第6夜
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やぁ!ぼくは、アラジン。
今、シンドバットおじさんの国に招かれ始まった。謝肉祭というお祭りをアリババくん達と眺めているんだ
「♪~」
そんな中一際僕の耳に響いた歌声、そちらに目を向けると思わず息を呑んだ。
「…………お母、さん?」
「おや、アラジン。ナラの歌が気になったのかな?」
静止してしまったぼくにおじさんがその視線をたどり、お姉さんの名を紡ぐ
「う、うん。綺麗な歌だなっと思って……」
「そうかそうか、ならもっと近くで聴けばいい。おーいナラ!こっちにきて歌ってくれないか!」
歌というよりは、その容姿とか雰囲気に反応してまったのだけれど、流石に自分のお母さんかも知れないなんて言えない。
そんな複雑なぼくを他所に気を使ってくれたおじさんはお姉さんを呼んでくれ、気づいたお姉さんは歌いながらこちらへやってくる
「♪~♪♪~」
そして、こちらに来たときは丁度歌い終わりかのようにぼくたちに向かって深くお辞儀をした。
「お声かけ、ありがとうございます。何かご用でしょうか?」
「いや、アラジンがえらくナラの歌が気に入ったようでね。せっかくだから、近くで聴かせてやりたくてね」
「左様でございますか。ご満足いたしましたでしょうか?アラジン様」
本当にとっても似ている、もしかして生まれかわりとか……?
優しく微笑むお姉さんに緊張しながらぼくは
「あ、あのナラお姉さんはお姉さんは……」
ぼくは、何を言うつもりなのだろうか?
「……とっても歌が上手いんだね!もっと沢山歌っておくれよ!」
「ありがとうございます。私でよければいくらでも」
再び、お姉さんは歌い始めた。おじさんは一瞬空を見て
「よかったな、アラジン!ナラは普段、夜遅くまでいないんだ」
「?どうしてだい?」
「彼女の旦那がとっても、心配性だからね」
といった。それにぼくは、驚きおじさんの方を見て思わず聞き返す
「お姉さんは、結婚してるのかい?」
「あぁ。最近っと、どうやらここまでのようだね」
いつの間にか、歌声は止まっていてかわりに口論が聞こえた
「今日は、もう少しいたいのお願い」
「……ダメだ。帰るぞ」
「お願い。少しでいいのあの子に」
「あの子?……あぁ、そういうことか」
あの子って僕のことだろうか?お姉さんたちがチラリとこちらに視線を映し、納得した黒髪のお兄さんはお姉さんの背中を押し、こちらにやってくるお姉さん
「すみませんが、時間の様なので失礼いたします。」
「仕方がないさ。今度は直々に、お願いするとしよう」
「はい。アラジン様、お詫びにこれを…… 」
「?ありがとう、お姉さん!これは何が入ってるんだい??」
「開けてからのお楽しみです。必ず1人の時にお開けください」
「分かったよ」
おじさんに挨拶をし、どこからか出した小さな包みをぼくにくれたお姉さんはお兄さんと人混みに紛れて見えなくなってしまった。
ここに住んでいるのならまた、会えるよね?ぼくは、包みを大事にしまいこみ、おじさんにお礼を言うと残りの祭を楽しんだ。
祭も終わり、おじさんのお城にあてがわれた部屋にアリババくんたちと戻り、二人が寝静まったあとぼくはナラお姉さんに貰った包みをあけた。中に入っていたのはアリババくんと入った迷宮で見たことのある確か……
「『異界の書』?違う本当の名前は『予言の書』」
お母さんの持っていたお母さんの故郷を映す装置。そこまで辿り着いてぼくは、そっとそれに手をかざす。
映しだされたのは…………ぼくだけの秘密だ。
映像が終わった予言の書を元の通り包み直し、先に持っていた予言の書と一緒に大事にしまいこんだ
今、シンドバットおじさんの国に招かれ始まった。謝肉祭というお祭りをアリババくん達と眺めているんだ
「♪~」
そんな中一際僕の耳に響いた歌声、そちらに目を向けると思わず息を呑んだ。
「…………お母、さん?」
「おや、アラジン。ナラの歌が気になったのかな?」
静止してしまったぼくにおじさんがその視線をたどり、お姉さんの名を紡ぐ
「う、うん。綺麗な歌だなっと思って……」
「そうかそうか、ならもっと近くで聴けばいい。おーいナラ!こっちにきて歌ってくれないか!」
歌というよりは、その容姿とか雰囲気に反応してまったのだけれど、流石に自分のお母さんかも知れないなんて言えない。
そんな複雑なぼくを他所に気を使ってくれたおじさんはお姉さんを呼んでくれ、気づいたお姉さんは歌いながらこちらへやってくる
「♪~♪♪~」
そして、こちらに来たときは丁度歌い終わりかのようにぼくたちに向かって深くお辞儀をした。
「お声かけ、ありがとうございます。何かご用でしょうか?」
「いや、アラジンがえらくナラの歌が気に入ったようでね。せっかくだから、近くで聴かせてやりたくてね」
「左様でございますか。ご満足いたしましたでしょうか?アラジン様」
本当にとっても似ている、もしかして生まれかわりとか……?
優しく微笑むお姉さんに緊張しながらぼくは
「あ、あのナラお姉さんはお姉さんは……」
ぼくは、何を言うつもりなのだろうか?
「……とっても歌が上手いんだね!もっと沢山歌っておくれよ!」
「ありがとうございます。私でよければいくらでも」
再び、お姉さんは歌い始めた。おじさんは一瞬空を見て
「よかったな、アラジン!ナラは普段、夜遅くまでいないんだ」
「?どうしてだい?」
「彼女の旦那がとっても、心配性だからね」
といった。それにぼくは、驚きおじさんの方を見て思わず聞き返す
「お姉さんは、結婚してるのかい?」
「あぁ。最近っと、どうやらここまでのようだね」
いつの間にか、歌声は止まっていてかわりに口論が聞こえた
「今日は、もう少しいたいのお願い」
「……ダメだ。帰るぞ」
「お願い。少しでいいのあの子に」
「あの子?……あぁ、そういうことか」
あの子って僕のことだろうか?お姉さんたちがチラリとこちらに視線を映し、納得した黒髪のお兄さんはお姉さんの背中を押し、こちらにやってくるお姉さん
「すみませんが、時間の様なので失礼いたします。」
「仕方がないさ。今度は直々に、お願いするとしよう」
「はい。アラジン様、お詫びにこれを…… 」
「?ありがとう、お姉さん!これは何が入ってるんだい??」
「開けてからのお楽しみです。必ず1人の時にお開けください」
「分かったよ」
おじさんに挨拶をし、どこからか出した小さな包みをぼくにくれたお姉さんはお兄さんと人混みに紛れて見えなくなってしまった。
ここに住んでいるのならまた、会えるよね?ぼくは、包みを大事にしまいこみ、おじさんにお礼を言うと残りの祭を楽しんだ。
祭も終わり、おじさんのお城にあてがわれた部屋にアリババくんたちと戻り、二人が寝静まったあとぼくはナラお姉さんに貰った包みをあけた。中に入っていたのはアリババくんと入った迷宮で見たことのある確か……
「『異界の書』?違う本当の名前は『予言の書』」
お母さんの持っていたお母さんの故郷を映す装置。そこまで辿り着いてぼくは、そっとそれに手をかざす。
映しだされたのは…………ぼくだけの秘密だ。
映像が終わった予言の書を元の通り包み直し、先に持っていた予言の書と一緒に大事にしまいこんだ