第13夜
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白龍の幼い頃。
まだ、白龍に姉 白瑛以外に2人の兄がいたころの話。
物心ついた頃から、白龍の兄 練白雄と練白連には、心に決めた相手がいたそうだ。
それが、ナラという名前の青灰色髪の女性。
だが、容姿と名前がわかっただけで、幼い白龍が彼女と会うことなどなかったと思われたが、ある日慣れた禁城の奥の奥ポツリとある庭で白龍は見たのだ、大好きな兄達の間で手を引かれるナラと思わしき女性を……
そして、そんな幼い白龍から見ても心があたたかくなる光景を見て幾日かだったその、兄達を失う事件が起こったのは……
訳もわからず、2人の兄に抱えられ炎が燃え盛る道をひたすらに何かに追われながら逃げる。
白龍は、兄に守られている為か今の所怪我はないが2人の兄は、満身創痍。いたるところから血を流しながらもその足を止めない。
「兄上」
「くっ……何としても、白龍だけはっわかっているな?白連」
「はい。いいか白龍、今から言うことを覚えておけ」
「先の父上を殺したのも、今俺たちを殺そうとしているのも同じ人物だ。」
「!?父上は、父上は・・・殺されたのですか?」
「そうだ。主犯は練玉艶だ。」
「は、母上、が?どうして?何かの間違いではっ!?」
ある程度、敵を離したのか白龍を床に降ろし幼い白龍には信じがたい真実を告げられる。
「この状況で、冗談を言うと思うか?」
「白りゅーーーっ!?ぐぁぁぁぁぁ!!!」
ワナワナと首を振る白龍。
幼い白龍のトラウマになるかもしれないと心を痛めながらも真実を告げる白雄達に、敵の手は追いついていた。
「白蓮!!……もう追いついたのか」
「失礼だな。最期の時間を設けてやったじゃないか」
「兄弟仲良く死ぬといい」
敵は、白雄達の目の前。その手に持っていた杖で、白雄達にトドメをささんと呪文を唱え、出現した炎を振りかざす、白龍はギュッと目をつむり白雄たちにしがみついたが、ドンッと強い力で突き飛ばされる。
「えっ・・・・?」
予期していない白雄たちから、突き放され目を見開いた白龍の目に映ったのは、自分たちを殺さんとする敵の顔
それは、白雄に似ていたような気がした・・・・。
そのまま、後方に座り込んだ白龍は兄たちが敵の魔法でいとも簡単に燃えていくのを見ていた。
自分に迫る火に気が付かずに・・・・
―俺たちの仇を・・・・
―ナラを頼んだぞ・・・
白龍。
まだ、白龍に姉 白瑛以外に2人の兄がいたころの話。
物心ついた頃から、白龍の兄 練白雄と練白連には、心に決めた相手がいたそうだ。
それが、ナラという名前の青灰色髪の女性。
だが、容姿と名前がわかっただけで、幼い白龍が彼女と会うことなどなかったと思われたが、ある日慣れた禁城の奥の奥ポツリとある庭で白龍は見たのだ、大好きな兄達の間で手を引かれるナラと思わしき女性を……
そして、そんな幼い白龍から見ても心があたたかくなる光景を見て幾日かだったその、兄達を失う事件が起こったのは……
訳もわからず、2人の兄に抱えられ炎が燃え盛る道をひたすらに何かに追われながら逃げる。
白龍は、兄に守られている為か今の所怪我はないが2人の兄は、満身創痍。いたるところから血を流しながらもその足を止めない。
「兄上」
「くっ……何としても、白龍だけはっわかっているな?白連」
「はい。いいか白龍、今から言うことを覚えておけ」
「先の父上を殺したのも、今俺たちを殺そうとしているのも同じ人物だ。」
「!?父上は、父上は・・・殺されたのですか?」
「そうだ。主犯は練玉艶だ。」
「は、母上、が?どうして?何かの間違いではっ!?」
ある程度、敵を離したのか白龍を床に降ろし幼い白龍には信じがたい真実を告げられる。
「この状況で、冗談を言うと思うか?」
「白りゅーーーっ!?ぐぁぁぁぁぁ!!!」
ワナワナと首を振る白龍。
幼い白龍のトラウマになるかもしれないと心を痛めながらも真実を告げる白雄達に、敵の手は追いついていた。
「白蓮!!……もう追いついたのか」
「失礼だな。最期の時間を設けてやったじゃないか」
「兄弟仲良く死ぬといい」
敵は、白雄達の目の前。その手に持っていた杖で、白雄達にトドメをささんと呪文を唱え、出現した炎を振りかざす、白龍はギュッと目をつむり白雄たちにしがみついたが、ドンッと強い力で突き飛ばされる。
「えっ・・・・?」
予期していない白雄たちから、突き放され目を見開いた白龍の目に映ったのは、自分たちを殺さんとする敵の顔
それは、白雄に似ていたような気がした・・・・。
そのまま、後方に座り込んだ白龍は兄たちが敵の魔法でいとも簡単に燃えていくのを見ていた。
自分に迫る火に気が付かずに・・・・
―俺たちの仇を・・・・
―ナラを頼んだぞ・・・
白龍。