第12夜
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「停戦協定だと!!?煌とレームと七海連合で!?」
それぞれの主が沈黙する中、動揺が走る臣下たちにさらに、アラジンは言葉を重ねる
「そうさ。今はもう僕たちで仲間割れしている場合じゃないんだ。マグノシュタットでの事件を覚えているかい?」
「マグノシュタットでの事件?」
「あぁ。あの空から降ってきた黒い化け物をナラさんと俺たちで協力して追い払ったんだよな!」
「そうさ。でもね、完全に危機が去ったわけじゃない。」
皆が死力を尽くしたあの戦いの傷跡は残っている
「?どういうことだ?アラジン。」
「『イル・イラー』が開けた『世界の穴』さ!次元を突き破ってイル・イラーが出てきた時の穴は完全には塞がっていないんだ。ね、ユナンおにいさん」
「うん。あの戦いの後、僕は一人で空を見に行ってみたんだけど・・・・・空間の歪みは完全には消えていなかった。彼女の封印魔法に一つ欠陥があったんだ。まぁそれでも、大峡谷のあるような強力な歪みよりかは塞がるのは早いだろうけれどね」
「そう。イル・イラーを封印するのに再び、お母さんがイル・イラーと同じ次元に戻る必要があるんだ」
外はソロモン王、内はユールの二重封印。どちらか片方がかけてはいけない、あれはそういう魔法なのだ。
「穴が完全に塞がっていないとどうなるんだ?」
「今度はすぐにでもイル・イラーが降りてきてしまうのさ。アル・サーメンが新しい暗黒点と依り代を作れば、もう魔装で戦うひまもなにもなく、この世界は・・・・『アルマトラン』と同じ・・・死の廃墟になるだろうね。」
お母さんもアル・サーメンにとらえられていることだし、その確率は高い
「・・・・・!!!」
「しかし、そのために三国が手を組むなどと・・・!!?」
「・・・それは名案だ。」
「シンドバットおじさん?」
先に動いたのはシンドバットおじさんだった。
「俺たちシンドリアは、かねてからアル・サーメンと戦うために力を蓄えてきたんだ。それは、アラジンやアリババくんが初めてシンドリアに来た時にも、打ち明けたとおりだ。」
「じゃあ、そのために煌帝国とも協力してくれるんだね?シンドバットおじさん」
停戦協定を支持してくれて、煌帝国ともこれからは仲良くしてくれると思ったけれど
「いや、それはどうかな。」
「!?なぜですかシンドバットさん。」
「それは・・・・煌帝国が・・・・・・・」
「・・・・!?」
「『アル・サーメン』そのもだからだ。」
意外なことにそうすんなりと行くことはなく先ほどのお母さんがいなくなった責任の追及かのごとく問う
「!!」
「!!」
「!?」
「迷宮が乱立する世界の異変、それを引き起こしているのはジュダルと組織・・・それを飼ってい元凶こそが・・・煌帝国なのではないのか!!?」
「まさか・・・・」
「まずい!この図式は・・・・・!!」
全世界対煌帝国!アル・サーメンすら利用し、この対立図式を作り上げることこそが・・・シンドバット王の狙いだというのか!?
「・・・・・・」
それぞれの主が沈黙する中、動揺が走る臣下たちにさらに、アラジンは言葉を重ねる
「そうさ。今はもう僕たちで仲間割れしている場合じゃないんだ。マグノシュタットでの事件を覚えているかい?」
「マグノシュタットでの事件?」
「あぁ。あの空から降ってきた黒い化け物をナラさんと俺たちで協力して追い払ったんだよな!」
「そうさ。でもね、完全に危機が去ったわけじゃない。」
皆が死力を尽くしたあの戦いの傷跡は残っている
「?どういうことだ?アラジン。」
「『イル・イラー』が開けた『世界の穴』さ!次元を突き破ってイル・イラーが出てきた時の穴は完全には塞がっていないんだ。ね、ユナンおにいさん」
「うん。あの戦いの後、僕は一人で空を見に行ってみたんだけど・・・・・空間の歪みは完全には消えていなかった。彼女の封印魔法に一つ欠陥があったんだ。まぁそれでも、大峡谷のあるような強力な歪みよりかは塞がるのは早いだろうけれどね」
「そう。イル・イラーを封印するのに再び、お母さんがイル・イラーと同じ次元に戻る必要があるんだ」
外はソロモン王、内はユールの二重封印。どちらか片方がかけてはいけない、あれはそういう魔法なのだ。
「穴が完全に塞がっていないとどうなるんだ?」
「今度はすぐにでもイル・イラーが降りてきてしまうのさ。アル・サーメンが新しい暗黒点と依り代を作れば、もう魔装で戦うひまもなにもなく、この世界は・・・・『アルマトラン』と同じ・・・死の廃墟になるだろうね。」
お母さんもアル・サーメンにとらえられていることだし、その確率は高い
「・・・・・!!!」
「しかし、そのために三国が手を組むなどと・・・!!?」
「・・・それは名案だ。」
「シンドバットおじさん?」
先に動いたのはシンドバットおじさんだった。
「俺たちシンドリアは、かねてからアル・サーメンと戦うために力を蓄えてきたんだ。それは、アラジンやアリババくんが初めてシンドリアに来た時にも、打ち明けたとおりだ。」
「じゃあ、そのために煌帝国とも協力してくれるんだね?シンドバットおじさん」
停戦協定を支持してくれて、煌帝国ともこれからは仲良くしてくれると思ったけれど
「いや、それはどうかな。」
「!?なぜですかシンドバットさん。」
「それは・・・・煌帝国が・・・・・・・」
「・・・・!?」
「『アル・サーメン』そのもだからだ。」
意外なことにそうすんなりと行くことはなく先ほどのお母さんがいなくなった責任の追及かのごとく問う
「!!」
「!!」
「!?」
「迷宮が乱立する世界の異変、それを引き起こしているのはジュダルと組織・・・それを飼ってい元凶こそが・・・煌帝国なのではないのか!!?」
「まさか・・・・」
「まずい!この図式は・・・・・!!」
全世界対煌帝国!アル・サーメンすら利用し、この対立図式を作り上げることこそが・・・シンドバット王の狙いだというのか!?
「・・・・・・」