圧倒的シリーズ
夢小説設定
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実は書き手だった頃もあった私からすれば、古傷を抉られ塩を塗られて、その上レモン汁をぶっかけられたような気分になった。
私はサイトをそっと閉じた。
圧倒的破壊力
あくる日、惰眠を貪っていた私は意気揚々と部屋に飛び込んできた隊長によって起こされた。
「***!新しい朝がきたぞ!」
「私に朝は来ません……永遠に……」
「そう言わずに起きろ!俺の小説ができたんだ!」
その声にやっと隊長の顔を見ると、薄っすらクマができていた。
徹夜で考えてたのかこの人……
「早速***が読者一号になってくれ!」
鼻息荒くタブレットを押し付ける隊長。
彼のこの夢小説への情熱はどこから来るんだろうか。
永遠に通行禁止にしてやりたい。
「……クマできてますけど……何ページ書いたんですか」
「147ページだ」
長編小説かよ。
初めてにしては張り切りすぎじゃないの?それを寝起きの私に読めと?
その情熱をもっと他のことに向けてくれたら私だって全力で応援していたのに。
残念すぎる。
「その前に歯を磨いてきてもいいですか?」
「あぁ!素早くやれよ!バータのように!!」
無理。
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