シンドバットと双守の王

ヴァレフォール攻略後の帰り道にて

「おい、お前はこれが何か分かるか？」

前回手に入れた不思議な玉をヴァレフォールに見せると、神妙な面持ちでヴァレフォールは口を開いた

「その中身をお前は見たのか？」

「あぁ、見た。たまたまだけどな」

「そうか……それは、未来が保存された物だ」

「！！未来を見る技術があるのか！？」

未来を見る技術ならば、あの映像はこれからの映像あるいは、その時から先の未来でこの時においては終わった映像なのか？

「………あるが、それが出
来るのはただ一人……双守の王あの方のみ」

「双守の王？」

「私に言えるのはこれまでだ。気になるのであれば後は自分で調べてみるといいだろう……」

新たなわ疑問が生まれながらも、だったら調べてやるぜ！と意気込んだのだった。








そういえば、敵だった魔導士も

「あなたは私だけではなく、あの子まで傷つけた……双守の王たるあの子を」

今までなかった落ち着きがなくなり、殺気を解放しヴァレフォールを睨み付けていた。