[本編] 緑川 彰一 編
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そう言って緑川さんは、俺の身体を引き寄せ……ぎゅっと抱きしめてきた。
【ハク】
「緑川さん……!?」
【緑川】
「……目、瞑って」
【ハク】
「えっ……」
【緑川】
「いいから」
【ハク】
「……!」
そう言って……いつもより何割増しかの『王子様』笑顔。
【ハク】
「……えっと……」
動揺しながらも瞼を降ろすと……。
【ハク】
「……!」
緑川さんの唇が重なってきた。
あのときより口づけは長く、甘く。
優しい緑川さんの舌が、俺の中に入ってくる。
【緑川】
「……ハク」
【ハク】
「緑川、さんっ……!」
【緑川】
「……好きだよ」
【ハク】
「!」
【緑川】
「ハクのおかげで、俺は変われた」
緑川さんが真っ直ぐに俺を見つめて、そう言った。
【緑川】
「ずっと閉じ込めてた苦しい自分を、自由にしてくれた」
【緑川】
「ハクのおかげだ」
【緑川】
「あのとき……ハクが気付かせてくれたんだ」
【緑川】
「大切な気持ちって、これだったって」
【ハク】
「緑川さん……」
【緑川】
「好き、大好き」
【ハク】
「ぁ、っ……」
一瞬でも離れている間を惜しむように、緑川さんが唇を重ねてくる。
逃げ場なんかなくて……逃げたくなんてなかったけれど。
気付けば……ベッドになだれこんでいた。
【緑川】
「……しようか」
【ハク】
「いいんですか?」
【緑川】
「どうしてダメだと思うの?」
【ハク】
「だって、緑川さん……男……」
【緑川】
「男抱けないって俺言ったことあった?」
【ハク】
「ないですけど、でもっ……」
緑川さんは男が好きでも何でもなかったはずなのに……!
【緑川】
「好きになったら性別なんか関係ない、ハクは違うの?」
【ハク】
「違い……ませんっ……。俺、緑川さんなら……」
【緑川】
「今から……本当の俺を見せるよ」
【緑川】
「俺も見たことのない……本当の俺」
【ハク】
「えっ……わっ、あっ、待っ……んんっ……!」
王子様のキスはどこへやら。
噛みつかれるように激しいキスで呼吸を奪われながら、身に付けていたものを剥ぎ取られていく。
【ハク】
「やっ……待ってっ……」
【緑川】
「待てない」
下半身をまるごと脱がされて、シャツにも手をかけられる。
【ハク】
「やっ、せめて、シャワー、シャワーをっ……」
【緑川】
「……浴びないと、ダメ?」
【ハク】
「だって俺、汚っ・・」
【緑川】
「そんなことないんだけどなぁ。でも、ハクがそうしたいなら」
【ハク】
「えっ……て、うわぁああ!」
緑川さんに抱きあげられる。
そう……いわゆるお姫様抱っこというやつで。
【緑川】
「ハク、かわいい」
【ハク】
「かわいいって、どこ見て……、……!」
緑川さんの視線の先には、露わになった俺の中心。
既に期待で高まって、頭をもたげ始めている。
【ハク】
「み、見ないでくださっ……!」
【緑川】
「見るなっていう方が無理でしょ」
【緑川】
「ハクの一番、かわいいとこだもん」
【ハク】
「……!」
真っ赤になって、顔を見られたくなくて緑川さんの肩口にしがみつく。
【緑川】
「全部洗ってあげる」
【ハク】
「そんなっ……」
【緑川】
「隅から隅まで、ぜーんぶ」
【ハク】
「そんなのっ……いいですっ!」
【緑川】
「ハクの全部を見せてよ」
【ハク】
「なっ……」
【緑川】
「ハクにだけは、俺の全部を見せるから」
【ハク】
「……!」
俺のたっての希望でシャワーを浴びることになったが……緑川さんも一緒だった。
シャワーを浴びるだけ、っていう条件で恥ずかしいのを堪えて許したのに……。
そんな約束が守られるわけもなく……。
【ハク】
「っあ、ひゃっ……」
【緑川】
「……ここがイイの?」
シャワーを浴びながら、緑川さんが俺の熱くなったそこを弄り続ける。
【ハク】
「やっ、はっ……あっ……もうっ……」
【緑川】
「じゃあここも……触っていい?」
緑川さんの指が、後ろを這って……秘密の場所を見つける。
【ハク】
「やっ……!」
【緑川】
「……ここはダメって言ってないみたいだよ?」
【ハク】
「あっ、あ、あぁんっ!」
緑川さんの指が優しく中に侵入してきた。
【緑川】
「……思ったより柔らかいね」
【ハク】
「そん、なのっ……わかん、なっ……」
初めての感触に腰が揺れてしまう。
【緑川】
「逃げないで。……今からイイことしかしないから」
そう言って緑川さんの指が奥に届く。
【ハク】
「は、ぁっ……!」
【緑川】
「イイとこ、見っけ」
緑川さんは味を占めたように俺の奥を弄んでいく。
でももちろん、独りよがりの行為ではなくて、俺を高めていってくれるもので……
【ハク】
「あっ、あっ……緑川さん、もうっ……」
【緑川】
「限界? じゃあ続きは……ベッドでしようか?」
コックをひねってシャワーを止めると、バスタオルを巻かれお姫様抱っこで、ベッドに連れて行かれる。
ふたりの時間は……まだまだ、終わらない―――。
【緑川】
「ハク……行くよ」
【ハク】
「はぁ、んっ……!」
緑川さんとひとつにつながって、どこまでも快感を追い求めて……。
俺は緑川さんと愛を分け合い、与え合って―――。
緑川さんが、みんなの『王子様』ではなく、俺だけの『王子様』として接しているのがわかることが嬉しかった。
一晩かけてふたりのすべてを明け渡して……俺たちはお互いを余すことなく分かち合った―――。
【緑川】
「愛してるよ、ハク。俺の―――誰よりも大切な人」
終
【ハク】
「緑川さん……!?」
【緑川】
「……目、瞑って」
【ハク】
「えっ……」
【緑川】
「いいから」
【ハク】
「……!」
そう言って……いつもより何割増しかの『王子様』笑顔。
【ハク】
「……えっと……」
動揺しながらも瞼を降ろすと……。
【ハク】
「……!」
緑川さんの唇が重なってきた。
あのときより口づけは長く、甘く。
優しい緑川さんの舌が、俺の中に入ってくる。
【緑川】
「……ハク」
【ハク】
「緑川、さんっ……!」
【緑川】
「……好きだよ」
【ハク】
「!」
【緑川】
「ハクのおかげで、俺は変われた」
緑川さんが真っ直ぐに俺を見つめて、そう言った。
【緑川】
「ずっと閉じ込めてた苦しい自分を、自由にしてくれた」
【緑川】
「ハクのおかげだ」
【緑川】
「あのとき……ハクが気付かせてくれたんだ」
【緑川】
「大切な気持ちって、これだったって」
【ハク】
「緑川さん……」
【緑川】
「好き、大好き」
【ハク】
「ぁ、っ……」
一瞬でも離れている間を惜しむように、緑川さんが唇を重ねてくる。
逃げ場なんかなくて……逃げたくなんてなかったけれど。
気付けば……ベッドになだれこんでいた。
【緑川】
「……しようか」
【ハク】
「いいんですか?」
【緑川】
「どうしてダメだと思うの?」
【ハク】
「だって、緑川さん……男……」
【緑川】
「男抱けないって俺言ったことあった?」
【ハク】
「ないですけど、でもっ……」
緑川さんは男が好きでも何でもなかったはずなのに……!
【緑川】
「好きになったら性別なんか関係ない、ハクは違うの?」
【ハク】
「違い……ませんっ……。俺、緑川さんなら……」
【緑川】
「今から……本当の俺を見せるよ」
【緑川】
「俺も見たことのない……本当の俺」
【ハク】
「えっ……わっ、あっ、待っ……んんっ……!」
王子様のキスはどこへやら。
噛みつかれるように激しいキスで呼吸を奪われながら、身に付けていたものを剥ぎ取られていく。
【ハク】
「やっ……待ってっ……」
【緑川】
「待てない」
下半身をまるごと脱がされて、シャツにも手をかけられる。
【ハク】
「やっ、せめて、シャワー、シャワーをっ……」
【緑川】
「……浴びないと、ダメ?」
【ハク】
「だって俺、汚っ・・」
【緑川】
「そんなことないんだけどなぁ。でも、ハクがそうしたいなら」
【ハク】
「えっ……て、うわぁああ!」
緑川さんに抱きあげられる。
そう……いわゆるお姫様抱っこというやつで。
【緑川】
「ハク、かわいい」
【ハク】
「かわいいって、どこ見て……、……!」
緑川さんの視線の先には、露わになった俺の中心。
既に期待で高まって、頭をもたげ始めている。
【ハク】
「み、見ないでくださっ……!」
【緑川】
「見るなっていう方が無理でしょ」
【緑川】
「ハクの一番、かわいいとこだもん」
【ハク】
「……!」
真っ赤になって、顔を見られたくなくて緑川さんの肩口にしがみつく。
【緑川】
「全部洗ってあげる」
【ハク】
「そんなっ……」
【緑川】
「隅から隅まで、ぜーんぶ」
【ハク】
「そんなのっ……いいですっ!」
【緑川】
「ハクの全部を見せてよ」
【ハク】
「なっ……」
【緑川】
「ハクにだけは、俺の全部を見せるから」
【ハク】
「……!」
俺のたっての希望でシャワーを浴びることになったが……緑川さんも一緒だった。
シャワーを浴びるだけ、っていう条件で恥ずかしいのを堪えて許したのに……。
そんな約束が守られるわけもなく……。
【ハク】
「っあ、ひゃっ……」
【緑川】
「……ここがイイの?」
シャワーを浴びながら、緑川さんが俺の熱くなったそこを弄り続ける。
【ハク】
「やっ、はっ……あっ……もうっ……」
【緑川】
「じゃあここも……触っていい?」
緑川さんの指が、後ろを這って……秘密の場所を見つける。
【ハク】
「やっ……!」
【緑川】
「……ここはダメって言ってないみたいだよ?」
【ハク】
「あっ、あ、あぁんっ!」
緑川さんの指が優しく中に侵入してきた。
【緑川】
「……思ったより柔らかいね」
【ハク】
「そん、なのっ……わかん、なっ……」
初めての感触に腰が揺れてしまう。
【緑川】
「逃げないで。……今からイイことしかしないから」
そう言って緑川さんの指が奥に届く。
【ハク】
「は、ぁっ……!」
【緑川】
「イイとこ、見っけ」
緑川さんは味を占めたように俺の奥を弄んでいく。
でももちろん、独りよがりの行為ではなくて、俺を高めていってくれるもので……
【ハク】
「あっ、あっ……緑川さん、もうっ……」
【緑川】
「限界? じゃあ続きは……ベッドでしようか?」
コックをひねってシャワーを止めると、バスタオルを巻かれお姫様抱っこで、ベッドに連れて行かれる。
ふたりの時間は……まだまだ、終わらない―――。
【緑川】
「ハク……行くよ」
【ハク】
「はぁ、んっ……!」
緑川さんとひとつにつながって、どこまでも快感を追い求めて……。
俺は緑川さんと愛を分け合い、与え合って―――。
緑川さんが、みんなの『王子様』ではなく、俺だけの『王子様』として接しているのがわかることが嬉しかった。
一晩かけてふたりのすべてを明け渡して……俺たちはお互いを余すことなく分かち合った―――。
【緑川】
「愛してるよ、ハク。俺の―――誰よりも大切な人」
終