[本編] 桃島 光彦 編
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【ハク】
「あっ……はっ、や、あぁっ……」
【ハク】
「あっ、あっ、ん、んぅっ……あ、あ、あ、あっ……あァっ!!」
次に我に返ったとき、俺は……香月さんの手を汚してしまっていた。
【ハク】
「なんで……こんなこと……」
【香月】
「いくらかなぁ、素人動画はそこそこイケるからな。それに喘ぎも悪くなかった」
【ハク】
「なっ……!」
今までこんな声を誰かに聞かせることなんてなかった。
【香月】
「これ、売ってツケに充ててやってもいいんだが」
【ハク】
「それはっ……!」
【香月】
「ま、これは担保だ。払えなくなった瞬間にコイツを売る」
【香月】
「それまでせいぜい、逃げずにご奉仕することだな」
【ハク】
「そん……な……」
満足したのか、香月さんはティッシュで手をふき取る。
側近の男にロープをほどかれ、くしゃくしゃになったスーツを渡された。
【ハク】
(なんで……なんで、こんなことに……)
本当に絶望したとき……人間は涙なんか出ないのだと思った。
―――この世は思っていた以上に、無慈悲なのだ―――。
【ハク】
「……ただいま」
【桃島】
「ハクさん!」
【ハク】
「桃島さん……」
桃島さんの顔を見たら、なんだか泣きそうになった。
でも……桃島さんにこの……悔しくて恥ずかしいで出来事を話すわけにはいかない。
……なのに。
【桃島】
「香月に何された」
【ハク】
「えっ……!?」
まるで全てを見透かしているかのように……桃島さんはそう聞いてきた。
【ハク】
「桃島さん……なんで……」
【桃島】
「……言いたかねーけど……俺も似たような目に遭ってんだよ……」
【桃島】
「それで俺は、アイツ……香月の囲い込み……愛人みたいなこともやらされてる。現在進行形で」
【ハク】
「……!」
そういえば、前に……桃島さんが傷ついた表情で寮に戻ってきたことを思い出した。
【ハク】
「桃島さんまで……!?」
桃島さんは俺のスーツのベルトが乱れていることに気付く。
……たぶん、悟られてしまった。
【桃島】
「……行くぞ」
【ハク】
「えっ!?」
桃島さんは俺の腕を引き、タクシーを捕まえた。
あっという間に……さっきのマンションに戻ってきた。
【ハク】
「香月さんはまだここに……?」
【桃島】
「いるよ。あいつはここで録画したブツを鑑賞するんだ。……とことん悪趣味なやつだぜ」
【桃島】
「おい!」
桃島さんの予想通り、香月さんがマンションから出てきた。
【香月】
「なんだよ、お前らふたり揃って」
【桃島】
「てめえは……何人囲い込めば気が済むんだ!」
【香月】
「悪いのは俺かな?」
【桃島】
「手段に問題があるって言ってんだよ!」
【香月】
「……じゃあ、ふたりともチャラにする手段を提案してあげよう」
【桃島】
「……は?」
香月さんの笑みはじっとりと不快感を催させるものだった。
【香月】
「……モモ、ここで俺を抱け」
【ハク】
「……!?」
【桃島】
「……ッ……!」
―――香月さんの言葉に、俺も桃島さんも動けなくなった―――。
続く…
「あっ……はっ、や、あぁっ……」
【ハク】
「あっ、あっ、ん、んぅっ……あ、あ、あ、あっ……あァっ!!」
次に我に返ったとき、俺は……香月さんの手を汚してしまっていた。
【ハク】
「なんで……こんなこと……」
【香月】
「いくらかなぁ、素人動画はそこそこイケるからな。それに喘ぎも悪くなかった」
【ハク】
「なっ……!」
今までこんな声を誰かに聞かせることなんてなかった。
【香月】
「これ、売ってツケに充ててやってもいいんだが」
【ハク】
「それはっ……!」
【香月】
「ま、これは担保だ。払えなくなった瞬間にコイツを売る」
【香月】
「それまでせいぜい、逃げずにご奉仕することだな」
【ハク】
「そん……な……」
満足したのか、香月さんはティッシュで手をふき取る。
側近の男にロープをほどかれ、くしゃくしゃになったスーツを渡された。
【ハク】
(なんで……なんで、こんなことに……)
本当に絶望したとき……人間は涙なんか出ないのだと思った。
―――この世は思っていた以上に、無慈悲なのだ―――。
【ハク】
「……ただいま」
【桃島】
「ハクさん!」
【ハク】
「桃島さん……」
桃島さんの顔を見たら、なんだか泣きそうになった。
でも……桃島さんにこの……悔しくて恥ずかしいで出来事を話すわけにはいかない。
……なのに。
【桃島】
「香月に何された」
【ハク】
「えっ……!?」
まるで全てを見透かしているかのように……桃島さんはそう聞いてきた。
【ハク】
「桃島さん……なんで……」
【桃島】
「……言いたかねーけど……俺も似たような目に遭ってんだよ……」
【桃島】
「それで俺は、アイツ……香月の囲い込み……愛人みたいなこともやらされてる。現在進行形で」
【ハク】
「……!」
そういえば、前に……桃島さんが傷ついた表情で寮に戻ってきたことを思い出した。
【ハク】
「桃島さんまで……!?」
桃島さんは俺のスーツのベルトが乱れていることに気付く。
……たぶん、悟られてしまった。
【桃島】
「……行くぞ」
【ハク】
「えっ!?」
桃島さんは俺の腕を引き、タクシーを捕まえた。
あっという間に……さっきのマンションに戻ってきた。
【ハク】
「香月さんはまだここに……?」
【桃島】
「いるよ。あいつはここで録画したブツを鑑賞するんだ。……とことん悪趣味なやつだぜ」
【桃島】
「おい!」
桃島さんの予想通り、香月さんがマンションから出てきた。
【香月】
「なんだよ、お前らふたり揃って」
【桃島】
「てめえは……何人囲い込めば気が済むんだ!」
【香月】
「悪いのは俺かな?」
【桃島】
「手段に問題があるって言ってんだよ!」
【香月】
「……じゃあ、ふたりともチャラにする手段を提案してあげよう」
【桃島】
「……は?」
香月さんの笑みはじっとりと不快感を催させるものだった。
【香月】
「……モモ、ここで俺を抱け」
【ハク】
「……!?」
【桃島】
「……ッ……!」
―――香月さんの言葉に、俺も桃島さんも動けなくなった―――。
続く…