[本編] 銀 夏生 編
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【ハク】
(…………)
【ハク】
(………ここ、は………?)
俺は、だんだんと意識がハッキリしてくるのを感じていた。
でも――――視界が真っ暗で、何も見えない…………。
【ハク】
(何だ……これ?ここ、どこだ……?)
【ハク】
「…う、っ…!」
頭にズキズキと痛みが走る。
その上、なぜか体が自由に動かない。
【ハク】
(なっ…ど、どうなってるんだ……!?)
俺は必死に身体を動かしてみる―――。
と、両手に手錠のようなものがはめられているのがわかった。ガチャガチャと金属音が響き、動いた分だけ自分の手首を圧迫する。
目の辺りに布の擦れる感触があり、どうやら目隠しまでされているらしい。
【ハク】
(……んだよ…っ!これ…っ!どうしてこんな目に合わなくちゃいけないんだよ…っ!?)
俺はそこから逃れようとして、力の限り暴れてみた。
それでも両手にはめられた枷は外れる気配がない。むしろ、暴れた分だけ自分の身体が痛めつけられるだけだ。
【ハク】
(くそ…っ!)
唇をかみしめて、それでもまだ何とか悪あがいてみる。
―――すると。そんな俺の様子に気づいたのか、誰かが俺に近づいてきた。
確実に人の気配がする………けれど、この暗闇でその姿は見えない。
【???】
「気がついたようだね」
【ハク】
「だ、誰だ!?」
俺は声を荒げた。精一杯の声を出して、反抗心をむき出しにした。
けれど、両腕を縛られて身動きの取れない今の俺にとっては、ただの遠吠えでしかなかった。
【ハク】
(なんでこんなことに……だってさっきまで確か俺、泥酔してて、それで……)
俺は順々に、眼が覚める前のことを思い返していた。
一人店に入った俺は泥酔し、それで………そう、黒木に会ったのだ。
どこか行こうと、車に乗るように言われて、車に乗って――――そこから意識がない。
【ハク】
(そうだ……黒木、黒木は…?どこ、いった…………)
【ハク】
(…………もしかして……コイツ、が………!?)
俺は、眼をきょろきょろと動かした。もちろん、何も見えない。
けれど確実に感じる人の気配に、俺は焦りを抱く。
だって―――じゃあ……この気配は…………。
【ハク】
「……ぅ、あっ!」
その時、突然俺の身体から服が引きはがされた。
シャツは乱暴にとり去られて、手荒にズボンを下ろされる。抵抗しようとしても大した抵抗もできず、俺は下着まで脱がされていた。
【ハク】
「な、なにするんだ!やめろ……!」
丸裸にされて……手も縛られて視界もふさがれている………今や俺は完璧に無防備な状態だった。
その俺に、ひたひたと誰かが近づいて、ひやっとした指が俺の肌に触れた。
【ハク】
「あっ……!」
ビクンと身体が跳ねる。
それを面白がるみたいに、そいつは俺の身体の隅々を撫で回してくる。
塞がれた視界、つながれた腕、姿の見えない相手………恐怖感が俺を襲う。
【ハク】
「あ、…い、いや、……っ!」
気持ち悪いほどねっとりと肌に絡んでいた指が、胸に触れた。
掠っただけで俺は短い声を上げてしまう。
そのかすかな刺激にさえ反応してしまうそこを、指の先端で触れられ、俺は堪らなくなった。
【ハク】
「あ、ふ、うっ……ぅ…っ」
【???】
「なぁ、どう?イイ?息が荒くなってきたみたいだけど」
【ハク】
「はっ、あっ……おま……っ」
【ハク】
(この声……やっぱり、黒木………?)
【???】
「ああ、どんどん興奮してきてる…ほらもうこーんな…スゴイなぁ」
お前は黒木なのか―――?
そう問う間もなく、相手は俺の太ももをなぞり、下半身に手をしのばせてきた。その中心は、すでに耐え切れずに主張し始めている。
そこをぎゅっと手のひらでおさえられ、俺は呻き声を上げた。
【???】
「もっとイイ気分になりたいだろ?」
【ハク】
「んっ、ふっ、ぅうっ……っ」
【???】
「心配しなくていいよ、ちゃんと最高にハイにしてやるから」
胸をなぞられたまま、もう片方の手が下半身をさすってくる。
こんな理不尽な状況なのに、俺の下半身は素直に反応してしまっていて………。
俺は惨めで情けなくて、どうしようもない気分になってくる……悔しい……。
【ハク】
「はっ、あっ……やめ、ろ…っ!…やめ……っ」
【???】
「あぁ……嫌がる声、最高に良いわ。もっともっと嫌がってみてくれよ」
【ハク】
「な、なに言、っ…って……っ!」
【???】
「なぁ、俺さ、ずっと前からこういうふうに………お前を辱めたかったんだ」
胸と下半身を攻められながら、肌に口を這わされる。
その感触に俺はビクン、と反応した。
【ハク】
(くそ…っ、こんな……こんなの……イヤ、なのに……っ)
それでも、気持ちとは裏腹に身体は反応してしまう。
何で、どうして……こんなことに………?
悔しさと恥ずかしさでグチャグチャになって、俺は腰をよじらせる。
せめてもの抵抗だったけれど、休みなく身体に走る感覚に支配されて、俺はいつの間にかヒクヒクと腰をうねらせていた。
【???】
「なあ、恥ずかしいか?恥じらう姿も最高に良いよ。興奮しちゃうね」
【ハク】
「は、っ……うっ、うぅ……っ……」
【???】
「お前はこれから、俺の奴隷になるんだよ…俺だけの奴隷にね…………ハク」
【ハク】
(……!今…ハク、って………)
【???】
「これからは、ハクのそういう姿見られるの……俺だけだ」
【ハク】
(黒木…やっぱり、おまえが……)
俺は、俺を凌辱している相手が黒木だということを再確認した。
だって―――俺のことを「ハク」と呼んだ……そう呼ぶのは黒木だけだから………。
でも、それが確信になったら、今度は疑問が浮かんでしまう。
【ハク】
(なんで……?なんで、こんなこと…………)
何で黒木はこんなことをするんだ……。
それに、黒木にこんな姿をさらしているなんて思ったら――――恥ずかしくて仕方がない………。
【黒木】
「ハクも見たいだろう、自分がどんなふうになってるか………見せてあげる」
黒木はふと身体から手を放すと、俺の目を隠していた布を取り去った。久々に視界が開ける。
俺はようやく、自分がどこか倉庫のような場所に監禁されていることを知った。
眼隠しは外れたものの、周囲はやはり薄暗い。
【黒木】
「ほら……見てごらん、ハク」
【ハク】
「……っ!」
見ると、目の前には大きな鏡があった。
その鏡が、無防備で、羞恥心を忘れた様子を晒す、俺自身の姿を映し出している。
俺はとたんに、さっきの自分の姿を思い出して恥ずかしくなった。
黒木にその一部始終を見られていたかと思うと、もうどうしようもない気分になる………。
【黒木】
「ハクの恥ずかしがってる顔、最高にそそるよ。ああ……もっとほら、俺にその顔見せてくれよ」
【ハク】
「やっ、や、だ……っ……やめ、……っ」
【黒木】
「ああ、いい…いいよ………最高だよ、ハク……もっと俺を興奮させてくれ」
鏡には、恍惚とした表情の黒木がうつっている。
黒木は俺が嫌がったり恥じらったりするたびに、興奮の度合いを増していった。そして俺をさらに、オモチャのように好き放題にしていく。
(…………)
【ハク】
(………ここ、は………?)
俺は、だんだんと意識がハッキリしてくるのを感じていた。
でも――――視界が真っ暗で、何も見えない…………。
【ハク】
(何だ……これ?ここ、どこだ……?)
【ハク】
「…う、っ…!」
頭にズキズキと痛みが走る。
その上、なぜか体が自由に動かない。
【ハク】
(なっ…ど、どうなってるんだ……!?)
俺は必死に身体を動かしてみる―――。
と、両手に手錠のようなものがはめられているのがわかった。ガチャガチャと金属音が響き、動いた分だけ自分の手首を圧迫する。
目の辺りに布の擦れる感触があり、どうやら目隠しまでされているらしい。
【ハク】
(……んだよ…っ!これ…っ!どうしてこんな目に合わなくちゃいけないんだよ…っ!?)
俺はそこから逃れようとして、力の限り暴れてみた。
それでも両手にはめられた枷は外れる気配がない。むしろ、暴れた分だけ自分の身体が痛めつけられるだけだ。
【ハク】
(くそ…っ!)
唇をかみしめて、それでもまだ何とか悪あがいてみる。
―――すると。そんな俺の様子に気づいたのか、誰かが俺に近づいてきた。
確実に人の気配がする………けれど、この暗闇でその姿は見えない。
【???】
「気がついたようだね」
【ハク】
「だ、誰だ!?」
俺は声を荒げた。精一杯の声を出して、反抗心をむき出しにした。
けれど、両腕を縛られて身動きの取れない今の俺にとっては、ただの遠吠えでしかなかった。
【ハク】
(なんでこんなことに……だってさっきまで確か俺、泥酔してて、それで……)
俺は順々に、眼が覚める前のことを思い返していた。
一人店に入った俺は泥酔し、それで………そう、黒木に会ったのだ。
どこか行こうと、車に乗るように言われて、車に乗って――――そこから意識がない。
【ハク】
(そうだ……黒木、黒木は…?どこ、いった…………)
【ハク】
(…………もしかして……コイツ、が………!?)
俺は、眼をきょろきょろと動かした。もちろん、何も見えない。
けれど確実に感じる人の気配に、俺は焦りを抱く。
だって―――じゃあ……この気配は…………。
【ハク】
「……ぅ、あっ!」
その時、突然俺の身体から服が引きはがされた。
シャツは乱暴にとり去られて、手荒にズボンを下ろされる。抵抗しようとしても大した抵抗もできず、俺は下着まで脱がされていた。
【ハク】
「な、なにするんだ!やめろ……!」
丸裸にされて……手も縛られて視界もふさがれている………今や俺は完璧に無防備な状態だった。
その俺に、ひたひたと誰かが近づいて、ひやっとした指が俺の肌に触れた。
【ハク】
「あっ……!」
ビクンと身体が跳ねる。
それを面白がるみたいに、そいつは俺の身体の隅々を撫で回してくる。
塞がれた視界、つながれた腕、姿の見えない相手………恐怖感が俺を襲う。
【ハク】
「あ、…い、いや、……っ!」
気持ち悪いほどねっとりと肌に絡んでいた指が、胸に触れた。
掠っただけで俺は短い声を上げてしまう。
そのかすかな刺激にさえ反応してしまうそこを、指の先端で触れられ、俺は堪らなくなった。
【ハク】
「あ、ふ、うっ……ぅ…っ」
【???】
「なぁ、どう?イイ?息が荒くなってきたみたいだけど」
【ハク】
「はっ、あっ……おま……っ」
【ハク】
(この声……やっぱり、黒木………?)
【???】
「ああ、どんどん興奮してきてる…ほらもうこーんな…スゴイなぁ」
お前は黒木なのか―――?
そう問う間もなく、相手は俺の太ももをなぞり、下半身に手をしのばせてきた。その中心は、すでに耐え切れずに主張し始めている。
そこをぎゅっと手のひらでおさえられ、俺は呻き声を上げた。
【???】
「もっとイイ気分になりたいだろ?」
【ハク】
「んっ、ふっ、ぅうっ……っ」
【???】
「心配しなくていいよ、ちゃんと最高にハイにしてやるから」
胸をなぞられたまま、もう片方の手が下半身をさすってくる。
こんな理不尽な状況なのに、俺の下半身は素直に反応してしまっていて………。
俺は惨めで情けなくて、どうしようもない気分になってくる……悔しい……。
【ハク】
「はっ、あっ……やめ、ろ…っ!…やめ……っ」
【???】
「あぁ……嫌がる声、最高に良いわ。もっともっと嫌がってみてくれよ」
【ハク】
「な、なに言、っ…って……っ!」
【???】
「なぁ、俺さ、ずっと前からこういうふうに………お前を辱めたかったんだ」
胸と下半身を攻められながら、肌に口を這わされる。
その感触に俺はビクン、と反応した。
【ハク】
(くそ…っ、こんな……こんなの……イヤ、なのに……っ)
それでも、気持ちとは裏腹に身体は反応してしまう。
何で、どうして……こんなことに………?
悔しさと恥ずかしさでグチャグチャになって、俺は腰をよじらせる。
せめてもの抵抗だったけれど、休みなく身体に走る感覚に支配されて、俺はいつの間にかヒクヒクと腰をうねらせていた。
【???】
「なあ、恥ずかしいか?恥じらう姿も最高に良いよ。興奮しちゃうね」
【ハク】
「は、っ……うっ、うぅ……っ……」
【???】
「お前はこれから、俺の奴隷になるんだよ…俺だけの奴隷にね…………ハク」
【ハク】
(……!今…ハク、って………)
【???】
「これからは、ハクのそういう姿見られるの……俺だけだ」
【ハク】
(黒木…やっぱり、おまえが……)
俺は、俺を凌辱している相手が黒木だということを再確認した。
だって―――俺のことを「ハク」と呼んだ……そう呼ぶのは黒木だけだから………。
でも、それが確信になったら、今度は疑問が浮かんでしまう。
【ハク】
(なんで……?なんで、こんなこと…………)
何で黒木はこんなことをするんだ……。
それに、黒木にこんな姿をさらしているなんて思ったら――――恥ずかしくて仕方がない………。
【黒木】
「ハクも見たいだろう、自分がどんなふうになってるか………見せてあげる」
黒木はふと身体から手を放すと、俺の目を隠していた布を取り去った。久々に視界が開ける。
俺はようやく、自分がどこか倉庫のような場所に監禁されていることを知った。
眼隠しは外れたものの、周囲はやはり薄暗い。
【黒木】
「ほら……見てごらん、ハク」
【ハク】
「……っ!」
見ると、目の前には大きな鏡があった。
その鏡が、無防備で、羞恥心を忘れた様子を晒す、俺自身の姿を映し出している。
俺はとたんに、さっきの自分の姿を思い出して恥ずかしくなった。
黒木にその一部始終を見られていたかと思うと、もうどうしようもない気分になる………。
【黒木】
「ハクの恥ずかしがってる顔、最高にそそるよ。ああ……もっとほら、俺にその顔見せてくれよ」
【ハク】
「やっ、や、だ……っ……やめ、……っ」
【黒木】
「ああ、いい…いいよ………最高だよ、ハク……もっと俺を興奮させてくれ」
鏡には、恍惚とした表情の黒木がうつっている。
黒木は俺が嫌がったり恥じらったりするたびに、興奮の度合いを増していった。そして俺をさらに、オモチャのように好き放題にしていく。