其ノ壱
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「樹さん!そっちの掃除よろしくね!」
「は、はい!任せてください。」
入学式から数日、私はとても充実した毎日を送っています。
カナちゃんの幼なじみの奴良くんと知り合いになり、ある話題で意気投合して今に至る
私達は、立派な人間になるために日夜頑張っています。
「まずは、女子トイレの備品補充から……」
それから、任された教室の備品補充廊下の窓拭き……最後は奴良くんと合流して校庭の草むしり
「ふぅーお疲れ様。樹さん今日も、立派な人間に一歩近づいたね!」
「お、お疲れ様です。あ、あのよかったらこれ……」
日がすっかり傾いて来たころ、すべての作業を終えて、持参のタオルで汗を拭きながら荷物を取りに教室へと向かう廊下で恒例のお菓子を奴良くんに差し出す
「わぁーいつも、ありがとね。家の皆で仲良く食べてるよ」
「……こちらこそ、ありがとう………………これからも、頑張って立派な人間を目指そうね」
「勿論!」
次の日。
登校中、カナちゃんの顔に奴良くんのカバンが当たりそうになるというハプニングがあった。
そもそも、カナちゃんは通学路が別で会うことはないのだけれど
「通学路が工事になったのかな?」
「えっ、そうなの?だから、こっちから………」
「違うわよ!工事にはなってないけど……だって、怖いんだもの!」
「怖い?」
何が怖いのだろうか?その続きを聞こうとすると、後ろから声がかかったどうやら、今日は外せない用事があるそうで掃除当番を変わってほしいとのこと、それを2つ返事で済ませた頃には
教室の前に着き入るとみんなが一か所に集まりざわざわと騒いでいた
何か、あったのかな?カナちゃんも気になった様で手を引かれながらまだ、慣れない集団の中へ飛び込むとその中心には、背の高いワカメヘアの男子生徒がいた。
ちょうど、隣にいた子に事情を聞くとどうやら妖怪話をあのワカメヘアの男の子はしているようだ。
「樹ちゃんは、妖怪っていると思う?」
「わ、私は、いると思います」
カナちゃんが、不安そうに聞いてきたのに私はいると答えた。だって、私は知っているから……そうして、男の子の話に耳を傾けていると男の子は、突然話をやめて1人の男の子に近づいた
「やあやあ、奴良くん、昔はバカにして悪かったね。僕は目覚めたんだよ……あるお方によってね」
「あるお方?」一体誰のことを指しているのだろうか?
「そう、そのお方は闇の住人にして若き支配者。ほれたんだよ!幼き頃僕を救ってくれたあの方に!!もう一度会いたいんだ!だから彼に繋がりそうな場所を探しているのさ!!」
両手を広げながら熱弁を繰り広げる男の子を見ながら、私の隣に居たカナちゃんは、「あー、あの時の……」と頷いた。
あの時?
「カナちゃんは、心当たりが、あるの?」
「うん。あのね小学校3年生の時なんだけどバス事故があってーー」
「バス事故……えっと…それで、何故その事故のことからその若きなんとかさんにつながるの?」
カナちゃんが、当時の話を聞かせてくれたが今一繋がらずに質問すると
「それはね……「そう! 今夜旧校舎に行こうと思っている!!」
男の子の声がカナちゃんの声を遮った。
そして男の子の周りから、「えぇ!?あぶないって!」と声があがる
それに、カナちゃんの意識は再び男の子に移ってしまったので、続きを聞くことはなかったが新たな単語が出てきて首をかしげる
「きゅ、旧校舎……」
「カナちゃん?」
「……っ、樹ちゃんはあの噂知らない?」
「うわさ……?」
そこで、ピンっときたホラー関係だ
「有名な雑誌にも載ってるわよ……あんなところに行くなんて」
き、気を付けないとあの場所も雑誌に載りそうな勢いだ。
右隣に来ていた奴良君がこれまたひょこっと現れた島くん?に旧校舎の記事が載った雑誌を見せられていた。
奴良君も旧校舎に何があるのか、知らなかったみたいだ。
「僕は本物の有志を募集している! さあ、みんな今夜旧校舎に行こうではないか!」
クラスメイトの皆はその言葉にザワリとざわめく。
それを見ると男の子は満足げな表情をし、次は4組だ! と言って出ていった。
その後、席に着いたカナちゃんに話しかけられる。
「ね。……リクオくん、清十字くんに名誉隊員にされてたね」
「名誉隊員!?奴良くんは、やっぱりすごいなぁ……」
「……」
と、カナちゃんは少し考え込み、私の袖をくい、とひっぱると顔を近付けた。
「ね、樹ちゃん。夜、旧校舎についてきて!!ね!!お願い!」
「えっ……わ、私!私は………」
夜に出かける……
「お、お兄ちゃんがいいって言ったら……… 」
「絶対よ!」
必死なカナちゃんに、頑張ろうと心の中で誓った
「は、はい!任せてください。」
入学式から数日、私はとても充実した毎日を送っています。
カナちゃんの幼なじみの奴良くんと知り合いになり、ある話題で意気投合して今に至る
私達は、立派な人間になるために日夜頑張っています。
「まずは、女子トイレの備品補充から……」
それから、任された教室の備品補充廊下の窓拭き……最後は奴良くんと合流して校庭の草むしり
「ふぅーお疲れ様。樹さん今日も、立派な人間に一歩近づいたね!」
「お、お疲れ様です。あ、あのよかったらこれ……」
日がすっかり傾いて来たころ、すべての作業を終えて、持参のタオルで汗を拭きながら荷物を取りに教室へと向かう廊下で恒例のお菓子を奴良くんに差し出す
「わぁーいつも、ありがとね。家の皆で仲良く食べてるよ」
「……こちらこそ、ありがとう………………これからも、頑張って立派な人間を目指そうね」
「勿論!」
次の日。
登校中、カナちゃんの顔に奴良くんのカバンが当たりそうになるというハプニングがあった。
そもそも、カナちゃんは通学路が別で会うことはないのだけれど
「通学路が工事になったのかな?」
「えっ、そうなの?だから、こっちから………」
「違うわよ!工事にはなってないけど……だって、怖いんだもの!」
「怖い?」
何が怖いのだろうか?その続きを聞こうとすると、後ろから声がかかったどうやら、今日は外せない用事があるそうで掃除当番を変わってほしいとのこと、それを2つ返事で済ませた頃には
教室の前に着き入るとみんなが一か所に集まりざわざわと騒いでいた
何か、あったのかな?カナちゃんも気になった様で手を引かれながらまだ、慣れない集団の中へ飛び込むとその中心には、背の高いワカメヘアの男子生徒がいた。
ちょうど、隣にいた子に事情を聞くとどうやら妖怪話をあのワカメヘアの男の子はしているようだ。
「樹ちゃんは、妖怪っていると思う?」
「わ、私は、いると思います」
カナちゃんが、不安そうに聞いてきたのに私はいると答えた。だって、私は知っているから……そうして、男の子の話に耳を傾けていると男の子は、突然話をやめて1人の男の子に近づいた
「やあやあ、奴良くん、昔はバカにして悪かったね。僕は目覚めたんだよ……あるお方によってね」
「あるお方?」一体誰のことを指しているのだろうか?
「そう、そのお方は闇の住人にして若き支配者。ほれたんだよ!幼き頃僕を救ってくれたあの方に!!もう一度会いたいんだ!だから彼に繋がりそうな場所を探しているのさ!!」
両手を広げながら熱弁を繰り広げる男の子を見ながら、私の隣に居たカナちゃんは、「あー、あの時の……」と頷いた。
あの時?
「カナちゃんは、心当たりが、あるの?」
「うん。あのね小学校3年生の時なんだけどバス事故があってーー」
「バス事故……えっと…それで、何故その事故のことからその若きなんとかさんにつながるの?」
カナちゃんが、当時の話を聞かせてくれたが今一繋がらずに質問すると
「それはね……「そう! 今夜旧校舎に行こうと思っている!!」
男の子の声がカナちゃんの声を遮った。
そして男の子の周りから、「えぇ!?あぶないって!」と声があがる
それに、カナちゃんの意識は再び男の子に移ってしまったので、続きを聞くことはなかったが新たな単語が出てきて首をかしげる
「きゅ、旧校舎……」
「カナちゃん?」
「……っ、樹ちゃんはあの噂知らない?」
「うわさ……?」
そこで、ピンっときたホラー関係だ
「有名な雑誌にも載ってるわよ……あんなところに行くなんて」
き、気を付けないとあの場所も雑誌に載りそうな勢いだ。
右隣に来ていた奴良君がこれまたひょこっと現れた島くん?に旧校舎の記事が載った雑誌を見せられていた。
奴良君も旧校舎に何があるのか、知らなかったみたいだ。
「僕は本物の有志を募集している! さあ、みんな今夜旧校舎に行こうではないか!」
クラスメイトの皆はその言葉にザワリとざわめく。
それを見ると男の子は満足げな表情をし、次は4組だ! と言って出ていった。
その後、席に着いたカナちゃんに話しかけられる。
「ね。……リクオくん、清十字くんに名誉隊員にされてたね」
「名誉隊員!?奴良くんは、やっぱりすごいなぁ……」
「……」
と、カナちゃんは少し考え込み、私の袖をくい、とひっぱると顔を近付けた。
「ね、樹ちゃん。夜、旧校舎についてきて!!ね!!お願い!」
「えっ……わ、私!私は………」
夜に出かける……
「お、お兄ちゃんがいいって言ったら……… 」
「絶対よ!」
必死なカナちゃんに、頑張ろうと心の中で誓った