第1夜
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「ファーラン、オルバ。今日は早いが、ここで休むことになった。ついでに地下にいた先住の民たちに世話になるから、挨拶をしてくれ」
「わかった、ではナラ様を任せたぞ」
「あぁ」
「ふぁーさっさと行くアルよ……ソロモン、あれを見たアルか?」
しばらくして、現れたソロモンに状況を聞かされ足を進めようとしたファーランが唐突に切り出すその疑問に、ソロモンは眉を寄せながら返す
「見た」
「…………」
その一言は、気持ちを悟るのに十分だった。早く目覚めてあげるよナラ
「行くぞ、ファーラン」
「わかってるアル」
それから、一夜開ける頃にはナラは目覚め、先住の民達に挨拶をすませ、ソロモンと眠っている間の話していると、嬉しそうに飛んできたシバの話を聞いていた
「あのね、それでモモがね……」
「ずいぶんと、仲良くなったのね」
「うん!…………でも私言えなかったの………………………」
「何を?」
「モモのお父さんが死んじゃったのは、本当は私の魔法のせいだってこと…いって知られて嫌われるのが凄くこわかったの」
「…………そう」
シバは、歯を食い縛りきつく私の服の裾をにぎりながら、明るい話から一転ぽつぽつと話しだす。
「モモに知られなくても……私が私自身のことを凄く嫌いになっちゃったけれど……」
「…………………そうか」
「……………シバ」
「うん、そう。モモ……どんなはに悲しかっただろう…………」
「…………そうか。でも、俺は。昨日までは考えたことなかった狼の子供の気持ちを、そんな顔になるまで必死に想像してるおまえのことが……………好きになったけど」
「シバ。大丈夫よ、あなたがあの子達に謝りを入れる機会はこれからあるわ、きっと」
そんなシバの頭を優しく撫でる。安心させるようにまた、乗り越えるために
「…………えっ?どういうこと?」
戸惑う、シバを他所に空を仰ぐ。遥か上空辛うじて、確認できる三隻の戦艦に、地平線上から現れる無数の大群。
「正義の解放者を気取る貴様らにこのけだものどもは殺せまい?我々は浮遊戦艦からも『愚々塔』の精神破壊魔法を飛ばし、異種族どもを操ることができるのだ!!ハハハハハ!!」
「………………なんで?だって…さっきまで笑ってたじゃない。普通に暮らして普通に遊んで…ただの優しい子達なのに、なのに………………なんでこんなひどいことするの?」
「ヴルルルルルルルル!!!」
「モモ………………」
「よく見ろよ。これが、おまえのしてきたことだろ?」
「!?…………あなたたち…こうなることがわかっていたのね…どうして………!?」
「「「………………」」」
悲痛な叫びに私たちは答えず、ソロモンが言葉を返す
「なに、責めるようなカオしてやがる?これはおまえのしてきたことだろ、『塔』の上からよく見てきた光景だろ?こんなのは」
「………………違うもん!今のこれは私がやってることじゃない!!」
「おなじことやってただろ?1年か…2年か…あの部屋の中で気持ちよく……あざ笑いながら……得意になって、気持ち悪い奴らねって、あいつらの頭の中をめちゃくちゃにぶち壊してきたんだろ?」
「………………!!やめてよ!!やめてよ!!大体、極悪人はあんたらの方じゃない!!」
「なんだと?」
「だって、助け出しちゃったんだから…この世で一番悪い奴を!絶対許しちゃいけないことをした…死ぬべきだった大罪人を…この私を!!!!どうして殺さなかったのよ!?あの部屋で死ぬべきだったんだ!!それなのになんで…なんで助け出したのよ!!??」
パチン
衝動的にシバの頬を叩く
「……自分を蔑むのはやめて!貴方は生きる運命だった。それに、大罪人なのはここにいる皆同じ……」
唖然とする、シバを離し自分の杖を持ちソロモンの横へ並び、三隻の戦艦を睨む
「「「……………………」」」
「!!??」
「そう…………俺たちはあの部屋で死ぬ資格もないからさ。」
「………………えっ?」
「ただ死ぬだけでは生ぬるい。私たちには、やるべきことが残されている。命あるかぎり…」
精神破壊魔法がどうしたというの?ダビデ、貴方なら知っているはず私の得意とする魔法を………必ず救いだす
「まさか……」
「そうさ、俺たち全員…あの『塔』に力を貸して生き残っちまった…………………罪人だからさ!」
「(来たな……神をも恐れぬ冒涜者ども……神威をその身に降ろす……『神杖』の化身たちが!!!)」
「わかった、ではナラ様を任せたぞ」
「あぁ」
「ふぁーさっさと行くアルよ……ソロモン、あれを見たアルか?」
しばらくして、現れたソロモンに状況を聞かされ足を進めようとしたファーランが唐突に切り出すその疑問に、ソロモンは眉を寄せながら返す
「見た」
「…………」
その一言は、気持ちを悟るのに十分だった。早く目覚めてあげるよナラ
「行くぞ、ファーラン」
「わかってるアル」
それから、一夜開ける頃にはナラは目覚め、先住の民達に挨拶をすませ、ソロモンと眠っている間の話していると、嬉しそうに飛んできたシバの話を聞いていた
「あのね、それでモモがね……」
「ずいぶんと、仲良くなったのね」
「うん!…………でも私言えなかったの………………………」
「何を?」
「モモのお父さんが死んじゃったのは、本当は私の魔法のせいだってこと…いって知られて嫌われるのが凄くこわかったの」
「…………そう」
シバは、歯を食い縛りきつく私の服の裾をにぎりながら、明るい話から一転ぽつぽつと話しだす。
「モモに知られなくても……私が私自身のことを凄く嫌いになっちゃったけれど……」
「…………………そうか」
「……………シバ」
「うん、そう。モモ……どんなはに悲しかっただろう…………」
「…………そうか。でも、俺は。昨日までは考えたことなかった狼の子供の気持ちを、そんな顔になるまで必死に想像してるおまえのことが……………好きになったけど」
「シバ。大丈夫よ、あなたがあの子達に謝りを入れる機会はこれからあるわ、きっと」
そんなシバの頭を優しく撫でる。安心させるようにまた、乗り越えるために
「…………えっ?どういうこと?」
戸惑う、シバを他所に空を仰ぐ。遥か上空辛うじて、確認できる三隻の戦艦に、地平線上から現れる無数の大群。
「正義の解放者を気取る貴様らにこのけだものどもは殺せまい?我々は浮遊戦艦からも『愚々塔』の精神破壊魔法を飛ばし、異種族どもを操ることができるのだ!!ハハハハハ!!」
「………………なんで?だって…さっきまで笑ってたじゃない。普通に暮らして普通に遊んで…ただの優しい子達なのに、なのに………………なんでこんなひどいことするの?」
「ヴルルルルルルルル!!!」
「モモ………………」
「よく見ろよ。これが、おまえのしてきたことだろ?」
「!?…………あなたたち…こうなることがわかっていたのね…どうして………!?」
「「「………………」」」
悲痛な叫びに私たちは答えず、ソロモンが言葉を返す
「なに、責めるようなカオしてやがる?これはおまえのしてきたことだろ、『塔』の上からよく見てきた光景だろ?こんなのは」
「………………違うもん!今のこれは私がやってることじゃない!!」
「おなじことやってただろ?1年か…2年か…あの部屋の中で気持ちよく……あざ笑いながら……得意になって、気持ち悪い奴らねって、あいつらの頭の中をめちゃくちゃにぶち壊してきたんだろ?」
「………………!!やめてよ!!やめてよ!!大体、極悪人はあんたらの方じゃない!!」
「なんだと?」
「だって、助け出しちゃったんだから…この世で一番悪い奴を!絶対許しちゃいけないことをした…死ぬべきだった大罪人を…この私を!!!!どうして殺さなかったのよ!?あの部屋で死ぬべきだったんだ!!それなのになんで…なんで助け出したのよ!!??」
パチン
衝動的にシバの頬を叩く
「……自分を蔑むのはやめて!貴方は生きる運命だった。それに、大罪人なのはここにいる皆同じ……」
唖然とする、シバを離し自分の杖を持ちソロモンの横へ並び、三隻の戦艦を睨む
「「「……………………」」」
「!!??」
「そう…………俺たちはあの部屋で死ぬ資格もないからさ。」
「………………えっ?」
「ただ死ぬだけでは生ぬるい。私たちには、やるべきことが残されている。命あるかぎり…」
精神破壊魔法がどうしたというの?ダビデ、貴方なら知っているはず私の得意とする魔法を………必ず救いだす
「まさか……」
「そうさ、俺たち全員…あの『塔』に力を貸して生き残っちまった…………………罪人だからさ!」
「(来たな……神をも恐れぬ冒涜者ども……神威をその身に降ろす……『神杖』の化身たちが!!!)」