[本編] 桃島 光彦 編
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結局俺は……
緑川さんに相談することはできなかった。
【ハク】
(好きな人に……知られたいことじゃない)
香月さんの呼び出しもあれ以降なかったし、……桃島さんはわからないけれど。
相変わらず桃島さんとはぎくしゃくしていたが、事の進展はそれ以上なかった。
【ハク】
「さてと、帰るか……」
その日も無事に仕事を終えて、店を出ようとしたその時。
【水野】
「よぉ、香月さんがお呼びだ」
【ハク】
「なっ……!」
水野さんが店の前で待ち構えていた。
【ハク】
(水野…さん?)
俺はそのまま強引に連れ込まれ、車のエンジンがかかった。
その時、桃島さんが店にいたかどうかは……確かめなかった……。
連れてこられた場所は予想通りだった。
【香月】
……後日、矢追さんが香月さんと一緒に歩いているところを見たという先輩ホストの話を聞いた。
【ハク】
「香月さんっ……」
【桃島】
「……」
そして奥には、―――桃島さんの姿もあった。
【ハク】
「桃島さん!」
【桃島】
「……」
桃島さんは、俺を見ても何も言わなかった。
【香月】
「今日は俺も楽しませてもらおうと思ってな」
香月さんが趣味の悪そうな笑顔で俺に言う。
【ハク】
「それってどういう……」
【香月】
「ほら、ヤれよ」
【桃島】
「……」
桃島さんは無言のまま、俺のところに近寄って来て……ぐっと強い力で肩を掴み、俺を押し倒した。
【ハク】
「桃島さんっ!?」
【桃島】
「……」
【香月】
「今日は俺が見物役な?」
【ハク】
「なっ……!?」
桃島さんは一言も発しないまま、俺のベルトをカチャカチャと緩め始めた。
【ハク】
「ちょっと待って、桃島さん!」
【桃島】
「うるせえぞ」
桃島さんは低い声でそれだけ言った。
【桃島】
「……おい」
【香月】
「何だ?」
【桃島】
「これで……こいつはもう、チャラなんだろ?」
【香月】
「まあお前のとはマルがふたつぐらい少ないし、そろそろチャラかもな」
【桃島】
「……今の、撮ってたよな?」
桃島さんはカメラを回している男に確認を取った。
録画中の赤いランプは俺の目からも確認できた。
【桃島】
「……今から、お前をヤる」
【ハク】
「桃島さっ……」
【桃島】
「騒ぐな!」
そう怒鳴った桃島さんの腕の力が、より一層強くなった。
スーツは破くように剥がれ、あっという間に俺は脱がされてしまう。
【ハク】
「やっ、ちょ、待っ……本気で……ぅああっ!」
桃島さんの指が強引に俺の奥の……使ったこともないそこをこじ開けた。
【ハク】
「やだっ! そこは! ダメだ!」
【桃島】
「声出すんじゃねえ!」
桃島さんはお構いなしに数本の指を突っ込んだ。
【ハク】
「……ッ!」
ビリッ、と奥の痛みが俺を襲った。
ぬるついたものが桃島さんの指の滑りを皮肉にも良くする。
たぶん、出血したのだろうと予想がついた。
【ハク】
「痛い、痛い、桃島さん! 痛いっ!」
桃島さんは血液だけでろくに濡れてもいないそこを強引に押し広げる。
敏感な粘膜を引っ掻かれ、俺は痛みで涙がこぼれた。無意識で叫んでいた。
【ハク】
「嫌だ、桃島さん、嫌だっ……!」
【桃島】
「……」
桃島さんは何も言わなかった。
これ以上、そこがほぐれないことなどわかっていた。
もっと大切に扱えばなんとかなったのかもしれないが、きっと桃島さんも諦めていた。
辛辣なその中心を、桃島さんは強引に俺に押し込めてきた。
【ハク】
「嫌だァアアア! 桃島さん!!」
あまりの痛みで気絶してしまいそうだった。
【桃島】
「……ハクさん……」
桃島さんの苦しげな瞳が、俺を見下ろしていた。
【ハク】
「ダメだ……嫌だ……こんな形じゃ……あああッ!」
俺を黙らせるように、桃島さんの狂気のようなそれが俺の身体を侵し始めた。
【ハク】
「嫌だ! 痛い! 痛、痛いっ!」
血液と体液とが混ざり合って、水音が俺の絶叫の合間に届く。
【桃島】
「―――ハクさん、……」
桃島さんは何か言いかけたけれど……それを聞くことは叶わなかった。
結局俺が気絶したあとも……身体への行為は続いていたらしかった―――。
緑川さんに相談することはできなかった。
【ハク】
(好きな人に……知られたいことじゃない)
香月さんの呼び出しもあれ以降なかったし、……桃島さんはわからないけれど。
相変わらず桃島さんとはぎくしゃくしていたが、事の進展はそれ以上なかった。
【ハク】
「さてと、帰るか……」
その日も無事に仕事を終えて、店を出ようとしたその時。
【水野】
「よぉ、香月さんがお呼びだ」
【ハク】
「なっ……!」
水野さんが店の前で待ち構えていた。
【ハク】
(水野…さん?)
俺はそのまま強引に連れ込まれ、車のエンジンがかかった。
その時、桃島さんが店にいたかどうかは……確かめなかった……。
連れてこられた場所は予想通りだった。
【香月】
……後日、矢追さんが香月さんと一緒に歩いているところを見たという先輩ホストの話を聞いた。
【ハク】
「香月さんっ……」
【桃島】
「……」
そして奥には、―――桃島さんの姿もあった。
【ハク】
「桃島さん!」
【桃島】
「……」
桃島さんは、俺を見ても何も言わなかった。
【香月】
「今日は俺も楽しませてもらおうと思ってな」
香月さんが趣味の悪そうな笑顔で俺に言う。
【ハク】
「それってどういう……」
【香月】
「ほら、ヤれよ」
【桃島】
「……」
桃島さんは無言のまま、俺のところに近寄って来て……ぐっと強い力で肩を掴み、俺を押し倒した。
【ハク】
「桃島さんっ!?」
【桃島】
「……」
【香月】
「今日は俺が見物役な?」
【ハク】
「なっ……!?」
桃島さんは一言も発しないまま、俺のベルトをカチャカチャと緩め始めた。
【ハク】
「ちょっと待って、桃島さん!」
【桃島】
「うるせえぞ」
桃島さんは低い声でそれだけ言った。
【桃島】
「……おい」
【香月】
「何だ?」
【桃島】
「これで……こいつはもう、チャラなんだろ?」
【香月】
「まあお前のとはマルがふたつぐらい少ないし、そろそろチャラかもな」
【桃島】
「……今の、撮ってたよな?」
桃島さんはカメラを回している男に確認を取った。
録画中の赤いランプは俺の目からも確認できた。
【桃島】
「……今から、お前をヤる」
【ハク】
「桃島さっ……」
【桃島】
「騒ぐな!」
そう怒鳴った桃島さんの腕の力が、より一層強くなった。
スーツは破くように剥がれ、あっという間に俺は脱がされてしまう。
【ハク】
「やっ、ちょ、待っ……本気で……ぅああっ!」
桃島さんの指が強引に俺の奥の……使ったこともないそこをこじ開けた。
【ハク】
「やだっ! そこは! ダメだ!」
【桃島】
「声出すんじゃねえ!」
桃島さんはお構いなしに数本の指を突っ込んだ。
【ハク】
「……ッ!」
ビリッ、と奥の痛みが俺を襲った。
ぬるついたものが桃島さんの指の滑りを皮肉にも良くする。
たぶん、出血したのだろうと予想がついた。
【ハク】
「痛い、痛い、桃島さん! 痛いっ!」
桃島さんは血液だけでろくに濡れてもいないそこを強引に押し広げる。
敏感な粘膜を引っ掻かれ、俺は痛みで涙がこぼれた。無意識で叫んでいた。
【ハク】
「嫌だ、桃島さん、嫌だっ……!」
【桃島】
「……」
桃島さんは何も言わなかった。
これ以上、そこがほぐれないことなどわかっていた。
もっと大切に扱えばなんとかなったのかもしれないが、きっと桃島さんも諦めていた。
辛辣なその中心を、桃島さんは強引に俺に押し込めてきた。
【ハク】
「嫌だァアアア! 桃島さん!!」
あまりの痛みで気絶してしまいそうだった。
【桃島】
「……ハクさん……」
桃島さんの苦しげな瞳が、俺を見下ろしていた。
【ハク】
「ダメだ……嫌だ……こんな形じゃ……あああッ!」
俺を黙らせるように、桃島さんの狂気のようなそれが俺の身体を侵し始めた。
【ハク】
「嫌だ! 痛い! 痛、痛いっ!」
血液と体液とが混ざり合って、水音が俺の絶叫の合間に届く。
【桃島】
「―――ハクさん、……」
桃島さんは何か言いかけたけれど……それを聞くことは叶わなかった。
結局俺が気絶したあとも……身体への行為は続いていたらしかった―――。
