[本編] 緑川 彰一 編
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【香月】
「今日はお詫びのパーティーらしいな、緑川ァ!」
【緑川】
「っ……!」
パーティーを終えて後片付けをしているところに……
また香月さんが乗り込んできたのだ。
【緑川】
「お前……」
【香月】
「今日は店が閉まってから来てやったんだ、感謝してほしいくらいだが?」
【緑川】
「……」
緑川さんの瞳が不安定に揺れる。
困惑して……下唇を噛み締めている。
怒ってもいるみたいだ。
【緑川】
「もう……」
【香月】
「あァ!?」
【緑川】
「もう店には来ないでくれませんか」
【緑川】
「迷惑です」
【香月】
「んなこと知ってんだよ」
【香月】
「だから来てんだろ? ハハッ」
そう言って香月さんは嫌味たらしく笑った。
【緑川】
「店に来ないでください」
【香月】
「やだね。っつーか緑川」
【香月】
「ちょっと顔貸せよ」
【緑川】
「は……?」
【香月】
「今日はおハナシなんかするために来たんじゃねぇ」
【香月】
「『お取引』に来たんでね」
【緑川】
「取引……」
【香月】
「来いよ」
【香月】
「水野!」
香月さんが声を上げると、香月さんの車から水野という運転手兼助手のような男が降りてきた。
【水野】
「おとなしくしてろよっ」
【緑川】
「っ! やめてくれませんか!」
【水野】
「やめてくれでやめるわけねぇだろが」
そう言って香月さんは抵抗する緑川さんの耳元でゆっくりと囁いた。
【香月】
「いいのか? 写真……撒いても?」
【緑川】
「くっ……!」
緑川さんの動きが一瞬止まる……。
その隙をついて水野は緑川さんの腕をひねり上げ、簡易手錠のようなもので手首を拘束した。
【ハク】
「なっ!?」
【香月】
「行くぞ」
【ハク】
「緑川さん!」
俺のことは目もくれず、香月さんたちは緑川さんを乗せ、車を発車させてしまう。
【ハク】
(追いかけないと!)
【ハク】
「タクシー!」
俺はあわてて通りがかったタクシーを呼び止め、乗り込んだ。
【ハク】
「前の車、追ってください!」
緑川さんたちの後を追ってやってきたのは……
使われていない倉庫裏だった。
【ハク】
(いたっ……!)
タクシーを降りた俺は、香月さんたちを刺激しないように影に隠れる。
【香月】
「お前、実家に内緒でホストやってるって言うから俺面白いこと思いついちゃってさぁ」
【緑川】
「とりあえずこの手錠、どうにかしてくれないかな」
【香月】
「ハッ、取引が成立するまではずさねぇよ」
【香月】
「これ、なんだけど」
香月が取り出したのは数枚の写真。
【香月】
「興信所使って取らせたんだぜ~、お前のリッパなキンムタイド」
【緑川】
「なっ……!」
【香月】
「お前がホストやってるっていう動かぬ証拠だ」
【緑川】
「っ……!」
【香月】
「コレ、実家に送っちゃまずいんだろ?」
【香月】
「御曹司がある日突然音信不通になったと思ったらホストやってました~なんて」
【香月】
「緑川商事の看板にキズがつくもんなぁ!?」
【香月】
「……ま、俺も鬼じゃねぇし?」
【香月】
「この写真のデータ、一切合財お前に売るって手段も考えちゃいるワケ」
【緑川】
「……いくらだ」
【ハク】
(緑川さん!)
そんな横暴な取引に応じちゃダメだ。
だいたいデータが他に残っていない証拠なんてない。
思っても声が出せない。
【ハク】
(……って、緑川さん……そこまでして実家に内緒にしたいのか……?)
確かに俺だって家族にばらすと言われたら困るけれど、状況だってある。
あんな手錠されて脅されるなら実家に写真ぐらい……と思うけれど。
【ハク】
(緑川さんには禁忌なのか……?)
すると香月は左手の人差し指を立てて緑川さんに見せた。
【緑川】
「……1……?」
【香月】
「これで売ってやるよ」
【緑川】
「……桁は」
【香月】
「億だ」
【緑川】
「っ……!!」
【ハク】
(1億!?)
「今日はお詫びのパーティーらしいな、緑川ァ!」
【緑川】
「っ……!」
パーティーを終えて後片付けをしているところに……
また香月さんが乗り込んできたのだ。
【緑川】
「お前……」
【香月】
「今日は店が閉まってから来てやったんだ、感謝してほしいくらいだが?」
【緑川】
「……」
緑川さんの瞳が不安定に揺れる。
困惑して……下唇を噛み締めている。
怒ってもいるみたいだ。
【緑川】
「もう……」
【香月】
「あァ!?」
【緑川】
「もう店には来ないでくれませんか」
【緑川】
「迷惑です」
【香月】
「んなこと知ってんだよ」
【香月】
「だから来てんだろ? ハハッ」
そう言って香月さんは嫌味たらしく笑った。
【緑川】
「店に来ないでください」
【香月】
「やだね。っつーか緑川」
【香月】
「ちょっと顔貸せよ」
【緑川】
「は……?」
【香月】
「今日はおハナシなんかするために来たんじゃねぇ」
【香月】
「『お取引』に来たんでね」
【緑川】
「取引……」
【香月】
「来いよ」
【香月】
「水野!」
香月さんが声を上げると、香月さんの車から水野という運転手兼助手のような男が降りてきた。
【水野】
「おとなしくしてろよっ」
【緑川】
「っ! やめてくれませんか!」
【水野】
「やめてくれでやめるわけねぇだろが」
そう言って香月さんは抵抗する緑川さんの耳元でゆっくりと囁いた。
【香月】
「いいのか? 写真……撒いても?」
【緑川】
「くっ……!」
緑川さんの動きが一瞬止まる……。
その隙をついて水野は緑川さんの腕をひねり上げ、簡易手錠のようなもので手首を拘束した。
【ハク】
「なっ!?」
【香月】
「行くぞ」
【ハク】
「緑川さん!」
俺のことは目もくれず、香月さんたちは緑川さんを乗せ、車を発車させてしまう。
【ハク】
(追いかけないと!)
【ハク】
「タクシー!」
俺はあわてて通りがかったタクシーを呼び止め、乗り込んだ。
【ハク】
「前の車、追ってください!」
緑川さんたちの後を追ってやってきたのは……
使われていない倉庫裏だった。
【ハク】
(いたっ……!)
タクシーを降りた俺は、香月さんたちを刺激しないように影に隠れる。
【香月】
「お前、実家に内緒でホストやってるって言うから俺面白いこと思いついちゃってさぁ」
【緑川】
「とりあえずこの手錠、どうにかしてくれないかな」
【香月】
「ハッ、取引が成立するまではずさねぇよ」
【香月】
「これ、なんだけど」
香月が取り出したのは数枚の写真。
【香月】
「興信所使って取らせたんだぜ~、お前のリッパなキンムタイド」
【緑川】
「なっ……!」
【香月】
「お前がホストやってるっていう動かぬ証拠だ」
【緑川】
「っ……!」
【香月】
「コレ、実家に送っちゃまずいんだろ?」
【香月】
「御曹司がある日突然音信不通になったと思ったらホストやってました~なんて」
【香月】
「緑川商事の看板にキズがつくもんなぁ!?」
【香月】
「……ま、俺も鬼じゃねぇし?」
【香月】
「この写真のデータ、一切合財お前に売るって手段も考えちゃいるワケ」
【緑川】
「……いくらだ」
【ハク】
(緑川さん!)
そんな横暴な取引に応じちゃダメだ。
だいたいデータが他に残っていない証拠なんてない。
思っても声が出せない。
【ハク】
(……って、緑川さん……そこまでして実家に内緒にしたいのか……?)
確かに俺だって家族にばらすと言われたら困るけれど、状況だってある。
あんな手錠されて脅されるなら実家に写真ぐらい……と思うけれど。
【ハク】
(緑川さんには禁忌なのか……?)
すると香月は左手の人差し指を立てて緑川さんに見せた。
【緑川】
「……1……?」
【香月】
「これで売ってやるよ」
【緑川】
「……桁は」
【香月】
「億だ」
【緑川】
「っ……!!」
【ハク】
(1億!?)
