[本編] 銀 夏生 編
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【黒木】
「ハク……お前の身体もすべて俺のモノだからな……」
【ハク】
「あっ、ぁあ…や、や…め……っ、んっ……っ」
俺は、黒木の思うがままに遊ばれ続けた。
その姿を映し出す鏡が、容赦なく俺に、自分自身のあられもない姿を突き付けてくる。
そのたびに俺は言いようのない羞恥心に捉われてどうにかなりそうだった。
限界に向かっていく感覚に、俺は喘ぐしかなくて………。
【ハク】
「あっ、あっ、も、も……うっ、だめ…っ、ああっ……!」
【黒木】
「ハク、いいよ、ハク……!」
俺の姿を見て黒木は奇妙なほど興奮していった。
その黒木の手管におちた俺は、相手の思う通りに限界を迎える。
俺が限界を迎えた瞬間、鏡には興奮しきった黒木の顔が映っていた。
そのあまりの様子にゾクッとする。
【黒木】
「俺の可愛いハク……ああ、そんなに怯えないでくれよ。怖がることなんてないんだよ。何も……ね」
【黒木】
「でも、場所をうつろうか」
【ハク】
「な…な、に………」
【黒木】
「―――だって、ここではハクを飼えないから…ね」
【黒木】
「フハハハハハハ」
黒木の笑い声が部屋に響く。
するとぐったりして動けない俺の口に、にやりと笑った黒木が薬品を染み込ませた布を押しつけてきた。
俺は無抵抗なまま布から息を吸い、そのままパッタリと意識を失った…………。
――――ここに監禁されて何日が経っただろうか…………。
俺は目隠しをされたまま監禁されていた。ここがどこかも分らない。
【ハク】
(……暗い……何も見えない…………)
太陽の光をまるで感じない。この部屋にはきっと窓すらないんだろう。
俺が動かなければまったくの無音なのだから、時計も無いに違いない。
【ハク】
(もう……時間の感覚もない…………)
今は一体何日で、何時なのか――――……。
静寂の中で、ただ拘束されている………オカしくなりそうだ………それが怖い。
唯一、食事の時間だけはその気持ちが薄れるものの、それは少しだけマトモ、というだけのことだった。
俺は、食事の時間のことを思い出す――――。
【黒木】
「ハク、餌の時間だよ」
【ハク】
(…………)
黒木は定期的に食事を運んできた。
俺は目隠しのままそれを食べさせられる………だから俺に自由は無い。
【黒木】
「ほら、口を開けて……たっぷり食べて。オイシイだろ?……俺の可愛いハク」
【ハク】
「う……ぐ、ふっ…っ」
俺が口から咽喉に流しこんでいる『食事』は、なんだかよくわからないものだった。
舌で感じる食感だけが頼りだったが、それも何だかオカしかった。
たまに不思議な食感のものが混じっている。
【ハク】
(でも…食べなきゃ……食べなきゃ俺、このまま死んでしまう………)
俺は、生きるためだけに得体の知れないその食事を食べ続けた。
その食事に何が混ざっているかなんて、俺は気づかなくて………。
―――どろっとした液体や爪……写真の切れ端
……そんなものが入っていたことなど、俺は最後まで知る由もなかった………。
【ハク】
(…………)
俺は今、部屋に一人で取り残されている状態だった。
光のない視界で、静寂の中、ぼんやりとしている……もはや動く気力は、無い。
ただ俺は、考えていた。
【ハク】
(なんで…こんなことになったんだろう……)
俺が今こうして拘束監禁されているのは、何も俺がやましいことをしたわけでも何でもないのだ。
強いて言えば……あのとき、黒木についていってしまったのが悪かったのか……。
あの時、黒木について、車になんて乗り込まなければ……こんなことにはなっていなかったんだろう。
そう思うと、俺は自分の行動を激しく後悔した。――――でも……。
【ハク】
(久々に再会して……ちょっと、嬉しかったんだ…………)
黒木がこんなことをしてくるなんて、誰が想像できただろう?……俺は、そんなことはできなかった。
高校時代の仲間に再会して、それで少しばっかりテンションが上がって……。
だからすぐに、信用して………。
【ハク】
(それがいけなかったっていうのかよ………)
【ハク】
(………そういえば、俺……)
俺はふと――――ナツのことを、思い出した。
方法は違えど、ナツとも最近になって再会したのだ。
俺は、ナツのことだって同じように最初から信用していた。
けれど、今のこの状況とはまるで違う。
【ハク】
(ナツは……ちょっと強引だったけど、それでも仕事まで面倒みてくれて……)
【ハク】
(それなのに…………ナツのこと、信じきれなくて俺は………)
一枚の写真………
あれで、俺はナツを疑ってしまった。
思えば、俺がナツを信じきれなかったから
……だから、こんなことになってしまったんだ。
あの時、ナツを信用していれば、こんなことにはならなかったんだ………。
【ハク】
「俺が……………」
【ハク】
「俺が…俺がいけないんだ………」
俺は自己嫌悪に陥った。
ナツを信用しなかったから、きっとこんな罰があたったんだ。
俺は…………
俺は一生こんなふうにして生きていくんだろうか………?
黒木が運んでくる食事で何とか食いつないで、黒木に遊ばれ続けて飼いならされて
……そうやってこの先ずっと生きていかなくちゃいけないんだろうか……?
【ハク】
「ナツ………」
俺は、ナツとナツの自宅のことを思い出した。
ナツが俺に見繕ってくれた洋服。
俺にしろって渡された高級時計。
俺用に用意してくれた部屋。
運び込まれた俺の家具……。
それから、連れていってくれたバー、職場のことも………。
【ハク】
「ナツ……ごめ…ん…俺……」
【ハク】
「……ご…めん…」
―――気づくと、俺は泣いていた。
自然と目から涙があふれて、それが止まらなくなった。
涙がぽたぽたと、地面に落ちていく。
やがてそれが大きな染みのようになる。
【ハク】
「…ぅくっ…ナツ……うっ…うぅ…ひっ、くっ………」
俺は、わきめもふらずに泣いた。
泣いて、泣いて、そして…………。
泣き疲れた俺は、そのまま眠りについたのだった―――
ナツの名前を呼びながら…………。
続く…
「ハク……お前の身体もすべて俺のモノだからな……」
【ハク】
「あっ、ぁあ…や、や…め……っ、んっ……っ」
俺は、黒木の思うがままに遊ばれ続けた。
その姿を映し出す鏡が、容赦なく俺に、自分自身のあられもない姿を突き付けてくる。
そのたびに俺は言いようのない羞恥心に捉われてどうにかなりそうだった。
限界に向かっていく感覚に、俺は喘ぐしかなくて………。
【ハク】
「あっ、あっ、も、も……うっ、だめ…っ、ああっ……!」
【黒木】
「ハク、いいよ、ハク……!」
俺の姿を見て黒木は奇妙なほど興奮していった。
その黒木の手管におちた俺は、相手の思う通りに限界を迎える。
俺が限界を迎えた瞬間、鏡には興奮しきった黒木の顔が映っていた。
そのあまりの様子にゾクッとする。
【黒木】
「俺の可愛いハク……ああ、そんなに怯えないでくれよ。怖がることなんてないんだよ。何も……ね」
【黒木】
「でも、場所をうつろうか」
【ハク】
「な…な、に………」
【黒木】
「―――だって、ここではハクを飼えないから…ね」
【黒木】
「フハハハハハハ」
黒木の笑い声が部屋に響く。
するとぐったりして動けない俺の口に、にやりと笑った黒木が薬品を染み込ませた布を押しつけてきた。
俺は無抵抗なまま布から息を吸い、そのままパッタリと意識を失った…………。
――――ここに監禁されて何日が経っただろうか…………。
俺は目隠しをされたまま監禁されていた。ここがどこかも分らない。
【ハク】
(……暗い……何も見えない…………)
太陽の光をまるで感じない。この部屋にはきっと窓すらないんだろう。
俺が動かなければまったくの無音なのだから、時計も無いに違いない。
【ハク】
(もう……時間の感覚もない…………)
今は一体何日で、何時なのか――――……。
静寂の中で、ただ拘束されている………オカしくなりそうだ………それが怖い。
唯一、食事の時間だけはその気持ちが薄れるものの、それは少しだけマトモ、というだけのことだった。
俺は、食事の時間のことを思い出す――――。
【黒木】
「ハク、餌の時間だよ」
【ハク】
(…………)
黒木は定期的に食事を運んできた。
俺は目隠しのままそれを食べさせられる………だから俺に自由は無い。
【黒木】
「ほら、口を開けて……たっぷり食べて。オイシイだろ?……俺の可愛いハク」
【ハク】
「う……ぐ、ふっ…っ」
俺が口から咽喉に流しこんでいる『食事』は、なんだかよくわからないものだった。
舌で感じる食感だけが頼りだったが、それも何だかオカしかった。
たまに不思議な食感のものが混じっている。
【ハク】
(でも…食べなきゃ……食べなきゃ俺、このまま死んでしまう………)
俺は、生きるためだけに得体の知れないその食事を食べ続けた。
その食事に何が混ざっているかなんて、俺は気づかなくて………。
―――どろっとした液体や爪……写真の切れ端
……そんなものが入っていたことなど、俺は最後まで知る由もなかった………。
【ハク】
(…………)
俺は今、部屋に一人で取り残されている状態だった。
光のない視界で、静寂の中、ぼんやりとしている……もはや動く気力は、無い。
ただ俺は、考えていた。
【ハク】
(なんで…こんなことになったんだろう……)
俺が今こうして拘束監禁されているのは、何も俺がやましいことをしたわけでも何でもないのだ。
強いて言えば……あのとき、黒木についていってしまったのが悪かったのか……。
あの時、黒木について、車になんて乗り込まなければ……こんなことにはなっていなかったんだろう。
そう思うと、俺は自分の行動を激しく後悔した。――――でも……。
【ハク】
(久々に再会して……ちょっと、嬉しかったんだ…………)
黒木がこんなことをしてくるなんて、誰が想像できただろう?……俺は、そんなことはできなかった。
高校時代の仲間に再会して、それで少しばっかりテンションが上がって……。
だからすぐに、信用して………。
【ハク】
(それがいけなかったっていうのかよ………)
【ハク】
(………そういえば、俺……)
俺はふと――――ナツのことを、思い出した。
方法は違えど、ナツとも最近になって再会したのだ。
俺は、ナツのことだって同じように最初から信用していた。
けれど、今のこの状況とはまるで違う。
【ハク】
(ナツは……ちょっと強引だったけど、それでも仕事まで面倒みてくれて……)
【ハク】
(それなのに…………ナツのこと、信じきれなくて俺は………)
一枚の写真………
あれで、俺はナツを疑ってしまった。
思えば、俺がナツを信じきれなかったから
……だから、こんなことになってしまったんだ。
あの時、ナツを信用していれば、こんなことにはならなかったんだ………。
【ハク】
「俺が……………」
【ハク】
「俺が…俺がいけないんだ………」
俺は自己嫌悪に陥った。
ナツを信用しなかったから、きっとこんな罰があたったんだ。
俺は…………
俺は一生こんなふうにして生きていくんだろうか………?
黒木が運んでくる食事で何とか食いつないで、黒木に遊ばれ続けて飼いならされて
……そうやってこの先ずっと生きていかなくちゃいけないんだろうか……?
【ハク】
「ナツ………」
俺は、ナツとナツの自宅のことを思い出した。
ナツが俺に見繕ってくれた洋服。
俺にしろって渡された高級時計。
俺用に用意してくれた部屋。
運び込まれた俺の家具……。
それから、連れていってくれたバー、職場のことも………。
【ハク】
「ナツ……ごめ…ん…俺……」
【ハク】
「……ご…めん…」
―――気づくと、俺は泣いていた。
自然と目から涙があふれて、それが止まらなくなった。
涙がぽたぽたと、地面に落ちていく。
やがてそれが大きな染みのようになる。
【ハク】
「…ぅくっ…ナツ……うっ…うぅ…ひっ、くっ………」
俺は、わきめもふらずに泣いた。
泣いて、泣いて、そして…………。
泣き疲れた俺は、そのまま眠りについたのだった―――
ナツの名前を呼びながら…………。
続く…
