第3夜
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そうして、基地に戻り混乱する魔導士を落ち着け。ソロモンは、王を休業しナラが一人皆を導くために奮闘していたが……ナラがある日床にふせたというのもいつものナラがいた世界の未来が変わったためなのだが、今回はいつになく目覚めず。代わりに私が皆に力を借りて二人の手足になるかのように、世界を混乱に飲み込まれないように動かし始めた。
「シバ様、ユール様の護衛は私達を。ソロモン王にお目通りを」
「なりません。あなた方は王に悪意を抱いている。私の防御魔法はごまかせません。ユール様の護衛は、すでに信頼できる者に頼んでおります。必要ありせん。」
「ソロモン王にお目通りを。」
「どうか我らの陳述をお聞きいれください。」
「傲慢な王は命懸けで止めるとも、私たちは誓い合ったはずです。」
「お忘れですか?シバ様?それにユール様の護衛はやはり私たちの他に適任などいません」
あの時引いたファーラン達が、ナラを私の手からソロモンの手から引き離そうと声をあらげ対立する日々が続いた……
しかしやがて……激しくたてついていたファーラン達魔導士の一団はなりをひそめていった。表立ってソロモンや私やナラや『運命』について声を荒げることはなくなっていったのだ。
私は思ったーーーー……みんなわかってくれたのかしら?ソロモンの気持ちを……ナラは不幸になることがない、自分達でなくても守ってあげられると………………………………………………………………やっと……わかってくれたんだわ
そんなことなどどこにも確証がなかったのに……
「我らが父よ……」
「魔導士たちよ。一週間後、ここで世界再誕の式典を行う。すべての種族がソロモン王とユール様に忠誠を誓う儀式です。魔導士たちも、二人の『賢者』たちも同席するように。」
「「「仰せのままに、シバ様」」」
「私は賛同しかねます。」
今さらなんだというの?
「……アルバ?」
「式典は時期尚早です。魔導士たちはまだわだかまりを抱えています。ユール様が目覚められるのを待たれてはいかがですか?」
「いいえ、ソロモンはもう長くない王が身罷られる前に、異種族たちの心を一つにせねばならぬのです。ユール様は、近々目覚められますきっと間に合うことでしょう」
ナラは、現在隔離された塔でオルバたちによって護衛・目覚めるのを待っている状況だ。お腹の子も育つ時間を魔法で遅らせている…
「シバ様!もっと周りに目をお向けください!!同胞たちの心の叫びに耳を傾けてください!!意識のないユール様をあんなところに幽閉するのをお止めください!!」
「黙りなさいアルバ!!これは命令です!!!ユール様のことについては、誰にも口出しはさせません!!」
「ああ……シバはすっかり変わってしまったわ……どうしてこんなことに……ナラ早く目覚めて」
「アルバ……」
ソロモン……これでいいよね?これなら世界もナラも幸せにできるよね?私やりとげて見せるから……見ててねナラ……起きたらいつもの様に私の頭をなでて欲しいな
「王よ!王よ!双攻の王ソロモン王よ!双守の王ユール様!あなた方の他には志した者すらおりませぬ。このような途方もない素晴らしい夢を……」
「本当にそう思ってくれるか?ナラは、幸せか?」
「………………………………もちろん」
そうだよ。だって異種族たちはこんなに喜んでくれているじゃない。アルバたちもきっとわかってくれるはず。
ナラが、眠りにつく前私とナラとウーゴと共に『神杖』を元にしたとある魔法道具の開発をしていた。特定の魔法式が込められており魔力を送ることでそれを引き出せるというものだ。72の強力な魔法がそれぞれ金属製の神器に収められ各種族の長に配られた。これにより、各種族が平等に力を持った体制を作ったのだ。
各種族はそれぞれの自治体を築き都市を作っていった。そう、新体制はすべてが順調にすべてが進んでいるかのように見えたのだ。
「見て!ソロモンみんなが喜んでる!ナラの見せてくれた未来と同じ!これが私たちの目指していた理想郷だよね!やっぱりこれでいいんだ!ねっ、みんな!?」
なに?これ……みんなのルフが……黒く濁ってる…………
そう、水面下では深刻な事態が起きていた。
アルバと一部の魔導士たちはウーゴとは真逆の研究をしていたのだ。ルフを黒く染め戻す技術。さらにはその黒いルフから生命体を作り出す技術……どうしてあの頃、私はもっとみんなの暗く染まっていってしまう心に目を凝らせなかったんだろう……結局、必死なばかりで、目の曇ってしまった私のせい。そして、その日がやって来た。
「ソロモン王の命のが尽きようとしている。これより王は、ユール様と最期の時を過ごされる」
「王よ……」
「大変ですシバ様、魔導士たちが……魔導士たちがユール様を拐い反乱を!!!」
「シバ様、ユール様の護衛は私達を。ソロモン王にお目通りを」
「なりません。あなた方は王に悪意を抱いている。私の防御魔法はごまかせません。ユール様の護衛は、すでに信頼できる者に頼んでおります。必要ありせん。」
「ソロモン王にお目通りを。」
「どうか我らの陳述をお聞きいれください。」
「傲慢な王は命懸けで止めるとも、私たちは誓い合ったはずです。」
「お忘れですか?シバ様?それにユール様の護衛はやはり私たちの他に適任などいません」
あの時引いたファーラン達が、ナラを私の手からソロモンの手から引き離そうと声をあらげ対立する日々が続いた……
しかしやがて……激しくたてついていたファーラン達魔導士の一団はなりをひそめていった。表立ってソロモンや私やナラや『運命』について声を荒げることはなくなっていったのだ。
私は思ったーーーー……みんなわかってくれたのかしら?ソロモンの気持ちを……ナラは不幸になることがない、自分達でなくても守ってあげられると………………………………………………………………やっと……わかってくれたんだわ
そんなことなどどこにも確証がなかったのに……
「我らが父よ……」
「魔導士たちよ。一週間後、ここで世界再誕の式典を行う。すべての種族がソロモン王とユール様に忠誠を誓う儀式です。魔導士たちも、二人の『賢者』たちも同席するように。」
「「「仰せのままに、シバ様」」」
「私は賛同しかねます。」
今さらなんだというの?
「……アルバ?」
「式典は時期尚早です。魔導士たちはまだわだかまりを抱えています。ユール様が目覚められるのを待たれてはいかがですか?」
「いいえ、ソロモンはもう長くない王が身罷られる前に、異種族たちの心を一つにせねばならぬのです。ユール様は、近々目覚められますきっと間に合うことでしょう」
ナラは、現在隔離された塔でオルバたちによって護衛・目覚めるのを待っている状況だ。お腹の子も育つ時間を魔法で遅らせている…
「シバ様!もっと周りに目をお向けください!!同胞たちの心の叫びに耳を傾けてください!!意識のないユール様をあんなところに幽閉するのをお止めください!!」
「黙りなさいアルバ!!これは命令です!!!ユール様のことについては、誰にも口出しはさせません!!」
「ああ……シバはすっかり変わってしまったわ……どうしてこんなことに……ナラ早く目覚めて」
「アルバ……」
ソロモン……これでいいよね?これなら世界もナラも幸せにできるよね?私やりとげて見せるから……見ててねナラ……起きたらいつもの様に私の頭をなでて欲しいな
「王よ!王よ!双攻の王ソロモン王よ!双守の王ユール様!あなた方の他には志した者すらおりませぬ。このような途方もない素晴らしい夢を……」
「本当にそう思ってくれるか?ナラは、幸せか?」
「………………………………もちろん」
そうだよ。だって異種族たちはこんなに喜んでくれているじゃない。アルバたちもきっとわかってくれるはず。
ナラが、眠りにつく前私とナラとウーゴと共に『神杖』を元にしたとある魔法道具の開発をしていた。特定の魔法式が込められており魔力を送ることでそれを引き出せるというものだ。72の強力な魔法がそれぞれ金属製の神器に収められ各種族の長に配られた。これにより、各種族が平等に力を持った体制を作ったのだ。
各種族はそれぞれの自治体を築き都市を作っていった。そう、新体制はすべてが順調にすべてが進んでいるかのように見えたのだ。
「見て!ソロモンみんなが喜んでる!ナラの見せてくれた未来と同じ!これが私たちの目指していた理想郷だよね!やっぱりこれでいいんだ!ねっ、みんな!?」
なに?これ……みんなのルフが……黒く濁ってる…………
そう、水面下では深刻な事態が起きていた。
アルバと一部の魔導士たちはウーゴとは真逆の研究をしていたのだ。ルフを黒く染め戻す技術。さらにはその黒いルフから生命体を作り出す技術……どうしてあの頃、私はもっとみんなの暗く染まっていってしまう心に目を凝らせなかったんだろう……結局、必死なばかりで、目の曇ってしまった私のせい。そして、その日がやって来た。
「ソロモン王の命のが尽きようとしている。これより王は、ユール様と最期の時を過ごされる」
「王よ……」
「大変ですシバ様、魔導士たちが……魔導士たちがユール様を拐い反乱を!!!」