[期間限定イベント"2人のバレンタインmini"] 赤屋 竜次 編
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今日は2月14日。
2月14日のイベントといえば、誰もが知っているバレンタインデーである。
世の中の恋人同士といえばチョコレートを渡して愛を確かめる日でもあったりするわけなんだけど…。
やっぱり何時も世話になっている感謝もこめて、リュウにはチョコレートをあげるべきなのだろうか…。
【ハク】
(っても…男の俺からチョコもらっても嬉しいのかな…)
【ハク】
(でも前にドライブ行った時には俺のこと…)
ふと前に海までドライブに行き、海水浴の季節でもないのに海ではしゃいだ挙句、
車の中で服を乾かしていたはずなのに、そのまま押し倒されたことを思い出す。
【ハク】
「……ん…ってこんな場所じゃダメだって…」
【赤屋】
「いいから…黙って感じてろ…」
あの時のリュウはそう言って、両手を器用に使って俺の上半身を撫で、
リュウに感部を撫でられる度に俺は、つい声が出そうになって手で口を押さえるが、それ以上は抵抗できなかった。
鮮明に思い返した途端、自分の体温が上がった気がして、気付けば頬も耳も熱を帯びている。
【ハク】
(ああもう馬鹿…。俺は何思い出してるんだよ…)
【ハク】
(でも…あんなことするって事は俺の事…)
俺はなかなか踏ん切りがつかなかった。
やっぱり、実際にあげようとして断られる…嫌だしな…。
とりあえず俺は、デパートにでも行っていろいろ見てみようと思い、買い物に出かけることにした。
【ハク】
(その前にリュウにメールしとくかな)
【ハク】
『やっぱりチョコレート欲しい?』
俺は携帯を取り出すと、さりげなくリュウへとメールを送ってみた。
数分後、リュウから返事が返ってくる。
【赤屋】
『ハクからもらえるなら、なんだっていいよ。』
【赤屋】
『ハクのチョコ楽しみにしてるからな』
と返事がくる。リュウらしいといえばリュウらしいな。
そのメールの返信を読んで、チョコレートをあげるのが少し楽しくなってきはじめていた俺は、
さっと出かける準備を整えると、ウキウキした気持ちで家の玄関を開けた。
デパートまで出かけるのは久々だ。
普段、食事の準備は近所のスーパーで済ませている。
野菜も新鮮で安いし、便利だからだ。
でも今日はなんとなくデパートまで足を伸ばそうと思っていた。
どうせプレゼントとしてあげるものならリュウに喜んでもらいたいし、なにか特別な感じがするからだ。
俺が訪れた駅前にあるデパートは、さすがはバレンタインデー当日だけあって女性客でごった返していた。
店頭でも店内でも、所狭しといろんなブランドのチョコレートのパッケージ品が売られている。
中でも俺でも知っている有名なチョコレート屋には長蛇の列ができており、購入するまで軽く1時間かかるらしい。
【ハク】
(んー、どんなのがいいのかなぁ…?)
売り場にあるチョコレートを眺めていると、俺に気がついた女性店員が話しかけてきた。
【女性店員】
「彼女さんへのチョコレートですか?」
【ハク】
「えっ…まぁ…」
【女性店員】
「最近男性から女性にチョコレートを贈るのも少なくないんですよ。」
【女性店員】
「ほら…こちらの商品とか…」
女性店員が進めてきたチョコを見ると、ピンクのラッピングがかわいらしいいかにも女性が喜びそうなパッケージの商品だった。
【ハク】
「かっ…カワイイ…」
【女性店員】
「ですよね!ちなみに当店で一番の人気は、こちらの簡単手作りチョコキットなんですよ」
【女性店員】
「作り方も簡単で、ほらレシピ通りに作るだけでこんなに!」
裏面に記されているレシピをざっと見ると、俺でも作れそうなチョコケーキだ。
【女性店員】
「やっぱり手作りだと愛情の伝わり方も違いますし、あげた相手も喜んでくれるはずですよ」
そう言われた俺は、チョコをあげたリュウの姿を想像してみる。
普段、口数の少ないリュウだが、きっと喜んで食べてくれるに違いない。
【ハク】
「あ…コレください…」
【女性店員】
「ありがとうございます!」
【女性店員】
「あ、ちなみにこのキットだけだとチョコの量が限られているので…」
【女性店員】
「デコレーションするならチョコを買い足すのをお勧めしますよ!」
俺は女性店員がくれたさりげないアドバイスを鵜呑みにし、チョコキットを購入後、食料品売り場まで足を伸ばした。
【ハク】
(うわぁ…ここもかなりの人だな…)
食料品売り場もなかなかの人の多さだった。
バレンタインデーにかこつけて、さまざまな商品が売られている。
チョコレートだけではなく、ケーキ、クッキー、ワイン、せんべい。
【ハク】
(………せんべい?)
【ハク】
(だ、誰が買うんだこんなもの?)
もうすでにバレンタインとは関係なくなっているものもある。
俺はチョコレート菓子売り場へやってきた。
棚に並べられているチョコレートの山を一つ一つ吟味していると、周りには女性しかいない事に気づく。
そしてその目線が、なんとなく自分に向けられているような錯覚に陥る。
【ハク】
(うわ!俺まるで自分で自分のチョコを買ってる人みたいじゃないか…)
途端に恥ずかしくなり、大急ぎで目の前にあったチョコレートをいくつか買い物カゴの中に入れ、その場を離れた。
【ハク】
(そんなのあたりまえじゃないか…)
【ハク】
(今日はバレンタインデーなんだから)
とりあえず買い足し用のチョコレートは手に入れたから、あとは卵と生クリームか…。
俺は生鮮食品売り場へと足を向けようとしたその時だった。
【???】
「…ハクさん」
後ろから名前を呼ぶ声に呼び止められた。
振りかえるとそこには、バーテンダーの和久井さんの姿があった。
【ハク】
「えーと…和久井…さん、でしたよね」
【和久井】
「そうです、そうです。」
【和久井】
「いやぁ、よく似た方が買い物されてるなぁと思いましてね」
和久井さんも買い物カゴを持っているってことは、買い物に来ているのか。
カゴの中を見ると食材とチョコレート、ラッピンググッズが見えた。
【ハク】
「あれ…今日はお休みなんですか?」
【和久井】
「いえいえ、今日の仕込みの買い物と、お客様へあげるチョコレートの材料をね…」
【和久井】
「あ、チョコ…お好きなんですか?」
俺のカゴの中身を見て、ちょっとニヤニヤした顔つきで和久井さんが俺に訪ねてきた。
【ハク】
「ええ…まぁ」
それにはっと気付いた俺は、動揺を悟られないようにさりげなく答える。
【和久井】
「今日はバレンタインデーですからね。そんなにたくさん買ってたら誤解されちゃいますよ?」
ちょっとからかうようフフフ…と笑みを浮かべた和久井さんはそう言うと、レジの方へ歩いて行った。
【ハク】
(やっぱり変に見えるか…)
【ハク】
(って板チョコこんなに買ってたら怪しいか…)
俺はカゴの中のチョコを見てそう思った。
急いでいたとはいえ、バレンタインデーの当日に板チョコを5枚買う男って…。
俺は和久井さんに言われた事を思い出し、買い物かごのチョコの上にカップ麺を適当にのせてカムフラージュする。
これなら周の目をに気にする必要もないだろう。
すっかり安心した俺は、そのまま生鮮食品売り場で卵と生クリームをを手に入れ、レジで会計をすませ自宅へと急いだ。
【ハク】
「さてと…よし、やるか!」
俺は台所に立って、レシピの材料が全てそろっているのかの確認をする。
2月14日のイベントといえば、誰もが知っているバレンタインデーである。
世の中の恋人同士といえばチョコレートを渡して愛を確かめる日でもあったりするわけなんだけど…。
やっぱり何時も世話になっている感謝もこめて、リュウにはチョコレートをあげるべきなのだろうか…。
【ハク】
(っても…男の俺からチョコもらっても嬉しいのかな…)
【ハク】
(でも前にドライブ行った時には俺のこと…)
ふと前に海までドライブに行き、海水浴の季節でもないのに海ではしゃいだ挙句、
車の中で服を乾かしていたはずなのに、そのまま押し倒されたことを思い出す。
【ハク】
「……ん…ってこんな場所じゃダメだって…」
【赤屋】
「いいから…黙って感じてろ…」
あの時のリュウはそう言って、両手を器用に使って俺の上半身を撫で、
リュウに感部を撫でられる度に俺は、つい声が出そうになって手で口を押さえるが、それ以上は抵抗できなかった。
鮮明に思い返した途端、自分の体温が上がった気がして、気付けば頬も耳も熱を帯びている。
【ハク】
(ああもう馬鹿…。俺は何思い出してるんだよ…)
【ハク】
(でも…あんなことするって事は俺の事…)
俺はなかなか踏ん切りがつかなかった。
やっぱり、実際にあげようとして断られる…嫌だしな…。
とりあえず俺は、デパートにでも行っていろいろ見てみようと思い、買い物に出かけることにした。
【ハク】
(その前にリュウにメールしとくかな)
【ハク】
『やっぱりチョコレート欲しい?』
俺は携帯を取り出すと、さりげなくリュウへとメールを送ってみた。
数分後、リュウから返事が返ってくる。
【赤屋】
『ハクからもらえるなら、なんだっていいよ。』
【赤屋】
『ハクのチョコ楽しみにしてるからな』
と返事がくる。リュウらしいといえばリュウらしいな。
そのメールの返信を読んで、チョコレートをあげるのが少し楽しくなってきはじめていた俺は、
さっと出かける準備を整えると、ウキウキした気持ちで家の玄関を開けた。
デパートまで出かけるのは久々だ。
普段、食事の準備は近所のスーパーで済ませている。
野菜も新鮮で安いし、便利だからだ。
でも今日はなんとなくデパートまで足を伸ばそうと思っていた。
どうせプレゼントとしてあげるものならリュウに喜んでもらいたいし、なにか特別な感じがするからだ。
俺が訪れた駅前にあるデパートは、さすがはバレンタインデー当日だけあって女性客でごった返していた。
店頭でも店内でも、所狭しといろんなブランドのチョコレートのパッケージ品が売られている。
中でも俺でも知っている有名なチョコレート屋には長蛇の列ができており、購入するまで軽く1時間かかるらしい。
【ハク】
(んー、どんなのがいいのかなぁ…?)
売り場にあるチョコレートを眺めていると、俺に気がついた女性店員が話しかけてきた。
【女性店員】
「彼女さんへのチョコレートですか?」
【ハク】
「えっ…まぁ…」
【女性店員】
「最近男性から女性にチョコレートを贈るのも少なくないんですよ。」
【女性店員】
「ほら…こちらの商品とか…」
女性店員が進めてきたチョコを見ると、ピンクのラッピングがかわいらしいいかにも女性が喜びそうなパッケージの商品だった。
【ハク】
「かっ…カワイイ…」
【女性店員】
「ですよね!ちなみに当店で一番の人気は、こちらの簡単手作りチョコキットなんですよ」
【女性店員】
「作り方も簡単で、ほらレシピ通りに作るだけでこんなに!」
裏面に記されているレシピをざっと見ると、俺でも作れそうなチョコケーキだ。
【女性店員】
「やっぱり手作りだと愛情の伝わり方も違いますし、あげた相手も喜んでくれるはずですよ」
そう言われた俺は、チョコをあげたリュウの姿を想像してみる。
普段、口数の少ないリュウだが、きっと喜んで食べてくれるに違いない。
【ハク】
「あ…コレください…」
【女性店員】
「ありがとうございます!」
【女性店員】
「あ、ちなみにこのキットだけだとチョコの量が限られているので…」
【女性店員】
「デコレーションするならチョコを買い足すのをお勧めしますよ!」
俺は女性店員がくれたさりげないアドバイスを鵜呑みにし、チョコキットを購入後、食料品売り場まで足を伸ばした。
【ハク】
(うわぁ…ここもかなりの人だな…)
食料品売り場もなかなかの人の多さだった。
バレンタインデーにかこつけて、さまざまな商品が売られている。
チョコレートだけではなく、ケーキ、クッキー、ワイン、せんべい。
【ハク】
(………せんべい?)
【ハク】
(だ、誰が買うんだこんなもの?)
もうすでにバレンタインとは関係なくなっているものもある。
俺はチョコレート菓子売り場へやってきた。
棚に並べられているチョコレートの山を一つ一つ吟味していると、周りには女性しかいない事に気づく。
そしてその目線が、なんとなく自分に向けられているような錯覚に陥る。
【ハク】
(うわ!俺まるで自分で自分のチョコを買ってる人みたいじゃないか…)
途端に恥ずかしくなり、大急ぎで目の前にあったチョコレートをいくつか買い物カゴの中に入れ、その場を離れた。
【ハク】
(そんなのあたりまえじゃないか…)
【ハク】
(今日はバレンタインデーなんだから)
とりあえず買い足し用のチョコレートは手に入れたから、あとは卵と生クリームか…。
俺は生鮮食品売り場へと足を向けようとしたその時だった。
【???】
「…ハクさん」
後ろから名前を呼ぶ声に呼び止められた。
振りかえるとそこには、バーテンダーの和久井さんの姿があった。
【ハク】
「えーと…和久井…さん、でしたよね」
【和久井】
「そうです、そうです。」
【和久井】
「いやぁ、よく似た方が買い物されてるなぁと思いましてね」
和久井さんも買い物カゴを持っているってことは、買い物に来ているのか。
カゴの中を見ると食材とチョコレート、ラッピンググッズが見えた。
【ハク】
「あれ…今日はお休みなんですか?」
【和久井】
「いえいえ、今日の仕込みの買い物と、お客様へあげるチョコレートの材料をね…」
【和久井】
「あ、チョコ…お好きなんですか?」
俺のカゴの中身を見て、ちょっとニヤニヤした顔つきで和久井さんが俺に訪ねてきた。
【ハク】
「ええ…まぁ」
それにはっと気付いた俺は、動揺を悟られないようにさりげなく答える。
【和久井】
「今日はバレンタインデーですからね。そんなにたくさん買ってたら誤解されちゃいますよ?」
ちょっとからかうようフフフ…と笑みを浮かべた和久井さんはそう言うと、レジの方へ歩いて行った。
【ハク】
(やっぱり変に見えるか…)
【ハク】
(って板チョコこんなに買ってたら怪しいか…)
俺はカゴの中のチョコを見てそう思った。
急いでいたとはいえ、バレンタインデーの当日に板チョコを5枚買う男って…。
俺は和久井さんに言われた事を思い出し、買い物かごのチョコの上にカップ麺を適当にのせてカムフラージュする。
これなら周の目をに気にする必要もないだろう。
すっかり安心した俺は、そのまま生鮮食品売り場で卵と生クリームをを手に入れ、レジで会計をすませ自宅へと急いだ。
【ハク】
「さてと…よし、やるか!」
俺は台所に立って、レシピの材料が全てそろっているのかの確認をする。
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