朝比奈 蓮介
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応接間で朝比奈さんと二人、コーヒーをすする。
【万里】
「朝比奈さん」
【朝比奈】
「―なんだ?」
【万里】
「あんたってさぁ……俺の親父に気があったよな」
ガチャン!
【朝比奈】
「っ!!な、にを―いきなり――」
朝比奈さんはコーヒーを軽く吹き出しつつテーブルにカップを勢いよく置いた。
【万里】
「何って……解ってんだろ。あんた親父のこといっつも遠くから熱いまなざしで見つめてたじゃん」
【朝比奈】
「……依頼主だから当然だろう……」
【万里】
「いいや。違うな―親父が新しい愛人作る度、切なげな目ぇしてた」
【朝比奈】
「………思いすごしだ」
【万里】
「さぁ?そうだといいがな―」
【万里】
「キャリア連中がこぞって一目置いてる朝比奈蓮介が―」
【万里】
「まさか男好きだなんて信じたくないよ、俺だって」
【朝比奈】
「――、余計な詮索をするな…!」
【万里】
「余計?そうか?俺はあんたを心配してるんだ。警察官ってそういう体裁が大事なんだろ」
【万里】
「大体、朝比奈さん、トレーニング中にも、あんなコトになるし…」
【朝比奈】
「!!そ、れは……お前が……!!」
【万里】
「お前、ねぇ……ご主人様って呼ぶように何度も言ってんのに。」
【万里】
「朝比奈さんたらまた俺を怒らせたいわけ?」
【朝比奈】
「―三宮……!」
【朝比奈】
「お前、調子に乗るなよ…!!お前は―玲二さんの息子だから―、我慢してきたが…!」
玲二さん―朝比奈さんは、親父を名前で呼ぶ数少ない人間の一人だった。
朝比奈さんは獅子が吠えるみたいに俺へ怒りを向けている。
【万里】
「は、調子に乗ってんのはどっちだか。―俺、この間書斎で親父の日記見つけたんだ」
【万里】
「そこに、あんたのことも書いてあったんだけどさぁ……傑作だったぞ」
【朝比奈】
「……な……!」
【万里】
「あんた、親父が寝てる間キス―したんだなあ?それも頬に。随分乙女ちっくなことで…」
【朝比奈】
「?!!!!」
【万里】
「親父はあんたが自分に気ぃあるんじゃないかってうすうす勘付いてたっぽいからな」
【万里】
「それで寝てるフリでも決めこんでたんだろ」
【朝比奈】
「ち……違う…!何かの間違いだ……!!」
【万里】
「何が間違いだ。本人がそう言ってんだから間違えようがねぇだろ。」
【朝比奈】
「――!!お、れは……!確かに、玲二さんに憧れていた―、けど、恋愛対象に思った事は―」
【万里】
「は。じゃあほっぺにちゅ、って何だ?憧れで男にキスすんのかよ?!」
【朝比奈】
「そ……れは………!自分でも……っっ」
【万里】
「ああ?」
【朝比奈】
「自分でも…何故そんなことをしてしまったのか……、解らないんだ……」
【万里】
「…………………」
【朝比奈】
「1回きりだ、その―1度きり…それ以外は一切何も…お前の想像するような事は…」
【万里】
「はーん。片想いは胸に秘めたって訳だな、朝比奈レンコちゃ?ん?!」
【朝比奈】
「……!やめろ………!そんな関係では……っ」
朝比奈さんはこれまでも何度か女を作っていた。
プライベートな会話の中で、当然のように女の話題が出ていたし
実際一緒のところを見かけたこともある。
けれど―その女達との恋愛は朝比奈さんの本当の感情によるものではなく…
規律遵守の精神から無理やり作られていたものだったのかもしれない。
【万里】
「朝比奈さん、…自分でもほんとの自分の気持ちが解らないんだな」
【朝比奈】
「…っ本当の……自分、だと……?」
【万里】
「男が好きだ、女の子がそうされるみたいに触れられたい―そう感じてる素直な心、だよ」
【朝比奈】
「……!だからそんなことは……有り得ないと言っているだろう…!」
【万里】
「ふーん…自分を解放しちゃった方が楽だと思うけどなあ……親父みたいに」
【朝比奈】
「?!玲二さんが…何か……」
【万里】
「あの男はな、男だって女だって関係ねぇんだよ。」
【万里】
「気に入った人間ならどんな手を使ってでも手に入れる」
【朝比奈】
「…!それは、どういう…っ」
【万里】
「そのままの意味だ―男にだってそういう欲求を持つ人間なんだよ、三宮玲二はな」
【朝比奈】
「…………………!!!」
朝比奈さんには相当な衝撃だったのか、しばらく押し黙ってしまった。
少し間を置いて、俺から口を開く。
【万里】
「朝比奈さん、ショック受けた?もしかしたら自分でもイケたんじゃないか―って」
【朝比奈】
「……!何を………!」
【万里】
「残念だったなぁ…朝比奈さん。親父が行方不明の今じゃ…どうすることもできねぇもんな」
【朝比奈】
「――――」
【万里】
「そんなかわいそ?な朝比奈さんに…プレゼントがあるんだけど」
【朝比奈】
「…………」
【万里】
「じゃ?ん!これなーんだ?」
俺が手渡したもの、それは―
【朝比奈】
「?女物の服……?!っどういう意味だ…三宮……!」
ウェディングものみたいに真っ白いドレス。
【万里】
「はは。今日の朝比奈さんすげー怖い。そう怒んなって。これも親父の書斎から出て来たんだよ」
【朝比奈】
「……えっ………」
【万里】
「見ろよ、ドレスだけど…女モンにしたらデカすぎる。どう見ても男用のサイズじゃねえか?」
【万里】
「で、よーーく見たら……ToRensuke。あんた宛のプレゼントなわけだ」
【朝比奈】
「な……何故玲二さんはこんなものを……!」
【万里】
「あんたの嗜好に気が付いてたからだろう?タイミングを見て愉しむつもりだったんじゃないか?」
【朝比奈】
「――そんな……玲二さんが……」
【万里】
「大好きな親父が変態でガッカリか、朝比奈さん」
【朝比奈】
「……いや……」
【万里】
「ああ、ショック半分、悦び半分、って感じだな。自分にもチャンスがあるわけだろう?」
【朝比奈】
「俺は……!そんな風には……!」
【万里】
「…はいはい。解った解った。」
【万里】
「朝比奈さんは男好きでもなんでもなく、はっきりノーマルって訳だな」
【朝比奈】
「…さっきからそう言っている」
【万里】
「じゃあ俺の用事はそれで終わりだから、仕事に戻るぞ…」
【万里】
「…ああ、そのドレスはやるから、好きにしろ」
【朝比奈】
「…………………」
ドレスを手渡された朝比奈さん。―複雑な目でソレを見つめていた。

………
………………
俺は―部屋を出てから、監視カメラ室に向かった―
そうして風呂とトイレを監視し始めると
【万里】
(やっぱりな)
ドレスを持ってあたりを見回している朝比奈さんが居た。
風呂掃除をするテイらしいが―手にはドレスがある。
そうして―誰も居ないことを確認すると―
そのドレスを自らの男らしい筋肉質な肉体へとぎこちなくかざし、全身を鏡にうつしていた。
ドレスと体のアンバランスさが―最高だ。
【万里】
「はっ………ははははははは!」
思った通り、朝比奈さんはそういう嗜好を抑圧して生きているだけで―こっちが本性だろう。
自分でも気がついていない―見て見ぬふりをしている本当の朝比奈さん。
【万里】
「俺が教えてやらなきゃなぁ……」
俺は朝比奈さんの携帯に電話をかけた。
ヴーヴーヴーヴーヴー…
ピッ
【朝比奈】
「―ご主人様。何か用ですか…」
後ろめたい気分やさっきまでの怒りを隠すためか…やけに丁寧な口調で話す朝比奈さん。
【万里】
「くっ…ははは、朝比奈さん」
【万里】
「…ドレス、気に入ってくれたみたいで何よりだよ」
【朝比奈】
「………なっ……?!!」
【万里】
「でも…かざすだけじゃあ物足りないだろう?」
【朝比奈】
「…!!監視カメラ……?!まさか…ふ、風呂にまで……」
【万里】
「あんたともあろう人間が…不用心だな。親父の嗜好性が解って興奮しちまったのか?」
【朝比奈】
「………!」
【万里】
「なぁ、そのドレス―実際に着てみせろよ。今すぐ。…俺が見ててやるから」
【朝比奈】
「…い、嫌だ……!」
【万里】
「嫌?…あんたに拒否権ないと思うけど。―さっきから朝比奈さんの姿、全部録画してるから」
【朝比奈】
「…………!!!!」
【万里】
「ああ―、初めてのおめかし、だもんなぁ…着方が解らないのか。」
【万里】
「じゃあ俺が手伝ってやるよ。そっちに行くから、イイ子で待ってな」
【朝比奈】
「く……来るな…!来ないでくれ……!」
【万里】
「遠慮すんなって朝比奈さん。あ、言っておくけど妙な真似すんなよ?」
【万里】
「ドレスを破いたり、逃げ出したりしたら、俺は誰に何言うかわかんないからな…」
【朝比奈】
「………………っ!!!」
朝比奈さんの声にならない叫びが受話器の向こうで響く。
俺は抑えきれない高揚を抱えながら、風呂場へと足を運んでいた―
fin
【万里】
「朝比奈さん」
【朝比奈】
「―なんだ?」
【万里】
「あんたってさぁ……俺の親父に気があったよな」
ガチャン!
【朝比奈】
「っ!!な、にを―いきなり――」
朝比奈さんはコーヒーを軽く吹き出しつつテーブルにカップを勢いよく置いた。
【万里】
「何って……解ってんだろ。あんた親父のこといっつも遠くから熱いまなざしで見つめてたじゃん」
【朝比奈】
「……依頼主だから当然だろう……」
【万里】
「いいや。違うな―親父が新しい愛人作る度、切なげな目ぇしてた」
【朝比奈】
「………思いすごしだ」
【万里】
「さぁ?そうだといいがな―」
【万里】
「キャリア連中がこぞって一目置いてる朝比奈蓮介が―」
【万里】
「まさか男好きだなんて信じたくないよ、俺だって」
【朝比奈】
「――、余計な詮索をするな…!」
【万里】
「余計?そうか?俺はあんたを心配してるんだ。警察官ってそういう体裁が大事なんだろ」
【万里】
「大体、朝比奈さん、トレーニング中にも、あんなコトになるし…」
【朝比奈】
「!!そ、れは……お前が……!!」
【万里】
「お前、ねぇ……ご主人様って呼ぶように何度も言ってんのに。」
【万里】
「朝比奈さんたらまた俺を怒らせたいわけ?」
【朝比奈】
「―三宮……!」
【朝比奈】
「お前、調子に乗るなよ…!!お前は―玲二さんの息子だから―、我慢してきたが…!」
玲二さん―朝比奈さんは、親父を名前で呼ぶ数少ない人間の一人だった。
朝比奈さんは獅子が吠えるみたいに俺へ怒りを向けている。
【万里】
「は、調子に乗ってんのはどっちだか。―俺、この間書斎で親父の日記見つけたんだ」
【万里】
「そこに、あんたのことも書いてあったんだけどさぁ……傑作だったぞ」
【朝比奈】
「……な……!」
【万里】
「あんた、親父が寝てる間キス―したんだなあ?それも頬に。随分乙女ちっくなことで…」
【朝比奈】
「?!!!!」
【万里】
「親父はあんたが自分に気ぃあるんじゃないかってうすうす勘付いてたっぽいからな」
【万里】
「それで寝てるフリでも決めこんでたんだろ」
【朝比奈】
「ち……違う…!何かの間違いだ……!!」
【万里】
「何が間違いだ。本人がそう言ってんだから間違えようがねぇだろ。」
【朝比奈】
「――!!お、れは……!確かに、玲二さんに憧れていた―、けど、恋愛対象に思った事は―」
【万里】
「は。じゃあほっぺにちゅ、って何だ?憧れで男にキスすんのかよ?!」
【朝比奈】
「そ……れは………!自分でも……っっ」
【万里】
「ああ?」
【朝比奈】
「自分でも…何故そんなことをしてしまったのか……、解らないんだ……」
【万里】
「…………………」
【朝比奈】
「1回きりだ、その―1度きり…それ以外は一切何も…お前の想像するような事は…」
【万里】
「はーん。片想いは胸に秘めたって訳だな、朝比奈レンコちゃ?ん?!」
【朝比奈】
「……!やめろ………!そんな関係では……っ」
朝比奈さんはこれまでも何度か女を作っていた。
プライベートな会話の中で、当然のように女の話題が出ていたし
実際一緒のところを見かけたこともある。
けれど―その女達との恋愛は朝比奈さんの本当の感情によるものではなく…
規律遵守の精神から無理やり作られていたものだったのかもしれない。
【万里】
「朝比奈さん、…自分でもほんとの自分の気持ちが解らないんだな」
【朝比奈】
「…っ本当の……自分、だと……?」
【万里】
「男が好きだ、女の子がそうされるみたいに触れられたい―そう感じてる素直な心、だよ」
【朝比奈】
「……!だからそんなことは……有り得ないと言っているだろう…!」
【万里】
「ふーん…自分を解放しちゃった方が楽だと思うけどなあ……親父みたいに」
【朝比奈】
「?!玲二さんが…何か……」
【万里】
「あの男はな、男だって女だって関係ねぇんだよ。」
【万里】
「気に入った人間ならどんな手を使ってでも手に入れる」
【朝比奈】
「…!それは、どういう…っ」
【万里】
「そのままの意味だ―男にだってそういう欲求を持つ人間なんだよ、三宮玲二はな」
【朝比奈】
「…………………!!!」
朝比奈さんには相当な衝撃だったのか、しばらく押し黙ってしまった。
少し間を置いて、俺から口を開く。
【万里】
「朝比奈さん、ショック受けた?もしかしたら自分でもイケたんじゃないか―って」
【朝比奈】
「……!何を………!」
【万里】
「残念だったなぁ…朝比奈さん。親父が行方不明の今じゃ…どうすることもできねぇもんな」
【朝比奈】
「――――」
【万里】
「そんなかわいそ?な朝比奈さんに…プレゼントがあるんだけど」
【朝比奈】
「…………」
【万里】
「じゃ?ん!これなーんだ?」
俺が手渡したもの、それは―
【朝比奈】
「?女物の服……?!っどういう意味だ…三宮……!」
ウェディングものみたいに真っ白いドレス。
【万里】
「はは。今日の朝比奈さんすげー怖い。そう怒んなって。これも親父の書斎から出て来たんだよ」
【朝比奈】
「……えっ………」
【万里】
「見ろよ、ドレスだけど…女モンにしたらデカすぎる。どう見ても男用のサイズじゃねえか?」
【万里】
「で、よーーく見たら……ToRensuke。あんた宛のプレゼントなわけだ」
【朝比奈】
「な……何故玲二さんはこんなものを……!」
【万里】
「あんたの嗜好に気が付いてたからだろう?タイミングを見て愉しむつもりだったんじゃないか?」
【朝比奈】
「――そんな……玲二さんが……」
【万里】
「大好きな親父が変態でガッカリか、朝比奈さん」
【朝比奈】
「……いや……」
【万里】
「ああ、ショック半分、悦び半分、って感じだな。自分にもチャンスがあるわけだろう?」
【朝比奈】
「俺は……!そんな風には……!」
【万里】
「…はいはい。解った解った。」
【万里】
「朝比奈さんは男好きでもなんでもなく、はっきりノーマルって訳だな」
【朝比奈】
「…さっきからそう言っている」
【万里】
「じゃあ俺の用事はそれで終わりだから、仕事に戻るぞ…」
【万里】
「…ああ、そのドレスはやるから、好きにしろ」
【朝比奈】
「…………………」
ドレスを手渡された朝比奈さん。―複雑な目でソレを見つめていた。

………
………………
俺は―部屋を出てから、監視カメラ室に向かった―
そうして風呂とトイレを監視し始めると
【万里】
(やっぱりな)
ドレスを持ってあたりを見回している朝比奈さんが居た。
風呂掃除をするテイらしいが―手にはドレスがある。
そうして―誰も居ないことを確認すると―
そのドレスを自らの男らしい筋肉質な肉体へとぎこちなくかざし、全身を鏡にうつしていた。
ドレスと体のアンバランスさが―最高だ。
【万里】
「はっ………ははははははは!」
思った通り、朝比奈さんはそういう嗜好を抑圧して生きているだけで―こっちが本性だろう。
自分でも気がついていない―見て見ぬふりをしている本当の朝比奈さん。
【万里】
「俺が教えてやらなきゃなぁ……」
俺は朝比奈さんの携帯に電話をかけた。
ヴーヴーヴーヴーヴー…
ピッ
【朝比奈】
「―ご主人様。何か用ですか…」
後ろめたい気分やさっきまでの怒りを隠すためか…やけに丁寧な口調で話す朝比奈さん。
【万里】
「くっ…ははは、朝比奈さん」
【万里】
「…ドレス、気に入ってくれたみたいで何よりだよ」
【朝比奈】
「………なっ……?!!」
【万里】
「でも…かざすだけじゃあ物足りないだろう?」
【朝比奈】
「…!!監視カメラ……?!まさか…ふ、風呂にまで……」
【万里】
「あんたともあろう人間が…不用心だな。親父の嗜好性が解って興奮しちまったのか?」
【朝比奈】
「………!」
【万里】
「なぁ、そのドレス―実際に着てみせろよ。今すぐ。…俺が見ててやるから」
【朝比奈】
「…い、嫌だ……!」
【万里】
「嫌?…あんたに拒否権ないと思うけど。―さっきから朝比奈さんの姿、全部録画してるから」
【朝比奈】
「…………!!!!」
【万里】
「ああ―、初めてのおめかし、だもんなぁ…着方が解らないのか。」
【万里】
「じゃあ俺が手伝ってやるよ。そっちに行くから、イイ子で待ってな」
【朝比奈】
「く……来るな…!来ないでくれ……!」
【万里】
「遠慮すんなって朝比奈さん。あ、言っておくけど妙な真似すんなよ?」
【万里】
「ドレスを破いたり、逃げ出したりしたら、俺は誰に何言うかわかんないからな…」
【朝比奈】
「………………っ!!!」
朝比奈さんの声にならない叫びが受話器の向こうで響く。
俺は抑えきれない高揚を抱えながら、風呂場へと足を運んでいた―
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