其ノ弍
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場所は変わって清継くんの家。
結局来てしまった………
「樹ちゃん、大丈夫?さっきから溜め息ばっかりついてるけど」
「だ、大丈夫。ありがとう、カナちゃん」
そんな会話の中でも清継くんのコレクションの自慢はつづく、今紹介しているのは、日本人形。
…なんだが、すごく嫌な感じが
樹人形から離れていた方がいいわよ
わかった。
そして、清継くんによる日記の音読が始まる
「ここに日記がある。読んでみよう。2月22日 引越しまであと7日…。これを機に祖母にもらった日本人形と捨てることにした…目から血のような黒っぽい…ってどぉしたリクオ―――!!」
清継くんが叫ぶので、人形の方を見ると奴良くんが人形にタックルをかましていた。奴良くん元気だなぁ………
「貴重な使用にタックルをかますな―――!!」
「はは…ごめん、聞いてたらなんか可哀想で…」
「ちょっと見せてみろ!………………全く…名誉会員から外してしまうよ」
そうしてまた日記を読み始める。
「2月24日 彼氏に言って近くの山に捨ててきてもらった。その夜彼氏から電話があった。「助けてくれ…気づいたら後ろの座席にこいつが乗ってた…」」
「日記を…読むのをやめて―――!!」
いきなり、奴良くんが叫ぶ。瞬間、紙のような何かが、視界の横を通りすぎ人形に張り付き破裂。
「浮世絵町…やはりおった。…陰陽師花開院家の名において、妖怪よ…あなたを滅します!!」
花開院さんが言い放った。本当に陰陽師さんだったんだ!人形がプスプスと音をたてる。
「お、陰陽師…だって!?花開院さん…今あなた…そう言ったんだね!?」
清継くんの言葉に、花開院さんはこくりと頷く。
「そういえば、テレビで聞いたことあるような…」
「それは、祖父の花開院秀元ですね」
「そんな有名人がなぜ…」
「この町…浮世絵町は、度々怪異に襲われると有名な街。うわさでは、妖怪の主が住むと言われているんです」
怪異、妖怪の主。その2つに身体が反応せざるおえないがこの街ってそんなに有名なんだ………他のところでもそういう噂とか多かれ少なかれあると思うのだけど………………ん?妖怪の主が住んでる??
「より多くの妖怪を封じ、そして…陰陽師の頂点に立つ花開院家の頭首を継ぐんです!」
「あ、あの花開院さ「す、すごいぞ!プロだ、プロが来たんだ!ぜひぜひ協力してくれないか!ボクには、探している妖怪がいるんだ!そのお方は…若き闇の支配者…。ボクはもう一度彼に会わなければならない!」………………」
勢いの良すぎる清継くんに言葉は遮られて、また今度ゆっくり聞こうと思い清継くんたちから視線を反らすと
「あっ」
「ガアアア!」
静かだった人形が震えだし、カナちゃんに襲いかかった。
「きゃあああ!」
「滅!」
花開院さんの声で人形は砕ける。
「封じたはずなのに…おかしいな…」
「498円…50円引き?」
「あっ!!式神と一緒にレシート飛ばしちゃったみたい…」
「「「…」」」
思わぬ可愛い?ミスに言葉がでなかった。
その後、日曜日に奴良くんの家に集合することになり、その日はお開きとなった。
「あの、私大丈夫ですから………奴良くん遠回りなんじゃ………」
「それこそ、大丈夫!樹さんは心配しないで」
「でも………」
行きもカナちゃんと来た私は、帰り道が分からずおろおろしていると奴良くんが清継くんの家から駅まで送ってくれた。奴良くんにお世話になりっぱなしのような気がする………
結局来てしまった………
「樹ちゃん、大丈夫?さっきから溜め息ばっかりついてるけど」
「だ、大丈夫。ありがとう、カナちゃん」
そんな会話の中でも清継くんのコレクションの自慢はつづく、今紹介しているのは、日本人形。
…なんだが、すごく嫌な感じが
樹人形から離れていた方がいいわよ
わかった。
そして、清継くんによる日記の音読が始まる
「ここに日記がある。読んでみよう。2月22日 引越しまであと7日…。これを機に祖母にもらった日本人形と捨てることにした…目から血のような黒っぽい…ってどぉしたリクオ―――!!」
清継くんが叫ぶので、人形の方を見ると奴良くんが人形にタックルをかましていた。奴良くん元気だなぁ………
「貴重な使用にタックルをかますな―――!!」
「はは…ごめん、聞いてたらなんか可哀想で…」
「ちょっと見せてみろ!………………全く…名誉会員から外してしまうよ」
そうしてまた日記を読み始める。
「2月24日 彼氏に言って近くの山に捨ててきてもらった。その夜彼氏から電話があった。「助けてくれ…気づいたら後ろの座席にこいつが乗ってた…」」
「日記を…読むのをやめて―――!!」
いきなり、奴良くんが叫ぶ。瞬間、紙のような何かが、視界の横を通りすぎ人形に張り付き破裂。
「浮世絵町…やはりおった。…陰陽師花開院家の名において、妖怪よ…あなたを滅します!!」
花開院さんが言い放った。本当に陰陽師さんだったんだ!人形がプスプスと音をたてる。
「お、陰陽師…だって!?花開院さん…今あなた…そう言ったんだね!?」
清継くんの言葉に、花開院さんはこくりと頷く。
「そういえば、テレビで聞いたことあるような…」
「それは、祖父の花開院秀元ですね」
「そんな有名人がなぜ…」
「この町…浮世絵町は、度々怪異に襲われると有名な街。うわさでは、妖怪の主が住むと言われているんです」
怪異、妖怪の主。その2つに身体が反応せざるおえないがこの街ってそんなに有名なんだ………他のところでもそういう噂とか多かれ少なかれあると思うのだけど………………ん?妖怪の主が住んでる??
「より多くの妖怪を封じ、そして…陰陽師の頂点に立つ花開院家の頭首を継ぐんです!」
「あ、あの花開院さ「す、すごいぞ!プロだ、プロが来たんだ!ぜひぜひ協力してくれないか!ボクには、探している妖怪がいるんだ!そのお方は…若き闇の支配者…。ボクはもう一度彼に会わなければならない!」………………」
勢いの良すぎる清継くんに言葉は遮られて、また今度ゆっくり聞こうと思い清継くんたちから視線を反らすと
「あっ」
「ガアアア!」
静かだった人形が震えだし、カナちゃんに襲いかかった。
「きゃあああ!」
「滅!」
花開院さんの声で人形は砕ける。
「封じたはずなのに…おかしいな…」
「498円…50円引き?」
「あっ!!式神と一緒にレシート飛ばしちゃったみたい…」
「「「…」」」
思わぬ可愛い?ミスに言葉がでなかった。
その後、日曜日に奴良くんの家に集合することになり、その日はお開きとなった。
「あの、私大丈夫ですから………奴良くん遠回りなんじゃ………」
「それこそ、大丈夫!樹さんは心配しないで」
「でも………」
行きもカナちゃんと来た私は、帰り道が分からずおろおろしていると奴良くんが清継くんの家から駅まで送ってくれた。奴良くんにお世話になりっぱなしのような気がする………