浅葱 カイリ
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浅葱に紅茶を淹れさせ、一息つく。
【万里】
「お前の母親―浅葱小百合は着物の似合う女だったな。」
【万里】
「よく親父と一緒にいるところを盗み見ていたぞ…」
【浅葱】
「そうでしたっけ。よく覚えてませんね。」
【万里】
「ほう?ならばこれを着てみろ。鮮明に思いだせるかもしれんぞ」
【浅葱】
「………………」
手渡したものは花魁風の着物だ。
【浅葱】
「……何でこんな服持ってんですか…」
【万里】
「親父の部屋から出て来た。写真を見る限り、お前の母親用に作らせたようだな」
【浅葱】
「…母さん、が…」
【万里】
「母親似のお前なら―ばっちり似合うんじゃないか?」
【浅葱】
(…コイツ……………まじかよ……)
【万里】
「俺はまた10分後に来る。それまでに着付けておけ。」
【万里】
「ああ、着方が解らないならメイドを呼ぶといい」
【浅葱】
「……………はい」
………
…………………

【万里】
「ほう。やはり親子だな……よく似ている」
【浅葱】
「………それはどうも…」
【万里】
「ふ…、そう邪険にするな。想像していた以上に―美しいぞ…浅葱」
【浅葱】
「…………」
頭を撫でてやると、一瞬、ビクンと肩を震わせるがまたすぐに平常の表情に戻った。
【浅葱】
「わざわざこんな服を掘り起こしてくるなんて…ご主人様も相当俺の母親にご執心だったんですね」
【万里】
「まぁ、そうかもしれないな。親父一番の気に入りだった女だ―三宮の血を騒がす気質なんだろう」
【浅葱】
「…へえ……」
気のなさそうな返事をする浅葱だが、湧き上がる焦燥感が手に取るように解った。
【浅葱】
「で?ご主人様。…俺はいつまでこの恰好ですか?重いんで脱ぎたいんですけど」
【万里】
「ふ…ん、焦れているのか?そこまで待ち焦がれて頂いているなら、お応えするとしよう」
【浅葱】
「…有難う、ございます」
腰を引き寄せると、嫌悪感を少しだけにじませる。
まだ初々しい浅葱のその反応が俺の目を喜ばせた。
【万里】
「浅葱―…飼い慣らされたフリもいいが、俺を楽しませる事を忘れるなよ。」
【浅葱】
「……フリってなんですか?失礼だなぁ…俺、こんなに努力してるのに」
【浅葱】
「…貴方を楽しませるために」
【万里】
「―は、誘い込む目ぇしやがって」
【浅葱】
「……ぅあ………」
【万里】
「…親子揃って三宮にご奉仕―、とは。健気な事だ」
【浅葱】
「―――っ」

………
…………………
【浅葱】
「………」
【浅葱】
「…それじゃあ、俺は失礼しますよ」
仕事を終えた浅葱は―そそくさと着替えドアノブに手をかける。
【万里】
「まだいいだろう。ゆっくりしていけ」
【浅葱】
「―……まだ何か?」
【万里】
「浅葱……お前は誤解している。」
【浅葱】
「…何のこと、ですか……」
【万里】
「お前は親父が浅葱小百合など愛していなかったかのように思っているだろう?」
【浅葱】
「………そりゃあ、そうです、よ……」
声が震える浅葱。その腰を抱き寄せて、耳元で囁く。
【万里】
「親父は愛情表現が不器用だったんだ―悪気はない」
【浅葱】
「………っ不器用ってレベルじゃ…ないと思いますが…」
【万里】
「愛しているからこそ傷つけたくなってしまう。」
【万里】
「解らないでもないだろう?親父を許してやってくれないか。」
【浅葱】
「……………んなの…俺には、わかりま…せん………」
【万里】
「お前の母親だって親父を愛していたんだからな…それを望んでいるはずだろう。」
【浅葱】
「……!」
【浅葱】
「っふざ……けんな……!」
【万里】
「おっと」
それまでなんとか平静を保とうと努力していたらしい浅葱だが―遂に我慢の限界を迎えたらしい。
俺に拳を向けて来たが、逆に関節を押さえこみ、ベッドに突っ伏させる。
【浅葱】
「くそ………!何が許せ、だ…!アイツのしたことは…理不尽な暴力…、犯罪だぞ…!」
【万里】
「犯罪?浅葱小百合が訴訟でも起こせばそうだろうが、」
【万里】
「…露見していない行為は犯罪にはならないな」
【浅葱】
「………………ってめぇ……!」
【万里】
「考えてもみろ、浅葱。お前の母親だって楽しんだはずだ。金も地位も親父がいくらだって与えた」
【万里】
「快楽も―悦びも―すべて。勿論息子のお前の為にだって金を惜しまずに与えた」
【浅葱】
「…………!だからって……」
【万里】
「何より、お前の母親は心底惚れていたんだぞ、俺の親父に…。お前も解ってるだろう?」
【浅葱】
「………………っ」
【万里】
「傷つけられても、心を壊されても―それだけは守り通したようだ。つくづく可愛い女だな…」
【万里】
「生きていたら俺のモノにしてやりたいところだ」
【浅葱】
「くそ……っ」
【万里】
「コラコラ、暴れるな―浅葱。これ以上オイタをするなら骨の一本でも折ってやろうか」
【浅葱】
「――ィっ……つ」
腕を背中側にまわさせ、ぎりぎりとひねり上げる。
【浅葱】
「うぁああァっ」
【万里】
「浅葱、恨む相手を間違えるな―お前の母親は勝手に男に入れ上げて勝手に死んだんだ」
【万里】
「…お前を捨ててな……」
【浅葱】
「…違う…!あの男が…もっと母さんに優しくしてくれていたら―あんなことには…!」
【万里】
「親父を選んだ女は誰だ?浅葱小百合自身だろう…?」
【浅葱】
「―――!」
【万里】
「そうそう、親父の書斎に着物と日記が一緒にあった。」
【万里】
「浅葱小百合の観察日記―と化してる時期もあったぞ?」
【浅葱】
「!!!!!」
【万里】
「彼女は踏みにじられる事に快感を覚えていた。」
【万里】
「同時に…そんな自分が許せなくもあったんだろう…」
【万里】
「その混沌が…バランスを失っていく様が…事細かに書かれていたぞ。」
【万里】
「お前もあれを読めば親父の愛が伝わるんじゃないか?」
【浅葱】
「なん―、なんだよそれ……!俺にも見せろ……!」
【万里】
「ふ……、お前は最後まで読めない内容だと思うが…」
【浅葱】
「……!――畜生が………!」
【万里】
「壊れて行く様子が何より美しかった…という文章で締めくくられていたぞ。」
【万里】
「丁度―今のお前のようだな」
【浅葱】
「……くそ、くそ……!!」
【万里】
「支配力のある者が笑う世の中だ。覚えておけ…浅葱。」
俺は背後から―目じりに浮かぶ浅葱の涙を舐める。
すると嫌がって腕の中から逃げようとするので、床へと押さえつけ直し、それから―
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【万里】
「お前の母親―浅葱小百合は着物の似合う女だったな。」
【万里】
「よく親父と一緒にいるところを盗み見ていたぞ…」
【浅葱】
「そうでしたっけ。よく覚えてませんね。」
【万里】
「ほう?ならばこれを着てみろ。鮮明に思いだせるかもしれんぞ」
【浅葱】
「………………」
手渡したものは花魁風の着物だ。
【浅葱】
「……何でこんな服持ってんですか…」
【万里】
「親父の部屋から出て来た。写真を見る限り、お前の母親用に作らせたようだな」
【浅葱】
「…母さん、が…」
【万里】
「母親似のお前なら―ばっちり似合うんじゃないか?」
【浅葱】
(…コイツ……………まじかよ……)
【万里】
「俺はまた10分後に来る。それまでに着付けておけ。」
【万里】
「ああ、着方が解らないならメイドを呼ぶといい」
【浅葱】
「……………はい」
………
…………………

【万里】
「ほう。やはり親子だな……よく似ている」
【浅葱】
「………それはどうも…」
【万里】
「ふ…、そう邪険にするな。想像していた以上に―美しいぞ…浅葱」
【浅葱】
「…………」
頭を撫でてやると、一瞬、ビクンと肩を震わせるがまたすぐに平常の表情に戻った。
【浅葱】
「わざわざこんな服を掘り起こしてくるなんて…ご主人様も相当俺の母親にご執心だったんですね」
【万里】
「まぁ、そうかもしれないな。親父一番の気に入りだった女だ―三宮の血を騒がす気質なんだろう」
【浅葱】
「…へえ……」
気のなさそうな返事をする浅葱だが、湧き上がる焦燥感が手に取るように解った。
【浅葱】
「で?ご主人様。…俺はいつまでこの恰好ですか?重いんで脱ぎたいんですけど」
【万里】
「ふ…ん、焦れているのか?そこまで待ち焦がれて頂いているなら、お応えするとしよう」
【浅葱】
「…有難う、ございます」
腰を引き寄せると、嫌悪感を少しだけにじませる。
まだ初々しい浅葱のその反応が俺の目を喜ばせた。
【万里】
「浅葱―…飼い慣らされたフリもいいが、俺を楽しませる事を忘れるなよ。」
【浅葱】
「……フリってなんですか?失礼だなぁ…俺、こんなに努力してるのに」
【浅葱】
「…貴方を楽しませるために」
【万里】
「―は、誘い込む目ぇしやがって」
【浅葱】
「……ぅあ………」
【万里】
「…親子揃って三宮にご奉仕―、とは。健気な事だ」
【浅葱】
「―――っ」

………
…………………
【浅葱】
「………」
【浅葱】
「…それじゃあ、俺は失礼しますよ」
仕事を終えた浅葱は―そそくさと着替えドアノブに手をかける。
【万里】
「まだいいだろう。ゆっくりしていけ」
【浅葱】
「―……まだ何か?」
【万里】
「浅葱……お前は誤解している。」
【浅葱】
「…何のこと、ですか……」
【万里】
「お前は親父が浅葱小百合など愛していなかったかのように思っているだろう?」
【浅葱】
「………そりゃあ、そうです、よ……」
声が震える浅葱。その腰を抱き寄せて、耳元で囁く。
【万里】
「親父は愛情表現が不器用だったんだ―悪気はない」
【浅葱】
「………っ不器用ってレベルじゃ…ないと思いますが…」
【万里】
「愛しているからこそ傷つけたくなってしまう。」
【万里】
「解らないでもないだろう?親父を許してやってくれないか。」
【浅葱】
「……………んなの…俺には、わかりま…せん………」
【万里】
「お前の母親だって親父を愛していたんだからな…それを望んでいるはずだろう。」
【浅葱】
「……!」
【浅葱】
「っふざ……けんな……!」
【万里】
「おっと」
それまでなんとか平静を保とうと努力していたらしい浅葱だが―遂に我慢の限界を迎えたらしい。
俺に拳を向けて来たが、逆に関節を押さえこみ、ベッドに突っ伏させる。
【浅葱】
「くそ………!何が許せ、だ…!アイツのしたことは…理不尽な暴力…、犯罪だぞ…!」
【万里】
「犯罪?浅葱小百合が訴訟でも起こせばそうだろうが、」
【万里】
「…露見していない行為は犯罪にはならないな」
【浅葱】
「………………ってめぇ……!」
【万里】
「考えてもみろ、浅葱。お前の母親だって楽しんだはずだ。金も地位も親父がいくらだって与えた」
【万里】
「快楽も―悦びも―すべて。勿論息子のお前の為にだって金を惜しまずに与えた」
【浅葱】
「…………!だからって……」
【万里】
「何より、お前の母親は心底惚れていたんだぞ、俺の親父に…。お前も解ってるだろう?」
【浅葱】
「………………っ」
【万里】
「傷つけられても、心を壊されても―それだけは守り通したようだ。つくづく可愛い女だな…」
【万里】
「生きていたら俺のモノにしてやりたいところだ」
【浅葱】
「くそ……っ」
【万里】
「コラコラ、暴れるな―浅葱。これ以上オイタをするなら骨の一本でも折ってやろうか」
【浅葱】
「――ィっ……つ」
腕を背中側にまわさせ、ぎりぎりとひねり上げる。
【浅葱】
「うぁああァっ」
【万里】
「浅葱、恨む相手を間違えるな―お前の母親は勝手に男に入れ上げて勝手に死んだんだ」
【万里】
「…お前を捨ててな……」
【浅葱】
「…違う…!あの男が…もっと母さんに優しくしてくれていたら―あんなことには…!」
【万里】
「親父を選んだ女は誰だ?浅葱小百合自身だろう…?」
【浅葱】
「―――!」
【万里】
「そうそう、親父の書斎に着物と日記が一緒にあった。」
【万里】
「浅葱小百合の観察日記―と化してる時期もあったぞ?」
【浅葱】
「!!!!!」
【万里】
「彼女は踏みにじられる事に快感を覚えていた。」
【万里】
「同時に…そんな自分が許せなくもあったんだろう…」
【万里】
「その混沌が…バランスを失っていく様が…事細かに書かれていたぞ。」
【万里】
「お前もあれを読めば親父の愛が伝わるんじゃないか?」
【浅葱】
「なん―、なんだよそれ……!俺にも見せろ……!」
【万里】
「ふ……、お前は最後まで読めない内容だと思うが…」
【浅葱】
「……!――畜生が………!」
【万里】
「壊れて行く様子が何より美しかった…という文章で締めくくられていたぞ。」
【万里】
「丁度―今のお前のようだな」
【浅葱】
「……くそ、くそ……!!」
【万里】
「支配力のある者が笑う世の中だ。覚えておけ…浅葱。」
俺は背後から―目じりに浮かぶ浅葱の涙を舐める。
すると嫌がって腕の中から逃げようとするので、床へと押さえつけ直し、それから―
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