第5夜
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
あの日以来、ナラは頑なに外へとは出ようとはしなかった。
それは、アルバたちにとっては好都合だった。彼女が外へでるとファーランたちがついていない限りあの白いルフが彼女を感知してしまう。つまり、あの傲慢な王に彼女の存在を知らしめてしまう……
しかし、だからといって一切、外に出てほしくない訳ではない。それこそ彼女が絶対的な鎖でアルバ達に縛られたならいくら、あの王に気づかれようと彼女はもう逃げることがかなわない。
それこそが、子供だ。白雄か白蓮かどちらかと婚姻を結び子供さえ出来れば、ナラは永久にアルバ達のものだ。
「離さないわよ、ナラ?あなたは、私たちのもの」
「まさかそれを俺が許すとでも??」
「!?あ、あなたどうして、どうしてここがわかったのッッ!!!」
自室で、思考を巡らせていたアルバの後ろにその人は現れた
「ソロモン王!!!!」
充満させていた黒ルフを圧倒するかの様に沢山の白ルフを漂わせながら、確かに存在していた。
「アルバ、ナラをかえしてもらう。お前たちにナラは譲らない」
「っ…………でも、できるのかしら?ここから連れ出して一体どこへいくと言うの?どこにも逃げられないわ」
「負け惜しみはやめろ、アルバ。わかっている筈だ。今のお前たちでは、敵わないことを」
アルバは、顔を歪め。ソロモンと対峙する。今すぐに攻撃したいのは山々だがそれはできない、こんな所でもう1つの計画さえ破綻させる訳にはいかない。だが、だからといってどうして彼女を手放せようか!
「だとしても、すぐに取り返しますよ。」
「やれるものならな」
短い攻防の末。彼はアルバの前から消えた。いわずともナラの所へ向かったのだろう
「精々、逃げるといいわ。そして後で後悔すればいい……それまではさよならね、ナラ」
今日は、1人だ。ファーランたちは出かけたようで、白雄たちは勉強で忙しい。
なにもない1日部屋に唯一ある窓から空を眺める
それにしてもやけに、白ルフが多いわ。それほどの器がこの地に現れたのかしら?
「…………」
「ナラ。久しぶりだな」
「えっ?」
背中から、忘れることのない声を聞きながら抱きすくめられる
「待たせてすまなかった……さぁ、ここから出よう」
「ま、幻ではないの?夢ではないの?本当に、ソロモン……なの??」
抱きすくめられた状態から、向き合いその顔を見て泣き出しそうになりながらその名を呼ぶ
「ナラ、泣くな。」
「ごめんなさい。でも、嬉しくて…………」
「俺も嬉しい。だが、今は時間がないここから逃げないとな」
「…………行く宛はあるの?」
優しく、目元の涙声を拭われながら。ここから逃げる三打をつけるソロモン一体、どこへ逃げるというのだろうか?
「あぁ、シンドリア王国だあそこならアルバたちも迂闊に追ってこれない」
「シンドリア、王国?」
そうして、私達はシンドリア王国へ飛んだ。
それは、アルバたちにとっては好都合だった。彼女が外へでるとファーランたちがついていない限りあの白いルフが彼女を感知してしまう。つまり、あの傲慢な王に彼女の存在を知らしめてしまう……
しかし、だからといって一切、外に出てほしくない訳ではない。それこそ彼女が絶対的な鎖でアルバ達に縛られたならいくら、あの王に気づかれようと彼女はもう逃げることがかなわない。
それこそが、子供だ。白雄か白蓮かどちらかと婚姻を結び子供さえ出来れば、ナラは永久にアルバ達のものだ。
「離さないわよ、ナラ?あなたは、私たちのもの」
「まさかそれを俺が許すとでも??」
「!?あ、あなたどうして、どうしてここがわかったのッッ!!!」
自室で、思考を巡らせていたアルバの後ろにその人は現れた
「ソロモン王!!!!」
充満させていた黒ルフを圧倒するかの様に沢山の白ルフを漂わせながら、確かに存在していた。
「アルバ、ナラをかえしてもらう。お前たちにナラは譲らない」
「っ…………でも、できるのかしら?ここから連れ出して一体どこへいくと言うの?どこにも逃げられないわ」
「負け惜しみはやめろ、アルバ。わかっている筈だ。今のお前たちでは、敵わないことを」
アルバは、顔を歪め。ソロモンと対峙する。今すぐに攻撃したいのは山々だがそれはできない、こんな所でもう1つの計画さえ破綻させる訳にはいかない。だが、だからといってどうして彼女を手放せようか!
「だとしても、すぐに取り返しますよ。」
「やれるものならな」
短い攻防の末。彼はアルバの前から消えた。いわずともナラの所へ向かったのだろう
「精々、逃げるといいわ。そして後で後悔すればいい……それまではさよならね、ナラ」
今日は、1人だ。ファーランたちは出かけたようで、白雄たちは勉強で忙しい。
なにもない1日部屋に唯一ある窓から空を眺める
それにしてもやけに、白ルフが多いわ。それほどの器がこの地に現れたのかしら?
「…………」
「ナラ。久しぶりだな」
「えっ?」
背中から、忘れることのない声を聞きながら抱きすくめられる
「待たせてすまなかった……さぁ、ここから出よう」
「ま、幻ではないの?夢ではないの?本当に、ソロモン……なの??」
抱きすくめられた状態から、向き合いその顔を見て泣き出しそうになりながらその名を呼ぶ
「ナラ、泣くな。」
「ごめんなさい。でも、嬉しくて…………」
「俺も嬉しい。だが、今は時間がないここから逃げないとな」
「…………行く宛はあるの?」
優しく、目元の涙声を拭われながら。ここから逃げる三打をつけるソロモン一体、どこへ逃げるというのだろうか?
「あぁ、シンドリア王国だあそこならアルバたちも迂闊に追ってこれない」
「シンドリア、王国?」
そうして、私達はシンドリア王国へ飛んだ。