[期間限定イベント"2人のバレンタインmini"] 銀 夏生 編
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【女性社員3】
「ええー!そーなのー?じゃあはい」
ポンポンポンとあっという間に3つのチョコレートを代理で受け取ることになってしまった。
【銀】
「じゃあ、他の女性社員にも伝えておいてくれたまえ」
【ハク】
「わ、わかりました」
【女性社員3】
「社長行ってらっしゃい!」
そう3人の女性社員に見送られて、ナツと俺がエレベータに乗り込もうとした時だった。
エレベーターが開いて中から別の女性社員が現れる。
【ハク】(…ま、またか…)
【女性社員4】
「社長…コレ…受け取って下さい」
女性社員の手元には、可愛くラッピングされたピンクの箱が見える。
【ハク】
「ああ、ありがとう」
そう言って女性社員からチョコレートを受け取ると、そのまま俺に渡す。
【銀】
「コレもよろしく」
【銀】
「う、うわっと…」
持っていた3つのチョコレートの上に、さらに積み上げられるチョコレート。
俺はナツがなんとなく頭を抱えていた気持ちがだんだんわかり始めていた…。
ところがもう一人の女性はナツではなく、俺に話しかけてきた。
【女性社員4】
「あの…、こ…これ…」
【女性社員4】
「…受け取って下さい!」
差し出されたラッピングされたチョコは、まぎれもなくバレンタインデーのチョコだ。
【ハク】
「お…俺に?」
【女性社員4】
「はい!ハクさんにです」
唐突に起こった出来事に、俺は動揺してしまう。
そんな動揺している姿を見てナツは、フンっと面白くなさそうな顔をしているのがわかる。
【ハク】
「えーと…」
【銀】
「女性に恥をかかせてどうする…」
そう言うと銀は、女性社員の持っていたラッピングされたチョコを取り上げ、俺が持っているナツのチョコの上に乗せた。
【ハク】
「うあぁああああ」
乗せられたチョコのせいで、元々持っていたチョコの箱バランスが崩れる。
【ハク】
「おっとっと…」
なんとかバランスを取り直し自分にチョコレートをくれた女性社員の方を向き御礼を言うと、
女性社員はにっこりと微笑み返してきた。
その様子をずっと不機嫌そうにみているナツ。
俺はあわてて女性社員達がおりたエレベーターにすれ違うように乗り込み、
地下へ降りるボタンを押した。
チーン
エレベーターの扉が閉まる。
結局、社長室を出てからエレベーターに乗るまでの短い間に5つのチョコレートを受け取るはめになってしまった。
まぁ1つは俺がもらったものだけど…。
チョコレートを抱えたままナツを見ると、相変わらず不機嫌そうな顔をしているのがわかる。
【ハク】
(俺…なんかしたのかな…?)
俺にはナツが不機嫌になる理由がいまいちピンとこなかった。
それもそうだ、女性社員にチョコ攻めにあったとは言え、そのほとんどを俺に対応させているわけで、なんら手を煩わせているわけではない。
ナツの不機嫌な理由を自分なりに分析してみるが、どうもしっくりしない。
そんな事を思いながらエレベーターの扉の上部を見ていると、しばらくして地下の駐車場についた。
チーン
再びエレベーターの扉が開く。
するとナツがエレベーターから降りようとした時、ぼそりと呟いた。
【銀】
「…いい気になるなよ」
【ハク】
「!!えっ?」
【銀】
「…いい気になると言ったんだ」
【ハク】
「いい気に…なん…」
そう俺が反論をしようと言葉を発した瞬間、被せるようにしてナツが言う。
【銀】
「さっきの態度はなんだ。ニヤニヤして…みっともない」
【ハク】
「そ、そんなこと…」
【銀】
「言い訳は聞きたくない。俺が帰って来たら…」
ゴクリと俺の喉が鳴るが、期待にではない。
恐怖でだ…。
【銀】
「お仕置きだな」
【ハク】
「ぐっ…」
俺の顔が一瞬ゆがんだのを見てナツは、ニヤリと笑みを浮かべ、エレベーターから降りて車へ向かう。
俺もあわててその後を追ってエレベーターを降りた。
俺達は、オフィスビルの地下にある駐車場にやってきた。
相変わらず数多くの外車が止まっており、見る者を圧巻させる。
ナツの赤い車はその中でもひときわ目立つ所に置いてあった。
【銀】
「……ここにもか」
良く見ると、その車のボンネットにもいくつかチョコレートらしきものが置いてある。
【銀】
「これもたのむ」
ナツはボンネットの上に置かれていたチョコを取り、俺の持っている箱の上に積んだ。
【ハク】
「く…これ以上は…」
【銀】
「とりあえず、今のところはこんなもんだろ」
そう言ってナツは車の扉を開け、運転席に滑り込むとエンジンをかける。
外車特有のうるさいエンジン音が駐車場内に響く。
ナツは運転席のカーウインドウを開くと、俺にこう伝えてきた。
【銀】
「たぶん俺がいない間にも届くと思うから、受け取っておいてくれ」
【ハク】
「わ、わかった」
【銀】
「じゃあ、行ってくる」
そう言い残し、ナツの運転している車は地上へと向かっていった。
【ハク】
「ふう…」
俺はその車を見送った後、深いため息をつき、今度は渡されたチョコレートの山を崩さないように体制を整える。
そして、再びエレベーターへ乗り、社長室へと戻ることにした。
俺が社長室に戻り、ナツへ送られたチョコを丁度ナツのデスクへ置いた時だった。
プルルルルと内線電話が鳴る。
俺は自分のデスクに戻ると、鳴っている内線電話に出た。
【ハク】
「はい、社長室ですが…」
すると、社長宛に荷物が届いているとのことで、俺は運送屋から荷物を受け取るためにロビーに出る。
【ハク】
(まさか…これもチョコじゃないだろうな…)
そう思いながら運送屋を待っていると、カートの上に段ボールを乗せた運送屋が姿を現した。
【運送屋】
「銀夏生さん宛の荷物なんですが、どちらに運べばよろしいでしょうか?」
俺は運送屋の段ボールの中を上から覗き込むと、大小さまざまなラッピングされた箱が敷き詰められているのが見えた。
【ハク】
(こ…これもか…)
【運送屋】
「あのー…」
【ハク】
「あ、スミマセン。じゃあこちらの方にお願いします」
「ええー!そーなのー?じゃあはい」
ポンポンポンとあっという間に3つのチョコレートを代理で受け取ることになってしまった。
【銀】
「じゃあ、他の女性社員にも伝えておいてくれたまえ」
【ハク】
「わ、わかりました」
【女性社員3】
「社長行ってらっしゃい!」
そう3人の女性社員に見送られて、ナツと俺がエレベータに乗り込もうとした時だった。
エレベーターが開いて中から別の女性社員が現れる。
【ハク】(…ま、またか…)
【女性社員4】
「社長…コレ…受け取って下さい」
女性社員の手元には、可愛くラッピングされたピンクの箱が見える。
【ハク】
「ああ、ありがとう」
そう言って女性社員からチョコレートを受け取ると、そのまま俺に渡す。
【銀】
「コレもよろしく」
【銀】
「う、うわっと…」
持っていた3つのチョコレートの上に、さらに積み上げられるチョコレート。
俺はナツがなんとなく頭を抱えていた気持ちがだんだんわかり始めていた…。
ところがもう一人の女性はナツではなく、俺に話しかけてきた。
【女性社員4】
「あの…、こ…これ…」
【女性社員4】
「…受け取って下さい!」
差し出されたラッピングされたチョコは、まぎれもなくバレンタインデーのチョコだ。
【ハク】
「お…俺に?」
【女性社員4】
「はい!ハクさんにです」
唐突に起こった出来事に、俺は動揺してしまう。
そんな動揺している姿を見てナツは、フンっと面白くなさそうな顔をしているのがわかる。
【ハク】
「えーと…」
【銀】
「女性に恥をかかせてどうする…」
そう言うと銀は、女性社員の持っていたラッピングされたチョコを取り上げ、俺が持っているナツのチョコの上に乗せた。
【ハク】
「うあぁああああ」
乗せられたチョコのせいで、元々持っていたチョコの箱バランスが崩れる。
【ハク】
「おっとっと…」
なんとかバランスを取り直し自分にチョコレートをくれた女性社員の方を向き御礼を言うと、
女性社員はにっこりと微笑み返してきた。
その様子をずっと不機嫌そうにみているナツ。
俺はあわてて女性社員達がおりたエレベーターにすれ違うように乗り込み、
地下へ降りるボタンを押した。
チーン
エレベーターの扉が閉まる。
結局、社長室を出てからエレベーターに乗るまでの短い間に5つのチョコレートを受け取るはめになってしまった。
まぁ1つは俺がもらったものだけど…。
チョコレートを抱えたままナツを見ると、相変わらず不機嫌そうな顔をしているのがわかる。
【ハク】
(俺…なんかしたのかな…?)
俺にはナツが不機嫌になる理由がいまいちピンとこなかった。
それもそうだ、女性社員にチョコ攻めにあったとは言え、そのほとんどを俺に対応させているわけで、なんら手を煩わせているわけではない。
ナツの不機嫌な理由を自分なりに分析してみるが、どうもしっくりしない。
そんな事を思いながらエレベーターの扉の上部を見ていると、しばらくして地下の駐車場についた。
チーン
再びエレベーターの扉が開く。
するとナツがエレベーターから降りようとした時、ぼそりと呟いた。
【銀】
「…いい気になるなよ」
【ハク】
「!!えっ?」
【銀】
「…いい気になると言ったんだ」
【ハク】
「いい気に…なん…」
そう俺が反論をしようと言葉を発した瞬間、被せるようにしてナツが言う。
【銀】
「さっきの態度はなんだ。ニヤニヤして…みっともない」
【ハク】
「そ、そんなこと…」
【銀】
「言い訳は聞きたくない。俺が帰って来たら…」
ゴクリと俺の喉が鳴るが、期待にではない。
恐怖でだ…。
【銀】
「お仕置きだな」
【ハク】
「ぐっ…」
俺の顔が一瞬ゆがんだのを見てナツは、ニヤリと笑みを浮かべ、エレベーターから降りて車へ向かう。
俺もあわててその後を追ってエレベーターを降りた。
俺達は、オフィスビルの地下にある駐車場にやってきた。
相変わらず数多くの外車が止まっており、見る者を圧巻させる。
ナツの赤い車はその中でもひときわ目立つ所に置いてあった。
【銀】
「……ここにもか」
良く見ると、その車のボンネットにもいくつかチョコレートらしきものが置いてある。
【銀】
「これもたのむ」
ナツはボンネットの上に置かれていたチョコを取り、俺の持っている箱の上に積んだ。
【ハク】
「く…これ以上は…」
【銀】
「とりあえず、今のところはこんなもんだろ」
そう言ってナツは車の扉を開け、運転席に滑り込むとエンジンをかける。
外車特有のうるさいエンジン音が駐車場内に響く。
ナツは運転席のカーウインドウを開くと、俺にこう伝えてきた。
【銀】
「たぶん俺がいない間にも届くと思うから、受け取っておいてくれ」
【ハク】
「わ、わかった」
【銀】
「じゃあ、行ってくる」
そう言い残し、ナツの運転している車は地上へと向かっていった。
【ハク】
「ふう…」
俺はその車を見送った後、深いため息をつき、今度は渡されたチョコレートの山を崩さないように体制を整える。
そして、再びエレベーターへ乗り、社長室へと戻ることにした。
俺が社長室に戻り、ナツへ送られたチョコを丁度ナツのデスクへ置いた時だった。
プルルルルと内線電話が鳴る。
俺は自分のデスクに戻ると、鳴っている内線電話に出た。
【ハク】
「はい、社長室ですが…」
すると、社長宛に荷物が届いているとのことで、俺は運送屋から荷物を受け取るためにロビーに出る。
【ハク】
(まさか…これもチョコじゃないだろうな…)
そう思いながら運送屋を待っていると、カートの上に段ボールを乗せた運送屋が姿を現した。
【運送屋】
「銀夏生さん宛の荷物なんですが、どちらに運べばよろしいでしょうか?」
俺は運送屋の段ボールの中を上から覗き込むと、大小さまざまなラッピングされた箱が敷き詰められているのが見えた。
【ハク】
(こ…これもか…)
【運送屋】
「あのー…」
【ハク】
「あ、スミマセン。じゃあこちらの方にお願いします」
