[期間限定イベント"2人のバレンタインmini"] 赤屋 竜次 編
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リュウは俺の手からチョコの箱を取り上げると、その箱を開けた。
中には男と争った際の衝撃で、無残にも形の崩れてしまったケーキがあった。
【赤屋】
「こ…これ…俺の為に…?」
驚いた表情でリュウは訪ねてくるが、俺は悲しみのあまり声にならず、リュウの顔を見てゆっくりと頷いた。
するとリュウはそのケーキの断片を指ですくい、そのままパクっと食べてしまった。
【ハク】
「リュウ!?」
【赤屋】
「…………ウマイ!ハク、お菓子作りのセンスあるじゃんか!」
子供みたいな笑顔をでリュウが俺に言い聞かせてくる。
【ハク】
「でも、こんなにぐちゃぐちゃになっちゃったんだよ…?」
【赤屋】
「形なんて関係ない」
今度は真剣な眼差しで俺を見つめながら言う。
【赤屋】
「ハクの心のこもったチョコなら…」
【赤屋】
「それだけで俺は幸せだ…」
リュウはそのまま残りのケーキを箱にしまうと、大事そうに抱えた。
【ハク】
(リュウ、あんなに喜んでるし)
【ハク】
(やっぱり…チョコ作ってよかったな…)
その箱を抱えているリュウの笑顔を見て俺は、なんだか急に恥ずかしくなってしまう。
【赤屋】
「ほら、ハク。もう遅いし帰るぞ」
【ハク】
「う…うん!」
俺達は、安心して減り始めた腹を満たすべく、神社を後にする。
帰り道…リュウを探していた時は必死で気付かなかったが、神社の中は街灯が少なく、月明かりがなかったら真っ暗だ。
俺はふと、空を見上げると、夜空には満天の星が瞬いていた。
【ハク】
「リュウ…。ここからだと星がすごく良く見えるんだな…」
【赤屋】
「ああ、この辺は丁度街灯も少ないからな」
【赤屋】
「特に冬は空気も澄んでるから良く見えるんだ」
リュウが指差した方角を見ると、一際輝く星が見えた。
【ハク】
「北極…星?」
自信なさそう答えた俺に、間髪いれずにリュウが答える。
【ハク】
「当り!」
その笑顔を見て俺は、なんとなくリュウがこの神社を訪れた理由が、少しわかったような気がした。
家に帰ってきたリュウはテーブルに腰掛けると、まるでおもちゃをもらった子供のような笑顔でさっきの箱からチョコを取り出す。
形がいびつになってしまったケーキを見て、俺はまた少し悲しくなる。
でもリュウはそんなことは気にせずに、美味しそうにケーキを平らげてしまった。
【赤屋】
「ご馳走様! ハク、ありがとうな。美味かったよ」
【ハク】
「…う、うん」
俺はその御礼を聞いて、素直に嬉しい気持ちと、自分のしてしまった行動を反省している気持ちが混ざって複雑な気持ちになる。
【赤屋】
「そんな悲しい顔すんなよ、本当に美味かったんだからさ」
そうリュウが慰めてくれたおかげで、俺も少し心が落ち着いてきた。
ふとリュウの顔を見ると、ほっぺたにチョコレートがついている。
【ハク】
「…リュウ…頬にチョコがつ…」
やれやれと思い、俺がリュウ頬に着いたチョコを拭き取ってあげようとした時だった。
【ハク】「!!!!!」
リュウが突然俺を抱え込み抱きしめ、唇をふさいできたのだ。
俺の鼓動が早くなる。
気付けば耳も顔も真っ赤だ。
【ハク】「リ…リュウ!?」
【赤屋】「もう俺…我慢できねぇよ…」
【ハク】「え?!なん…」
口答えする暇もなく、リュウは再び唇を重ね、今度は舌を入れてくる。
俺は抵抗できずにリュウのなすがまま、口の中をなぞられてしまった。
その感触があまりにも心地よくて、言葉を失い…唇が離れると全身の力が抜けて倒れそうになるが、
リュウがしっかりと俺を支えていた。
【赤屋】
「チョコのお礼…しなきゃな」
【赤屋】
「たっぷりと…」
【ハク】
「リュウ!?」
そこから先、リュウは俺に言葉をしゃべらせてはくれなかった。
【ハク】
「むぐ…っ…!」
全てを求めるような貪るような荒々しい口付で、リュウは俺を欲し続けた。
…今までこんな激しいキス……されたことない…。
【ハク】
「……ぐっ…くっ」
思わず俺は苦しそうな表情をすると、それを悟ったようにリュウは唇を離す。
でも唇が離れた瞬間俺は…またリュウの唇が恋しくなる…。
【ハク】
「……リュ…ウ…もっと…して」
トロンとした表情でリュウを見つめると、我慢できなさそうな表情で俺を見つめかえす。
【赤屋】
「……ハク」
耳元で名前を呼びながらギュっと俺を抱きよせると、今度は俺を抱え上げて、そのままベッドへと押し倒した。
抵抗できない俺を知ってか、リュウは俺が身に着けていたシャツをいとも簡単に脱がしてしまう。
そして唇から耳元…首筋からうなじまでを丁寧に撫でると、また再び唇を奪うのだった。
俺はもう…それだけで全身の力が抜けてしまっていた。
だが、リュウの唇での愛撫はそれだけでは終わらなかった。
【ハク】
「……ふぁ…うっうう」
そんな俺の切ない声を聞いて、リュウの行動はエスカレートする。
そのまま履いていたものを一気に下げると、俺の下半身が露わになった。
キスの愛撫ですでに限界に近い所まで押し上げられていた俺は、リュウに下半身にちょっと触れられるだけでこらえきれなくなる。
【赤屋】
「…ハク、もっといい声聞かせろよ…」
【ハク】
「……ああぁうう…リュ…ウぅ…」
【赤屋】
「そんな声聞かせるのは……俺だけにだぞ」
【ハク】
「……ああぁうう…リュ…ウぅ…」
そう言われた瞬間、俺の頭の中が真っ白になり、その感覚に身を任せ果てた。
【ハク】
「………ううぅ」
しばらくその感覚に身をゆだねていた俺が意識を取り戻すと、目の前にリュウの顔があった。
【ハク】
「うわぁあ!」
俺は恥ずかしくなって、思わず反射的に目を閉じてしまう。
そんな恥ずかしがっている俺の気持ちに気付いていないのか、リュウは俺に話しかける。
【赤屋】
「ハクが作ってくれたチョコも美味かったけど…」
【赤屋】
「やっぱりハクの感じてる姿が一番美味しかったな…」
【ハク】
「……………」
【ハク】
「!!!!!」
【ハク】
「って…わあああああああ!」
今年のバレンタインデーは、俺にとって忘れられない一日になりそうだ。
期間限定イベント
「2人のバレンタイン」
赤屋 竜次編 END
中には男と争った際の衝撃で、無残にも形の崩れてしまったケーキがあった。
【赤屋】
「こ…これ…俺の為に…?」
驚いた表情でリュウは訪ねてくるが、俺は悲しみのあまり声にならず、リュウの顔を見てゆっくりと頷いた。
するとリュウはそのケーキの断片を指ですくい、そのままパクっと食べてしまった。
【ハク】
「リュウ!?」
【赤屋】
「…………ウマイ!ハク、お菓子作りのセンスあるじゃんか!」
子供みたいな笑顔をでリュウが俺に言い聞かせてくる。
【ハク】
「でも、こんなにぐちゃぐちゃになっちゃったんだよ…?」
【赤屋】
「形なんて関係ない」
今度は真剣な眼差しで俺を見つめながら言う。
【赤屋】
「ハクの心のこもったチョコなら…」
【赤屋】
「それだけで俺は幸せだ…」
リュウはそのまま残りのケーキを箱にしまうと、大事そうに抱えた。
【ハク】
(リュウ、あんなに喜んでるし)
【ハク】
(やっぱり…チョコ作ってよかったな…)
その箱を抱えているリュウの笑顔を見て俺は、なんだか急に恥ずかしくなってしまう。
【赤屋】
「ほら、ハク。もう遅いし帰るぞ」
【ハク】
「う…うん!」
俺達は、安心して減り始めた腹を満たすべく、神社を後にする。
帰り道…リュウを探していた時は必死で気付かなかったが、神社の中は街灯が少なく、月明かりがなかったら真っ暗だ。
俺はふと、空を見上げると、夜空には満天の星が瞬いていた。
【ハク】
「リュウ…。ここからだと星がすごく良く見えるんだな…」
【赤屋】
「ああ、この辺は丁度街灯も少ないからな」
【赤屋】
「特に冬は空気も澄んでるから良く見えるんだ」
リュウが指差した方角を見ると、一際輝く星が見えた。
【ハク】
「北極…星?」
自信なさそう答えた俺に、間髪いれずにリュウが答える。
【ハク】
「当り!」
その笑顔を見て俺は、なんとなくリュウがこの神社を訪れた理由が、少しわかったような気がした。
家に帰ってきたリュウはテーブルに腰掛けると、まるでおもちゃをもらった子供のような笑顔でさっきの箱からチョコを取り出す。
形がいびつになってしまったケーキを見て、俺はまた少し悲しくなる。
でもリュウはそんなことは気にせずに、美味しそうにケーキを平らげてしまった。
【赤屋】
「ご馳走様! ハク、ありがとうな。美味かったよ」
【ハク】
「…う、うん」
俺はその御礼を聞いて、素直に嬉しい気持ちと、自分のしてしまった行動を反省している気持ちが混ざって複雑な気持ちになる。
【赤屋】
「そんな悲しい顔すんなよ、本当に美味かったんだからさ」
そうリュウが慰めてくれたおかげで、俺も少し心が落ち着いてきた。
ふとリュウの顔を見ると、ほっぺたにチョコレートがついている。
【ハク】
「…リュウ…頬にチョコがつ…」
やれやれと思い、俺がリュウ頬に着いたチョコを拭き取ってあげようとした時だった。
【ハク】「!!!!!」
リュウが突然俺を抱え込み抱きしめ、唇をふさいできたのだ。
俺の鼓動が早くなる。
気付けば耳も顔も真っ赤だ。
【ハク】「リ…リュウ!?」
【赤屋】「もう俺…我慢できねぇよ…」
【ハク】「え?!なん…」
口答えする暇もなく、リュウは再び唇を重ね、今度は舌を入れてくる。
俺は抵抗できずにリュウのなすがまま、口の中をなぞられてしまった。
その感触があまりにも心地よくて、言葉を失い…唇が離れると全身の力が抜けて倒れそうになるが、
リュウがしっかりと俺を支えていた。
【赤屋】
「チョコのお礼…しなきゃな」
【赤屋】
「たっぷりと…」
【ハク】
「リュウ!?」
そこから先、リュウは俺に言葉をしゃべらせてはくれなかった。
【ハク】
「むぐ…っ…!」
全てを求めるような貪るような荒々しい口付で、リュウは俺を欲し続けた。
…今までこんな激しいキス……されたことない…。
【ハク】
「……ぐっ…くっ」
思わず俺は苦しそうな表情をすると、それを悟ったようにリュウは唇を離す。
でも唇が離れた瞬間俺は…またリュウの唇が恋しくなる…。
【ハク】
「……リュ…ウ…もっと…して」
トロンとした表情でリュウを見つめると、我慢できなさそうな表情で俺を見つめかえす。
【赤屋】
「……ハク」
耳元で名前を呼びながらギュっと俺を抱きよせると、今度は俺を抱え上げて、そのままベッドへと押し倒した。
抵抗できない俺を知ってか、リュウは俺が身に着けていたシャツをいとも簡単に脱がしてしまう。
そして唇から耳元…首筋からうなじまでを丁寧に撫でると、また再び唇を奪うのだった。
俺はもう…それだけで全身の力が抜けてしまっていた。
だが、リュウの唇での愛撫はそれだけでは終わらなかった。
【ハク】
「……ふぁ…うっうう」
そんな俺の切ない声を聞いて、リュウの行動はエスカレートする。
そのまま履いていたものを一気に下げると、俺の下半身が露わになった。
キスの愛撫ですでに限界に近い所まで押し上げられていた俺は、リュウに下半身にちょっと触れられるだけでこらえきれなくなる。
【赤屋】
「…ハク、もっといい声聞かせろよ…」
【ハク】
「……ああぁうう…リュ…ウぅ…」
【赤屋】
「そんな声聞かせるのは……俺だけにだぞ」
【ハク】
「……ああぁうう…リュ…ウぅ…」
そう言われた瞬間、俺の頭の中が真っ白になり、その感覚に身を任せ果てた。
【ハク】
「………ううぅ」
しばらくその感覚に身をゆだねていた俺が意識を取り戻すと、目の前にリュウの顔があった。
【ハク】
「うわぁあ!」
俺は恥ずかしくなって、思わず反射的に目を閉じてしまう。
そんな恥ずかしがっている俺の気持ちに気付いていないのか、リュウは俺に話しかける。
【赤屋】
「ハクが作ってくれたチョコも美味かったけど…」
【赤屋】
「やっぱりハクの感じてる姿が一番美味しかったな…」
【ハク】
「……………」
【ハク】
「!!!!!」
【ハク】
「って…わあああああああ!」
今年のバレンタインデーは、俺にとって忘れられない一日になりそうだ。
期間限定イベント
「2人のバレンタイン」
赤屋 竜次編 END
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