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彼はいつだって私を愛してくれている。
それは勘違いだったのだ。
永遠の愛なんてあるはずがない。
「これからは永遠に一緒だ、だろ?」
私の大好きな声。
ターレスは優しい声で言った。
私は、憎まれ口ばかり。
「そう言ってくれてたくせに。
いつもターレスは私を置いてどこかに行ってたじゃない」
「……悪かったよ。
本当に愛してるぜ、***……」
久しぶりに抱きしめられた気がする。
あたたかい感触がした。
「私が喜ぶセリフを言う『だけ』のくせに!」
「馬鹿……そんなこと、あるわけねーだろ……」
どん、と彼を突き放す。
「……そう言って、今までだって他の女の所にでも行ってたんでしょ?」
「俺には***しかいねーんだ……だからもう機嫌なおしてくれよ、な?」
「フン、嘘つきなあんたのせいだからね」
「なっ……***!!
俺のために……そんなこと……!」
これで、清々する。
徐々に身体が冷たくなっていく気がした。
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