芹沢 高士朗
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【芹沢】
「エリサちゃんは本当にお兄さんが好きなんだね」
【エリサ】
「いきなり何よ、芹沢。大体…屋敷ではタメ口使わないでってお兄ちゃんに言われてるでしょう」
【芹沢】
「ご、ごめんなさい。つい。学校帰りだったから切り替えられなくて…」
芹沢とエリサがベンチの上で何やら話しているらしい。
俺は聞き耳をたてた。
【芹沢】
「前に……お兄さんの話してくれましたけど、今こうして毎日二人でいるところを見ると実感して」
【エリサ】
「……そ……そう。あんな事、覚えてたのね」
【芹沢】
「はい。それで、どういうところが好きなんですか?」
【エリサ】
「なにもかもよ。お兄ちゃん以上の人なんて見たことない。お兄ちゃん以外どうでもいい」
【エリサ】
「顔も体も頭も一流の男。声を聞いただけでみんなお兄ちゃんを好きになるの」
【芹沢】
「確かに―、俺もそう思います」
【エリサ】
「ふん。当然じゃない」
【芹沢】
「けど、お兄さんとエリサ…お嬢様は結婚とか…恋人同士とかなれないと思いますが」
【エリサ】
「!!!」
【芹沢】
「…だから……だんだん違う男の人にも興味を持ってみるとか」
【エリサ】
「……いやよ。お兄ちゃん以外なんて…興味なんてない!!」
【芹沢】
「気持ちはわかりますけど―けど、」
【芹沢】
「お兄さんが誰か別の人と結婚した時につらいのはエリサちゃんだ」
【エリサ】
「……!何を言うのよ……!!!」
【芹沢】
「大変かもしれないけど……、今から少しづつお兄さん以外にも…」
【エリサ】
「ふざけないで!頭おかしいんじゃないの…?!」
【芹沢】
「おかしくなんかない。俺―あの、花壇で話した時からずっと心配に思ってた」
【エリサ】
「なっ何を……」
【芹沢】
「いつか―お兄さんが誰かと一緒になったらエリサちゃんが一人になってしまうんじゃないかって」
【芹沢】
「エリサちゃんだってそのことを悩んでいるんじゃないかな…?」
【エリサ】
「!!!」
【芹沢】
「エリサちゃん、気が付いてるでしょ」
【エリサ】
「…………………!!いや!お兄ちゃんは私のお兄ちゃんだもの…っ一生…!」
【芹沢】
「すぐじゃなくていい、俺が…いるから、…俺がエリサちゃんを…」
【エリサ】
「せ…芹沢…?」
そろそろ頃合いだな―そう思って俺は二人の間に割り込む。
【万里】
「何を話し込んでいる?エリサ」
【エリサ】
「!お兄ちゃん……!」
【芹沢】
「ご……ご主人様…!」
【万里】
「エリサ…俺はお前を一人になどしない。それはずっと変わらないことだ」
【エリサ】
「おっお兄ちゃん……でも…誰かと結婚した、ら……私は…一人になっちゃうって…」
【万里】
「仮にそうなっても…お前のことは誰より大切だ。これまでだってそうだったろう?」
【エリサ】
「奥さんよりも…?」
【万里】
「当然だ。お前より大事な女なんか居ない」
【エリサ】
「お……お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん……!」
【芹沢】
「す、すみません……俺………」
【万里】
「芹沢―エリサを心配してくれたんだな。ありがとう。―しかし何も案ずることはない。」
【万里】
「この俺がずっと傍にいる」
【芹沢】
「は……はい………」
芹沢は、とぼとぼとその場を後にした。
【万里】
「………………」

………
…………………
【万里】
「エリサ」
【エリサ】
「なぁに?お兄ちゃん」
【万里】
「お前……、芹沢のこと、気に入ってるだろう」
【エリサ】
「!そ、そんなこと、ない、よ……」
【万里】
「隠さなくていい。―欲しいものは欲しいと自身の欲望に対して正直な方が、三宮の人間らしいぞ」
【エリサ】
「…は、はい……!」
【万里】
「だが芹沢は―俺とお前の関係をよくは思っていないようだな」
【エリサ】
「…………………」
【万里】
「考え方を変えそうにない男だ、あいつは。」
【エリサ】
「……うん……そうなの。わかってくれそうにない…」
【万里】
「そうか。
―エリサ、よく聞け。」
【万里】
「これからは…気に入った人間がいればすべてお前だけの意思を尊重するよう跪かせろ」
【万里】
「身も心も支配していく―それが三宮のやり方だ」
【エリサ】
「!!で、でもどうやって…」
【万里】
「俺が手ほどきしてやろう」
………
…………………

【エリサ】
「芹沢…いる?」
【芹沢】
「―エリサ…、お嬢様…!昨日は…その…失礼しました…」
【エリサ】
「芹沢―、あんた私のこと…好きなの?」
【芹沢】
「……!そ、うだよね。あそこまで言っちゃったらバレバレ、か―」
【芹沢】
「うん……好きだ、よ……ずっと、あの時から……」
【エリサ】
「そう……嬉しい。芹沢は私のものなのね?」
【芹沢】
「!う、うん…その言い方は…なんか、照れる、けど……」
【芹沢】
「えっと、嬉しいってことは…その、エリサちゃんも…」
【万里】
「芹沢。…良かったな。」
【芹沢】
「…ご―、ご主人様!す、すみません俺―」
【万里】
「気にするな。続けろ」
【エリサ】
「ほら、芹沢、こっちに来て。頭を撫でてあげる。私のものになったって実感させてよ」
【芹沢】
「!」
エリサは戸惑う芹沢の頭を撫で、後頭部に口づけをした。
【芹沢】
「え、エリサちゃん…!」
芹沢はよほど嬉しいのか感極まった声をあげる。
【エリサ】
「うふふ。芹沢―、じゃあ次は手を頭の後ろに揃えて、そこに座りなさい」
【芹沢】
「えっ…なんで―」
【エリサ】
「私のものなら、何も聞かずに従うのよ。イイ子にしていれば―ご褒美をあげるわ」
【芹沢】
「………」
先ほどのキスを想起したのか、
エリサの言葉に抗えない芹沢は訝しがりながらも後頭部に手を揃えた。
【エリサ】
「よし。これでいいわね」
エリサはその後ろ手にまわった手を軽くリボンで結んだ。
【芹沢】
「え…?!エリサちゃん、これは一体…」
【エリサ】
「さぁ、全身で私を感じなさい」
【芹沢】
「…?!」
エリサはスリッパを脱ぎ、素足で芹沢を軽く踏みつけた。
【芹沢】
「!!いっ…痛いよ、エリサちゃん…何を……」
痛みはない程度だろうが、芹沢は驚きから反射的に立ちあがろうとする。
しかしエリサの足はそれを押さえつけた。手の自由が効かない芹沢はうまく起き上がれない。
【エリサ】
「私に逆らうの?ご褒美が欲しくないの?」
【芹沢】
「そ、そりゃ―欲しいけど―、いや…、そうじゃなくて…何でこんなこと」
【芹沢】
「俺のこと嫌いならそう言ってくれれば…もうこれからはエリサちゃんには近づかないから―」
【エリサ】
「馬鹿ね―好きよ、芹沢。好きに決まってるじゃない」
【芹沢】
「!え……!!ほんと…?!」
【エリサ】
「ほんとよ。だからこれは―私なりの愛情表現」
【芹沢】
「愛情…表現」
【エリサ】
「そうよ。さっきキスしてあげたのと一緒―私の気持ちよ」
【芹沢】
「で、でも―!こんな愛情表現はちょっと、かなり、変、だと思う、けど…」
【エリサ】
「何?私のやり方がおかしいって言うの?私が好きじゃないの?」
【芹沢】
「そんな……!好きだよ、好きだけど、でも―」
【エリサ】
「だったら従ってよ。出来ないなら今すぐ追い出すわよ。二度と口もきかないから」
【芹沢】
「い、いやだ…っ、そんなの」
【エリサ】
「勿論―イイ子にしてればずっと愛してあげるわ。私に愛されたくないの?」
【芹沢】
「う、うう……っ」
自分の一番欲しいもの―エリサの気持ち、を眼前でチラつかせられ芹沢は明らかに動揺していた。
その証拠に、混乱しながらもエリサの行為を受け入れ始めている。
そろそろ仕上げにはいるか。
【万里】
「ああ、芹沢。エリサのものであると言うならば―お前は俺のものでもあるということだな」
【芹沢】
「えっ…」
【エリサ】
「芹沢、何よその顔は。当たり前でしょう?私はお兄ちゃんのものなんだから…」
【芹沢】
「そんな―だって……っぁあっ!」
俺もエリサと同じように芹沢の体を踏みつける。痛みよりも喜びが勝つよう強過ぎない調子で…
【芹沢】
「あっ……、ごしゅじ…さ、―やめてください、そん…」
【エリサ】
「何を言ってるの?芹沢。受け入れなさい。私を愛しているなら」
【芹沢】
「……ィ……っは、ぁ……っ」
芹沢はエリサの言葉に戦いたのかそれ以上静止の言葉は言わなかった。
俺はエリサに耳元で囁く。
【万里】
「エリサ、芹沢にご褒美をあげたらどうだ。ほら、こんな風に…」
【エリサ】
「そうね、お兄ちゃん……」
【エリサ】
「ほら、芹沢―ご褒美よ」
【芹沢】
「!ぅ、っ……え、エリサちゃん…駄目だよ……そんな」
【エリサ】
「何故?嬉しいでしょう?」
【芹沢】
「はっ……あ、嫌―やめ…………!」
芹沢は起き上がろうとするが、すぐエリサの視線に気が付き凍りつく。
【エリサ】
「芹沢。最後の忠告よ。私に従いなさい。拒否するなら―解るわね?」
【芹沢】
「エリサちゃ……っ……ぁ、……っ」
【エリサ】
「何を嫌がる必要があるの?私が愛してあげてるのよ。最高の幸せでしょう?」
【芹沢】
「…………ひ……」
【エリサ】
「ああ…私も最高に幸せ、最高の気分だわ」
【エリサ】
「好きよ、芹沢、大好き。どうしてもっと早く言わなかったのかしら。あんたが好き…」
【芹沢】
「…………エリサ、ちゃん……っ!」
エリサがそう恍惚の表情で言った直後―芹沢の体が大袈裟に跳ねた。

……………
………………………
【エリサ】
「芹沢―ほら、ほどいてあげたわよ。起きなさい」
【芹沢】
「あ、りがとう………」
【エリサ】
「有難うございます、でしょ。私のものなら私を敬いなさい」
【芹沢】
「は、はい―、有難う、ございます……」
【万里】
「芹沢。エリサのものになった気分はどうだ?」
【芹沢】
「し…幸せです…」
【エリサ】
「ふふ……、芹沢は一生私のものよ。そして私は一生お兄ちゃんのもの。」
【エリサ】
「今度こそ解ってくれたかしら?」
【芹沢】
「……はい……」
【エリサ】
「良かった……嬉しいわ。」
エリサは言いながら、芹沢を抱き寄せる。
【芹沢】
「!………俺も、嬉しい……です」
芹沢はそのご褒美が余程甘美だったのか、うっとりとエリサを幸福そうに見つめた。
俺は二人に近寄り、エリサの頭を撫でてやる。
【万里】
「エリサ―、それでこそ俺の妹だ……偉いぞ」
【エリサ】
「お兄ちゃん………」
猫のように喉を鳴らして振り返るエリサ。
俺は満足感を噛みしめながらその柔らかい頬に口づけた。
fin
「エリサちゃんは本当にお兄さんが好きなんだね」
【エリサ】
「いきなり何よ、芹沢。大体…屋敷ではタメ口使わないでってお兄ちゃんに言われてるでしょう」
【芹沢】
「ご、ごめんなさい。つい。学校帰りだったから切り替えられなくて…」
芹沢とエリサがベンチの上で何やら話しているらしい。
俺は聞き耳をたてた。
【芹沢】
「前に……お兄さんの話してくれましたけど、今こうして毎日二人でいるところを見ると実感して」
【エリサ】
「……そ……そう。あんな事、覚えてたのね」
【芹沢】
「はい。それで、どういうところが好きなんですか?」
【エリサ】
「なにもかもよ。お兄ちゃん以上の人なんて見たことない。お兄ちゃん以外どうでもいい」
【エリサ】
「顔も体も頭も一流の男。声を聞いただけでみんなお兄ちゃんを好きになるの」
【芹沢】
「確かに―、俺もそう思います」
【エリサ】
「ふん。当然じゃない」
【芹沢】
「けど、お兄さんとエリサ…お嬢様は結婚とか…恋人同士とかなれないと思いますが」
【エリサ】
「!!!」
【芹沢】
「…だから……だんだん違う男の人にも興味を持ってみるとか」
【エリサ】
「……いやよ。お兄ちゃん以外なんて…興味なんてない!!」
【芹沢】
「気持ちはわかりますけど―けど、」
【芹沢】
「お兄さんが誰か別の人と結婚した時につらいのはエリサちゃんだ」
【エリサ】
「……!何を言うのよ……!!!」
【芹沢】
「大変かもしれないけど……、今から少しづつお兄さん以外にも…」
【エリサ】
「ふざけないで!頭おかしいんじゃないの…?!」
【芹沢】
「おかしくなんかない。俺―あの、花壇で話した時からずっと心配に思ってた」
【エリサ】
「なっ何を……」
【芹沢】
「いつか―お兄さんが誰かと一緒になったらエリサちゃんが一人になってしまうんじゃないかって」
【芹沢】
「エリサちゃんだってそのことを悩んでいるんじゃないかな…?」
【エリサ】
「!!!」
【芹沢】
「エリサちゃん、気が付いてるでしょ」
【エリサ】
「…………………!!いや!お兄ちゃんは私のお兄ちゃんだもの…っ一生…!」
【芹沢】
「すぐじゃなくていい、俺が…いるから、…俺がエリサちゃんを…」
【エリサ】
「せ…芹沢…?」
そろそろ頃合いだな―そう思って俺は二人の間に割り込む。
【万里】
「何を話し込んでいる?エリサ」
【エリサ】
「!お兄ちゃん……!」
【芹沢】
「ご……ご主人様…!」
【万里】
「エリサ…俺はお前を一人になどしない。それはずっと変わらないことだ」
【エリサ】
「おっお兄ちゃん……でも…誰かと結婚した、ら……私は…一人になっちゃうって…」
【万里】
「仮にそうなっても…お前のことは誰より大切だ。これまでだってそうだったろう?」
【エリサ】
「奥さんよりも…?」
【万里】
「当然だ。お前より大事な女なんか居ない」
【エリサ】
「お……お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん……!」
【芹沢】
「す、すみません……俺………」
【万里】
「芹沢―エリサを心配してくれたんだな。ありがとう。―しかし何も案ずることはない。」
【万里】
「この俺がずっと傍にいる」
【芹沢】
「は……はい………」
芹沢は、とぼとぼとその場を後にした。
【万里】
「………………」

………
…………………
【万里】
「エリサ」
【エリサ】
「なぁに?お兄ちゃん」
【万里】
「お前……、芹沢のこと、気に入ってるだろう」
【エリサ】
「!そ、そんなこと、ない、よ……」
【万里】
「隠さなくていい。―欲しいものは欲しいと自身の欲望に対して正直な方が、三宮の人間らしいぞ」
【エリサ】
「…は、はい……!」
【万里】
「だが芹沢は―俺とお前の関係をよくは思っていないようだな」
【エリサ】
「…………………」
【万里】
「考え方を変えそうにない男だ、あいつは。」
【エリサ】
「……うん……そうなの。わかってくれそうにない…」
【万里】
「そうか。
―エリサ、よく聞け。」
【万里】
「これからは…気に入った人間がいればすべてお前だけの意思を尊重するよう跪かせろ」
【万里】
「身も心も支配していく―それが三宮のやり方だ」
【エリサ】
「!!で、でもどうやって…」
【万里】
「俺が手ほどきしてやろう」
………
…………………

【エリサ】
「芹沢…いる?」
【芹沢】
「―エリサ…、お嬢様…!昨日は…その…失礼しました…」
【エリサ】
「芹沢―、あんた私のこと…好きなの?」
【芹沢】
「……!そ、うだよね。あそこまで言っちゃったらバレバレ、か―」
【芹沢】
「うん……好きだ、よ……ずっと、あの時から……」
【エリサ】
「そう……嬉しい。芹沢は私のものなのね?」
【芹沢】
「!う、うん…その言い方は…なんか、照れる、けど……」
【芹沢】
「えっと、嬉しいってことは…その、エリサちゃんも…」
【万里】
「芹沢。…良かったな。」
【芹沢】
「…ご―、ご主人様!す、すみません俺―」
【万里】
「気にするな。続けろ」
【エリサ】
「ほら、芹沢、こっちに来て。頭を撫でてあげる。私のものになったって実感させてよ」
【芹沢】
「!」
エリサは戸惑う芹沢の頭を撫で、後頭部に口づけをした。
【芹沢】
「え、エリサちゃん…!」
芹沢はよほど嬉しいのか感極まった声をあげる。
【エリサ】
「うふふ。芹沢―、じゃあ次は手を頭の後ろに揃えて、そこに座りなさい」
【芹沢】
「えっ…なんで―」
【エリサ】
「私のものなら、何も聞かずに従うのよ。イイ子にしていれば―ご褒美をあげるわ」
【芹沢】
「………」
先ほどのキスを想起したのか、
エリサの言葉に抗えない芹沢は訝しがりながらも後頭部に手を揃えた。
【エリサ】
「よし。これでいいわね」
エリサはその後ろ手にまわった手を軽くリボンで結んだ。
【芹沢】
「え…?!エリサちゃん、これは一体…」
【エリサ】
「さぁ、全身で私を感じなさい」
【芹沢】
「…?!」
エリサはスリッパを脱ぎ、素足で芹沢を軽く踏みつけた。
【芹沢】
「!!いっ…痛いよ、エリサちゃん…何を……」
痛みはない程度だろうが、芹沢は驚きから反射的に立ちあがろうとする。
しかしエリサの足はそれを押さえつけた。手の自由が効かない芹沢はうまく起き上がれない。
【エリサ】
「私に逆らうの?ご褒美が欲しくないの?」
【芹沢】
「そ、そりゃ―欲しいけど―、いや…、そうじゃなくて…何でこんなこと」
【芹沢】
「俺のこと嫌いならそう言ってくれれば…もうこれからはエリサちゃんには近づかないから―」
【エリサ】
「馬鹿ね―好きよ、芹沢。好きに決まってるじゃない」
【芹沢】
「!え……!!ほんと…?!」
【エリサ】
「ほんとよ。だからこれは―私なりの愛情表現」
【芹沢】
「愛情…表現」
【エリサ】
「そうよ。さっきキスしてあげたのと一緒―私の気持ちよ」
【芹沢】
「で、でも―!こんな愛情表現はちょっと、かなり、変、だと思う、けど…」
【エリサ】
「何?私のやり方がおかしいって言うの?私が好きじゃないの?」
【芹沢】
「そんな……!好きだよ、好きだけど、でも―」
【エリサ】
「だったら従ってよ。出来ないなら今すぐ追い出すわよ。二度と口もきかないから」
【芹沢】
「い、いやだ…っ、そんなの」
【エリサ】
「勿論―イイ子にしてればずっと愛してあげるわ。私に愛されたくないの?」
【芹沢】
「う、うう……っ」
自分の一番欲しいもの―エリサの気持ち、を眼前でチラつかせられ芹沢は明らかに動揺していた。
その証拠に、混乱しながらもエリサの行為を受け入れ始めている。
そろそろ仕上げにはいるか。
【万里】
「ああ、芹沢。エリサのものであると言うならば―お前は俺のものでもあるということだな」
【芹沢】
「えっ…」
【エリサ】
「芹沢、何よその顔は。当たり前でしょう?私はお兄ちゃんのものなんだから…」
【芹沢】
「そんな―だって……っぁあっ!」
俺もエリサと同じように芹沢の体を踏みつける。痛みよりも喜びが勝つよう強過ぎない調子で…
【芹沢】
「あっ……、ごしゅじ…さ、―やめてください、そん…」
【エリサ】
「何を言ってるの?芹沢。受け入れなさい。私を愛しているなら」
【芹沢】
「……ィ……っは、ぁ……っ」
芹沢はエリサの言葉に戦いたのかそれ以上静止の言葉は言わなかった。
俺はエリサに耳元で囁く。
【万里】
「エリサ、芹沢にご褒美をあげたらどうだ。ほら、こんな風に…」
【エリサ】
「そうね、お兄ちゃん……」
【エリサ】
「ほら、芹沢―ご褒美よ」
【芹沢】
「!ぅ、っ……え、エリサちゃん…駄目だよ……そんな」
【エリサ】
「何故?嬉しいでしょう?」
【芹沢】
「はっ……あ、嫌―やめ…………!」
芹沢は起き上がろうとするが、すぐエリサの視線に気が付き凍りつく。
【エリサ】
「芹沢。最後の忠告よ。私に従いなさい。拒否するなら―解るわね?」
【芹沢】
「エリサちゃ……っ……ぁ、……っ」
【エリサ】
「何を嫌がる必要があるの?私が愛してあげてるのよ。最高の幸せでしょう?」
【芹沢】
「…………ひ……」
【エリサ】
「ああ…私も最高に幸せ、最高の気分だわ」
【エリサ】
「好きよ、芹沢、大好き。どうしてもっと早く言わなかったのかしら。あんたが好き…」
【芹沢】
「…………エリサ、ちゃん……っ!」
エリサがそう恍惚の表情で言った直後―芹沢の体が大袈裟に跳ねた。

……………
………………………
【エリサ】
「芹沢―ほら、ほどいてあげたわよ。起きなさい」
【芹沢】
「あ、りがとう………」
【エリサ】
「有難うございます、でしょ。私のものなら私を敬いなさい」
【芹沢】
「は、はい―、有難う、ございます……」
【万里】
「芹沢。エリサのものになった気分はどうだ?」
【芹沢】
「し…幸せです…」
【エリサ】
「ふふ……、芹沢は一生私のものよ。そして私は一生お兄ちゃんのもの。」
【エリサ】
「今度こそ解ってくれたかしら?」
【芹沢】
「……はい……」
【エリサ】
「良かった……嬉しいわ。」
エリサは言いながら、芹沢を抱き寄せる。
【芹沢】
「!………俺も、嬉しい……です」
芹沢はそのご褒美が余程甘美だったのか、うっとりとエリサを幸福そうに見つめた。
俺は二人に近寄り、エリサの頭を撫でてやる。
【万里】
「エリサ―、それでこそ俺の妹だ……偉いぞ」
【エリサ】
「お兄ちゃん………」
猫のように喉を鳴らして振り返るエリサ。
俺は満足感を噛みしめながらその柔らかい頬に口づけた。
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