ここはどこ？
どうやらはぐれてしまったらしい、どうしよう。ここで待っていた方がいいのか、探すべきなのか…………そこで思うこのまま逃げてしまった方がせいいのではないのか？

「逃げるなら、今しかない」

周りのルフも、アルバ達の持つ黒いルフじゃないこの新しい世界を包む暖かい彼の願いがこもった白いルフ

ーナラは、ここにいてほしいアル。守るからナラ

…………逃げられない。辛いのは、私だけじゃない。もし、ここで私が逃げてしまうとファーランとの約束を違えることになる
そう思うと一歩も動けなかった

「ナラ！！」

「ファーラン、ごめんなさい。はぐれてしまって」

「そんなのいいアル！大丈夫だったアルか？変な輩に絡まれたとかなかったアルか？？あぁ、ナラ謝るのはこっちアル」

「大丈夫、大丈夫よ。ファーランは十分過ぎるぐらい、私を守ってくれているから、謝らないで」

しばらくして、息を切らしたファーランが現れワヒード達と合流したのち、与えられた部屋に帰った。

翌日

訪ねてきた二人にお返しを渡した

「白雄、白連。この前はお土産をありがとう。2人がくれたものとは、比べ物にならないけれどお返し」

「ありがとう。大事にさせてもらう」

「さっそく、つけよう！それにしてもナラ大丈夫だったか？」

「えぇ、外はそれは素晴らしかった」

喜ばれたお返し。けれど、外にいったことに関して心配そうにするので、素直に言葉を返すと安心したように次は、自分たちと行こうと提案された。

「私より、他の子を優先してあげて」

「俺は、ナラしか興味がない。」

「同じく！だから、心配するな」

「…………もう少し興味をもってあげて？きっと、いい子がいるはずよ。」

あなた達を理解してくれる人がと諭すが

「否、どれも同じだ。地位と金、自分の私利私欲を満たすため群がるやからだ。」

「なんなら、どちらかじゃなくて二人のお嫁さんになってよ」

「それは…………」

逆に、迫られてしまい言葉がつまる

「いい。何か理由があるのだろう」

「けどもう余り時間は残されていないよ？」

「………………。」

それでも、私は選べない。私が愛したのは愛するのは１人だけだから

ソロモン。