[本編] 赤屋 竜次 編
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【赤屋】
「ハク……っ」
リュウが息を呑む音がして、俺の内部の質量がさらに膨張したのがわかる。
【ハク】
「やっ……おっきく……んっ!」
【赤屋】
「悪い……止まんねえ……っ」
そのまま、動きが激しくなる。
【ハク】
「あ、ぁっ……んぅ……っく……」
浅く、深く突き上げられ俺は絶頂が迫っているのを感じた。
【ハク】
「ひっぁ……リュウ、リュウ……!も、出ちゃ、あ……」
【赤屋】
「ぐ……俺も……もう……」
【ハク】
「ああっ!ふ、あぁ……あああっ!」
【赤屋】
「っく、ぅ……」
あまりの絶頂に、目の前がチカチカする。
……俺たちはほとんど同時に果てた。
【ハク】
「は……ぁ……」
【赤屋】
「はぁ……ハク、そのままでいい、聞いてくれ……」
【ハク】
「リュウ……?」
俺は上着を着ながら解放の余韻に浸っていると、リュウに声をかけられる。
その真剣なまなざしに、俺は思わず口をつぐんだ。
リュウの顔は俺に近づく。
おでこに当たるか当たらないかの寸前で止まった。
【赤屋】
「いいか……これから俺が、お前を絶対に幸せにする…」
【赤屋】
「…何があってもお前のことを守ってみせる」
【赤屋】
「……だから」
【赤屋】
「だから俺の側に、……ずっといてくれるか?」
【ハク】
「……!」
【ハク】
「リュウ……喜んで……!」
ひどく幸せな気持ちが、身体の中を満たしたまま、俺はリュウの腕の中で目を閉じた……。
あの事件からしばらくが経って、今度こそ普通の生活が戻ってきた。
俺はもう黒木に脅えることもない。
相変わらずリュウに頼ってはいるが、一人で外出できるようにもなった。
そして、本日俺に一通の封書が届いた。
【ハク】
「リュウ、これ……」
夕食後のひととき。
一番にリュウに知らせたくて、一度開封したものを戻して手渡した。
リュウは疑問符を浮かべながらも封筒を開け、中の書類をひらく。
【赤屋】
「……!採用通知……よかったな、ハク!」
【ハク】
「リュウのおかげだよ……」
近頃は職探しのほうも再開していた。
採用通知をもらったところは大きい会社ではないが雰囲気もよく、ちょうど担当者が辞めてしまうので中途採用者を探している会社だった。
ついこないだ面接だったのだが、手応えがあったところだ。
ここからも電車で三十分程度で、通勤するのにも申し分ない。
【赤屋】
「今夜はなんか美味いもんでも食いに行こう。就職祝いだ」
リュウは心から一緒に喜んで、祝ってくれた。
……ここまでの間にいろいろなことがあった。
会社をクビになり、アパートは放火に遭い、リュウとすれ違って飛び出して……死んだほうがマシかという目にもあった。
だが、リュウがその度に助けてくれた。
俺には、他の何よりもあの日にリュウと再会できたこと……
そして今、俺の側にリュウがいてくれることが大切だ。
こうして心から安心できる居場所を見つけることができたのだから……。
【赤屋】
「仕事、いつからだ?」
【ハク】
「来月の頭から」
【ハク】
「家事も、今みたいにはできないかもしれないけど、なるべくがんばるように……っ」
【ハク】
「!?」
リュウの手が伸びてきて俺の頭をガシガシと撫でる。
【赤屋】
「そんなこと気にしてんじゃねぇよ」
【赤屋】
「そんなんできなくたって……いつまでも、ここにいていいからな」
【ハク】
「……うん!」
リュウの言葉に、俺は笑顔で返事をかえした。
そして……俺たちの新しい生活が始まる。
駅まで送るというリュウを無理やり一人で車に乗せ、俺は通勤電車に乗るために駅へと向かった。
【赤屋】
「いってきます」
【ハク】
「いってらっしゃい。あと……いってきます」
【赤屋】
「……おう」
毎日、見送っていたリュウと一緒に玄関を出るのは新鮮な気持ちだ。
今日の服装はいつものようなものではなくスーツ姿。ネクタイもきちんと締めている。俺の初出勤の日だ。
いつも甘えてばかりだったから、給料が出たら今度は俺からリュウに何かプレゼントしよう。
そのためにも、今日から精一杯がんばろう。
俺は前へ一歩、足を踏み出した。
完
「ハク……っ」
リュウが息を呑む音がして、俺の内部の質量がさらに膨張したのがわかる。
【ハク】
「やっ……おっきく……んっ!」
【赤屋】
「悪い……止まんねえ……っ」
そのまま、動きが激しくなる。
【ハク】
「あ、ぁっ……んぅ……っく……」
浅く、深く突き上げられ俺は絶頂が迫っているのを感じた。
【ハク】
「ひっぁ……リュウ、リュウ……!も、出ちゃ、あ……」
【赤屋】
「ぐ……俺も……もう……」
【ハク】
「ああっ!ふ、あぁ……あああっ!」
【赤屋】
「っく、ぅ……」
あまりの絶頂に、目の前がチカチカする。
……俺たちはほとんど同時に果てた。
【ハク】
「は……ぁ……」
【赤屋】
「はぁ……ハク、そのままでいい、聞いてくれ……」
【ハク】
「リュウ……?」
俺は上着を着ながら解放の余韻に浸っていると、リュウに声をかけられる。
その真剣なまなざしに、俺は思わず口をつぐんだ。
リュウの顔は俺に近づく。
おでこに当たるか当たらないかの寸前で止まった。
【赤屋】
「いいか……これから俺が、お前を絶対に幸せにする…」
【赤屋】
「…何があってもお前のことを守ってみせる」
【赤屋】
「……だから」
【赤屋】
「だから俺の側に、……ずっといてくれるか?」
【ハク】
「……!」
【ハク】
「リュウ……喜んで……!」
ひどく幸せな気持ちが、身体の中を満たしたまま、俺はリュウの腕の中で目を閉じた……。
あの事件からしばらくが経って、今度こそ普通の生活が戻ってきた。
俺はもう黒木に脅えることもない。
相変わらずリュウに頼ってはいるが、一人で外出できるようにもなった。
そして、本日俺に一通の封書が届いた。
【ハク】
「リュウ、これ……」
夕食後のひととき。
一番にリュウに知らせたくて、一度開封したものを戻して手渡した。
リュウは疑問符を浮かべながらも封筒を開け、中の書類をひらく。
【赤屋】
「……!採用通知……よかったな、ハク!」
【ハク】
「リュウのおかげだよ……」
近頃は職探しのほうも再開していた。
採用通知をもらったところは大きい会社ではないが雰囲気もよく、ちょうど担当者が辞めてしまうので中途採用者を探している会社だった。
ついこないだ面接だったのだが、手応えがあったところだ。
ここからも電車で三十分程度で、通勤するのにも申し分ない。
【赤屋】
「今夜はなんか美味いもんでも食いに行こう。就職祝いだ」
リュウは心から一緒に喜んで、祝ってくれた。
……ここまでの間にいろいろなことがあった。
会社をクビになり、アパートは放火に遭い、リュウとすれ違って飛び出して……死んだほうがマシかという目にもあった。
だが、リュウがその度に助けてくれた。
俺には、他の何よりもあの日にリュウと再会できたこと……
そして今、俺の側にリュウがいてくれることが大切だ。
こうして心から安心できる居場所を見つけることができたのだから……。
【赤屋】
「仕事、いつからだ?」
【ハク】
「来月の頭から」
【ハク】
「家事も、今みたいにはできないかもしれないけど、なるべくがんばるように……っ」
【ハク】
「!?」
リュウの手が伸びてきて俺の頭をガシガシと撫でる。
【赤屋】
「そんなこと気にしてんじゃねぇよ」
【赤屋】
「そんなんできなくたって……いつまでも、ここにいていいからな」
【ハク】
「……うん!」
リュウの言葉に、俺は笑顔で返事をかえした。
そして……俺たちの新しい生活が始まる。
駅まで送るというリュウを無理やり一人で車に乗せ、俺は通勤電車に乗るために駅へと向かった。
【赤屋】
「いってきます」
【ハク】
「いってらっしゃい。あと……いってきます」
【赤屋】
「……おう」
毎日、見送っていたリュウと一緒に玄関を出るのは新鮮な気持ちだ。
今日の服装はいつものようなものではなくスーツ姿。ネクタイもきちんと締めている。俺の初出勤の日だ。
いつも甘えてばかりだったから、給料が出たら今度は俺からリュウに何かプレゼントしよう。
そのためにも、今日から精一杯がんばろう。
俺は前へ一歩、足を踏み出した。
完