[期間限定イベント"ハロウィンナイト"] 桃島 光彦 編
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【ハク】(どうしよう……)
俺は……先ほど発表された今月のイベントに顔を青くしていた。
【桃島】
「ユキ、お疲れ」
【ハク】
「あっ、桃島さん! ……お疲れ様です」
【桃島】「……?」
まさかこのホストという仕事で、『あの』難関に立ち向かうことになるとは思わなかった……。
【緑川】
「……さて、今月のイベントだけど」
【緑川】
「10月といえば……月末に待ち構えるハロウィンだよね」
【緑川】
「今月はハロウィンにちなんで『ホラーハロウィン』っていうイベントをやるよ」
【ハク】
「……!!」
【緑川】
「遊園地のお化け屋敷のアトラクションを貸し切ることになったから」
【ハク】
「なっ……!」
【緑川】
「……ん? ユキ、どうかした?」
【ハク】
「あっ、いえ……なんでもありません、すみません……」
【緑川】
「……そう? ま、そういうわけだからみんなも楽しみにしてて」
【ハク】
(まさかここにきてお化け屋敷って……)
……実を言うと俺は……お化け屋敷が大の苦手なのだ。
【ハク】
(っていうか怖いものは苦手なんだよ……)
【ハク】
(こんな状況になったら言い出しづらい……)
しかも客としていくのだって苦手なのに今回は仕事で行かなければならない。
お化けに悲鳴を上げているところをお客さんに見られるわけにはいかないのだ。
【ハク】
(本当、どうしようかな……)
【ハク】
(当日、気が重いよ……)
【桃島】「……ユキ」
げっそりした様子の俺に、桃島さんが声をかけてきてくれた。
【ハク】
「あっ、すみません、何でしょう……?」
【桃島】
「何でしょうじゃないって。どうかした?」
【桃島】
「顔色青いみたいだけど」
【ハク】
「あっ……」
【ハク】
(桃島さんには何でもお見通しだな……)
【ハク】
「それが……」
【桃島】
「もしかして今月のイベントのこと?」
【桃島】
「ホラーハロウィンっつったっけ? もしかして怖いのダメとか?」
【ハク】
「……!」
その理由まで桃島さんにばっちり見抜かれてしまう。
【ハク】
「あっ、いや、その……」
【桃島】
「あ、図星? まぁユキ、そういうの得意そうには見えないから大丈夫だよ」
【桃島】
「むしろそこでお客さんと一緒にキャーキャー言っちゃうユキも可愛いんじゃない?」
【ハク】
「桃島さんってば!」
【桃島】
「冗談だって。……ま、子どもの頃とは違うし、今はそんな怖くないかもよ」
【ハク】
「……そんなこと言われても……」
俺がどれだけホラーものが苦手か、桃島さんは知らないからそんなことが言えるんだ。
【桃島】
「そんな本気にするなって」
【桃島】
「……じゃあ、行ってみる?」
【ハク】
「えっ!?」
【桃島】
「下見……っていうか練習兼ねてお化け屋敷、今度の休みにでもどう?」
【ハク】
「それは……」
お化け屋敷というサプライズホラーがメインのアトラクションで下見をできるというのはとても心強い。
でもわざわざ嫌いなものに何度も足を運ぶのも気が引ける。
【桃島】
「……イヤ?」
【ハク】
「イヤっていうか……お化け屋敷は嫌なんですけど……」
【桃島】
「でも当日ビビるのはもっとイヤでしょ?」
【ハク】
「うっ……」
【桃島】
「どうする?」
俺は悩んだ末に……。
【ハク】
「……わかりました、下見……一緒にお願いします」
【桃島】
「了解」
【ハク】
(……お化け屋敷か……)
せっかくの、桃島さんと久しぶりのデートなのに、場所のせいで楽しみにできない……。
でもそんな俺を連れ出してくれた桃島さんに感謝もしつつ、何年ぶりかのお化け屋敷に今から少し、怯えていた……。
―――そうこうしてやってきた、遊園地デート。
【桃島】
「遊園地久しぶりだねー。……あ、いや、そうでもないか」
【ハク】
「春ぐらいに来たような……」
【桃島】
「花見イベントのときも来たんだっけ」
【ハク】
「そうでした」
【桃島】
「最近忙しかったしねー、ハクともおちついてデートできなかった」
【ハク】
「確かに……」
ここのところ普段の営業に重ねて毎月のイベントが結構ヘビーで、こんな風に外に遊びに出ることは少なくなっていたかもしれない。
【桃島】
「……ま、あれからハクも売れっ子になったよね」
【ハク】
「そんなことないです、まだまだですよ」
【桃島】
「もう実質ナンバー3みたいなもんじゃん、いつもランキング入りしてるし」
【桃島】
「そこは謙遜するところじゃないよ?」
【ハク】
「でも桃島さんや緑川さんには全然かなわないですよ」
俺は……先ほど発表された今月のイベントに顔を青くしていた。
【桃島】
「ユキ、お疲れ」
【ハク】
「あっ、桃島さん! ……お疲れ様です」
【桃島】「……?」
まさかこのホストという仕事で、『あの』難関に立ち向かうことになるとは思わなかった……。
【緑川】
「……さて、今月のイベントだけど」
【緑川】
「10月といえば……月末に待ち構えるハロウィンだよね」
【緑川】
「今月はハロウィンにちなんで『ホラーハロウィン』っていうイベントをやるよ」
【ハク】
「……!!」
【緑川】
「遊園地のお化け屋敷のアトラクションを貸し切ることになったから」
【ハク】
「なっ……!」
【緑川】
「……ん? ユキ、どうかした?」
【ハク】
「あっ、いえ……なんでもありません、すみません……」
【緑川】
「……そう? ま、そういうわけだからみんなも楽しみにしてて」
【ハク】
(まさかここにきてお化け屋敷って……)
……実を言うと俺は……お化け屋敷が大の苦手なのだ。
【ハク】
(っていうか怖いものは苦手なんだよ……)
【ハク】
(こんな状況になったら言い出しづらい……)
しかも客としていくのだって苦手なのに今回は仕事で行かなければならない。
お化けに悲鳴を上げているところをお客さんに見られるわけにはいかないのだ。
【ハク】
(本当、どうしようかな……)
【ハク】
(当日、気が重いよ……)
【桃島】「……ユキ」
げっそりした様子の俺に、桃島さんが声をかけてきてくれた。
【ハク】
「あっ、すみません、何でしょう……?」
【桃島】
「何でしょうじゃないって。どうかした?」
【桃島】
「顔色青いみたいだけど」
【ハク】
「あっ……」
【ハク】
(桃島さんには何でもお見通しだな……)
【ハク】
「それが……」
【桃島】
「もしかして今月のイベントのこと?」
【桃島】
「ホラーハロウィンっつったっけ? もしかして怖いのダメとか?」
【ハク】
「……!」
その理由まで桃島さんにばっちり見抜かれてしまう。
【ハク】
「あっ、いや、その……」
【桃島】
「あ、図星? まぁユキ、そういうの得意そうには見えないから大丈夫だよ」
【桃島】
「むしろそこでお客さんと一緒にキャーキャー言っちゃうユキも可愛いんじゃない?」
【ハク】
「桃島さんってば!」
【桃島】
「冗談だって。……ま、子どもの頃とは違うし、今はそんな怖くないかもよ」
【ハク】
「……そんなこと言われても……」
俺がどれだけホラーものが苦手か、桃島さんは知らないからそんなことが言えるんだ。
【桃島】
「そんな本気にするなって」
【桃島】
「……じゃあ、行ってみる?」
【ハク】
「えっ!?」
【桃島】
「下見……っていうか練習兼ねてお化け屋敷、今度の休みにでもどう?」
【ハク】
「それは……」
お化け屋敷というサプライズホラーがメインのアトラクションで下見をできるというのはとても心強い。
でもわざわざ嫌いなものに何度も足を運ぶのも気が引ける。
【桃島】
「……イヤ?」
【ハク】
「イヤっていうか……お化け屋敷は嫌なんですけど……」
【桃島】
「でも当日ビビるのはもっとイヤでしょ?」
【ハク】
「うっ……」
【桃島】
「どうする?」
俺は悩んだ末に……。
【ハク】
「……わかりました、下見……一緒にお願いします」
【桃島】
「了解」
【ハク】
(……お化け屋敷か……)
せっかくの、桃島さんと久しぶりのデートなのに、場所のせいで楽しみにできない……。
でもそんな俺を連れ出してくれた桃島さんに感謝もしつつ、何年ぶりかのお化け屋敷に今から少し、怯えていた……。
―――そうこうしてやってきた、遊園地デート。
【桃島】
「遊園地久しぶりだねー。……あ、いや、そうでもないか」
【ハク】
「春ぐらいに来たような……」
【桃島】
「花見イベントのときも来たんだっけ」
【ハク】
「そうでした」
【桃島】
「最近忙しかったしねー、ハクともおちついてデートできなかった」
【ハク】
「確かに……」
ここのところ普段の営業に重ねて毎月のイベントが結構ヘビーで、こんな風に外に遊びに出ることは少なくなっていたかもしれない。
【桃島】
「……ま、あれからハクも売れっ子になったよね」
【ハク】
「そんなことないです、まだまだですよ」
【桃島】
「もう実質ナンバー3みたいなもんじゃん、いつもランキング入りしてるし」
【桃島】
「そこは謙遜するところじゃないよ?」
【ハク】
「でも桃島さんや緑川さんには全然かなわないですよ」
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