[本編] 藍建 仁 編
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……そういえば、藍建さんが助けてくれたときに気になったことがひとつある。
【ハク】
「そういえばバルコニーのとき、藍建さん、高所恐怖症だったんじゃ……大丈夫だったんですか?」
黒木を突き飛ばして、バルコニーから落とされそうになった俺を助けてくれたのは、藍建さんだった。
以前、藍建さんはある事件以来高いところは駄目だと言っていたのを知っている。
ナツの部屋はタワーマンションの上層階に位置しており、当然高さも相当だ。
【藍建】
「あのときは無我夢中で……ただ高所への恐怖よりも、ハクくんがいなくなる恐怖の方が勝ったんだと思う」
【藍建】
「それだけ、キミを失いたくなかったんだよ」
【ハク】
「え……」
そんなことを言う藍建さんに、頬が紅潮するのがわかる。
照れているだけじゃない、嬉しいんだ……。
【藍建】
「わっ……」
俺は我慢できずに藍建さんを抱き締めた。
藍建さんも驚きながらも俺の背中に腕を回してくれる。
しばらくそうしていたが、藍建さんと俺を隔てる服ですらもどかしい。
早く部屋に入って、遮るもののない状態で藍建さんと抱き合いたかった……。
家に帰って藍建さんがドアの鍵を閉めるのを確認すると、
俺は床に座ろうとした藍建さんの顎をすくいあげ、唇を合わせた。
【ハク】
「藍建さん……っ」
【藍建】
「……ふ、ぁ……」
唇の隙間から舌を侵入させ、口の中をかき回してから唇を解放した。
【藍建】
「んっ、はぁ……」
唇が離れると、俺はそのまま藍建さんを敷かれたままの布団に押し倒した。
【藍建】
「つ、ハクくん……っ!?」
【ハク】
「俺っ……藍建さんのこと、抱きたいと思ってる」
【ハク】
「藍建さんのこと、よろこばせてあげたい……」
【ハク】
「だめ……ですか?」
藍建さんの目を見て一気にまくしたてると、彼は観念したように笑った。
【藍建】
「キミは、ずるいよ……」
【ハク】
「すみません、ずるくて。でも、藍建さんが欲しい……!」
藍建さんは押し倒されたまま目を閉じる。
俺はそれを了承と受け取って、もう一度キスを落とした。
……今まで、他の人にこんな風に思ったことなんてなかった。
でも、不思議と藍建さんには触れたくて触れたくて、仕方ない。
その思いが積もって、今この瞬間にすべて弾けてしまったようだった。
【藍建】
「ん……は、ぁ……」
服を脱いでお互い生まれたままの姿になり、布団の上でもつれ合う。
ちゅ、ちゅ……と唇を合わせながら藍建さんの体に触れた。
刑事さんらしく、引き締まった体だ。
【藍建】
「ん……っ」
腰のラインをなぞり、恐る恐る中心に手を伸ばすと、藍建さんの体がびくっと震えた。
【ハク】
(……意識して、くれてるんだよな)
【藍建】
「……ふっ、ぅ……」
かたちをなぞるように軽く握り込み、ゆっくりと手を動かすと、藍建さんの口から吐息が漏れる。
それが嬉しくて、俺はもっと愛撫を加えた。
だが、藍建さんの表情を見ていると何もしていない俺まで昂ぶって来て、だんだんそれだけでは物足りなくなってくる。
【ハク】
「藍建さん、俺……藍建さんのナカに入りたい……」
【藍建】
「……うん。いいよ、おいで……」
素直に告げると藍建さんは頷いて、四つん這いになり俺の手を取ってそこへと導いた。
俺の指は藍建さんの指と共にその奥へともぐり込む。
【藍建】
「っく、ん……!」
いきなり二本の指はキツかったのか、藍建さんの眉間に皺が寄る。
俺は慌てて指を抜こうとしたが、藍建さんの手で押し留められた。
【藍建】
「大丈、夫……だから……ゆっくり……」
【ハク】
「藍建さん……」
苦しそうな顔はさせたくないのに……。
だが、痛い思いもさせたくない。俺は指を動かして藍建さんの内側を拡げることに専念した。
すると、ある一点に触れた時に藍建さんの体が跳ねる。
【藍建】
「ひ、あ……!あっ……!」
【ハク】
「ここが、いいんですか……?」
藍建さんのいいところを見つけたのが嬉しくて、ついそこばかり責めてしまう。
気が付くと、藍建さんはもう息も絶え絶えな姿だった。
【藍建】
「あ、んっ……あ、ハク、くん……っ!も、いい、いいから……!」
【ハク】
「は、はい……」
正直、藍建さんの乱れた姿を見ているだけで俺もそろそろ待ちきれなかった。
だって、好きな人が俺の指でこんなことになってくれているなんて、堪らない。
【藍建】
「ん……っ、は、ぁ……」
【ハク】
「ぅ、すご、い……」
藍建さんはゆっくりと息を吐きながら俺を受け容れる。
丹念に解したからかすんなりと根元まで入ることができたが、その感覚は想像以上だ。
あまりの心地良さに、俺は思わず動きが止まってしまう。
【藍建】
「はやく、動い、て……」
すると、小刻みな息の下から藍建さんが声をあげる。
【ハク】
「は、はい。それじゃ……」
恐る恐る、抜き差しを開始する。
【藍建】
「あっ、あ、あ……」
【ハク】
「……っく……」
【ハク】
(なんだ、これ……)
好きな人と繋がるという行為が、こんなにも自分自身を満たしてくれるものだなんて、知らなかった。
最初は恐る恐るだった動きが、だんだんと本能のままに大胆になってゆく。
【藍建】
「あぁっ……ふ、あ……」
さらに、視覚で感じる乱れた藍建さんの姿が俺自身を追い立てる。
堪らなくて、俺は藍建さんの指に己の指を絡めた。
【ハク】
「藍建さん、俺、もう……っ」
【藍建】
「オレ、も……あ、ああ……っ!!」
【ハク】
「っく……ん、ぁ……!」
絶頂は、二人同時だった……。
【ハク】
「……っは、ぁ……」
行為の終わった後、藍建さんの中から退くと俺は布団に倒れ込んだ。
今まで感じたことのないほどの絶頂……。
でもその後の疲労感は、心地よいものだった。
【藍建】
「ふぅ……」
だが、まだ俺は言わなければならないことがある。
行為のお陰で、藍建さんと離れたくない気持ちがいっそう強くなった。
俺は決心して、繋いだままの手をぎゅっと握り込んだ。
【ハク】
「そういえばバルコニーのとき、藍建さん、高所恐怖症だったんじゃ……大丈夫だったんですか?」
黒木を突き飛ばして、バルコニーから落とされそうになった俺を助けてくれたのは、藍建さんだった。
以前、藍建さんはある事件以来高いところは駄目だと言っていたのを知っている。
ナツの部屋はタワーマンションの上層階に位置しており、当然高さも相当だ。
【藍建】
「あのときは無我夢中で……ただ高所への恐怖よりも、ハクくんがいなくなる恐怖の方が勝ったんだと思う」
【藍建】
「それだけ、キミを失いたくなかったんだよ」
【ハク】
「え……」
そんなことを言う藍建さんに、頬が紅潮するのがわかる。
照れているだけじゃない、嬉しいんだ……。
【藍建】
「わっ……」
俺は我慢できずに藍建さんを抱き締めた。
藍建さんも驚きながらも俺の背中に腕を回してくれる。
しばらくそうしていたが、藍建さんと俺を隔てる服ですらもどかしい。
早く部屋に入って、遮るもののない状態で藍建さんと抱き合いたかった……。
家に帰って藍建さんがドアの鍵を閉めるのを確認すると、
俺は床に座ろうとした藍建さんの顎をすくいあげ、唇を合わせた。
【ハク】
「藍建さん……っ」
【藍建】
「……ふ、ぁ……」
唇の隙間から舌を侵入させ、口の中をかき回してから唇を解放した。
【藍建】
「んっ、はぁ……」
唇が離れると、俺はそのまま藍建さんを敷かれたままの布団に押し倒した。
【藍建】
「つ、ハクくん……っ!?」
【ハク】
「俺っ……藍建さんのこと、抱きたいと思ってる」
【ハク】
「藍建さんのこと、よろこばせてあげたい……」
【ハク】
「だめ……ですか?」
藍建さんの目を見て一気にまくしたてると、彼は観念したように笑った。
【藍建】
「キミは、ずるいよ……」
【ハク】
「すみません、ずるくて。でも、藍建さんが欲しい……!」
藍建さんは押し倒されたまま目を閉じる。
俺はそれを了承と受け取って、もう一度キスを落とした。
……今まで、他の人にこんな風に思ったことなんてなかった。
でも、不思議と藍建さんには触れたくて触れたくて、仕方ない。
その思いが積もって、今この瞬間にすべて弾けてしまったようだった。
【藍建】
「ん……は、ぁ……」
服を脱いでお互い生まれたままの姿になり、布団の上でもつれ合う。
ちゅ、ちゅ……と唇を合わせながら藍建さんの体に触れた。
刑事さんらしく、引き締まった体だ。
【藍建】
「ん……っ」
腰のラインをなぞり、恐る恐る中心に手を伸ばすと、藍建さんの体がびくっと震えた。
【ハク】
(……意識して、くれてるんだよな)
【藍建】
「……ふっ、ぅ……」
かたちをなぞるように軽く握り込み、ゆっくりと手を動かすと、藍建さんの口から吐息が漏れる。
それが嬉しくて、俺はもっと愛撫を加えた。
だが、藍建さんの表情を見ていると何もしていない俺まで昂ぶって来て、だんだんそれだけでは物足りなくなってくる。
【ハク】
「藍建さん、俺……藍建さんのナカに入りたい……」
【藍建】
「……うん。いいよ、おいで……」
素直に告げると藍建さんは頷いて、四つん這いになり俺の手を取ってそこへと導いた。
俺の指は藍建さんの指と共にその奥へともぐり込む。
【藍建】
「っく、ん……!」
いきなり二本の指はキツかったのか、藍建さんの眉間に皺が寄る。
俺は慌てて指を抜こうとしたが、藍建さんの手で押し留められた。
【藍建】
「大丈、夫……だから……ゆっくり……」
【ハク】
「藍建さん……」
苦しそうな顔はさせたくないのに……。
だが、痛い思いもさせたくない。俺は指を動かして藍建さんの内側を拡げることに専念した。
すると、ある一点に触れた時に藍建さんの体が跳ねる。
【藍建】
「ひ、あ……!あっ……!」
【ハク】
「ここが、いいんですか……?」
藍建さんのいいところを見つけたのが嬉しくて、ついそこばかり責めてしまう。
気が付くと、藍建さんはもう息も絶え絶えな姿だった。
【藍建】
「あ、んっ……あ、ハク、くん……っ!も、いい、いいから……!」
【ハク】
「は、はい……」
正直、藍建さんの乱れた姿を見ているだけで俺もそろそろ待ちきれなかった。
だって、好きな人が俺の指でこんなことになってくれているなんて、堪らない。
【藍建】
「ん……っ、は、ぁ……」
【ハク】
「ぅ、すご、い……」
藍建さんはゆっくりと息を吐きながら俺を受け容れる。
丹念に解したからかすんなりと根元まで入ることができたが、その感覚は想像以上だ。
あまりの心地良さに、俺は思わず動きが止まってしまう。
【藍建】
「はやく、動い、て……」
すると、小刻みな息の下から藍建さんが声をあげる。
【ハク】
「は、はい。それじゃ……」
恐る恐る、抜き差しを開始する。
【藍建】
「あっ、あ、あ……」
【ハク】
「……っく……」
【ハク】
(なんだ、これ……)
好きな人と繋がるという行為が、こんなにも自分自身を満たしてくれるものだなんて、知らなかった。
最初は恐る恐るだった動きが、だんだんと本能のままに大胆になってゆく。
【藍建】
「あぁっ……ふ、あ……」
さらに、視覚で感じる乱れた藍建さんの姿が俺自身を追い立てる。
堪らなくて、俺は藍建さんの指に己の指を絡めた。
【ハク】
「藍建さん、俺、もう……っ」
【藍建】
「オレ、も……あ、ああ……っ!!」
【ハク】
「っく……ん、ぁ……!」
絶頂は、二人同時だった……。
【ハク】
「……っは、ぁ……」
行為の終わった後、藍建さんの中から退くと俺は布団に倒れ込んだ。
今まで感じたことのないほどの絶頂……。
でもその後の疲労感は、心地よいものだった。
【藍建】
「ふぅ……」
だが、まだ俺は言わなければならないことがある。
行為のお陰で、藍建さんと離れたくない気持ちがいっそう強くなった。
俺は決心して、繋いだままの手をぎゅっと握り込んだ。