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初めてあなたを見た時、私の全身に衝撃が走りました。
それからというもの、私はあなたを見かけるとどうしても目で追ってしまうのです。
ご飯を食べていようが、友達と話していようが、あなたから目を離すことができないのです。
トラ・トラ・トラ
「ザーボンさん!
私、***って言います!!
あなたが好きです!!」
いてもたってもいられなくなって、ザーボンさんがひとりの時を狙って告白しちゃいました。
「……ありがとう、嬉しいですよ」
彼はそう言ってくれたけど、それ以上の言葉はなし。
そりゃそうだよね……まず話したことなんてこれが初めてだし。
紳士的な微笑みを浮かべてザーボンさんは去っていった。
こういうことなんて彼には日常茶飯事なんだろうなぁ。
でも、そんなことで諦める私じゃない。
彼をずっと見ていて気付いたのだ。
笑ったときの顔が意外と可愛いところとか、フリーザ様のご機嫌を損ねることなく不利な状況でも報告できるところとか、ピンチなときに助けてくれるのに恩を売るような真似をせず、ただ微笑んで立ち去るところとか。
「ザーボンさん!私本気なんです!!好きなんです!!」
フリーザ様の基地内の廊下を歩いていた彼の後ろから不意打ち。
ザーボンさんはそれでも困ったように笑って
「前回聞きました、知っていますよ」
そう言って誤魔化した。
誤魔化されたことは悲しいけど、それ以上に私のことを覚えててくれたことの方が嬉しかった。
そのままザーボンさんは立ち去ったが残された私はというと、性懲りもなく次はなんて告白しようかと悩んでいた。
翌日。
ドドリアさんと難しい顔をしながら話しているザーボンさんを発見。
誰かといる時に声をかけるのは気が引けたけど、なぜか今言わなきゃって気分になって、私は気付けば走り出していた。
「ザーボンさんっ!」
「おっ、お前が***か。
いいところに来たな、ちょうどお前の話をしていたんだ」
「どっ、ドドリア!」
私の話?なんの話だろう。
ドドリアさんはニヤニヤしていて、ザーボンさんは狼狽えてるし。
「ほら、ザーボンになにか言いたいことがあるんじゃねーのか?」
悪そうな顔をして背中を押してくれたドドリアさん。
……というよりも面白がってる気がするけど。
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