第2章 動き出す
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正午を少しすぎた頃、小さな島に到着した。
山を中心に、囲むようにぐるりと街並みが広がっている。半日ほどあれば島の外周を一周できるだろう。
季節は秋島の秋。
山の中腹あたりから、白い煙のようなものが立ち昇っている。
ほんのり香ってくる、変な匂い。
この島に名前はない。
皆、こう呼んでいる。
"温泉島"と。