めていた
【夏目】
「景色は名残惜しいが、今すぐお前を部屋まで連れ帰りたい」
夏目さんは切なそうに耳元で囁くので、俺も応えるように頷く
【宮沢】
「俺も、惣一さんと一緒になりたい……」
―第5話―
【宮沢】
「惣一さん……ぁ……んっ」
ホテルに帰って早々、夏目さんは俺を抱きかかえてベッドルームへ移動した
【宮沢】
「んむっ……ぁっ……ふっ」
優しいようで少し強引な口づけに、俺はいつもよりも感じてしまう
早急な手つきでコートを脱がされ、
ベッドの上に押し倒された
【夏目】
「宮沢、今夜はあまり余裕が
ない。少々手荒になるかもしれない」
夏目さんは、匂い立つような色香を含ませながら熱っぽい視線を送ってくる
俺はその表情にゴクリと喉を鳴らしながら、夏目さんに抱き付いた