[期間限定イベント"2人のバレンタインmini"] 黒木 忠生 編
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俺はふと、自分の手から離れていた箱を持ち、黒木へ差し出す。
少し不安そうな表情のまま、黒木は手を伸ばし、その箱を受け取る。
【黒木】
「あ…ありがとう」
こんな時黒木は、相変わらず不器用だ。
外で声を掛けてきた女性へは、あんなに冷静に対応できるのに。
でも………それが俺には嬉しかった。
こんな黒木の姿は、世界中で俺しか知らないのだ。
【ハク】
「ほら、せっかくなんだから開けて食べてよ」
俺は黒木に食べるように促す。
そのまま放って置くと箱ごとどこかにしまいこんで、永久保存しかねない雰囲気だったからだ。
【黒木】
「なんか勿体ない気がするんだけど…」
しぶしぶ黒木は、俺があげたチョコの箱を包装がそのままになるように丁寧に開けると、中からハートの形をしたチョコが9つ入っている。
黒木はその1つを恐る恐るつまみあげ、口へ放り込んだ。
甘いチョコが口の中に広がって…黒木の顔が幸せそうな表情を見せる。
それを見た俺も、無意識に微笑んでいた。
【黒木】
「…美味いよ…」
その言葉を聞いて俺は、胸の中につかえていた何かが下りた気がしていた。
【ハク】
「よかった!」
【ハク】
「なぁ黒木…」
【黒木】
「…ん?」
【ハク】
「俺も1つもらっていい?」
俺はあんまり美味しそうに食べる黒木を見て、自分でも食べてみたくなり黒木へねだると、
黒木は子供みたいな無邪気な笑顔で答えた。
【黒木】
「ダーメ」
【ハク】
「え!?」
【黒木】
「だってこれはハクからもらった大事なモノだもの」
【黒木】
「だからダメ」
そう言うと黒木は箱を背中にまわし、俺から見えないように隠そうとする。
【ハク】
「黒木、ずるいぞ!」
俺は黒木が隠そうとしたチョコを奪おうと襲いかかると、黒木も応戦するように身構える。
【ハク】
「ほら、1個ぐらいいいだろ?」
【黒木】
「ダメだってば」
黒木の顔に笑顔がこぼれる。
その笑顔を見て、俺も自然と笑顔になる。
【ハク】
(こんな風に…いつまでも黒木と過ごせたらな…)
心の中で俺はそんな事を思っていた。
期間限定イベント
「2人のバレンタイン」
黒木 忠生編 END
少し不安そうな表情のまま、黒木は手を伸ばし、その箱を受け取る。
【黒木】
「あ…ありがとう」
こんな時黒木は、相変わらず不器用だ。
外で声を掛けてきた女性へは、あんなに冷静に対応できるのに。
でも………それが俺には嬉しかった。
こんな黒木の姿は、世界中で俺しか知らないのだ。
【ハク】
「ほら、せっかくなんだから開けて食べてよ」
俺は黒木に食べるように促す。
そのまま放って置くと箱ごとどこかにしまいこんで、永久保存しかねない雰囲気だったからだ。
【黒木】
「なんか勿体ない気がするんだけど…」
しぶしぶ黒木は、俺があげたチョコの箱を包装がそのままになるように丁寧に開けると、中からハートの形をしたチョコが9つ入っている。
黒木はその1つを恐る恐るつまみあげ、口へ放り込んだ。
甘いチョコが口の中に広がって…黒木の顔が幸せそうな表情を見せる。
それを見た俺も、無意識に微笑んでいた。
【黒木】
「…美味いよ…」
その言葉を聞いて俺は、胸の中につかえていた何かが下りた気がしていた。
【ハク】
「よかった!」
【ハク】
「なぁ黒木…」
【黒木】
「…ん?」
【ハク】
「俺も1つもらっていい?」
俺はあんまり美味しそうに食べる黒木を見て、自分でも食べてみたくなり黒木へねだると、
黒木は子供みたいな無邪気な笑顔で答えた。
【黒木】
「ダーメ」
【ハク】
「え!?」
【黒木】
「だってこれはハクからもらった大事なモノだもの」
【黒木】
「だからダメ」
そう言うと黒木は箱を背中にまわし、俺から見えないように隠そうとする。
【ハク】
「黒木、ずるいぞ!」
俺は黒木が隠そうとしたチョコを奪おうと襲いかかると、黒木も応戦するように身構える。
【ハク】
「ほら、1個ぐらいいいだろ?」
【黒木】
「ダメだってば」
黒木の顔に笑顔がこぼれる。
その笑顔を見て、俺も自然と笑顔になる。
【ハク】
(こんな風に…いつまでも黒木と過ごせたらな…)
心の中で俺はそんな事を思っていた。
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「2人のバレンタイン」
黒木 忠生編 END
