「ってこんなことしてる場合じゃない!!」

「そうだ！僕の風で『黒いジン』だけを街の外へ押し出す！！アリババ君は外へ出たジンを・・・・！杖が・・・」

再び集まってきた黒いジンに、言い合いをやめたアラジンたちはなんとか街の外へだし倒そうとするが、肝心のアラジンの杖が細い木の枝だったため簡単に折れ魔法を使うことができない

「ちゃんとした奴じゃないとダメなのか！？」

「杖がないと、ルフに命令を送る方向がかなり分散するんだ。こんな不安定なのだと・・やっぱりみんなを巻き込んじゃうかもしれない・・・！」

「ど・・・どうするんだよ！？」

焦りを示す、2人。そんな危機の中迫っていた黒いジンがふわりと視覚化されるほどの渦巻く風に拘束され次々と街の外へ運ばれていく

「パイモン！」




「マギよ。今のうちに、街の封印をします。魔力を」

それを見て、私は魔法を発動させていく

「えぇ、使って頂戴」

マギから、魔力を受け取り発動させ街の封印は完了。次は、神を再封印しなければ

「・・・ありがとう、マギよ助かりました。」

「・・・・・私は、レーム帝国のマギ　シェヘラザートです。」

「シェヘラザート、ありがとう」

先ほどまであった街が人が、消えたことに驚くアラジンたちと街の上にいる見知らぬ人たちを置いてマギ・・・シェヘラザートにお礼を言って神の近くへと飛びだった。











黒い球体は、神を守るかの様に黒いジンを作りだしていくるのを魔法で打ち倒して進んでいると

「ま、待って！ナラお姉さん！！」

「………アラジン、ごめんなさい。待ってあげられないの、早くあれを封印しないとあの世界の二の舞になってしまう」

慌てて追いかけてきたのだろうか、アラジンが１人飛んできたしかし、歩みを止めるわけにはいかない

「！！なら、僕達が依り代とあれを引き離すからお姉さんは、封印に集中して」

「わかった、とっても助かる。でも、無理してはダメ」

「うん！ありがとうお姉さん。後ね、戦いが終わったら久しぶりにお話したいなーなんて………」

「えぇ。封印が無事終わって戦いも、納まったらアラジンの話沢山聞かせて？」

私達は、それぞれの役割を果たしに別れた。あぁ、大きくなったのね愛し子。