[本編] 藍建 仁 編
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【銀】
「…………」
【黒木】
「アハハハ!だけど、そこまでしたのに結局ハクを手に入れることはできなかったなんて、笑えるよ!」
【銀】
「ふん……お前こそ、ハクの居場所を失くすために放火までしたと言うのにな」
【銀】
「それで、ハクは手に入ったのか?」
【ハク】
(放火……!?)
それはきっと、俺のアパートの火事のことだ。
藍建さんは、出火原因は放火に間違いないと言っていた。
【ハク】
(俺も、早く犯人が見つかればばいいと思ってた)
【ハク】
(だけどそれが……俺をどん底に落としたのが、全て高校時代の友人の仕業だったなんて……!)
【ハク】
(ナツのことも……黒木も……俺は友人だと思っていたのに……)
さらに、二人が俺に異様に執着していることを知って、俺は危機感を覚えた。
だが、どうにか逃げようとしても手足を縛られていては何もできない。
そうしているうちにも、壁の向こうの静かな戦いは続いている。
【黒木】
「ところで銀……ハクをどこに隠した?」
【銀】
「さぁ、知らないな」
そんなとき、ピンポーンと間の抜けた音が響く。
どうやら、インターフォンの音のようだ。
【銀】
「黒木……大人しくしていろよ」
ナツは黒木を牽制しながらインターフォンに応答した。
どうやらインターフォンはリビングから繋がっているらしく、その声もこちらに聞こえてくる。
【銀】
「はい……なんだ、藍建か」
【ハク】
(藍建、さん……!?)
思いもかけない名前に、全身が震える。
大声で助けを求めたいが、俺の口に嵌った猿轡がそれを阻んだ。
【銀】
「どうしたんだ、家まで押しかけるなんて。またオレに抱かれたくなったのか?」
【藍建】
「……今日はアンタに自首を勧めに来た」
【藍建】
「ほら、見ろ。正真正銘の捜査令状だ」
【銀】
「くっ……」
藍建さんの口調は重く、硬い。
そして、捜査令状をモニターに向かって見せたのだろう。
それまで強気なことを言っていたナツも、思わず黙った。
【藍建】
「……家に上げてもらおうか」
【銀】
「……ふん、まぁ良い。入れ」
ナツは渋々と言った様子でセキュリティロックを解除する。
だがそのとき、俺にはまた別の危機が迫っていた……。
続く…
「…………」
【黒木】
「アハハハ!だけど、そこまでしたのに結局ハクを手に入れることはできなかったなんて、笑えるよ!」
【銀】
「ふん……お前こそ、ハクの居場所を失くすために放火までしたと言うのにな」
【銀】
「それで、ハクは手に入ったのか?」
【ハク】
(放火……!?)
それはきっと、俺のアパートの火事のことだ。
藍建さんは、出火原因は放火に間違いないと言っていた。
【ハク】
(俺も、早く犯人が見つかればばいいと思ってた)
【ハク】
(だけどそれが……俺をどん底に落としたのが、全て高校時代の友人の仕業だったなんて……!)
【ハク】
(ナツのことも……黒木も……俺は友人だと思っていたのに……)
さらに、二人が俺に異様に執着していることを知って、俺は危機感を覚えた。
だが、どうにか逃げようとしても手足を縛られていては何もできない。
そうしているうちにも、壁の向こうの静かな戦いは続いている。
【黒木】
「ところで銀……ハクをどこに隠した?」
【銀】
「さぁ、知らないな」
そんなとき、ピンポーンと間の抜けた音が響く。
どうやら、インターフォンの音のようだ。
【銀】
「黒木……大人しくしていろよ」
ナツは黒木を牽制しながらインターフォンに応答した。
どうやらインターフォンはリビングから繋がっているらしく、その声もこちらに聞こえてくる。
【銀】
「はい……なんだ、藍建か」
【ハク】
(藍建、さん……!?)
思いもかけない名前に、全身が震える。
大声で助けを求めたいが、俺の口に嵌った猿轡がそれを阻んだ。
【銀】
「どうしたんだ、家まで押しかけるなんて。またオレに抱かれたくなったのか?」
【藍建】
「……今日はアンタに自首を勧めに来た」
【藍建】
「ほら、見ろ。正真正銘の捜査令状だ」
【銀】
「くっ……」
藍建さんの口調は重く、硬い。
そして、捜査令状をモニターに向かって見せたのだろう。
それまで強気なことを言っていたナツも、思わず黙った。
【藍建】
「……家に上げてもらおうか」
【銀】
「……ふん、まぁ良い。入れ」
ナツは渋々と言った様子でセキュリティロックを解除する。
だがそのとき、俺にはまた別の危機が迫っていた……。
続く…
