アリババ君と紅炎おじさんのおかげで、依り代と黒い神との柱は途切れ、ナラお姉さんの魔法が発動し、おじさんの金属器の能力のお陰で依り代から黒いジンが作られてもそのそばから炎に焼かれ消滅する。

「っナラお姉さん！！」

魔力を限界まで使い果たした、ナラお姉さんはふらりと均衡を失い落ちていくそれを、紅明？さんが支える

「ちょっとあの女何者なの！？あんな魔法見たことないわ！」

「それに、下のマグノシュタットを消した魔法もね」

「・・・」

ブワッ

紅覇君たちの疑問に答えられないでいると、僕たちの頭上の上を無数の手が通った手が現れた方向は、依り代の方向からそしてその手の行き先は・・・・

「！？おか…ナラお姉さん！！！！」

眠るお姉さんの元。一体どうしてそちらへ依り代が？おじさんの魔法で身動きができないと思っていたのに

「炎から魔力を吸って・・・・」

球体の形から骨ばった人の形へと姿を変え、本来首の上にある頭はなく無数の手、手、手













「『依り代』はすでに『我らが父』とわずかながらに同化していたのです。まだ、ソロモンの理の中でもがくあわれな幼子にすぎませんがね。」

「えぇ、そのとおりでございます。」










「ナラさんには、触れさせねぇ！！」

アラジンより先に気づいたアリババが、依り代の行く手を阻もうと立ちふさがり、その手たちを切り落とそうと剣をふるう

「紅明、その女を離せ」

「承知しました。」

それをよそに、なにかを察した紅炎がナラを抱えている紅明に指示を飛ばす
それを聞いた、紅明が指示通り抱えていたナラを魔法により可能な限り遠くに離し、暴れる依り代を倒すべく戦略を練る