[本編] 銀 夏生 編
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【ハク】
「…そういえば、さ……なんで俺があの場所に監禁されてるってこと、分かったんだ?」
【銀】
「ああ…。それは藍建の力を借りたんだ」
【ハク】
(ああ、そうか………警察だったら捜索手段があるから………)
だからこそナツは藍建刑事にそれを依頼したということか。
藍建とナツが一緒にいたことは、当然のことだったのか――――。
【銀】
「お前が行方不明になってから、警察の力を借りて、怪しい車に乗り込んだというところまでは突き止めたんだ」
【銀】
「その車のナンバーを調べて徹底的に探したら……あの場所に辿り着いた。まあ、そういうわけだ」
【銀】
「思ったより時間がかかってしまったようだ…。すまない…」
【ハク】
「そう、だったのか……」
俺は、改めてナツが来てくれてよかったと思った。
そうじゃなければ今頃まだ俺は………
それ以上のことは考えたくない………。
俺は藍建にも感謝すべきなんだろう。
あの人の協力がなかったら、俺は今ここにはいないんだから………。
【ハク】
「………。ナツ、ありがとう。ほんと助かった」
【銀】
「……ああ」
しばらくして、車はナツの家の前に到着した。
いつものように車は地下の駐車場へ向かう。
俺とナツは、無言で車を降りて、エレベーターで最上階にあるナツのマンションへ向かう。
地上35階の相変わらず奇麗な景色。
………それが、なんだかひどく懐かしい気さえしてしまう。
それぐらい時間が経っているということだろうか。
俺はナツについて、部屋の中に入った。
部屋はあの日のままだった。
俺が最後にナツの会社へ出社した日のままだ。
【ハク】
「…………」
俺はあの日、頭の中に思っていたことを思い出す。
そう―――。
あの写真の件――――――。
解決していない問題を抱えながら…………。
家の中に入ると、安全な場所に帰ってきたという気持ちになった。
心底ホッとしたものの……ふと、さっきまでの恐怖を思い出した俺は、また小刻みに身体を震わせはじめた。
【ハク】
(や、ばい……どうしよう………震えが、止まらない………)
俺は、震える身体をコントロールできなかった。
あの倉庫でのことが、トラウマになっているんだ………。
【銀】
「……ハク」
そんな俺に気づいて、ナツがすっと近寄ってくる。
そして、そっと俺を抱きしめた。
それはあまりにも優しくて……俺は思わずナツの身体にすがりついてしまう………。
【銀】
「また震えてるじゃないか。…まだ怖いか?」
【ハク】
「ごめ……ナツ、俺………」
【銀】
「いいんだ。怖かったな、ハク…」
【ハク】
「あ……」
抱きしめられて、耳元で優しく囁かれる。
こんな時だからだと分かっているけれど、今までにないその優しさに、俺は吸い込まれそうになってしまう。
安心して全身の震えは止まったけれど………
そのかわりドキンと鼓動が鳴った。
【銀】
「助けるのが遅くなってすまない……」
【ハク】
「ナツ………」
俺の方こそ、不用心でごめん……。
こんなによくしてくれるナツがあんなことするわけない…素直に謝ろう……。
俺は、ナツの腕の中で思っていた―――。
ナツの体温の身近で感じながら俺は、ナツの腕の中で自分にそう言い聞かせてた。
たとえナツが俺に嘘をついていたとしても、俺はそれを受け入れると。
何があったとしても、ナツが俺を助けてくれたことが真実で…
俺はそれを信じると心に決めたのだ。
続く…
「…そういえば、さ……なんで俺があの場所に監禁されてるってこと、分かったんだ?」
【銀】
「ああ…。それは藍建の力を借りたんだ」
【ハク】
(ああ、そうか………警察だったら捜索手段があるから………)
だからこそナツは藍建刑事にそれを依頼したということか。
藍建とナツが一緒にいたことは、当然のことだったのか――――。
【銀】
「お前が行方不明になってから、警察の力を借りて、怪しい車に乗り込んだというところまでは突き止めたんだ」
【銀】
「その車のナンバーを調べて徹底的に探したら……あの場所に辿り着いた。まあ、そういうわけだ」
【銀】
「思ったより時間がかかってしまったようだ…。すまない…」
【ハク】
「そう、だったのか……」
俺は、改めてナツが来てくれてよかったと思った。
そうじゃなければ今頃まだ俺は………
それ以上のことは考えたくない………。
俺は藍建にも感謝すべきなんだろう。
あの人の協力がなかったら、俺は今ここにはいないんだから………。
【ハク】
「………。ナツ、ありがとう。ほんと助かった」
【銀】
「……ああ」
しばらくして、車はナツの家の前に到着した。
いつものように車は地下の駐車場へ向かう。
俺とナツは、無言で車を降りて、エレベーターで最上階にあるナツのマンションへ向かう。
地上35階の相変わらず奇麗な景色。
………それが、なんだかひどく懐かしい気さえしてしまう。
それぐらい時間が経っているということだろうか。
俺はナツについて、部屋の中に入った。
部屋はあの日のままだった。
俺が最後にナツの会社へ出社した日のままだ。
【ハク】
「…………」
俺はあの日、頭の中に思っていたことを思い出す。
そう―――。
あの写真の件――――――。
解決していない問題を抱えながら…………。
家の中に入ると、安全な場所に帰ってきたという気持ちになった。
心底ホッとしたものの……ふと、さっきまでの恐怖を思い出した俺は、また小刻みに身体を震わせはじめた。
【ハク】
(や、ばい……どうしよう………震えが、止まらない………)
俺は、震える身体をコントロールできなかった。
あの倉庫でのことが、トラウマになっているんだ………。
【銀】
「……ハク」
そんな俺に気づいて、ナツがすっと近寄ってくる。
そして、そっと俺を抱きしめた。
それはあまりにも優しくて……俺は思わずナツの身体にすがりついてしまう………。
【銀】
「また震えてるじゃないか。…まだ怖いか?」
【ハク】
「ごめ……ナツ、俺………」
【銀】
「いいんだ。怖かったな、ハク…」
【ハク】
「あ……」
抱きしめられて、耳元で優しく囁かれる。
こんな時だからだと分かっているけれど、今までにないその優しさに、俺は吸い込まれそうになってしまう。
安心して全身の震えは止まったけれど………
そのかわりドキンと鼓動が鳴った。
【銀】
「助けるのが遅くなってすまない……」
【ハク】
「ナツ………」
俺の方こそ、不用心でごめん……。
こんなによくしてくれるナツがあんなことするわけない…素直に謝ろう……。
俺は、ナツの腕の中で思っていた―――。
ナツの体温の身近で感じながら俺は、ナツの腕の中で自分にそう言い聞かせてた。
たとえナツが俺に嘘をついていたとしても、俺はそれを受け入れると。
何があったとしても、ナツが俺を助けてくれたことが真実で…
俺はそれを信じると心に決めたのだ。
続く…
