第2夜
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こちらも、ついに大きな決断の時がきた…………もう、この状況を覆すことはできない
「ソロモン様!!」「ユール様!!」
「ソロモン様、ユール様!!あなた方どちらかが頂点に立って頂かねば!」
「ソロモン様!!あなた様は魔導士の王たるダビデ老の子もともと王になるべく生まれついたお方でございましょう!!?」
「ユール様!!あなた様は神の導きをを詠むことのできる神子であらせられるならば、十分に皆を導いて行けるはずでございましょう!!?」
「もはや限界です!!種族間の違いに起因する争いが絶えません……これをおさめるには……どの異種族にも神の代行者或は聖女と崇められているあなた様たちのどちらかが、支配者として君臨して頂く以外にありません!!」
そんなことない。彼はただ平等な世界に憧れて今も夢見ているだけなのに……
「イル・イラーは天空の神なのだ!ならば、天空に住まう我々有翼種族がもっとも神の使徒にふさわしい!神の導きを詠む聖女ユール様や神の代行者ソロモン様に仕えるべきは我々なのだ!」
「違う!!800年前神は人間を選んだのだ!神の化身たるソロモン様とユール様に近しい姿をしている我々こそが正しいのだ!二本の腕と二本の脚を持たぬ種族は獣と変わらぬ!とって食ってしまおうか!」
「なんだと!」
「ソロモン様、ユール様!皆が、あなた様方と同じように正しく生きられるとは思わないでください!!なれど、あなた様方どちらかの足元でならば、私たちは皆平等に肩を並べて生きることができます!!」
どちらかが頂点に……もう、答えは決まっていた。私は、彼を守る!沈黙してしまうソロモンをちらりと見て、一歩前にでる……
かつて、時詠みの巫女であり一国を築いた違うユールを思いだしながら
「(あのユールもこんな感じだったのかな?)…………どちらかでいいのであれば、私たちが目指す未来の世界に、王者が必要だと言うのならば…………私が上に立ちます。だから、争いを今すぐに止めてこれからはすべての者が持てるすべての力で今度こそ、平等の世界をつくりましょう。」
「否、ナラ1人では役不足……かといって俺もまだまだ未熟だ。だから二人でお前たちの上に立とう!!」
『はい!!』
「二人ならきっと大丈夫だよね………」
「それに、私達もいる。ソロモンがなりたくなかった父親ダビデ老とは違う形なのだから」
「うん。万が一ソロモン達が道を踏み外しても俺たちが命がけであいつらを止める。それでいいじゃねーか」
皆が喜ぶ中シバたちは、心配そうにしナラは、ソロモンに連れられこの場を後にしていた
「なんで、なんでこんな……無理をした!!あのまま俺が黙っていればお前は1人あの重圧を背負うつもりだったのか?」
「そうよ……例え私がどうなろうとあなたを守りたかった、ソロモンには自由に生きてほしかったから!!」
「だらかといって、ナラが自由じゃなければ意味がないだろう!!」
二人の部屋に戻ったとたんに、せきをきったかのように、お互いが思いを言い合う
「わかってる!でも、それはソロモンも同じことが言える。」
「あぁ、だからどちらかではなく二人にしたんだ!!頼むから1人でいこうとしないでくれ」
「そう、そうね…ごめんなさい、ごめんなさいソロモン……これからはちゃんと、皆を頼るわだから、二人で頑張ろう。私はこのまま守りに力を入れるだから、ソロモンは今まで通り作戦を続けて?」
「あぁ、そうだな。ナラも守りは頼んだ」
結局二人とも、必死だったのだ。大切なものを守ろうと互いに動いていただけなのだ……
翌日ー
盛大な式典が行われ、内乱はおさまっり。
最終決戦へ向けて日々準備が整えられていく
「やぁ皆!えーと、お呼び立てしてもうしわけなく……」
「わかった、わかった」
「すごい発見したからってみんなをおまえのカビ臭い研究室に呼び立てておいて何事だ?ウーゴ」
「そうアル!さっさと喋るアル!ナラのお腹の子に悪影響アル!」
「ファーラン、大丈夫だから」
「ごめんよ……すぐ終わるからさ!実は例の『ルフ』の研究が進んだから、そろそろ幹部のみんなにお披露目しようかと思ってね!」
「ってことなんだけど……」
「「「へー」」」
「すっげー興味なさそう。」
「んで?この誰の目にも見えねぇおまえの妄想みて~なルフは、なんの役に立つんだ?」
「きっと役にたつよ!これは史上誰も手をつけたことのない未知のエネルギーなんだよ!?大金脈だよ!たぶん!でも一つ問題が……別次元のエネルギーを使うのはとても難しいことなんだ。ズレた次元を引き寄せるには多くの魔力と技術がいる。仮にこの世界中のルフを利用するとすれば……『神』の力全部ぐらいの莫大なエネルギーが必要だろうね」
「そりゃあ無理だないくら俺や親父でも」
「ソロモンやダビデ老がだめならこの世の魔導士では無理ね」
「チクショー。あと、これは余談なんだけど……ルフにはとても面白い特性があるんだよ。」
「面白い特性って?」
「うん。ルフっていうのはね……『平等』なんだ全部!どんな精神が宿るかの差はあれど、記録媒体であるルフ自体は皆同じ…………鱗狼族も、豹頭族も、馬人族も……いぬも豚ももちろん魔導士も!生まれながらにすべての種族が平等に共有するもの……それこそが……ルフなんだ!」
「ソロモン、どうしたの?」
「いや、なんでもねぇ。ウーゴ、おまえはルフの研究を続けてくれ!」
「わかったよ!」
この時、『ルフ』が本当はどんなものなのかまだ誰1人わからずに、このあと、私たちはダビデ老との最終決戦の時を迎えるのでした。
「ソロモン様!!」「ユール様!!」
「ソロモン様、ユール様!!あなた方どちらかが頂点に立って頂かねば!」
「ソロモン様!!あなた様は魔導士の王たるダビデ老の子もともと王になるべく生まれついたお方でございましょう!!?」
「ユール様!!あなた様は神の導きをを詠むことのできる神子であらせられるならば、十分に皆を導いて行けるはずでございましょう!!?」
「もはや限界です!!種族間の違いに起因する争いが絶えません……これをおさめるには……どの異種族にも神の代行者或は聖女と崇められているあなた様たちのどちらかが、支配者として君臨して頂く以外にありません!!」
そんなことない。彼はただ平等な世界に憧れて今も夢見ているだけなのに……
「イル・イラーは天空の神なのだ!ならば、天空に住まう我々有翼種族がもっとも神の使徒にふさわしい!神の導きを詠む聖女ユール様や神の代行者ソロモン様に仕えるべきは我々なのだ!」
「違う!!800年前神は人間を選んだのだ!神の化身たるソロモン様とユール様に近しい姿をしている我々こそが正しいのだ!二本の腕と二本の脚を持たぬ種族は獣と変わらぬ!とって食ってしまおうか!」
「なんだと!」
「ソロモン様、ユール様!皆が、あなた様方と同じように正しく生きられるとは思わないでください!!なれど、あなた様方どちらかの足元でならば、私たちは皆平等に肩を並べて生きることができます!!」
どちらかが頂点に……もう、答えは決まっていた。私は、彼を守る!沈黙してしまうソロモンをちらりと見て、一歩前にでる……
かつて、時詠みの巫女であり一国を築いた違うユールを思いだしながら
「(あのユールもこんな感じだったのかな?)…………どちらかでいいのであれば、私たちが目指す未来の世界に、王者が必要だと言うのならば…………私が上に立ちます。だから、争いを今すぐに止めてこれからはすべての者が持てるすべての力で今度こそ、平等の世界をつくりましょう。」
「否、ナラ1人では役不足……かといって俺もまだまだ未熟だ。だから二人でお前たちの上に立とう!!」
『はい!!』
「二人ならきっと大丈夫だよね………」
「それに、私達もいる。ソロモンがなりたくなかった父親ダビデ老とは違う形なのだから」
「うん。万が一ソロモン達が道を踏み外しても俺たちが命がけであいつらを止める。それでいいじゃねーか」
皆が喜ぶ中シバたちは、心配そうにしナラは、ソロモンに連れられこの場を後にしていた
「なんで、なんでこんな……無理をした!!あのまま俺が黙っていればお前は1人あの重圧を背負うつもりだったのか?」
「そうよ……例え私がどうなろうとあなたを守りたかった、ソロモンには自由に生きてほしかったから!!」
「だらかといって、ナラが自由じゃなければ意味がないだろう!!」
二人の部屋に戻ったとたんに、せきをきったかのように、お互いが思いを言い合う
「わかってる!でも、それはソロモンも同じことが言える。」
「あぁ、だからどちらかではなく二人にしたんだ!!頼むから1人でいこうとしないでくれ」
「そう、そうね…ごめんなさい、ごめんなさいソロモン……これからはちゃんと、皆を頼るわだから、二人で頑張ろう。私はこのまま守りに力を入れるだから、ソロモンは今まで通り作戦を続けて?」
「あぁ、そうだな。ナラも守りは頼んだ」
結局二人とも、必死だったのだ。大切なものを守ろうと互いに動いていただけなのだ……
翌日ー
盛大な式典が行われ、内乱はおさまっり。
最終決戦へ向けて日々準備が整えられていく
「やぁ皆!えーと、お呼び立てしてもうしわけなく……」
「わかった、わかった」
「すごい発見したからってみんなをおまえのカビ臭い研究室に呼び立てておいて何事だ?ウーゴ」
「そうアル!さっさと喋るアル!ナラのお腹の子に悪影響アル!」
「ファーラン、大丈夫だから」
「ごめんよ……すぐ終わるからさ!実は例の『ルフ』の研究が進んだから、そろそろ幹部のみんなにお披露目しようかと思ってね!」
「ってことなんだけど……」
「「「へー」」」
「すっげー興味なさそう。」
「んで?この誰の目にも見えねぇおまえの妄想みて~なルフは、なんの役に立つんだ?」
「きっと役にたつよ!これは史上誰も手をつけたことのない未知のエネルギーなんだよ!?大金脈だよ!たぶん!でも一つ問題が……別次元のエネルギーを使うのはとても難しいことなんだ。ズレた次元を引き寄せるには多くの魔力と技術がいる。仮にこの世界中のルフを利用するとすれば……『神』の力全部ぐらいの莫大なエネルギーが必要だろうね」
「そりゃあ無理だないくら俺や親父でも」
「ソロモンやダビデ老がだめならこの世の魔導士では無理ね」
「チクショー。あと、これは余談なんだけど……ルフにはとても面白い特性があるんだよ。」
「面白い特性って?」
「うん。ルフっていうのはね……『平等』なんだ全部!どんな精神が宿るかの差はあれど、記録媒体であるルフ自体は皆同じ…………鱗狼族も、豹頭族も、馬人族も……いぬも豚ももちろん魔導士も!生まれながらにすべての種族が平等に共有するもの……それこそが……ルフなんだ!」
「ソロモン、どうしたの?」
「いや、なんでもねぇ。ウーゴ、おまえはルフの研究を続けてくれ!」
「わかったよ!」
この時、『ルフ』が本当はどんなものなのかまだ誰1人わからずに、このあと、私たちはダビデ老との最終決戦の時を迎えるのでした。