交際半年 夏目編
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【宮沢】
「自分がイった途端に気絶するみたいに寝ちゃうなんて…申し訳なさすぎて…」
再び、宮沢の瞳にジワリと涙
が盛り上がる
【夏目】
「こら、泣く必要はないぞ」
浮かんだ涙を、零れる前に唇で受け止めてから微笑みかけると、濡れたまつ毛がフルリと震えた
【夏目】
「俺とてお前の中で、毎回達しているだろう」
【夏目】
「それは、お前との行為に満足している証拠だ。どちらの回数が多いかなんて関係ない」
【宮沢】
「で…ですけど
………むぐ!」
微妙に納得しかねる様子の
宮沢の口を、2本の指で塞ぐ
【夏目】
「―これは例え話だが」
【夏目】
「もし、その手の行為を何もできない状況が訪れたとしたら、お前は俺と別れたいと思うか?」
【宮沢】
「思いません!だって、夏目さんと一緒にいるだけで…、それだけで幸せですから…!」
ブンブンと首を振りながら、必死の形相で訴える宮沢
【夏目】
「俺も、お前と同じだ」
乱れた髪を綺麗に撫でつけてやりながら、答える
【夏目】
「ついでにな、最後の答えも…そうだ」
【宮沢】
「え………」
俺を見上げる…、湖面に映る満月のような、大きくて潤んだ瞳
【夏目】
「お前は、性別や世間体を考えて、俺を好きになったか?」
―フルフルと、再び左右に振られる、宮沢の頭
【宮沢】
「夏目さんだから好きになりました。
―他は、何もなく、ただ、夏目さんだから…」
【夏目】
「それも、お前と同じだ」
【宮沢】
「―あ」
満月のようだと思っていた瞳が、更に大きく見開かれる
【夏目】
「―だからお前は
何も気にせず、そのままのお前で…俺の傍に居ろ」
【宮沢】
「な…夏目さ………」
【夏目】
「ほら、これから夜間のコーチもあるんだろ?」
【夏目】
「更衣室から予備のジャージをとってきてやるから、ここで待っていろ」
宮沢の身体を持ち上げて、椅
子から立ち上がると
空いた椅子に、その小さな身体を預けて頭を撫でる
【宮沢】
「そんな…、もう大丈夫ですから、自分で行きます」
【夏目】
「駄目だ
お前のそんな姿、勿体なくて他の奴には見せられんからな」
―そうして、宮沢からロッカ
ーの鍵を受け取り、外へ出ようとしたのだが…
【夏目】
「そうだ、宮沢」
ドアノブに手をかけたところで、
宮沢へと振り返る
【宮沢】
「は、はい!」
俺の言葉に…ピョコリと飛び跳ねて、何故だか椅子の上に正座して畏まる宮沢…こういう何気ない反応が、堪らなく愛しいというのに
何故本人は気付かないのだろうか
【夏目】
「今夜も、俺の部屋に泊まっていけ」
―最終話―
『夏目とラブラブ』
【宮沢】
「そ…、そっ…そう……」
【宮沢】
「惣一…さん!」
日続けての、夏……もとい惣一さん
のベッドの上で、決死の覚悟で呼びかける
―あの時、1人で待っている間に、改めて誓ったのだ
自分にできることを、1つ1つ探して…増やしていこうって
勿体ないくらいの…最高の恋人の為に、落ち込むんじゃなくて、前向きに努力していこうって…
【夏目】
「なんだ?宮沢」
惣一さんの目が、穏やかに細められる
【宮沢】
「俺…あの……き…
えっと……、く……きょ…」
(あうう、せっかく決心したのに
口に出そうとすると、恥ずかしいよ…)
胸の前で拳を握りしめ、何とかそれを口に出そうとするものの…
その言葉を発しようとすればするほど、体温が上昇して…、心臓がバクバクして……
【宮沢】
「………」
【宮沢】
(……あ)
チラリと見上げると、な…じゃなくて惣一さんは、こんな挙動不審な俺を、静かに待ってくれていた
(本当に…、本当の意味で、優しい人だなあ……)
現状では、とても釣り合わないくらいに素敵な恋人………だけど
【宮沢】
「あのっ!俺今日、そっ惣一さん…の、口でします!」
【夏目】
「な…!?」
【宮沢】
「え…ええとその…っ!」
【宮沢】
「あ…あと…、う…う―……」
【宮沢】
「上に乗ります…っ!!」
【宮沢】
「…………」
………プルプルプルプル
【夏目】
「………ん?」
―ズルリ
ズサーッ!ドスン
【夏目】
「お…おい」
【宮沢】
「…………キュウ」
布団と一緒に滑り落ち…、床に落下した俺
勢いで全て口に出したものの、緊張が極限状態に達し…脳が一気に沸騰して、目が回ってしまったのだ
【夏目】
「まったく、朝に続けて夜も落下とはな」
朝と同様に、惣一さんが両脇を持ち上げて、ベッドに引き上げてくれる
……我ながら、なんとも情けない話だ
「自分がイった途端に気絶するみたいに寝ちゃうなんて…申し訳なさすぎて…」
再び、宮沢の瞳にジワリと涙
が盛り上がる
【夏目】
「こら、泣く必要はないぞ」
浮かんだ涙を、零れる前に唇で受け止めてから微笑みかけると、濡れたまつ毛がフルリと震えた
【夏目】
「俺とてお前の中で、毎回達しているだろう」
【夏目】
「それは、お前との行為に満足している証拠だ。どちらの回数が多いかなんて関係ない」
【宮沢】
「で…ですけど
………むぐ!」
微妙に納得しかねる様子の
宮沢の口を、2本の指で塞ぐ
【夏目】
「―これは例え話だが」
【夏目】
「もし、その手の行為を何もできない状況が訪れたとしたら、お前は俺と別れたいと思うか?」
【宮沢】
「思いません!だって、夏目さんと一緒にいるだけで…、それだけで幸せですから…!」
ブンブンと首を振りながら、必死の形相で訴える宮沢
【夏目】
「俺も、お前と同じだ」
乱れた髪を綺麗に撫でつけてやりながら、答える
【夏目】
「ついでにな、最後の答えも…そうだ」
【宮沢】
「え………」
俺を見上げる…、湖面に映る満月のような、大きくて潤んだ瞳
【夏目】
「お前は、性別や世間体を考えて、俺を好きになったか?」
―フルフルと、再び左右に振られる、宮沢の頭
【宮沢】
「夏目さんだから好きになりました。
―他は、何もなく、ただ、夏目さんだから…」
【夏目】
「それも、お前と同じだ」
【宮沢】
「―あ」
満月のようだと思っていた瞳が、更に大きく見開かれる
【夏目】
「―だからお前は
何も気にせず、そのままのお前で…俺の傍に居ろ」
【宮沢】
「な…夏目さ………」
【夏目】
「ほら、これから夜間のコーチもあるんだろ?」
【夏目】
「更衣室から予備のジャージをとってきてやるから、ここで待っていろ」
宮沢の身体を持ち上げて、椅
子から立ち上がると
空いた椅子に、その小さな身体を預けて頭を撫でる
【宮沢】
「そんな…、もう大丈夫ですから、自分で行きます」
【夏目】
「駄目だ
お前のそんな姿、勿体なくて他の奴には見せられんからな」
―そうして、宮沢からロッカ
ーの鍵を受け取り、外へ出ようとしたのだが…
【夏目】
「そうだ、宮沢」
ドアノブに手をかけたところで、
宮沢へと振り返る
【宮沢】
「は、はい!」
俺の言葉に…ピョコリと飛び跳ねて、何故だか椅子の上に正座して畏まる宮沢…こういう何気ない反応が、堪らなく愛しいというのに
何故本人は気付かないのだろうか
【夏目】
「今夜も、俺の部屋に泊まっていけ」
―最終話―
『夏目とラブラブ』
【宮沢】
「そ…、そっ…そう……」
【宮沢】
「惣一…さん!」
日続けての、夏……もとい惣一さん
のベッドの上で、決死の覚悟で呼びかける
―あの時、1人で待っている間に、改めて誓ったのだ
自分にできることを、1つ1つ探して…増やしていこうって
勿体ないくらいの…最高の恋人の為に、落ち込むんじゃなくて、前向きに努力していこうって…
【夏目】
「なんだ?宮沢」
惣一さんの目が、穏やかに細められる
【宮沢】
「俺…あの……き…
えっと……、く……きょ…」
(あうう、せっかく決心したのに
口に出そうとすると、恥ずかしいよ…)
胸の前で拳を握りしめ、何とかそれを口に出そうとするものの…
その言葉を発しようとすればするほど、体温が上昇して…、心臓がバクバクして……
【宮沢】
「………」
【宮沢】
(……あ)
チラリと見上げると、な…じゃなくて惣一さんは、こんな挙動不審な俺を、静かに待ってくれていた
(本当に…、本当の意味で、優しい人だなあ……)
現状では、とても釣り合わないくらいに素敵な恋人………だけど
【宮沢】
「あのっ!俺今日、そっ惣一さん…の、口でします!」
【夏目】
「な…!?」
【宮沢】
「え…ええとその…っ!」
【宮沢】
「あ…あと…、う…う―……」
【宮沢】
「上に乗ります…っ!!」
【宮沢】
「…………」
………プルプルプルプル
【夏目】
「………ん?」
―ズルリ
ズサーッ!ドスン
【夏目】
「お…おい」
【宮沢】
「…………キュウ」
布団と一緒に滑り落ち…、床に落下した俺
勢いで全て口に出したものの、緊張が極限状態に達し…脳が一気に沸騰して、目が回ってしまったのだ
【夏目】
「まったく、朝に続けて夜も落下とはな」
朝と同様に、惣一さんが両脇を持ち上げて、ベッドに引き上げてくれる
……我ながら、なんとも情けない話だ