[本編] 桃島 光彦 編
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【緑川】
「お疲れ様、はい、テル」
【桃島】
「お疲れ様です」
閉店後、緑川さんが売上表を桃島さんに見せている。
その時、かすかにふたりの指が触れたように見えた。
【桃島】
「……!」
桃島さんは反応していたが、緑川さんは気にも留めない。
……桃島さんは緑川さんへの恋心を完全に清算できているわけではない
それでもあきらめはついているみたいで、アプローチをすることは一度もなかった。
【桃島】
「ハクさん……」
寮に戻り、ふたりきりになると桃島さんが俺のことを抱きしめてくる。
【ハク】
「お疲れ様です。……大丈夫ですか?」
【桃島】
「さっき……ちょっと指触った。でも……気にしたくない」
そう言ってぎゅっとさらに俺を抱きしめる。
【ハク】
(そう言ってる時点で気にしまくってるじゃないですか)
その気持ちを読み取りながら、俺も桃島さんのことを抱きしめ返す。
【桃島】
「……ハクさん補充したい。充電しないとダメ」
【ハク】
「え……?」
動揺している隙に、広いベッドに押し倒された。
……たまに、こうやって桃島さんは俺を求めてくる。
【ハク】
「……あ、桃島さん、そこ、だめっ」
【桃島】
「なんで? 気持ちよさそーじゃん」
桃島さんは俺の脇腹を指先で弄びながら、腰を浮かせた隙に服を剥ぎ取ってしまう。
【桃島】
「だって……俺のこと、好きでしょ?」
桃島さんがこの質問をするのは何度目だろう。
【ハク】
「は、い……」
そのたびに俺は肯定の返事をし、桃島さんが満足そうな表情をする。
【桃島】
「そう言うハクさん、可愛い。好き」
【ハク】
「桃島さ、あッ……ンン……」
胸の飾りを舌で舐め取られ、思わず声が出てしまう。
【桃島】
「ハクさんのこと、好きだよ」
【ハク】
「……!」
桃島さんは最近、よくこう言ってくれる。
緑川さんへの気持ちの整理はまだかもしれないけれど……近くにいた俺に絆された。
そういう気持ちも確かに存在しているみたいだ。
【桃島】
「ハクさんにね、ひとり占めされたい。俺もハクさんのことひとり占めするから」
【ハク】
「あっ……待っ、て、そこは、まだ、早ッ……!」
【桃島】
「え、どこ?」
桃島さんは中心に伸ばそうとした手を止める。
寸止めされて、期待していた俺のそこが先走りをこぼす。
【ハク】
「なんでッ……そう言う風に……!」
【桃島】
「だって早いって言うから、ハクさんが」
【ハク】
「……ん、ンっ……!」
触れてほしくて、腰を揺り乱す。
自分でも浅ましいと思うけれど……
桃島さんに触ってほしくてたまらなかった。
【桃島】
「……触ってほしいの?」
【ハク】
「触って、くださっ……」
【桃島】
「わかった。じゃあ俺のお願い聞いてくれたらいいよ」
【ハク】
「お願い、って……?」
【桃島】
「まず、俺に対して敬語はナシ」
【ハク】
「えっ……どうして、ですか……?」
【桃島】
「もちろん店では立場上敬語だけど……ベッドの中では敬語禁止」
【桃島】
「それから……ふたつめ」
そう言いながら桃島さんは先端を軽く触れるように弄る。
【ハク】
「あ、んッ!」
【桃島】
「感じてるの? ハクさん」
俺は涙目でこくこくと頷く。
桃島さんに見られると、恥ずかしさと期待で熱が増してしまう。
【桃島】
「ふたつめのお願い聞いてくれたら、もっと触ってあげる」
【ハク】
「それ、何っ……?」
【桃島】
「俺のこと、テルって呼んで」
【ハク】
「え……?」
【桃島】
「俺も呼ぶから。ね、ハク?」
【ハク】
「んんッ!」
呼ばれながらそこをまた触れられる。
敏感な部分は痛いほどに桃島さんを感じてしまう。
【桃島】
「ほら、呼んでみて」
【ハク】
「テ、ルっ……」
【桃島】
「あ、すげー嬉しい」
そういうとまるでご褒美のように、桃島さんの指が俺を握り込める。
【ハク】
「ンンっ……!」
【桃島】
「もっと呼んで?」
【ハク】
「テル、テルっ……」
名前を呼ぶタイミングに合わせて、桃島さんが上下に動かして扱くように刺激をくれる。
【ハク】
「あっ……は、ンっ……テル、テル、テルっ……」
俺の桃島さんを呼ぶ声と、淫らな水音と、桃島さんの吐息がふたりきりの部屋にこだまする。
―――その日、ひとつになるまで俺は桃島さんの名前を呼び続けた……。
―――目が覚めると、俺の身体はきれいに拭かれて、下着もつけられていた。
【ハク】
「あれ……」
裸のまま意識を失ったはずなのに……桃島さんがきちんとしてくれたのだろうか。
【桃島】
「目、覚めた? ちょっと無理しすぎちゃったかもね……」
そう言いながらも桃島さんの表情は明るい。
「お疲れ様、はい、テル」
【桃島】
「お疲れ様です」
閉店後、緑川さんが売上表を桃島さんに見せている。
その時、かすかにふたりの指が触れたように見えた。
【桃島】
「……!」
桃島さんは反応していたが、緑川さんは気にも留めない。
……桃島さんは緑川さんへの恋心を完全に清算できているわけではない
それでもあきらめはついているみたいで、アプローチをすることは一度もなかった。
【桃島】
「ハクさん……」
寮に戻り、ふたりきりになると桃島さんが俺のことを抱きしめてくる。
【ハク】
「お疲れ様です。……大丈夫ですか?」
【桃島】
「さっき……ちょっと指触った。でも……気にしたくない」
そう言ってぎゅっとさらに俺を抱きしめる。
【ハク】
(そう言ってる時点で気にしまくってるじゃないですか)
その気持ちを読み取りながら、俺も桃島さんのことを抱きしめ返す。
【桃島】
「……ハクさん補充したい。充電しないとダメ」
【ハク】
「え……?」
動揺している隙に、広いベッドに押し倒された。
……たまに、こうやって桃島さんは俺を求めてくる。
【ハク】
「……あ、桃島さん、そこ、だめっ」
【桃島】
「なんで? 気持ちよさそーじゃん」
桃島さんは俺の脇腹を指先で弄びながら、腰を浮かせた隙に服を剥ぎ取ってしまう。
【桃島】
「だって……俺のこと、好きでしょ?」
桃島さんがこの質問をするのは何度目だろう。
【ハク】
「は、い……」
そのたびに俺は肯定の返事をし、桃島さんが満足そうな表情をする。
【桃島】
「そう言うハクさん、可愛い。好き」
【ハク】
「桃島さ、あッ……ンン……」
胸の飾りを舌で舐め取られ、思わず声が出てしまう。
【桃島】
「ハクさんのこと、好きだよ」
【ハク】
「……!」
桃島さんは最近、よくこう言ってくれる。
緑川さんへの気持ちの整理はまだかもしれないけれど……近くにいた俺に絆された。
そういう気持ちも確かに存在しているみたいだ。
【桃島】
「ハクさんにね、ひとり占めされたい。俺もハクさんのことひとり占めするから」
【ハク】
「あっ……待っ、て、そこは、まだ、早ッ……!」
【桃島】
「え、どこ?」
桃島さんは中心に伸ばそうとした手を止める。
寸止めされて、期待していた俺のそこが先走りをこぼす。
【ハク】
「なんでッ……そう言う風に……!」
【桃島】
「だって早いって言うから、ハクさんが」
【ハク】
「……ん、ンっ……!」
触れてほしくて、腰を揺り乱す。
自分でも浅ましいと思うけれど……
桃島さんに触ってほしくてたまらなかった。
【桃島】
「……触ってほしいの?」
【ハク】
「触って、くださっ……」
【桃島】
「わかった。じゃあ俺のお願い聞いてくれたらいいよ」
【ハク】
「お願い、って……?」
【桃島】
「まず、俺に対して敬語はナシ」
【ハク】
「えっ……どうして、ですか……?」
【桃島】
「もちろん店では立場上敬語だけど……ベッドの中では敬語禁止」
【桃島】
「それから……ふたつめ」
そう言いながら桃島さんは先端を軽く触れるように弄る。
【ハク】
「あ、んッ!」
【桃島】
「感じてるの? ハクさん」
俺は涙目でこくこくと頷く。
桃島さんに見られると、恥ずかしさと期待で熱が増してしまう。
【桃島】
「ふたつめのお願い聞いてくれたら、もっと触ってあげる」
【ハク】
「それ、何っ……?」
【桃島】
「俺のこと、テルって呼んで」
【ハク】
「え……?」
【桃島】
「俺も呼ぶから。ね、ハク?」
【ハク】
「んんッ!」
呼ばれながらそこをまた触れられる。
敏感な部分は痛いほどに桃島さんを感じてしまう。
【桃島】
「ほら、呼んでみて」
【ハク】
「テ、ルっ……」
【桃島】
「あ、すげー嬉しい」
そういうとまるでご褒美のように、桃島さんの指が俺を握り込める。
【ハク】
「ンンっ……!」
【桃島】
「もっと呼んで?」
【ハク】
「テル、テルっ……」
名前を呼ぶタイミングに合わせて、桃島さんが上下に動かして扱くように刺激をくれる。
【ハク】
「あっ……は、ンっ……テル、テル、テルっ……」
俺の桃島さんを呼ぶ声と、淫らな水音と、桃島さんの吐息がふたりきりの部屋にこだまする。
―――その日、ひとつになるまで俺は桃島さんの名前を呼び続けた……。
―――目が覚めると、俺の身体はきれいに拭かれて、下着もつけられていた。
【ハク】
「あれ……」
裸のまま意識を失ったはずなのに……桃島さんがきちんとしてくれたのだろうか。
【桃島】
「目、覚めた? ちょっと無理しすぎちゃったかもね……」
そう言いながらも桃島さんの表情は明るい。