第2夜
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あれから、三か月。
互いの中が一層深くなったソロモンとナラ。
「さすが、ナラだよねー」
「ウーゴもいい年なんだからそろそろいい人見つけなよ。」
「え……?俺はもういいんだ。青春がなくても魔法科学があるから」
「似たような女はおらんかのぉ」
「いねーよ、こんなオタク女。」
ただ、あの後は酷かった……糸が切れた人形のように倒れるナラに酷く取り乱したソロモン。彼女は、この世界の未来さえ見える……ただし自分の命を削って。
「まぁいいことじゃないか!このままおめでたにならないかなぁー」
「それは、気が早いんじゃ……」
「ごめん。何しろ近頃暗い話題ばかりだから……」
「そうだね」
「「「…………………」」」
異種族の争いは後を絶たなかった。異種族たちがそれぞれバラバラに一部の魔導士たちに煽動されてしまうのがまずかった。
『抵抗軍』が異種族解放を進め、みんな自由になっていくのに……皮肉にもそれに比例するように内部の分裂はいよいよ激しさを増していった。
異種族たちは同じ『絶縁結界』の中で争った。または『絶縁結界』ごとに対立して国境を構え睨みあった。中には自治区の独立を宣言する者たちまで現れた!そんなことがずっと続き、異種族たちもそして魔導士たちも疲れ切ってしまったんだ……
「ソロモン様、ユール様裏切り者には死をお与えください!」
「そうです。もっと厳しい処罰をお与えください!」
「巨大な集団には強い指導者が必要なのです!そう、かつてのダビデ老のような……ひいっ!」
「も、申し訳ありません!しかし、決起から13年……すでにほぼすべての種族が『塔』から解放されました。我々は自由になってしまった……自由だからこそ、絶対的な王者が必要なのです。ソロモン王、聖女ユール様……」
「「「………………」」」
「俺を王と呼ぶな。それに、ナラは聖女でもなければ、ユールでもない。俺たちは王を頂かない平等な共同体を志していたはずだ?お前たちは忘れてしまったようだが?そのように、俺たちに向かって地に額をこすりつけるのが望みならばな」
「ソロモン様……異種族どもに神と等しく崇められているあのお方か、ユール様が頂点に君臨するしかもはや混乱をしずめる術などないではないか!しかし、お二人ともそのつもりはない……無欲といえば聞こえはいいが……」
「平等な世界など不可能だったのではないか?」
「おい、滅多なことを言うな……」
「ソロモン、あなたはそのままでいて?あなたは間違っていない」
彼は私が守る。私がどうなろうと……皆の視線から遠ざけるように彼を胸に閉じ込めた
「ソロモン、ナラ」
それを、心配そうにウーゴとシバが見つめた
さらに、3ヶ月後ー
「皆に報告がある」
「「「子供できたの!!!?」」」
「すごくない?今時魔法を使わず自然妊娠なんて………というか、あのナラがね」
「アハハ、二人とも若いからねぇ。まぁ、ナラことに関しては私とシバ、ファーランが少しずつ教えたんだ!大変だったんだよ」
ソロモンとナラの間についに新しい命が宿った
少し前まで、赤ちゃんはコウノトリが運んでくるといっていた彼女がよく頑張ったと思う。皆に喜びが広がる
「うん、うん。」
「これからは、ナラは作戦を離れる」
「だからってゆっくり、するつもりはない。基地の守りはこれからは私と私の仲間が担うことにしたわ」
安全に赤ちゃんを産むために、作戦を、抜けることになった。ナラだが、不安がなくもないそう、今だに内乱は落ち着いておらずナラも日々狙われているといいのも、ソロモンの無実を証明するために見せた力が原因である。妊娠のことは伏せていた方がいいかも知れない……
「それは、心強いアル!でも、ナラは無理しちゃダメアルよ!!」
「そうだよ、生まれてくる命のために無理だけはしちゃダメだよ」
「うん。わかってる、ソロモンにも口酸っぱくいわれたから」
「アハハ、うちのテスが四歳だから、ナラの子が生まれたらおにいちゃんアル」
「えー、僕がおにいちゃん!?僕、女の子がいいな!でも、僕が将来けっこんするのはママだよ!」
「なんじゃと!?」
ナラの見せた希望は大きい、あんな未来になるように……祈って
「神よ、お導きください。この子らとこの世界の未来に……光があふれますように……」
「ところでその子の名前はどうするの?」
「考え中よ。」
「はい、はーい!!じゃあ、私が考えてもいい?」
互いの中が一層深くなったソロモンとナラ。
「さすが、ナラだよねー」
「ウーゴもいい年なんだからそろそろいい人見つけなよ。」
「え……?俺はもういいんだ。青春がなくても魔法科学があるから」
「似たような女はおらんかのぉ」
「いねーよ、こんなオタク女。」
ただ、あの後は酷かった……糸が切れた人形のように倒れるナラに酷く取り乱したソロモン。彼女は、この世界の未来さえ見える……ただし自分の命を削って。
「まぁいいことじゃないか!このままおめでたにならないかなぁー」
「それは、気が早いんじゃ……」
「ごめん。何しろ近頃暗い話題ばかりだから……」
「そうだね」
「「「…………………」」」
異種族の争いは後を絶たなかった。異種族たちがそれぞれバラバラに一部の魔導士たちに煽動されてしまうのがまずかった。
『抵抗軍』が異種族解放を進め、みんな自由になっていくのに……皮肉にもそれに比例するように内部の分裂はいよいよ激しさを増していった。
異種族たちは同じ『絶縁結界』の中で争った。または『絶縁結界』ごとに対立して国境を構え睨みあった。中には自治区の独立を宣言する者たちまで現れた!そんなことがずっと続き、異種族たちもそして魔導士たちも疲れ切ってしまったんだ……
「ソロモン様、ユール様裏切り者には死をお与えください!」
「そうです。もっと厳しい処罰をお与えください!」
「巨大な集団には強い指導者が必要なのです!そう、かつてのダビデ老のような……ひいっ!」
「も、申し訳ありません!しかし、決起から13年……すでにほぼすべての種族が『塔』から解放されました。我々は自由になってしまった……自由だからこそ、絶対的な王者が必要なのです。ソロモン王、聖女ユール様……」
「「「………………」」」
「俺を王と呼ぶな。それに、ナラは聖女でもなければ、ユールでもない。俺たちは王を頂かない平等な共同体を志していたはずだ?お前たちは忘れてしまったようだが?そのように、俺たちに向かって地に額をこすりつけるのが望みならばな」
「ソロモン様……異種族どもに神と等しく崇められているあのお方か、ユール様が頂点に君臨するしかもはや混乱をしずめる術などないではないか!しかし、お二人ともそのつもりはない……無欲といえば聞こえはいいが……」
「平等な世界など不可能だったのではないか?」
「おい、滅多なことを言うな……」
「ソロモン、あなたはそのままでいて?あなたは間違っていない」
彼は私が守る。私がどうなろうと……皆の視線から遠ざけるように彼を胸に閉じ込めた
「ソロモン、ナラ」
それを、心配そうにウーゴとシバが見つめた
さらに、3ヶ月後ー
「皆に報告がある」
「「「子供できたの!!!?」」」
「すごくない?今時魔法を使わず自然妊娠なんて………というか、あのナラがね」
「アハハ、二人とも若いからねぇ。まぁ、ナラことに関しては私とシバ、ファーランが少しずつ教えたんだ!大変だったんだよ」
ソロモンとナラの間についに新しい命が宿った
少し前まで、赤ちゃんはコウノトリが運んでくるといっていた彼女がよく頑張ったと思う。皆に喜びが広がる
「うん、うん。」
「これからは、ナラは作戦を離れる」
「だからってゆっくり、するつもりはない。基地の守りはこれからは私と私の仲間が担うことにしたわ」
安全に赤ちゃんを産むために、作戦を、抜けることになった。ナラだが、不安がなくもないそう、今だに内乱は落ち着いておらずナラも日々狙われているといいのも、ソロモンの無実を証明するために見せた力が原因である。妊娠のことは伏せていた方がいいかも知れない……
「それは、心強いアル!でも、ナラは無理しちゃダメアルよ!!」
「そうだよ、生まれてくる命のために無理だけはしちゃダメだよ」
「うん。わかってる、ソロモンにも口酸っぱくいわれたから」
「アハハ、うちのテスが四歳だから、ナラの子が生まれたらおにいちゃんアル」
「えー、僕がおにいちゃん!?僕、女の子がいいな!でも、僕が将来けっこんするのはママだよ!」
「なんじゃと!?」
ナラの見せた希望は大きい、あんな未来になるように……祈って
「神よ、お導きください。この子らとこの世界の未来に……光があふれますように……」
「ところでその子の名前はどうするの?」
「考え中よ。」
「はい、はーい!!じゃあ、私が考えてもいい?」