とある抵抗軍のなにげない日。暇を持て余したシバはふと浮かんだ疑問を近くで、本を読んでいたソロモンにぶつけた

「ねぇ、ソロモンはなんでナラを好きなの？」

「・・・・お前には関係ないだろう」

「あはは、シバずいぶん直球に聞くね！」

「いいじゃん気になるんだからさ！」

その疑問にソロモンは拒否し、アルバは直球過ぎる疑問に笑ってしまう

「やだね」

「むーーーー！ソロモンのケチ！！！」

何とか聞き出そうと食い下がるが、あっけなく断られてしまいシバは、怒ってファーランたちと話しているナラの元へといってしまった

「坊ちゃんどうしたんですか？いつもなら止まらなくなるくらいナラについて話すじゃないですか？」

「・・・・」

それを、先ほどまで笑っていたアルバにさえ疑問に思われながらもソロモンは、理由を話さなかった。


















そもそも説明しようがないのだ。誰かを愛するという感情さえ知らなかった自分が否そもそも、好きになるのに明確な理由などないのだ気づいたら好きになっていた。あぁ、これが愛することなのか？と気づいて初めて関係が変わり、お互いに手探りでここまで来たのだ

「ソロモン、シバが不貞腐れていたのだけれど何かあったの？」

「いや、なんでもねぇ。ナラは知らなくていい」

「？わかった」

「坊っちゃん、顔が赤いですよ」

「気のせいだ」

これからも、ゆっくり進んでいこう。