其ノ弍
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
次の日、放課後の教室には奇妙な声が響いていた。
「う、うらやましいーーー!!」
『浮世絵町謎の大炎上!!』と書かれた新聞を片手に掲げた清継の恨み声に、カナは呆れたような視線を向ける。
「うらやましくないよ……すっごく怖かったんだから!!ね!ゆらちゃん、樹ちゃ………って樹ちゃんは今日お休みだった」
「何!?阿良々木さんが?それは、一大事だ今日はね、大事な大事な話が」
カナはそれに、ため息をつき清継から距離をとり樹ちゃん大丈夫かな?と思うそこへ、ゆらの声がかかる
「家長さん…ごめんなさい……私にもっと力があればよかったんやけど………」
謝るゆらに、カナは首をふる
「ううん、わたしたちが足手まといだったから。それに悪いのはあの旧鼠たちだと思うよ!だからゆらちゃんが謝る必要ないって」
「けど、一般人を妖怪から守るんが陰陽師の使命や。現に、阿良々木さんは体調を崩しとる」
「ゆらちゃん………今日樹ちゃんのお見舞いに行ってみようよ!今から行けば少し暗くなるぐらいに帰ってこれるだろうし」
「そ、そやな!」
「しかし、君らがピンチだからこそ彼は現れた!!」
清継が、再びその高いテンションを維持したままこちらに叫んでくる
「それでこそボクのあこがれる夜の帝王!!妖怪の主なんだー!!」
「清継くん、私達樹ちゃんのお見舞いに行くからもう、帰るね?」
「へっ、ちょ、ちょっとまちたまえ!!今日は大事な話があると「じゃあ、リクオくんに言っておいて!リクオくんたの………あれ?リクオくんは?」?さ、さぁ?そういえば今日は見てないような」
「そういや、奴良のやつもいないわね」
「ホントだ!」
「まだ、何か足りないと思っていたが、そうか奴良くんか!」
ど、どっちのお見舞いにいけばいいの!?
ガラガラ
「やっと来た・・・つらら・・・これをどーにか「やっほ!」カ・・・カナちゃん!?」
時間も時間で結局、リクオくんのお見舞いに来た私たち・・・樹ちゃんごめん
「私、お薬もらってくるね。」
「さっすが幼馴染~いいお嫁さんになれるよ。」
私が障子の前に来たところで自動的に開く障子
「お待たせ~リクオさ・・・」
なんだか、最近よく見るようになった女の子が何ともなしにお茶をもち現れた
「ハゥワ・・・家長・・・。」「及川さん!?なんでここに!」
「ははーん!!さては先にお見舞いに来たな?お茶まで持ってきて・・・気が利く娘だ。」
「ホ・・・ホホホ」
「そ・・・そーなんだよ、皆・・・ほんの十分程早く彼女は来ただけで・・・。」
なーんか怪しいー・・・
「そーですよ・・・途中までは一緒だったでしょ。」
「あー?そうだったかもな――。」
「そ、そういえば阿良々木さんは?今日は用事か何かでいないの?」
「樹ちゃんもリクオくんと同じで今日は、お休みなの。まぁ、あんなことがあったんだからしょうがないけど・・・」
もちろん今日風邪で寝込んでいるリクオくんが、昨日の事件を知るはずもない
「さぁて!!看病はさておき!!お待ちかね、ゴールデンウィークの予定を発表する!!」
「ゴ・・・ゴールデンウィーク?週末からの?」
「そうだ!!君達暇だろう!!アクティブなボクと違って!!」
お見舞いに来たのに、清継くんはまた騒ぎ始める。人様の家でましてや病人がいるのに・・・樹ちゃんの家に行かなくてよかった。
「ボクが以前からコンタクトを取っていた妖怪博士に会いに行く!!」
「え!?」「な・・・何それ―――!?合宿!?」
「場所はボクの別荘もある捩眼山!!今も妖怪伝説が数多く残る彼の地で・・・妖怪修行だ!!あ、このことは阿良々木さんにも言っておいておくれよーーーー!!」
皆からため息がこぼれた。
「う、うらやましいーーー!!」
『浮世絵町謎の大炎上!!』と書かれた新聞を片手に掲げた清継の恨み声に、カナは呆れたような視線を向ける。
「うらやましくないよ……すっごく怖かったんだから!!ね!ゆらちゃん、樹ちゃ………って樹ちゃんは今日お休みだった」
「何!?阿良々木さんが?それは、一大事だ今日はね、大事な大事な話が」
カナはそれに、ため息をつき清継から距離をとり樹ちゃん大丈夫かな?と思うそこへ、ゆらの声がかかる
「家長さん…ごめんなさい……私にもっと力があればよかったんやけど………」
謝るゆらに、カナは首をふる
「ううん、わたしたちが足手まといだったから。それに悪いのはあの旧鼠たちだと思うよ!だからゆらちゃんが謝る必要ないって」
「けど、一般人を妖怪から守るんが陰陽師の使命や。現に、阿良々木さんは体調を崩しとる」
「ゆらちゃん………今日樹ちゃんのお見舞いに行ってみようよ!今から行けば少し暗くなるぐらいに帰ってこれるだろうし」
「そ、そやな!」
「しかし、君らがピンチだからこそ彼は現れた!!」
清継が、再びその高いテンションを維持したままこちらに叫んでくる
「それでこそボクのあこがれる夜の帝王!!妖怪の主なんだー!!」
「清継くん、私達樹ちゃんのお見舞いに行くからもう、帰るね?」
「へっ、ちょ、ちょっとまちたまえ!!今日は大事な話があると「じゃあ、リクオくんに言っておいて!リクオくんたの………あれ?リクオくんは?」?さ、さぁ?そういえば今日は見てないような」
「そういや、奴良のやつもいないわね」
「ホントだ!」
「まだ、何か足りないと思っていたが、そうか奴良くんか!」
ど、どっちのお見舞いにいけばいいの!?
ガラガラ
「やっと来た・・・つらら・・・これをどーにか「やっほ!」カ・・・カナちゃん!?」
時間も時間で結局、リクオくんのお見舞いに来た私たち・・・樹ちゃんごめん
「私、お薬もらってくるね。」
「さっすが幼馴染~いいお嫁さんになれるよ。」
私が障子の前に来たところで自動的に開く障子
「お待たせ~リクオさ・・・」
なんだか、最近よく見るようになった女の子が何ともなしにお茶をもち現れた
「ハゥワ・・・家長・・・。」「及川さん!?なんでここに!」
「ははーん!!さては先にお見舞いに来たな?お茶まで持ってきて・・・気が利く娘だ。」
「ホ・・・ホホホ」
「そ・・・そーなんだよ、皆・・・ほんの十分程早く彼女は来ただけで・・・。」
なーんか怪しいー・・・
「そーですよ・・・途中までは一緒だったでしょ。」
「あー?そうだったかもな――。」
「そ、そういえば阿良々木さんは?今日は用事か何かでいないの?」
「樹ちゃんもリクオくんと同じで今日は、お休みなの。まぁ、あんなことがあったんだからしょうがないけど・・・」
もちろん今日風邪で寝込んでいるリクオくんが、昨日の事件を知るはずもない
「さぁて!!看病はさておき!!お待ちかね、ゴールデンウィークの予定を発表する!!」
「ゴ・・・ゴールデンウィーク?週末からの?」
「そうだ!!君達暇だろう!!アクティブなボクと違って!!」
お見舞いに来たのに、清継くんはまた騒ぎ始める。人様の家でましてや病人がいるのに・・・樹ちゃんの家に行かなくてよかった。
「ボクが以前からコンタクトを取っていた妖怪博士に会いに行く!!」
「え!?」「な・・・何それ―――!?合宿!?」
「場所はボクの別荘もある捩眼山!!今も妖怪伝説が数多く残る彼の地で・・・妖怪修行だ!!あ、このことは阿良々木さんにも言っておいておくれよーーーー!!」
皆からため息がこぼれた。