心当たりが付かないことはないでも、今の私は彼女たちとは・・・

「どうやら、心当たりがあるようじゃな」

「私は一体どうすれば・・・」

「『魔力操作』を覚えればいい。魔力の流れを操ることができれば死ぬことはなくなる。幸いなに、大丈夫！必ず何とかしてやるでな！週に一回わしの元に来てくれるかな？」

「ありがとうございます。あの、治療代は―」

「大丈夫じゃよ！元々わしから声をかけたからの。まぁ、しいて言うならそこにいるトトの話し相手になってはくれんか？」

「お師匠！！？」

途方に暮れた私に、シャンバルさんは何とかしてくれると言ってくれた。
居住まいを正し、お礼をいい治療代を払おうとしたが断られ一緒にいた少女の話し相手になってほしいといった。

「私でよければ。よろしくお願いします、シャンバルさん、トトさん」

「俺からも、よろしく頼む」

優しいシャンバルさんにソロモンと二人で頭を下げる

「任せるでな」

「・・・トトでいい。お前たちの名前は？」

「私はナラ。彼はソロ。」























そのまま泊まるところのない私たちを、泊めてくれたシャンバルさん

「ソロ。もし私が死んだらこのままだと私は、この世界の流れに帰ることはないかもしれない」

「冗談でもそんなことをいうな。魔力操作を覚えれば死ぬことはない、そうだろ？」

「ごめんなさい・・・そうだけど、不安で」

あんなに忌まわしかった未来を視る力がこの時ばかりは使ってしまいたかった。しかし、それと同時に絶望するかのような現実が視えたとしたら私は、耐えられるの・・・？
それを受け入れる覚悟を

「いいえ、私はたとえどうなってもあなたの皆のところに帰ってくる」

絶対に、その未来を選び取る